コロナやウクライナで喧噪の2022年1~3月の詠句(約100句)より、①季節の自然と風景、②季節の生活とマイライフ、③季節の世の中と世情 の3分野に分け、それぞれ月2句計6句にして18句を私撰して 掲載します。よろしくです。
①季節の自然と風景:
1月 ・カラス鳴く空も巷も冬日かな ・冬木立落葉で遊ぶ子犬かな
2月 ・陽だまりを探して渡る冬目白 ・青い空立春寒波襟立てる
3月 ・繕ひし椨の根元の木瓜の花 ・空青し自粛疲れの花見かな
②季節の生活とマイライフ:
1月 ・絵文字のみ孫のメールの年賀状 ・賀詞交わすマスクと眼鏡名前出ず
2月 ・コロナ寒む換気窓開け寒気入る ・3回目ワクチン接種雪の道
3月 ・春社日天地に謝して入れる鍬 ・朝散歩木蔭の小径落ち椿
③季節の世の中と世情:
1月 ・マスクして間をとって年始会 ・オミクロン速い軽いと冬鴉
2月 ・大雪の天気予報の節分日 ・コロナ禍の花粉マスクの友二人
3月 ・手を腰に蟹足歩き麦を踏む ・隣国へ避難の母子凍てる春
※ 皆さんのこの間の季節感や生活感からのご批評、大歓迎です。よろしくです。