吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

野山の花たちや小さな昆虫たちの”生きる力”や種の保存力-その不思議。

2021年06月29日 | Weblog

素数やフィボナッチ数列やリュカ数列など 説明を受けてもハテナの自分だが、北米で大量発生した「17年素数ゼミ(蝉)」などのニュースに触れると、自然の不思議や小さな虫たちの知力に驚く。

折にふれ 野山の四季や花々などを訪ねたり、デジカメ・ショットしたりして楽しむ私だが、花の色形や花弁(花びら)の数などを観察するのが好き。桜、梅、椿などの木花でも、カタバミやナデシコや桔梗などの草花でも、花の花びら(花弁)は すべて5枚。5枚が基本なのかなと思ったら、アブラナ科の花やセンブリやヤマボウシなどのような花びら4枚の花も結構あるという。

少し詳しく調べてみると、植物の花の花びら(花弁)の多くはいわゆるフィボナッチ数列に従っているという。(1+2)3枚、(2+3)5枚、(3+5)8枚、(5+8)13枚、・・・(21+34)55枚というようになる数列に従うのだという。花びら5枚の花は 前述したが、花びら8枚だというコスモスやクレマチスだが、7枚や13枚の花びらのコスモスもあるというからわからなくなる。花びら13枚の花はというと マリーゴールドやアスターなどといわれるが、7枚の花びらと言われるコスモスの13枚は例外ですか?

実は フィボナッチ数列に従わない花びらの花もあるという。(2を1の前にして) (2+1)3、(1+3)4枚、(3+4)7枚、(4+7)11枚、(7+11)18枚、・・・というリュカ数列に従う花びらの花もあるという。花びら4枚の花は前述したが、クレマチスやツリガネソウや辛夷の花などの花びらは、7枚だという。ヒナ菊の花のように花の大きさで、花びら枚数が変化する花種もあるという。

キク科のマーガレットの花びらは21枚と多いが、夏の太陽花ひまわりの花びらもフィボナッチ数列で推し量ると、89枚か144枚にはなるらしいが、花の大きさによってはその上かも知れない。

さて、花や花びらの話とは異なるが、先日 北米地域で大騒ぎになった17年ぶりに大量発生した「17年ゼミ」の話。周期ゼミや素数ゼミとも言われる。素数の13年ごとや、17年ごとに大量発生する蝉がいるのだという。幼い頃私が聞いたセミ(蝉)の話「セミの幼虫は 土の中で7年過ごし、地上に出て羽化成虫になると、わずか1週間で死ぬ」。本当に土の中で幼虫として13年も、17年も過ごすセミ(素数セミ)がいるのだろうか?

しかるに最近、セミは 幼虫時代長い時間”土の中で暮らす”と言われている。ツクツクボウシ1~2年、アブラゼミ3~4年、クマゼミ4~5年といわれるが、アブラゼミの7年や8年などの話もでているので、7年や13年などもあるのかも知れない。世界には、100種類以上のセミがいるのだから。

もとい「何故、13年ごとや17年ごとに羽化する素数ゼミがいるのだろうか?」 天敵や異種セミとの交配を避け、種の保存を守るためには、他の種類セミの大量発生する周期や天敵のそれと一致しない周期で羽化成虫になることが大事。そこで選んだ周期が素数の13年や17年になったのだという。素数を使って、ほかの数との最小公約数をできるだけ大きくしたのだというから、セミ(蝉)恐るべしだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の15年と3ヵ月(5,580日)のブログ史抄録ー6/22稿のリライト

2021年06月28日 | Weblog

2006年3月5日初めて1回目の出稿を開始した私のgooブログが、丸15年と105日が過ぎた。満15周年記念時(2021年3月12日)の私のブログ(1,417回)は「寿命の向う!-その先を思う」だ。それから3カ月半経た2021年6月26日のブログ(1,449回篇)は、「このところ多いゲリラ豪雨と雷豪雨の雑談記」。話は横にそれるが、この地球の平均気温は20世紀になっての100年で、1°C(0.74°C)上昇したという。19世紀までの500年は、年々の少々の変動はあっても”ほとんど横這い”だったというのだから、この100年の地球気温の上昇には驚く。

