真っ赤なバラや艶やかな黄色のバラなど 多種多彩な花色や品種を賑わす春バラ類を別にして、春から初夏にかけて咲く日本の草花や木花で 多く見られる花の色といったら、何色が多いのだろうか。
一般に 日本の自然界で一番多く見られる花の色は ”白”だといわれる。2番目が”黄色”で、3番目が”青”(含、紫系)だと聞く。どちらかというと 夏に多いという1位の”白”には、ピンク系も混じっているようです。結局、春に多い花の色といったら 2位に入っている ”黄色い花”と言えそうです。
春の黄色い花といえば、タンポポ やカタバミなどの野草花とスイセンやチューリップなどの庭先の花や ミモザやロウバイなどの木花でしょうか。里山の山裾や田圃の畔に咲く鮮やかな黄花の山吹や垣根などに多いレンギョウやマンサクなどもよく見かけるが、土手や畑の”菜の花”も見逃せ
ない。
これらに加えて、春から初夏にかけて鮮やかな”黄花”を演出するのが、キンポウゲ科やオトギリソウ科の花々たち。キンポウゲ(金鳳花)ともいわれるウマノアシガタやミヤマキンポウゲなどに加え、オトギリソウ科のキンシバイ(金糸梅)や ビヨウヤナギ(未央柳)やオトギリソウなどが春の黄花を賑わす。
梅雨の長雨やコロナ禍などで 家居が多くなる時節、オトギリソウ科のオトギリソウ(弟切草)やトモエソウ(巴草)などの特質特徴や 金糸梅と未央柳の花の違いや 大輪キンシバイとキンシバイの違いや特徴などを調べたりして、梅雨期の"黄花”に親しんでください。