俳句では ハナカエデ(花楓)と詠んだが、ハナモミジ(花紅葉)でもよかったが 植物学上「モミジ」(紅葉)という植物はない。要は、葉が紅(もみじ)しているカエデ(楓)を モミジというらしい。どちらでも同じ ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の植物。
多くの人は、葉の形というか「葉の切れ込み」の” 数や深さ”で区分している。葉の「切れ込み」が”5つ以上で深い”方をモミジ、”3つほどで浅い方”を カエデと言っているようだ。葉の切れ込みが 深いものは 一般に(カエデも含め) モミジと呼ばれているが、多くの場合 イロハモミジのようだ。
カエデとは ムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称。名前の由来は 葉の形が カエルの手(掌)に似ていることから、蝦手 略して カエデとなったらしい。
その五枚葉の代表 イロハモミジ。春、緑葉をうすい黄色葉になった葉上表に 小さな赤い花を咲かせる。つい ”花楓” と詠句した。秋の紅いモミジ(紅葉)景色をつくる前の春の花モミジ楓だ。
現在(2022年)世界の総人口は 約80億人。35年前の1987年頃のそれは 約50億人。35年後の2058年頃の世界の総人口は 約100億人と推計されている。食料や衣料など居住生活するために使う(消費する)"地球資源”は、2倍になる。
しかも、日本はじめ多くの世界各国は 少子高齢化傾向がつづく。居住生活や活動などのために必要な地球資源の生産力(生産性)は 低減する。地球全体の資源量が一定(地球一個分)とすると、増加する人口一人一人が使用(消費)できる資源量が足りなくなる。
すなわち、私たち(世界中)の人々の消費できる地球資源量(エコロジカル・フットポイント)が、地球が生産・吸収できる能力(バイオキャパシティ)を超えることになる。世界の人(全体)の生活を支えていくためには、地球何個分になるかの(国別一人当たりの)エコロジカル・フットポイントを推計し、管理する知恵が大切になる(WWF「日本のエコロジカル・フットポイント」2017冊子参照)。
私たちが消費する資源を生産し、社会経済活動から発生する二酸化炭素を吸収するために必要な生態系サービスの総量としての「エコロジカル・フットポイント」の高低は、特に交通体系、食品食事、住生活・エネルギーによる負荷シェアに影響されるという。
Co2排出量の削減、廃棄物の削減、再生可能エネルギーへの切換え、輸送の削減や輸送の電化および森林再生(資金等)支援など、出来るところから傾注してやろう!