この15年余の私のグログは、1回篇本文A4-1頁で挿絵や写真画像を含めても3頁ほどだが、15年通して平均すると 大体3~4日に一回ほどの出稿発信を5,580日続けトータル1,449回篇発信してきた。平均年94~5回篇、週2回前後発信してきたことになる。このブログへのアクセスが、延べ36万3,000人、延べ88万3,000頁ビューとなった。特に最近、閲覧者の増加傾向が感じられることが嬉しい。2021年6月一ヵ月(4週間)の閲覧状況が、4週間トータル3,972UU&4,942PVと高くなり、週平均993UU & 1,235PVとなった。一日平均延べ142人の方が平均176頁を閲覧してくれたことになる。多謝。

このブログを開始した頃(2006年3~4月)を振り返ってみると、初めて出稿してからの2~3ヵ月は、挿絵もスナプ写真なども入らない文章のみの”読みにくい”日記か随想文の感じだった。「新富裕層は、BoBos属?」(3/21/2006)や「アンビバレンスの高まり」(3/26)や「ランチは、おにぎりとカップはるさめ!」(3/30)など、自分の個人的関心事ばかりだった。このような手前勝手な随想日記風なブログにもかかわらず、15年余トータル延べ36万2,000人 &88万3,000頁の閲覧だ。通年一日60~70人の人が一回2~3頁を見てくれたのだから、ありがたい。

その後も「会社の品格」(4月/2006)や意味不明の「社会人基礎力」(5/14/2006)など、代り映えのしない題目で過ぎたが、だんだん目線が広くなってきた気がする。2021年に入り、「放題・放題&放置少女や”しっ放し”横行」(1/10/2021)や「国会や国会議員の質疑答弁や振る舞いを憂う」(1/30/2021)や前述の「寿命の向う!-その先を思う」(3/12)などと、少々視野が広がってきたことを寛容に受け入れてほしいと願う。これからも、よろしくです。

PS. 丸15年になる頃からのブログは、少し政情なども含む世情などから離れた自然や環境や路傍の草花などの観察記事に変った。この3ヵ月余の30のブログ中、7~8回が季節の花々や生き物の記事と環境や自然などの記事が同じく8回ほどだが、時節柄かコロナ禍に関する記事(6回)なども多い。

このような私のブログですがお陰様で、延べ36万人の読者諸氏の支えと15年余1,449篇回のブログ投稿発信を受け入れてくれたgoo blog と、その愛読者諸氏に感謝します。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このところ多いゲリラ豪雨と雷豪雨の雑談記

2021年06月26日 | Weblog

このところゲリラ豪雨や雷付き豪雨が多い。梅雨が本格的になったからなのか、温暖化による地球気温が高くなったからなのか、前線の動きと寒波の南下の鬩ぎのせいなのか、知らない。いままでであればよくあった夏の夕立に留まらず、昼間や午前からでも多い。一括りにして、”大気の不安定度が高まったから”では説明にならない。

近年の地球温暖化は、平均100年に1°c(0.74°c)ほどだという。この1°cの地球温度の上昇は、20世紀になってからの100年の結果だ。19世紀までの500年ほどは、年々の少々の変動はあっても”ほぼ横ばい”だったのだという。百年に1°C、二百年に1.5°Cの温暖化になっては、これから先人間や他の生きものの多くが地球に住めなくなる。

すべての地球環境悪化の元凶は 温暖化といわれるが、地球温暖化の原因はずばり、大気中のC02の増加。しかるに、このCo2の元・炭素(C)は 大気中に限らず、化石燃料などのある地中、森林や多くの植物のある地表や水中や海中などにもあって、トータルとして地球の総炭素量は一定に安定しているので、他の生物も含め人間がふだんの消費・生産活動などによってのCo2排出と吸収を プラス・マイナス ゼロにする(カーボン・ニュートラル)ように暮らせば、地球温暖化は進まないと言える。

