英語や独・仏語、スペイン・インド語や他の欧米系の口語や文字などについて、全くズブシロの私。しかも、自国 日本で使われている言葉や文字についての無知も それ以上。そんな自分の”いい加減や適当”エッセイを以下 お赦しください。
ふだん何気なく使っている会話言葉や交流(文章)用文語。「あいうえお」(五十音)×2(平仮名&片仮名)の100文字や漢字(3,000文字/常用漢字+人名漢字)に、方言や古語や造語などを加えて交流する。日常よく使う常用漢字は約2,000字なのだが、人名用漢字が約860字もあるのだという。
ふだんよく使われる”常用漢字”は、私たちの日々の暮らしや身の回りや見聞きする”モノやコト”と自然などから由来して出来ている。たとえば、ふだんの食べ物や米、肉、魚など。魚(さかな、ウオ)を部首にする漢字は244字。住や衣服などから 木(き、モク)を部首にする漢字が(木へんの文字309字を含め)374字。糸(いと、シ)を部首にする漢字が(糸へんの文字164字も含め)190字などある。
同じ読み方でも、「多くの異なる文字があったり」「意味が違ったりする」文字が多くある。魚(さかな、うお、ギョ)でも、一文字(魚)なら「さかな、うお、ギョ」だが、二つ並べると「うお、セン、ソ」で、三つ合わせると「ざこやセン」になり、四つ合わせると「ギョウ」や魚の群れを云うようになる(「木」が二つで林や三つで森と同じ)。
また、糸(いと、シ)を部首にする漢字も190字ある。うち、糸へんの漢字は164字と多い。”糸をつむぐ”の「つむぐ」という漢字も、紡(ぐ)・紬・綛などいろいろある。この”綛ぐ”は、よく使われる”訓読み”で「かせ」という。”紡いだ糸を巻き取る工字形の道具(糸枠)”のことだが、木(かせ木)で出来ているので 桛(かせ)とも書く。
よく名前の姓にも使われる(訓読みの)「かせ」で、綛・䋆・絈などは皆「かせ」と読み、すべて「紡いだ糸を巻き取る」道具のことだ。蛇足だが ほかに、絡(からむ)、絣・緕(かすり)、結(むすぶ)、絞(しぼる)、絆(きずな)など、糸へんの漢字は多彩。