吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

令和四年1~3月の詠句百句より3分野私撰18句を投稿

2022年03月31日 | Weblog

コロナやウクライナで喧噪の2022年1~3月の詠句(約100句)より、①季節の自然と風景、②季節の生活とマイライフ、③季節の世の中と世情 の3分野に分け、それぞれ月2句計6句にして18句を私撰して 掲載します。よろしくです。

①季節の自然と風景:

   1月   ・カラス鳴く空も巷も冬日かな             ・冬木立落葉で遊ぶ子犬かな

   2月   ・陽だまりを探して渡る冬目白             ・青い空立春寒波襟立てる

   3月   ・繕ひし椨の根元の木瓜の花                 ・空青し自粛疲れの花見かな

②季節の生活とマイライフ:

   1月   ・絵文字のみ孫のメールの年賀状         ・賀詞交わすマスクと眼鏡名前出ず

   2月   ・コロナ寒む換気窓開け寒気入る         ・3回目ワクチン接種雪の道

   3月   ・春社日天地に謝して入れる鍬            ・朝散歩木蔭の小径落ち椿

③季節の世の中と世情:

   1月   ・マスクして間をとって年始会            ・オミクロン速い軽いと冬鴉

   2月   ・大雪の天気予報の節分日                   ・コロナ禍の花粉マスクの友二人

   3月   ・手を腰に蟹足歩き麦を踏む               ・隣国へ避難の母子凍てる春

 ※ 皆さんのこの間の季節感や生活感からのご批評、大歓迎です。よろしくです。

 

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春の深まりを報せる”さくら前線”の閑話

2022年03月29日 | Weblog

わが国 日本には、季節や自然の”移ろい”を感じさせる四季がある。春・夏・秋・冬がある。生きものや自然の生気が感じられる3-4-5月。汗する人々の活気の6-7-8月や 作物の収穫や山々の木々の多彩な成熟を観賞する9-10-11月。そして 温泉や温かい食べ物でカラダを癒す12-1-2月。

年が新しくなって 2月になると節分や立春(2/4)が来て、雨水(2/19)や啓蟄(3/5)になり 春の兆しが感じられ、彼岸に入り春分の日(3/21)になる。”春”を代表する日本の木花”さくら(桜)”の時節になる。2月に入ると、寒緋桜と大島桜の自然交雑種といわれる(本州)早咲きの河津桜が、伊豆地方辺りに 薄緋色の花を咲かす。

わが国で一番早く沖縄で咲くカンヒザクラ(寒緋桜)は、1月下旬から2月上旬に開花し 立春や雨水を知らせる。2月中旬には、この寒緋桜や交雑種の河津桜など 緋色系のさくら(桜)が 伊豆など東海地方で開花、観光で花見の人々に”春来る”を報せる。

寒緋桜(緋寒桜ともいう)→河津桜→(彼岸桜)→ソメイヨシノ(染井吉野)→大島桜と ”さくら前線”が北上するが、このあとも 里や街のハザクラ(葉桜)や里山のヤマザクラ(山桜)などと、シダレザクラや多くの"さくら”を見せてくれる。

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2022年3月18-19-20日の「小豆島」への小旅行の記-(後記)

2022年03月26日 | Weblog

香川県は 丸亀市と高松市や坂出市に、ときどき交誼している企業や友人・知人がいるが、この度の旅は”小豆島”に限った。イサム・ノグチ庭園美術館や東山魁夷せとうち美術館や沙弥島(万葉の島)などは、割愛した。またの機会にしたい。

瀬戸内海には、約700余の島がある。広島県(142)、岡山県(87)、兵庫県(57)側に所属する島が約290ほどあるが、愛媛県(133)、香川県(112)、徳島県(24)など四国の瀬戸内側にも 約270ほどある。瀬戸大橋から入る坂出市、高松市、丸亀市あたりに面した島でさえ、約100もある。

小豆島は、高松市北東沖約20kmに位置する香川県最大の島で、瀬戸内海最大の島・淡路島に次いで 2番目(面積)の島。人口約2万5,000人の島で、高松市にも坂出市や丸亀市などにも所属しない”小豆郡"に属し、小豆島町と土庄町の2町からなる。島の地勢や火山岩類や岩相などの特性は、ここまでの”旅の記”(1)(2)(3)(4)(5)に 記したとおりである。