地球の温暖化も 雷(積乱雲)の発生増も、すべては私たち人間の行為が原因。火山の噴火や山火事や人工的火災や爆撃爆破などからも、地面と雲との間に大きな電位差を生じさせるがゆえに、稲妻や落雷を発生させ、雷豪雨になる。どのように暮らしたら 地球環境や温暖化を悪化させず、地球環境や人類の持続可能性を高めていけるかを考えつつの日々にしようと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏を涼しくするナツツバキとクチナシの白い花

2021年06月23日 | Weblog

6月22日(6/16だともいう)の誕生花は、はかなく白い沙羅の花ナツツバキ(夏椿)。日本や朝鮮半島に多い(原産)、落葉高木のツバキ科だというが、別名シャラノキ(沙羅樹)とも言われる。

東御苑の夏椿 ※

※東御苑のタイサンボクは、当ブログ2020年7月13日に記事している。

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし。」(平家物語)冒頭の沙羅双樹は ナツツバキのことで、平家の栄枯盛衰を表しているといわれる。朝 白い五弁花に咲いて、夕方にはしぼんでポトリと落ちるが、翌朝 新しい蕾が開いて咲く。

そのナツツバキ(夏椿)は 梅雨から初夏の今の時節、皇居 東御苑に一本鉢植えされていて、特徴ある互生楕円の葉の脇に 5~6センチの白い花をつける。各地のお寺の庭や公園などに植栽されて、初夏を涼しくしている。

※ クチナシの大きな白い花匂う  (下記事)

白い梅雨期や初夏の花といえば、家々の垣根や庭先などによく見られるのはクチナシ(梔子)。常緑系の低木に真っ白い大きな花で、渡哲也の「くちなしの花」で有名。白い香り花のガーデニアというより食品の着色料や黄色の染料などとしても知られる。

香り花としては ジンチョウゲやキンモクセイと並んで、三大香木や三大芳香花の一つに数えられるクチナシ(梔子)だが、緑に光り繁る葉の間に 大きく咲く白い花が涼しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いみじくも、この6月20日(and 7/11)ワクチン接種(可)の自分たちは、”ラッキー”?

2021年06月21日 | Weblog

この歳(トシ)にあって、よく(正確に)わからない日本語を調べていた。いやしくも(苟も/卑しくも)や いみじくも(忌みじくも)。緊急事態宣言(4/25発)解除の日 6月20日(日)、そしてまん延防止等重点措置(6/20発)解除の日 7月11日(日)、いみじくも 私たち(高齢者)夫婦は、ワクチン接種予約日でした。

(NHK WEB より)

きょう(2021)6月20日、住まい近くの板橋区ワクチン集団接種会場の赤塚健康福祉センターで(1回目の)ワクチン接種。接種後の副反応などの調子感想は省略するが、これで来月11日同じ会場で2回目接種をすれば、とりあえずの安心を得る。

この記念の(2021)6月20日、日本(全国)の新型コロナウイルス感染者は累計78万5,000人、同死者14,400人。2ヵ月前の4月20日の総感染数(54万3,000人)に対し44.6%増。同死者(9,700人)に対し48.4%増。これらは、同期間(2ヵ月)の世界全体の感染者拡大率28.6%(1億4,000万人→1億8,000万人)、同死者増加率28.5%(300万人→385万人)に、ほぼ倍するこの2ヵ月の日本の感染拡大なのだ。

(NHK WEBより)

このような状況の中での日本の東京オリ・パラを一ヵ月後にした緊急事態宣言と(下り)まん延防止等重点措置騒ぎの喧噪なのだ。そういう日本の感染抑止防止の要は”ワクチン”なのだが、この6月20日時点での人口100人当りのワクチン接種回数は 23回、総数約1,600万人への接種状況で まだ全人口の15%前後。人口100人当り95回強接種済のアメリカや同70~80回を済ましている欧州各国などに比べると、明らかに遅い。

このような情況にあって高齢者ということで、この時期(6/20and7/11)ワクチン接種できるのは、大変ラッキーなのかも知れない。6/20(日)午前11:30接種を済ませ、12時ジャスト帰宅。特段の不快副反応はナシ。多謝。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

”老化”を早めるコロナ禍で、六三除けなど?

