吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

この三年(2022/2023/2024) の自詠句「1月」の俳句―その「Ⅰ」

2024年01月31日 | Weblog
「Ⅰ」2022(令和4)年「1月」の俳句:
   
           ・初夢に 富士も茄子も 現れず           ・凍てる朝 眠りを覚ます 震度六
           ・山茶花の 残花を眺め 一人節           ・初日さす 起きろ起きろと 鳴く鴉
    新しい年が明けたのに、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない。世界全体の累計感染者数が、3億→4億人(死者600万人) と増える。相変わらず温暖化
異常気象はつづく。脱炭素だ カーボンニュートラルだと、SDG’s広報。
   
           ・絵文字のみ 孫のメールの 年賀状     ・砂利道を 傘寿二人の 初詣
           ・賀詞交わす マスクと眼鏡 名前出ず  ・オミクロン 速い軽いと 冬鴉
    正月の私ごとは、年賀状や初詣。傘寿超えの高齢者二人の正月を、子どもや孫が来て 賑わす。コロナや感染症ウイルスを防禦しつつ、外出を控える日々。

           ・冬木立 落葉で遊ぶ 子犬かな             ・山茶花の 残る一花に 四十雀
     枯れ落葉や二度咲き山茶花や桜などの帰り花に微笑む小春日。小さな野鳥や子犬などが遊ぶ庭をぼーっと眺めて端居する。
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厳しい ”冬” の環境を生きる "冬の蝶" や 小さな花々や 生きもの の話

2024年01月30日 | Weblog
地震や豪雪に限らず ”冬” は 厳しい。われわれ人間も含め すべての生きものは、大地自然と四季や時間を共有する。特に 厳しい自然の寒さや豪雪の”冬” 。冬は すべての生きものに厳しい ”生き様”を求める。

21世紀に入って流行った「冬の蝶」は、映画や歌だけではない。冬の小さな生きものの代表 ”チョウ”(蝶) 類にとっては 特に厳しいのが ”冬” 。堀内孝雄や中澤卓也の歌った「冬の蝶」は、文字通りの ”凍蝶”(いてちょう) 。

”儚く消えゆく 風花” や  愛を失くして” 溶けて消える”「冬の蝶」のごとく寂しい。映画「冬の蝶」も同じ。冷寒の冬を ”やっと生きる”冬の蝶は、飛ぶ力もなく落ち葉や物陰にしがみ付いて息する。冬の蜂や冬の蝿も同じ。風花のごとし。

数少ない冬の花。ロウバイ(蝋梅)や 藪椿の仲間サザンカ(山茶花) もあるが、桜や梅や躑躅などの ”帰り花”も可憐だ。季節外れの小春日に咲くので、返り花や忘れ花や二度咲き花などとも呼ばれる。

厳しい冬を生きる野の花も多い。オオイヌノフグリや野スミレやキク科のコオニ
タビラコやホトケノザ(シソ科)などが野道脇に咲く。モンキチョウやキタキチョウを励ますホトケノザや野のタビラコに群がるシジミ蝶類やルリタテハなどが冬のチョウチョ(蝶々)だ。
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"冬の蝶” から 凍蝶(いてちょう)や 越年蝶(おつねんちょう) や 冬の蝶についての雑話

2024年01月28日 | Weblog
ルリタテハやキタテハのように” 成虫で冬を越したり”する 春先に見られるチョウ( 越冬蝶) がいる。 モンシロチョウやモンキチョウやシジミ蝶類などは、春真っ盛りによく見る。どちらも”季語”「春」のチョウ。

これら春のチョウのほか、夏の蝶や冬の蝶など チョウは ほぼ一年中見られる。冬の蝶には 別名「凍蝶(いてちょう)」とか「越年蝶(おつねんちょう)」という季語もある。

凍蝶は、寒さのため凍てついたように動けなくなっているチョウのこと。厳しい凍て寒をやっと越して 動きが鈍くなっているチョウで、たまに落ち葉や物陰などに見られる。文字通り”凍てる”蝶なのだ。

それにしても巷でよく歌われる「冬の蝶」。厳しい冬を越冬するチョウで 、思いどおりにならない人生や世の中に重ねた”歌”なのか。少し昔の堀内孝雄や中澤卓也などの歌「冬の蝶」に重なる。

チョウ(蝶) も人間も 若者も高齢者も、みんな同じ。厳しい冬も思い通りにならない世の中も同じ。小さな生きものも大きい動物も、生きる環境や季節の厳しさは 同じ。元気に ガンバッテ生きよう!
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令和六(2024) 年 ”1月” 考小話 に寄せる 一月の自詠八句

2024年01月26日 | Weblog
ここ2~30年ほどの回顧だが、どうも1月や3月あたりに 地震などの自然災害が多いと感じる。暦などでは 二百十日の9月1日が「防災の日」なのに。この防災の日、丁度(2023年より)100年前の関東大震災や暦の二百十日の9月1日を事由に、この日を”防災の日”にしたらしい。

