吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

日常の”暮らしや自然”と漢字の由来を遊ぶ小話

2023年01月28日 | Weblog

英語や独・仏語、スペイン・インド語や他の欧米系の口語や文字などについて、全くズブシロの私。しかも、自国 日本で使われている言葉や文字についての無知も それ以上。そんな自分の”いい加減や適当”エッセイを以下 お赦しください。

ふだん何気なく使っている会話言葉や交流(文章)用文語。「あいうえお」(五十音)×2(平仮名&片仮名)の100文字や漢字(3,000文字/常用漢字+人名漢字)に、方言や古語や造語などを加えて交流する。日常よく使う常用漢字は約2,000字なのだが、人名用漢字が約860字もあるのだという。

ふだんよく使われる”常用漢字”は、私たちの日々の暮らしや身の回りや見聞きする”モノやコト”と自然などから由来して出来ている。たとえば、ふだんの食べ物や米、肉、魚など。魚(さかな、ウオ)を部首にする漢字は244字。住や衣服などから 木(き、モク)を部首にする漢字が(木へんの文字309字を含め)374字。糸(いと、シ)を部首にする漢字が(糸へんの文字164字も含め)190字などある。

同じ読み方でも、「多くの異なる文字があったり」「意味が違ったりする」文字が多くある。魚(さかな、うお、ギョ)でも、一文字(魚)なら「さかな、うお、ギョ」だが、二つ並べると「うお、セン、ソ」で、三つ合わせると「ざこやセン」になり、四つ合わせると「ギョウ」や魚の群れを云うようになる(「木」が二つで林や三つで森と同じ)。

また、糸(いと、シ)を部首にする漢字も190字ある。うち、糸へんの漢字は164字と多い。”糸をつむぐ”の「つむぐ」という漢字も、紡(ぐ)・紬・綛などいろいろある。この”綛ぐ”は、よく使われる”訓読み”で「かせ」という。”紡いだ糸を巻き取る工字形の道具(糸枠)”のことだが、木(かせ木)で出来ているので 桛(かせ)とも書く。

よく名前の姓にも使われる(訓読みの)「かせ」で、綛・䋆・絈などは皆「かせ」と読み、すべて「紡いだ糸を巻き取る」道具のことだ。蛇足だが ほかに、絡(からむ)、絣・緕(かすり)、結(むすぶ)、絞(しぼる)、絆(きずな)など、糸へんの漢字は多彩。

 

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初春を祝う黄花”福寿草”と赤い実花”千両・万両”の閑話

2023年01月26日 | Weblog

四季春の花といえば、梅・桃・桜などの薄赤や白い花の木花が想起されるだろうが、初春や新春の祝い花に、このような木花はイメージされない。

正月や新春といえば先ずは「福寿草」。元日草や朔日草(ついたちそう)とも呼ばれる”めでたい”名前の福寿草。花は黄(黄金)色。正月ごろの黄色い花といえば、蝋梅を想起する人も多いかも知れない。初春ごろに蝋(ロウ)でコーティングしたような質感の淡い黄金色の花を咲かせる落葉低木。

だが、正月の祝い花といえば福寿草。キンポウゲ科の多年草の山野草で ”春を告げる”黄金色の祝い花。九州から北海道まで日本全国に分布する”春植物”の花。関東あたりの露地だと、1月から3月あたりにかけて花が咲く。夏に入るころ枯れる。

祝い花は何も、黄色や黄金色の花だけではない。新春の”めでたい”縁起がいいとされる ”赤い実”花の草花もある。家々の門場脇や庭先などにも植栽されている赤い実を房状に咲かせている南天(ナンテン)や、正月の飾り花として重宝される常緑小低木の千両や万両がある。

この千両(センリョウ)と万両(マンリョウ)、似ていて区別が分からないという人も多い。千両は センリョウ科、万両は サクラソウ科と全くの別種植物。「葉の上に実がまとまってつく」のが千両。「葉の下に実がぶら下がるようにつく」のが万両。鉢や庭先などに植栽されたものも多いが、もともと東アジアや日本全国の常緑樹林などに自生する。

(了)