瀬戸内2番目の島とはいえ 周囲海岸線長130kmの小島だが、”讃岐三白”(小麦、塩、砂糖)に恵まれ、醤油・ごま油・そうめん・佃煮およびオリーブなどの生産が盛んで、”食の宝島”(ブラタモリ)などとも紹介される。しかし、自分にとっての島の印象は、石の島。火山岩やサヌキトイド成層がもたらす玄武岩や角礫岩や花崗岩がもたらす”美しい”石の島だ。

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「まん防重点措置」解除直前の「小豆島」への小旅行の記-(5)

2022年03月26日 | Weblog

小豆島は 火山岩類(瀬戸内火山岩類)で出来ている。瀬戸内火山帯に属し、岩相の変化に富む火山地質で構成されている。複雑な形成成層構造は知らないが、学者はまとめて「サヌキトイド」岩類という。

大きく 下位成層の内海累層と上位の寒霞渓累層に分けられる。内海累層の火砕岩、溶岩流、貫入岩など水中火山活動の産状を示し、寒霞渓累層は 文字通りのサヌキトイド成層がみられ、玄武岩や角礫岩など水中火道角礫岩類が産状されている。

2022年3月19日(土)、サヌキトイド岩石採掘事例が学習できるというので、内海累層・土庄層群の傾斜面採掘現場に行く。岩石剥土の"発破”(せん孔)をするというので、見学させていただいた(3月19日12時発破)。少し前は 階段(ベンチカット)採掘だったようだが、今は典型的な傾斜面(発破/起重機)採掘が多い。

約60トンの積載運搬ができるという大型ダンプカーが何台かで、採掘破砕丁石された石をすぐ横の港の積載運搬船に運ぶ。削岩破砕された比較的大粒の石を ショベルやブルドーザで大型ダンプに運ぶ。150メートルほど上の岩棚盤に、掘削重機やブルドーザが小さく見える。破砕屑や細粒砂石の小山が岩崖山の麓にできる。小山に松などの幼木が植栽されている。

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「まん防重点措置」解除直前の「小豆島」への小旅行の記-(4)

2022年03月25日 | Weblog

2022年3月18,19,20日の二泊三日の「小豆島」への旅の記を拙速で(1)(2)(3)とまとめてきたが、私自身が巡訪しなかったり 旅程に入れなかったりした観光地も多い。寒霞渓や銚子渓の自然動物園”お猿の国”や国内最大の老巨木シンパク(真柏)および八十八ヶ所霊場第54番札所宝生院など。

その代わり、自分にとっての”発見”も多い。まずは、崖石や石垣も含め美しい石や岩などを多種観賞できたこと。加えて、自然石や切丁石や岩石などを配した池と草木の山水庭園づくりに触れたこと。そして 何よりも大きな収穫は、「TY氏骨董美術品コレクション」ルームで拝見した”宝”。

いわゆるTY氏収集の美術骨董品の”目玉”は、何百点にもなろうかと思う中国の陶磁器類や青銅器類。大小の飾皿や壺や花瓶類および茶器類。説明によると、多くが唐代も含む宗朝時代から明朝時代の陶磁器類および青銅器など。

これらとは別に収納箱に収まっている美術骨董品が”硯”。大きいものは、畳半畳ほど。小さいものは 手の平サイズ。何重にも重なった透かし彫り模様の大小の硯から 美しい石紋や色・形のものまで多彩な硯。実用性を超えた美術品が多い。多くが唐代から明朝代採掘の老坑など坑名の入った端渓硯や古端渓硯のようだ。(2022年3月19日 午前10時半)

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「まん防重点措置」解釈直前の「小豆島」への小旅行の記-(3)

2022年03月25日 | Weblog

2022年3月12日(土) NHK(総合)放送の”ブラタモリ”は、小豆島を食の宝島と紹介。フォローするように火山岩石の景勝地(山)”寒霞渓”や、街を歩くだけで風にその香りをきかせる”醤油やごま油”および”オリーブやそうめん”を紹介。あわせて、棚田の景観「中山千枚田」や多様な火山砕岩類がなせる寒霞渓累層の崖岩石層や安山岩や花崗岩の石を紹介している。