わが国は、台風や豪雨・大雨などの自然災害が多い国。実際、二百十日から二百二十日の台風襲来が多いのだが、地震やそれに伴う海・山津波土砂崩れなどの震災は 1月や3月に多い。38年前の阪神・淡路大震災(1/17)や13年前の東日本大震災(3/11) および昨年(3/16)の福島県沖地震も1月や3月だ。

そして、今年(2024年) 1月1日の午後4時前後。能登半島を襲った震度7の大地震。地震発生から3週間経った1月21日発表されたこの震災による死亡者は、石川県全体で232人。安否不明者22人。道路、電信、水道、ガスなどの社会インフラの損壊や住民の住宅損壊が大きい。

このように”明けた”2024年1月の私の詠句、つぎのとおり。
・新年を 不安視させる 能登・羽田      ・三が日 地震・余震に 夜も無し   
・崩壊の 家の裏山 虎落笛                     ・山眠る 人は眠れず 日が昇る

こうして過ぎる家居の正月。庭先をボーっと眺めて、つぎの詠句。
・山茶花に 目白の渡り 光る朝             ・青い空  一人端居や 冬うらら
・やかましや 鵯の声 冬晴るる             ・静かなり 寒波の後や 青い空

皆様の恙ない一年と 穏やかな年世を 祈り願う。                      (了)


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宗教(密教) 曼荼羅・曼荼羅図 / (社会科学) マンダラ・チャート で の茶話

2024年01月25日 | Weblog
2023年4月からのNHK朝ドラ「らんまん」の主人公モデルの牧野 富太郎博士の研究や活動などにオンチ(音痴) の私ではあるが、30年ほど前に近くの練馬区は大泉学園の牧野 記念庭園で、スエコザサや何とかザクラなどを観賞した。

その後何かの縁で 禅宗(臨済宗)や密教(真言宗) の足跡や教義に接し、いわゆる”曼荼羅”に触れる。また 企業経営や目標設定・管理などに関心があったことで「マンダラ・チャート」を覗いたり、南方熊楠や牧野富太郎博士の植物学などでの活動を知った。

それにしても今、世の中”曼荼羅(マンダラ)" 指向が求められているようだ。Dx やハイテク系の科学も大事だが、いわゆる柳田系の民俗学や生活学や生物学などと、自然科学系と植物学や生態学を合わせたフィールド学などの連携活動のようなものが求められているように思う。

曼荼羅の真ん中に座する釈迦や”悟り”や主尊にかえて、多様な神々をおいてみたり、巷の”目標”や理想や夢などをおいてみるのも”有り”だと思う。人それぞれの如来や“生き様” などを考えてみることも 一考であろうと思う。
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地震発生から3週間の能登半島大震災ーまずは被災と避難者救済支援だが、復旧はまだまだ!!

2024年01月24日 | Weblog
2024年1月1日午後4時前後、石川県は能登半島を震度7の大地震が襲った。地震発生から3週間(21日) 経った1/21現在の死亡者232人(災害関連死14人を含む) 。ほかに安否不明者22人。翌(1/1の) 2日 約10万戸(14市町村) あった(水道) 断水戸数が、 21日現在6市町49,000戸になったと云われるが、まだまだインフラや町や住宅の損壊は大きく残る。

石川県全体で3万人前後とも言われた(一次)避難者だが、21日現在 全壊・半壊を含む住宅損壊は ”多数”と云っていた(約2,000棟) 珠洲市も含めた県全体での住宅損壊は、3万4,400棟強といわれる。

このように被害の全容が把握されていない能登半島震災の実態だが、輪島市や珠洲市など市町村のインフラ含め 住宅の損壊数の全容も明確でなく、救援の届かない孤立状態の地区が21日現在 7地区56人もある。輪島市西保地区(1/16時点85人孤立という) や能登町の(まだありそうな孤立地区) などを聞くに、実際はもう少し掴み切れていない”孤立”があるのではないだろうか。

とまれ この度、能登半島震災が 特別”非常災害”に指定されたと聞く。当面の被災救援復旧と被災避難者救援に合わせた「非常災害」復旧復興への行程表とその実行に傾注してほしいと、願う。

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四季の暮らしを豊かにする"四立"と(四季) "土用"の小話

2024年01月19日 | Weblog
きょう(2024年) 1月18日は 冬土用の入り(1/20は大寒) 。この日より18日後が「立春」(2/4) 。四季への”入り”を示す四立(立春、立夏、立秋、立冬) より18日前が、前季「土用」で その入り。

土用は ”雑節”の一つで、二十四節気以外の季節の移り変りを示す”月日”で、節分、彼岸、八十八夜や 二百十日などと同類。今年(2024年) の立春は2月4日、立夏は5月5日、立秋は8月7日、立冬は11月7日。 これらの日の直前までの18日間が”土用” 。

土用は 土公神(どくじん) なる”土を司る神様”がこの世に訪れているので、”土にからむ” 土木、土起し、種まき、畑・庭仕事や埋葬などは”避けるべき”だといわれる。但し、土用の期間にあっても”間日”という日は 土公神が天上界に行ってルスなので ”許されると云われる。

よく聞く「土用の丑の日」(夏土用) 。夏バテ対策で”う”の付くものがいいといわれるウナギだが、例えば 秋土用は「辰の日」で ”た”の付くもので ダイコンやタマネギと云われる。(秋の)サンマは ”大根おろし”で食べるのだという。等々。

このように立春・立夏・立秋・立冬の四立やその前18日の”土用”などは、四季に暮らす私たちの生活の基準となって定着しています。感謝。
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まずは 被災救済と避難者支援だが、引き続きの指定”非常災害”復興(予算) 対策対応の行動を!!