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「〇〇しい」など、いろいろ面白い日本語の探し歩きのすすめ。

2023年01月25日 | Weblog

私たち日本人は 日本語で会話し、モノを書く。ABC(26音字)の代りに”あいうえお”(50音字)を平仮名で書いたり片仮名で書いたりする。加えて、漢字を音訓で使う。意味や表現がいろいろ。それに方言や伝統語や新語などもあり、ときどき誤認や誤解が介在する。

モノの名前や漢字を二つ並べて「〇〇しい」などにすると、モノや単漢字と意味が違ったりもする。「親しいや恭しい、寂しいや忙しい、愛らしいや美味しい」など、心情や情況を形容する”〇〇しい”言葉も多い。モノ(言葉)を重ねると、意味がモノでなく情況になったりする。”物々しい=重々しい” や ”水々しい=瑞々しい”および ”角々しい=仰々しい”や”毒々しい=烈しい” など。

昔は ”憎々しい”と言っていたのに、今 ”肉々しい”ともいうように言葉文字が変わったりもする。はっきり分かる嘘を“白々しい”というが、中身のない嘘を”空々しい”などという。どちらも「言動がわざとらしい」様が共通。また、”新鮮、若々しい、生き生きした”とか”取り立て”などで使う言葉の ”瑞々しい” が、今は”水々しい”とも言う。”瑞”が常用漢字にないから らしい。”水っぽい” 世の中になった。

”愛らしい と愛々しい”や ”雄々しい と男々しい”や ”女々しい と 弱々しい” や ”痛々しい と意地らしい” や”花々しい=華々しい”など、微妙に意味やニュアンスが違う言葉もある。他にも”荒々しい、軽々しい、生々しい”など、色々ある「○○しい」言葉を想起したり辞書で検索したりして 楽しんでください。

( 了)

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いま話題の代替(タンパク)肉から”人類と地球”のよい関係考の雑話

2023年01月24日 | Weblog

地球上で人類が暮らすようになって2000年前後の間、ともに地球上に生育する動物たちは何かにつけ 人間たちの役に立って来た。とくに家畜動物。牛や豚や鶏たちは人々のタンパク源食肉になったり、農作の肥料になったり、労働の手助けや運搬をしたりして、人間生活を支えた。

その代表”牛”は、限られた地球資源の水や土地(放牧地他)を 大量に使用すると批判されたりする。加えて、牛は ゲップしたりして大量に二酸化炭素を排出するとか、広大な土地なる地球環境を破壊するなどと、喧噪される。牛に 馬、豚、鶏などを家畜飼育する人間の食生活が、地球の水、土地、空気(気候)など汚濁破壊することになるという。

2022年の世界の総人口は 約80億人だが、現時点でさえ 人類は 地球2個分にも近い地球資源を消費しているという人もいる。2040年90億人2050年100億人近くになると推計されている世界の総人口を思うに、人類は”このまま”の暮し方でよいのだろうか。

人間の生活便利のための大量のモノ生産に使われる大量の温室効果ガス。生育のためというタンパク源食用肉の牛、豚、鶏他の飼育に使う大量の水、広大な土地や大量の飼料を削減する方策、および代替する方策を開発しなければならない。いま、出ている代替策のひとつが「代替タンパク質(代替肉食品)」。

”もどきかオルタナティブ”か?だが、現在 大豆(ビーンズ)ミート、グルテン(小麦)ミートなど植物(由来)肉などの①代替肉がある。研究開発途上にあるのは 動物個体ではない可食部の細胞を組織培養して得られる②培養肉や③微生物(含、酵母)を利用して造る代替肉 および近年話題の(養殖)コオロギ食などの④昆虫食など。

これらが家畜飼育動物肉の代替(タンパク)肉であるが、これで地球資源(環境)すべてのサステナビリティ(持続可能性)が高まるわけではない。ただ、このようにして家畜動物食肉を食べず ”代替肉”を食べて暮らすことから、限られた地球資源(環境)の浪費や破壊を削減したりして 地球の持続可能性を高めて暮らすことがよさそうだとする提案です。

                                                                                                                              (了)

 