この岩石と景勝の山を”お腹”にした小豆島は、島周囲沿岸の基幹道路の国道436号線と土庄福田線が囲む。国道436号線は 土庄(港)から小豆島(姿形)の腹部腹囲を、小豆島町あたりから島の”お尻”(姿)を播磨灘に向けて福田(港)まで走る。

国道436号線中程の小豆島町で右折すると、坂手(港)に至る28号線になる。その途中では、二十四の瞳(映画)村や中山千枚田や小豆島オリーブ園などが観光できる。

一方、恋人たちの聖地弁天島と中(大)余島を繋ぐエンジェルロードを後にして、土庄(港)を25号線経由で土庄福田線は小豆島大観音や大坂城残石記念公園に入り、大部(港)から小部(土庄町)を経て福田(港)に至る土庄福田線が 国道436号線の反対側。小豆島(姿形)の瀬戸内側は、牛か犬の背筋道路になる。

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「まん防重点措置」解除直前の「小豆島」への小旅行の記-(2)

2022年03月24日 | Weblog

ヒトは ”小豆島”は  牛の(姿)形だという。どうみても 大きな"犬”の形にみえてしまう私は 異常? 高松港よりフェリーで入った土庄港は、さしずめ牛か犬の"目"? まずは ”口か顎”にあたりそうなエンジェルロード近くの小豆島国際ホテルに入った昨日は3月18日。

動物の姿でいうと”何の形(姿)?”などは 別のことにして、小豆島は 瀬戸内火山帯に属する岩相の変化に富む複成火山体の岩石豊かな島。岩や石オンチの私には、どのような石が何という石で、どのような特質なのかや どのような岩層から採れたのか などは知らない。

さように、小豆島の火山砕岩類や地層類などは 知らない私だが、小豆島の大きな”お腹”に位置する寒霞渓累層が主体の地層群が多いように思う。この寒霞渓累層を”お腹”に、島の(姿)形”をつくる”前脚や後脚の太腿”や 大きな”鼻”(姿)部位などを形成する(広島)花崗岩層やいわゆる土庄層群などで、小豆島が形づくられているようだ。

ゴタクはいい加減にして、美しい岩や石の山水庭園づくりに汗する(ERG小豆島会長の)TY氏宅にお邪魔した。島の姿形でいうと"牛か犬の鼻筋”中程に位置する。ゆっくりした茶席後、観せていただいた裏山中腹の石の山水庭園は、大変美しかった。多謝。

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「まん防重点措置」解除直前の「小豆島」への小旅行の記-(1)

2022年03月23日 | Weblog

「まん防」解除前の3月18日~20日、以前のまん防期限(3/6)前の約束だからということでお許しいただこうと、四国香川県は 小豆島への2泊3日の小旅行。朝9時過ぎ、地下鉄で羽田に向かった。午前10時45分、羽田空港第2ターミナルの国内線出発ロビーで この小旅の同行者3人と会う。

久し振りに余り好きではない空旅往復を甘受、高松行はANA535に搭乗。ドシャブリとは言えない春の冷たい小雨の飛行機に乗る。高齢の私とY氏が 同列席、比較的若いM氏とH氏が少し離れた席に座す。定刻を少し遅れて離陸した飛行機は ほぼ予定時刻の13時、高松空港着。

到着ロビーに出迎えてくれたN社・IM君のクルマで高松港経由 フェリーで 小豆島は土庄港に向かう。小雨模様の瀬戸内をフェリーの旅。IM君も含め5人、それぞれ航空機内やフェリー内で 各自弁当昼食を済ましている。小豆島は、土庄港より銀波浦の小豆島国際ホテルにチェックイン。

旅の荷物をホテルに預け、まずは3日間お世話になるKN氏やERG小豆島会長のTY氏への挨拶をと、土庄町に向かう。空は晴天 明るいうちにと、TY氏自慢の石と山水の庭園を散策観光。岩石や緑が美しい山々をバックにした美しい石や花木を池周りに配した山水庭園を堪能。宿の小豆島国際ホテルに戻る。夕食、入浴、就寝。

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似ているようで違う春の草花の小話

2022年03月16日 | Weblog

春は 野山の草花がカワイイ。街の公園や家々の庭園にも、春の花々が美しく咲く。名前が似ている草花や双子のような名前の花があったり、同じ科や属なのに まるで違う花の形や姿の花もある。花の色に赤や紫や白や黄色がある同じ花があるのは 誰でも知っているが。