2024年01月17日 | Weblog
2024年1月1日(元旦) 午後4時前後、石川県は能登半島を震度7の大地震が襲った。地震発生から2週間(14日) 経った1月15日(午後2時) 発表された震災による死亡者は、石川県全体で221人(関連死13人を含む) 。ほかに安否不明者24人。

地震に伴う津波なども含む震災は、道路、電信、水道、ガスなどの社会インフラの損壊に加え、住居家屋の全壊・半壊などの損壊が大きい。一次避難者約2万人を含み全避難者は 約3万人超とも言われる。

住宅損壊の数や全容は まだ掌握されていないが、”多数”と云っている珠洲市や輪島市を別にしても(報告)断水戸数が5~6万戸とも云われている。加えて まだ救済や支援が届かない孤立地域が 22地区(3,100人) もあると聞く。

喫緊の支援や救済は これら孤立集落への物的・人的支援と、体育館、集会場、施設などの避難所や地区などへの水や物資の支援や(女性スタッフなどの)人的派遣などであろう。

能登半島震災が 特別”非常災害”に指定されたと聞く。当面の損壊被災救済復旧と避難者救援に合わせた”非常災害”復興予算の執行策と復興行動への見通しを示した政府・自治体のガンバリに期待する。
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開設 6,520日 記事発信1,840回の自ブログ(goo blog) 回顧の 記

2024年01月15日 | Weblog
2006年3月5日始めた私のブログ(goo blog) が、この1月13日で6,520日通算1,840回の記事発信になった。この(2024年)1月13日までの発信記事のアクセス情況をまとめると、次記のとおり。

17年と10ヵ月余、一年100回ほどの投稿発信をしてきた私のブログは、大体 月平均8.6回ほどの記事発信をしてきた。結果、2024年1月13日までのアクセス数 延べ45万3,700人の訪問(者) と 延べ100万8,800頁の閲覧(頁) を戴いた。多謝。

一日平均にすると、アクセス数延べ70人の訪問者が 延べ155頁の閲覧をしてくれていたことになる。一投稿記事当たり 平均250人の訪問者が延べ550頁の閲覧アクセスをしてくれたことになる( 17年10ヵ月余の通算一日平均) 。

反省は この(2023年) 夏場3ヵ月の低いアクセス。2023年6~8月3ヵ月のアクセスの月平均2,370人の訪問/ 3,180頁の閲覧。9~11月のそれは 月平均3,580人のアクセス/ 4,180頁の閲覧。特にこの11月(1ヵ月)は 延べ4,760人の訪問/ 5,390頁の閲覧( 12月のアクセスは 延べ3,340uu/ 4,460pv )でした。

この結果から言えそうなことは、ブログ記事アクセスの高低を決める要因は、一に記事発信の頻度。二に 記事のテーマや内容、三に 発信のタイミング(曜日)。ちなみに、高いアクセスを得た11月は 月20回の出稿発信。10月は月17回。低いアクセスだった6月と7月は ともに月12回の出稿発信でした。

これを参考に、今後も何とか週3~5回の投稿発信を続けて行こうと思っているこの頃です。今後ともよろしくです。

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鴻と鵠は 同じか違うか? コウノトリ( 鸛 )と どう区別するのか?

2024年01月13日 | Weblog
2024年が明けた1月1日( 元旦) 午後3~4 時、石川県は能登半島を震度7の大地震が 襲った。地震発生から10日経った1月11日発表(午後2時) された震災による死亡者は 石川県全体で213人(関連死8人を含む) 。ほかに 安否不明者37人。

地震に伴う津波なども含む震災は、道路、電信、水道、ガスなどのインフラ崩壊に加え、住民家屋の全壊・半壊などの損壊が大きい。1日2日の避難者だけでも2万5千人から3.5 万人ほどだという。

加えて まだ救済や支援も届かない孤立地域が22地区(3,100人) もあると聞く。その孤立地区の多い輪島市(14~5地区) 。西保地区、七浦地区、南志見地区などと、鵠巣地区(695人)が あった。コウノスと読む。埼玉県鴻巣市と漢字が違う。どちらも コウノトリ( 鸛) だという。

コウノトリは 別名 鸛鶴( コウヅル) といわれる冬鳥。大部分が白色だが、翼の大部分は黒で 脚は赤色。冬に全国に飛来する特別天然記念物。 埼玉では 鴻、輪島では 鵠 (ちなみに 鵠は白鳥のこと)。藤沢市には 鵠沼海岸もある。

今回の 震災・自然災害での支援や協力などをキッカケに、地域間の交流が深まってくれれば、この上ないと思っている。
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