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コオロギは ”鳴き声”を楽しむ観賞(虫)からコスパ(たんぱく)昆虫食へ。

2023年01月23日 | Weblog

アゲハやオオムラサキなどの蝶やスズムシやコオロギなどの昆虫は 好きだが、それは地上で飛んだり 草叢で鳴いていたりする”成虫”のこと。土の中で過ごす幼虫時代のそれではない。

このところコオロギ食や昆虫食が話題になっている。あの茶色系の黒っぽい姿や翅をすり合わせてキレイな鳴き声を奏でるハネ(翅)や長い脚髭のコオロギやスズムシなどを、”食べる”気にはならない。

コオロギは、キリギリス亜目コオロギ上科やコオロギ科に分類されるらしいが、スズムシやマツムシなどを外して エンマコオロギ、ミツカドコオロギやオカメコオロギなどを「コオロギ(亜科)」とする人も多い。

一方 最近は、コオロギの鳴き声の「キリキリキリ・・」を”キリギリス”の 擬声語として表示するらしいのだが、これはカマドコオロギだと頑張る人も多い。枕草子の昔から表現されている「コロコロコロ」や「ヒヨヒヨ・・」などこそ、日本人が身近にしているエンマコオロギだという。

タイなどでは 昔からコオロギを代表的な昆虫食としてよく食べているというが、最近世界的に話題になっている昆虫食や「コオロギ食」は 牛、豚、鶏などの代替として、地球環境によく 養殖ができ コスパがよい”タンパク食”として期待されるからだという。

その姿のままやから揚げなどにして食べるコオロギやコオロギせんべいなどにいいのは、フタホシコオロギのようだが、近年昆虫食として話題になっているコオロギは 食用ヨーロッパ イエコオロギで、美味しい昆虫食やコオロギミクス食品として世界の注目を浴びている。                                                                                                                  (了)

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阪神・淡路大震災から28年の1月17日(2023)の”自然災害”考話

2023年01月19日 | Weblog

この1月17日は、あの阪神・淡路大震災(1995年)から28年忌。その16年後には 東日本大震災(2011年3月11日)があった。1月や3月だから、冬場に”地震”などの自然災害が多いのかと思いきや、実は”二百十日”の9月1日が「防災の日」だという。わが国に多い”台風”が 自然災害の典型(発生自然災害の約60%)になっているからか(?)。

自然災害(天災)というと、火山噴火、地震、津波、地滑り(土砂崩れ)や台風、大雨洪水、大雪などをイメージするが、被害額をみると 自然災害(被災)の約80%を「地震」が占めるという。そういえば、ハリケーンやサイクロンなども含む”台風”は、世界中で切れ目なく発生している。

2022年の日本は、記録的な高温熱波と大雨台風に見舞われた。もちろん この異常気象は日本だけではなく、米国やカナダの危機的な高温熱波による森林火災や中国の大干ばつやパキスタンの大洪水などが想起される。ただ 偏西風の蛇行だ、エルニーニョやラニーニャ現象だと 看過できない。

あの高速道や市街の大被災などと 未曾有の住宅倒壊被害(約60数万棟)の災害映像の阪神・淡路大震災(1995年)での死者は6,400余名だったと後日知った。そして 2011年(3.11)の東日本大地震。荒れ狂って押し寄せる大津波に流される倒壊住宅や被災自動車などのテレビ画像に加え、福島第一原発事故被災報道。後日、死者19,700余名や数多くの行方不明者や負傷者の報道が追った。

自然災害の根源と思われる地球(環境)の変化。この100年200年の人類の”暮らし方”と革新や進歩という(地球)環境変革や破壊を反省したい。森林伐採、土地開拓や産業革命以後の便利化やインフラ建造などによる環境(地球)破壊や二酸化炭素排出による気候変動など。

どのように 20世紀21世紀の”破壊”を反省し、どのように環境(地球)回復を手当するか、課題は大きく 喫緊だ。便利や贅沢を半減しろ!それで やっと地球1個分のキャパだ。

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令和五(2023)年、待ったナシの「少子化対策」の話(その2)

2023年01月17日 | Weblog

〇ストップ ザ「少子化」問題と「子育て」政策:

   ただいま 傘寿過ぎの身にて 東京(都)に居住生活している私の18歳までの居住地は、茨城県 常陸太田市の北部中山間地。当該市は 戦後の町村合併後に 人口6万人ほどになった小さな市。21世紀(2,000年/平成12年)に入ったころの人口約62,000人をピークに、年600~800人・人口減少している人口減少市。令和五(2023)年1月の人口は 約46,400人前後とみられている。

  政府は、新年度(令和五年)への政策として 岸田首相が 国の防衛関係予算GDPの2%や新しい国家安全保障戦略政策などに併せて、”異次元”の少子化対策を検討していると所信表明。いままでの厚労省や地方自治体任せを変え、政府内閣が政策施策をリードするとした。

   出産一時金助成の42万円を50万円にするとか、子育て世帯への臨時特別給付金10万円や低所得者家庭児童への特別給付金5万円および学童保育や女性の働き方改革や育休取得率向上をとしてきた現況を、どのように異次元改革するのか。予算数兆円を何十兆円にすればいいのか。財源は どう(国債か消費税か)するのか。などなど。云う人ばかりで 期待できる”構想”が見えない。

   地道に 少子化や子育て問題対策に取り組んでいる地方自治体は多い。わが茨城県北は「子育てじょうず」市を主訴している常陸太田市もその一つ。新婚家庭支援策や子育て支援策は、住宅取得、家賃助成、妊婦小児医療費支給や”おむつ”保育支援など、子育て環境整備も含め 文字通りの”子育てじょうず”市政だ。

 ※ 支給金額や条件などは、各地域自治体などのHPや所管部署にお問い合わせください。                                                                                                                                     (了)

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令和五年(2023)年、待ったナシの「少子化対策」の話(その1)

2023年01月16日 | Weblog

〇ストップ ザ「人口減少」問題と少子 高齢化対策:

   ほぼ 14~5年前、わが国の人口は”ピーク”(2008年)にあった。1億2,808万人(平成20年)。その10年ほど前(平成9年)、65歳以上の人口が構成比15.7%と 0~14歳人口比率15.3%を超えた。

  それから更に10年後の2019年は 平成31年が令和元年にかわる年、総人口が1億2,617万人と、この間の10年で 1.5%(190万人)の減。

  人口減少傾向に加え、総人口に対する 0~14歳の比率は(2008年)15.3%が 12.1%(2019年)に減少し、65歳以上のそれの15.7%が28.4%になって、文字通り日本は 総人口減少問題と「少子高齢化」問題”待ったナシ”になった。

  総人口のピーク(2008年)から15年の2023(令和五)年、総人口も800万人(6.25%)減の1億2,000万人辺りが見える中、65歳以上人口比率30%や0~14歳人口比率10%近くが見えたりする「人口問題」年になるのではないか。

  このような わが国 の世情を受けた政府・岸田首相は、異次元(?)の国家安全保障戦略に併せて「異次元の少子化対策」を打ち出した。前日の小池都知事も 国に先駆けた「子ども(0~18歳)一人月額5,000円」の支援助成を発表した。

 ※つづきは、次回の(その2)ストップザ「少子化」問題と「子育て」政策 で。

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令和日本のローカル詩を五十句にて・・・十句×五(正月)=五十句

2023年01月13日 | Weblog

わが国にとって”令和”年代スタートからの五年。どのような世の中や時節だったのかを、年々の正月自詠句より十句私撰し、記事化してみました。つぎのとおりです。

〇令和元(2019)年一月;米中対立やGAFAの台頭による世界不安スタートの年初十句:

   ・光る朝喜寿を寿ぐお節かな         ・探梅や独居の友と二年ぶり

   ・初相場米中GAFAの乱高下           ・凍空やGAFA AI 大騒ぎ

   ・運針をしたことも無し針供養     ・初雪や着物の裾のスニーカー

   ・十九日つづく冬晴れ青い空         ・水涸るる小川の蛙声嗄るる

   ・芹を採る手の悴みや青い空         ・コーヒーとパンの朝餉の鏡開

〇令和二(2020)年一月;自然災害や格差貧困に悩む社会への施策を願う年初の十句:

   ・気淑くし令和初めの雑煮かな       ・千年の樹齢の巨樹に四方拝

   ・誰も来ぬ二日酔なり喪正月           ・初夢を破るサイレン朝ぼらけ

   ・窓鳴らす風音聴きつ雑煮喰う       ・どう食べる農道脇の仏の座

   ・朝日さす手水柄杓に四十雀           ・小正月季節外れの春ゼロ番

   ・巨古木の新芽胴吹き空青し           ・寄生木や宿を貸してよウイルスに

〇令和三(2021)年一月;新型コロナウイルス感染対策に悩むマスク社会スタートの十句:

    ・門松や雑煮も無しの年初かな       ・マスクして曇る眼鏡でショッピング

    ・初仕事近くに居てもテレワーク    ・都議会やコロナ質疑で厄落す

    ・眼鏡人マスク上げ下げ街を往く    ・突然のドカ雪道をウーバーイーツ

    ・冬木立たった一つの寄生木よ       ・山茶花に目白の渡り春隣

    ・吐く息の白さかき消す寒稽古       ・人の居ぬ前後確かめマスクとる

〇令和四(2022)年一月;爆発的コロナ感染拡大の”波消し”に苦戦する年・年初の十句:

    ・砂利道や傘寿二人の初詣               ・絵文字のみ孫のメールの年賀状

    ・マスクして間をとって年始会        ・朝日さす神宮の杜初詣

    ・賀詞交わすマスクと眼鏡名前出ず ・朝ぼらけ眠気のままの散歩かな

    ・凍てる朝眠りを覚ます震度六        ・オミクロン速い軽いと冬鴉

    ・初日さす起きろ起きろと鳴く鴉     ・冬木立落葉と遊ぶ子犬かな

〇令和五(2023)年一月;大国中国と世界のコロナ感染情況不明に悩む日本他の不安が倍化しそうな年初の十句:

    ・風さやか令和五年の初日照る         ・初詣幸せ祈る夫婦楠

    ・総入れ歯雑煮も無しの三が日         ・七草が三草になって七草粥

    ・成人のド派手な衣装倍返し             ・悲しみの昨年流せよ初手水

    ・松の内雨雪の無く十五日                 ・肌燥ぎ喉涸るる日々松の内

    ・冬晴れの山茶花に一四十雀             ・冬木立枯枝先にレジ袋

 皆様、よいお年を。・・・・・ ( 了 )

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わが国の”暦”生活と正月”松の内”15日の生活暦の話

2023年01月12日 | Weblog

海外の国々や人々の暮し方や日常生活文化などに全く無知な自分。農耕民族日本の文化や日々の生活スタイルや文化については少々の知識を持っていて、その行事やしきたりに沿ってくらしている。暦や行事、しきたりへの関心も高い。

この(2023年)1月6日は、”天赦と一粒万倍”日が重なる最強開運日だという。確かめついでに『令和五年 神宮館家庭暦』を買い求めた。毎年なのだが、今年(令和五年)は 何故か遅くなった。お陰で、天赦日が年に6日あることや天赦日と一粒万倍日の重なる日(最強開運日)が年4日ぐらいあることが分かった。

この「神宮館家庭暦」は、祝祭日を含む色々な行事や旧暦と新暦のズレや四季の雑節や二十四節気などを教えてくれる。一月(正月)の多くの行事やしきたりなど。元旦や初詣、初荷や御用始めなどにつづく七草(粥)や人日。成人の日や鏡開きや藪入りと「小正月」(1/15)。それに”松七日”や「松の内」および「大正月」など。

もともと太陽(新)暦と陰(旧)暦を、上手く使って暮らすことに長けた国。地方地域により多少の違いはあっても、一(正)月は1日の元日祝いや初詣、松飾や鏡餅、雑煮や屠蘇とおせち料理での「三が日」。4日や5日の仕事始めの後の7日の”七日正月”や七草(粥)。1月中日の15日を「小正月」にして”松の内”を閉じることなど。先達の知恵に敬服する。感謝。

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