①キンバイソウ(金梅草)とギンバイソウ(銀梅草)とギンパイソウ(銀盃草)

      (西洋)キンバイソウは どちらかというと高山に自生するキンポウゲ科の山野草。黄色い五弁花が一般的だが、白や紫の花もある。チシマキンバイやエゾキンバイおよびシナノキンバイやミヤマキンバイなども同種だ。

    似たように思われるギンバイソウ(銀梅草)という多年草の山野草があるが、この花は白花でやや木花に近い。アジサイ科になる。よく間違われる山野草に ギンパイソウ(銀盃草)がある。地を這う茎で山野などに広がるカップ咲の白い小花で、ナス科の多年草だ。

②イチリンソウ(一輪草)とニリンソウ(二輪草)とサンリンソウ(三輪草)

    これらの春の山野草は、キンポウゲ科イチリンソウ属の小さく白い五弁花を咲かせる同属の草花というより兄弟姉妹のような花だが、ともに小さく白く咲く花がカワイイ。花は白い小さな花だが、草茎や葉や花の付き方がそれぞれ少し異なる。

   木蔭の草むらや林床に広がって白く咲く似た山野草だが、よく見かけるのはニリンソウ(二輪草)。山野の食草にもなるニリンソウだが、少々若葉が毒草のトリカブトと似ているので 間違わないよう気を付けなければならない。

③ビヨウヤナギ(未央柳)とキンシバイ(金糸梅)

    よく見ないと同じ花(低い木花)にしか見えない花に、ビヨウヤナギ(未央柳/美容柳)とキンシバイ(金糸梅)がある。ともに 公園や街路樹足元などに植栽されて、金色の黄花を咲かせる半落葉低木。

   どちらも広く日本全国に植栽されて 初夏に咲くが、ともにオトギリソウ科の半落葉低木。ビヨウヤナギは 葉が細長く、花の雄芯が長く、上向きに花を咲かせるのに対し、キンシバイは 少し葉が広く、花の雄芯が短く、ふっくらと花を咲かせる。

      以上、似たようで違う春と初夏の白い花や黄花などを3種掲げてみたが、他にもアサザ(浅沙)やオモダカ(沢潟)とか バイカモ(梅花藻)やホテイアオイ(布袋葵)などありそうだが、割愛する。よろしくです。

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丸16年(5,850日)の私のブログ回顧と感謝

2022年03月14日 | Weblog

2006年3月5日一回目の記事出稿を開始した私のgooブログが、丸16年になった。16年と6日を過ぎた(5,850日)私のブログ「東日本大震災('11/3/11)から11年目の日に寄せて-合掌」の出稿発信は、1,533回目になる。この16年5,850日の間 私のブログを訪問し覗いてくれた読者は、延べ39万人(UU)。延べ閲覧頁数は 92万頁(PV)になる。

この一年にすると 延べ4万人(UU)、延べ5万頁の閲覧頁数が加わったことになる。この16年 平均すると毎年延べ2万5,000人ほどの読者(平均月2,000人/週500人強)が、年58,000頁ほど(平均月4,800頁/週1,200頁)の私のブログ記事を覗いてくれたことになる。

最新の出稿発信ブログは 前述のとおり”東日本大震災11周年忌”なる記事なのだが、内容は 大地震災害の大きさやその津波災害や原発事故の重なりの深刻さ、およびここ2週間のプーチン ロシアのウクライナへの侵攻戦禍の悲惨さなどの印象記事が紛れた。

このブログを開始した頃(2006年3~4月)を振り返ってみると、出稿最初の2~3ヵ月は挿絵や挿入写真もない随想コメント及び読みにくいエッセイ文のような記事だった。「新富裕層は BoBos族?」(3/21)や「アンビバレンスの高まり」(3/26)とか「ランチは、おにぎりとカップはるさめ!」(3/30)など、自分の個人的関心事が題目なっていた。ここ1~2年のパンデミック・コロナ禍やウクライナへのロシア侵攻戦禍などの記事に比べると、ノンキな記事が多かったと思っている。

このような私のブログが 延べ39万人の読者に支えられ励まされて、16年1,533篇の投稿発信が続けられたことに感謝すること大です。ありがとうございます。

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