2021年06月19日 | Weblog

ここ二ヵ月、日本の新型コロナウイルス感染増加率が高い。世界(全体)の概ね2倍の感染者増加と同死者増だ。(2021年)4月20日から6月18日への2ヵ月間の増加は、世界(全体)平均が感染者増+29%(14,000万人→18,000万人)同死者増+30%(300万人→390万人)なのに対し、日本(全国)のそれは感染者増+44%(543,000人→784,000人)死者増+48%(9,700人→14,400人)だ。

”コロナ”の自粛在宅生活の一年半ほどで、歩かない暮らし。ほぼ四六時中在宅。家の中や周辺だけの生活。週一回程度の近隣スーパーなどへの買い物外出。歩かなくなって、膝や足腰が弱まることしきり。歩かない生活が老化を早めているのだという。近代便利社会というか車社会での”運動不足病”なのだという。

人間の筋肉の三分の二は、下半身の足腰のそれだといわれる。その筋肉の衰えは、骨や足腰を軟弱にするだけではなく、カラダの血行を悪くするので心臓の負担を高め、脳への刺激を小さくし脳の老化やボケ(認知症?)などを早めるという。ウォーキング(ジョギングではない)をして足腰を鍛えることや階段の昇り降りなどに、日々努めることが大事だという。

ワクチン(接種)が間に合わず例えば、コロナ感染症などに罹ったらそれこそ早めの治療で病院だが、軽症や無症状なら「六三除け」か?   発症した(数え)歳を"9"で割り、割り切れず残った数が”六三”(割り切れたら“九”が六三)。ちなみに、六三の歌は「九は頭、五七の肩に、六二の脇、四腹八つ股、一三の足」(五七、六二、一三は、男女左右逆)。

信じて運動したり、六三除けを試したり、とにかくコロナ禍をポジティブに歩こう!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(近代)日本画と奥村土牛(とぎゅう)画伯・賛歌

2021年06月18日 | Weblog

日本画と洋画の識別も知らない私。いたく日本画が好きだ。友人や知人に日本画を描く人が多いからか。自分の郷里が、天心や大観の愛した五浦海岸近くだったからか知らない。作品絵の多くが、海・山・森の自然や景色が多いからなのか。やさしいタッチ筆の写実描写画が多いからなのか知らない。

(画像「奥村土牛作品集/山種美術館/2010年」より/以下同じ)

いわゆる近代日本画の大家の名前(雅号)は、景色的なそれが多い。(横山)大観、(下村)観山、(菱田)春草、(小林)古径などだが、私は少し景色に拘っていない名前の画伯の絵が好きだ。東山魁夷や奥村土牛(敬称略)の日本画だ。

”青”(その濃淡)を基調にした絵が特長の東山魁夷は、明治も終わり頃(1908年)の生まれだから、”昭和”を代表する日本画家とも言える。主に 海・山・湖や森の静寂や生気を青の濃淡で描いた画家。もちろん、秋の景色や夕日や巷の人々などもそれぞれの色で写生し絵画しているが、対象の生気や心を表現する心は ”青”と同じだ。

もう一人 忘れられない日本画の大家が、奥村土牛。「芸術に完成はない」「どこまで、大きく未完成で終わるかだ」として、5-7-5と言葉足らずで読み手に余白を預ける俳句のごとく、見る人の関与を残す未完の作品を出す土牛は、名前を「土牛、石田を耕す」(唐代寒山詩/父より)からとったという。ちなみに、土牛は丑年生れ。

