WHOパンデミック宣言(2020.3.11)から1年と1ヵ月(400日余)、日本(全国)の新型コロナウイルス感染者は、累計54万人を超えた。コロナ感染症による死者は、9,740人と1万人に迫る。同じく、2021年4月20日の世界(全体)のコロナウイルス感染者は、累計1億4,100万人同死者301万人。
1億4,000万人といえば、日本やフィリピンの総人口を超える規模。ベトナム、メキシコやエジプトなどの国の総人口も概ね1億人。これらの規模の人々が、この一年余りにすべてコロナウイルスに感染したのだと知って、驚愕する。
このコロナ感染症で亡くなった方(死者)の総計が300万人を超えた(世界全体)ことにも驚く。300万という数字がどの位かといえば、大阪市や名古屋市の総人口を超える。広島県や京都府や茨城県の総人口より大きい。これほど多くの人々がこの一年で、コロナウイルスに感染して亡くなったのだ。
これほど多くの感染者(感染症患者)や同死者を大量に出した国が、アメリカ合衆国。この4月20日までのアメリカのコロナ感染者数は、累計3,180万人(この1ヵ月で10%の増加)。死者は57万人(同9%増加)を超えた。人口10万人当たりにすると、感染者9,660人死者172人にもなる。同世界平均は、感染者1,830人(この1ヵ月で12%増)死者39人(同18%増)だ。
アメリカについで多くの感染者なのがインドで累計1,530万人、人口10万人当たりは1,120人と低い。つぎがブラジルで感染者総計1,400万人、人口10万人当たりにすると6,635人とアメリカやフランス、スペインについで大きい。アメリカ、インド、ブラジル3か国で全世界の感染者(1億4,100万人)の43%(感染者6,110万人死者112万人)を占める。
つぎに多くの感染者を出しているのがブラジルを含む南米5か国で、合計2,220万人死者59万人①。この南米5か国と同じ位を占めているのが、イギリス、ドイツを含むヨーロッパ5か国で、合わせて感染者2,020万人死者50万人②だ(①+②=4,240万人=30%/世界の)。
このような世界のコロナ感染状況の中で、同時期の日本の感染者累計は全国で543,000人死者9,737人。この一ヵ月で見る限り世界平均の感染者増加(+22%)と同じ程度の増加で+23%だが、人口10万人当たりにすると感染者430人(死者7.7人)と、世界平均の感染者1,830人死者39人を大きく下回ってはいる。
ちなみに、東京都の同年4月20日の新規感染者は人口10万人当たり970人と、この間の変異株の増加などもあり感染拡大傾向(この1ヵ月+16%)。変異種ウイルスの増加により感染急拡大傾向にある大阪(1,150人/日)や兵庫(430人/日)などの波が、東京(710人/日)や埼玉(210人/人日)などの首都圏域にも近づいている。
第4波警戒警報の2021年4月 25 日、政府は大阪府/兵庫県/京都府及び東京都の第3回目の緊急事態宣言の発出を今日22日にも決めるという。