近代日本画と同じように花鳥画を描いた土牛ではあるが、単に花鳥や対象を形態描写することより、対象そのものの気持ち(心)というか生命(感)を描くことに努めた。土牛は、名前どおり大器晩成の画家。昭和の戦後60歳代から80歳代にかけての秀作(初夏の花や北山杉など)が多い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海棠(カイドウ)花閑話

2021年06月13日 | Weblog

このところ巷では、韓国や中国のTVドラマが流行っているという。その中国ドラマ「君、花海棠の紅にあらず」も、大流行中らしい。ここではドラマを外れ、海棠や花海棠や秋海棠など”海棠”の花いろいろで雑談したいと思う。

海棠というと、多くの人は”花海棠”(ハナカイドウ)を指している。花海棠は、バラ科リンゴ属の落葉小高木(果樹)で、日本での花期は4~5月。庭木の中では、最も美しい淡紅色の花を咲かせるといわれる。中国では、その花の柄や色の美しさから”楊貴妃”や”美人の眠り”などといわれている。

ちなみに、海棠(カイドウ)の”棠”は梨を指すらしいのだが、海棠は林檎(リンゴ)の仲間。リンゴ(林檎)の白い花に、うす紅を指したようなピンクの小花をつける。

一方同じ海棠でも、名前が似ている秋海棠(シュウカイドウ)は大分違う。半ば野生化しているように見える秋海棠は、シュウカイドウ科(ベコニア属)で、海棠はバラ科リンゴ属だ。この海棠(花海棠)に似て花を秋に咲かせるところから、秋海棠と名付けられたらしい。ただ、この秋海棠、葉が左右非対象のハート形の印象が強く、花言葉が”片思いや恋の悩み”などになったらしい。

艶麗や温和、美人の眠りや友情などの花言葉を持つ花海棠とは大分違った秋海棠の花言葉は、片思いや恋の悩みや未熟などだが ”どちらの花もキレイで好きだ”と多くの女性に好かれている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄色や黄金色の花は、人を元気にする閑話

2021年06月07日 | Weblog

初夏に咲く山吹の花は、黄金色(こがねいろ)の花の典型らしい。わたしにはキレイな黄色の花にしか見えない。どうやら、”江戸時代のワイロ小判”が「山吹」と呼ばれたからのようだ。にも拘わらず、初夏に多い黄色や黄金色の花は、ヒトに元気や希望を感じさせるようだ。

春は福寿草や(黄)水仙にはじまり、低木のレンギョウや蝋梅などだが、初夏になるとビヨウヤナギや金糸梅などオトギリソウ(科)の仲間の黄金色の花が目立つ。茨城県は日立市かみね公園傍の吉田正音楽記念館入口左に、こんもり咲く黄色い花が金糸梅なのかビヨウヤナギなのか、わたしは分らない。

春の黄色い草花には、タンポポ、カタバミ、オグルマソウ(小車草)や金盃草などたくさんあるが、キウリ(胡瓜)やカボチャ(南瓜)のような野菜果実なども黄色の花を咲かす。夏の黄花には、向日葵(ひまわり)、ベニバナ(紅花)やマリーゴールドやアラマンダなど沢山あるが、黄色や黄金色の花と言ったらやはり、金糸梅やビヨウヤナギ(未央柳)だ。

金糸梅の典型は大輪キンシバイと西洋キンシバイだが、両者の見分け方が微妙。葉の形や色具合、花や花びらの形、雄しべなど細かく見比べると面白い。西洋キンシバイは、やや雄しべが広がるビヨウヤナギに近いが、雄しべが真ん中にまとまって立つ大輪キンシバイが、人々のいう金糸梅らしい。

コロナ禍のつづく初夏ヒトから離れて、いろいろある黄色い花との出会いを楽しんでほしい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする