吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

平成三十年喜寿記念 月季俳句 百句私撰集 作成中

2018年10月28日 | Weblog
〇表紙絵は、師友谷内田孝画伯。

〇中扉月絵も谷内田氏。弥生は、春の夕べの金華山の月。

〇水無月は、縁起のいい白鷺。

〇ちなみに、俳句は梅雨明けの北海道は富良野美瑛の花めぐり旅にて。

〇裏表紙にも、谷内田氏の夏の蝶を挿絵した。
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自国ファーストからの離脱を!

2018年10月22日 | Weblog
一国の大統領や首相が、国民の安全・安心を願い自国ファーストになるのを責めてはいない。国の国土や領海および権益を守るのは当然だ。しかるに、アメリカのトランプ大統領がいう自国ファーストは、自国オンリイすぎる。自国ファースト イコール排他主義がつよい。自国利益や自国都合や自分論理の押しつけが過ぎるからだ。

この世界、約200の国で構成されている。200それぞれの国土、国民、国益と考え方があり、異なる。小さな国もあれば、大きな国もある。工業国もあれば農業国や何もない国もある。それぞれの国が不足するモノを輸入し、余るモノを輸出する。貿易する。交易し、交流し、協議し、協調する。合意した値段で、交易する。

国と国、地球という土地や環境をシェアし、共有している。ひと昔前の帝国主義や植民地主義の競争では、行き着くところ戦争になる。地球が焦土になり、破壊に行き着く。大国や各国が自国ファースト主義を強めれば、交流や合意や調和が消える。モノや便利だけでなく、難民拒否や移民拒否も同じだと思う。

ドイツ、フランス、イタリアやオランダなどのEU諸国にみられる極右勢力の台頭や傾向も、この自国ファーストに近い。中国やロシアなど社会主義共産主義大国も、民主主義自由主義のアメリカやカナダなども自国ファーストをいう大国。日本やオーストラリアも同じ。
協議して”国連”の機能活性化を願うしかない。年寄りの閑話でした。
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ヤブツバキ(藪椿)閑話

2018年10月20日 | Weblog
わたしの師友谷内田孝画伯は、よくヤブツバキ(藪椿)を画く。多くは、宮崎県延岡市は城山あたりのヤブツバキだ。聞くところによると、城山のヤブツバキは36種ほどになるという。千葉や松江など各地から報告される薮椿も、だいたい20~30種ぐらいだから、そうなのだろうと思う。しかるに、広島の観音寺の薮椿は700種あるとか、何が基準でどのように種別するのか知らないが、たくさんの椿があるらしいと合点した。


藪椿や山椿は、外国のカメリアなどとは不思議に違う。ツバキ科ツバキ属の椿は、椿や薮椿以外寒椿や雪椿あるいは侘助などいろいろあるが、これらはこの国独特のものなのだろうか。チャノキやサザンカ(山茶花)とは、種属を異にするようだが。よくサザンカの花は、花弁がバラバラ散るが、ヤマツバキの花は、ポトッと花首から落ちるといわれるが、違いは花のカタチや葉の特徴などでもっと多くの違いがある。



ちなみに、東御苑などにみる夏椿はツバキ属ではない。ナツツバキ属だ。ヤブツバキ(ツバキ)は、トータル700種なのか36種や50種ぐらいなのか知らないが、おおまかには花の色や形で区分してみると、やはりアカ(赤や紅)が3分の1ぐらいと多い。つぎは意外にもシロ(白)で3分の1から4分の1ぐらいになる。この白には、侘助のようなものも入る。ピンクや薄い赤系およびアカシロまだら(斑)のものも多い。


山茶花や侘助や夏椿の多くは一重咲きだが、庭の椿や薮椿にはカップ咲きや八重咲きのものも多くみられる。ヤマツバキやヤブツバキの師友の画にちなみ、閑話した。

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「ふるさと納税」は、制度そのものをおやめになるのがいい。

2018年10月19日 | Weblog
ふるさと納税が始まって十年。初年度の利用者や納税額は、全国合計で約5万人100億円位だったと記憶している。ただいま2018年、前年実績で130万人総利用額2500億円になっている。10年で25~6倍に普及利用拡大している。


産業や税収の少ない地方自治体の財政に大きく寄与したふるさと納税は、その果実が得られたところと得られないところに分かれた。自治体間の競争で、加熱した返礼品。寄付額の30%制約や指導は無視され、40~60%ほどまでの増額品になった。地方産業振興のために付加された地場産品の返礼品の範囲が広がった。その自治体とは全く関係のない家電品や姉妹市町産品にまで拡大された返礼品。


「返礼品30%制約の根拠を示せ」「地場産品が”米”ぐらいしかない市町の立場を考えろ」とか「何を基準に地場産品かそうでないかを決めるのか」など大騒ぎ。総務省あたりが、どのように規制したり指導しても、ふるさと納税制度があるかぎり、”云うことは聞かない”と、反発する地方自治体もある。


東京一極集中は、人口だけではない。産業や経済および所得など税収ベースが一極や都市部偏重している。いまの地方交付税では解決できそうもない。何もかも小さい少ない地方自治体への、財政格差をどうしてくれると地方が言う。地方創生では間に合わないから、ふるさと納税の活用なのだろう。ちょい悪利用なのだろう。解決の方向は、ふるさと納税という制度そのものの廃止ではないだろうか。まったく別の方法や制度を持って、地方を支援する方策を考えてほしい。

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2018秋惜しむ五句私撰

2018年10月13日 | Weblog
丘の上そよ風を聴く秋桜よ


豊洲へのターレの列や秋惜しむ


秋深し尾瀬の木道の歩荷かな


秋雨の中禅寺湖の周遊船


秋雨に濡るる紅葉やいろは坂


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海が熱い、陸が暑い、日本も地球も熱い。

2018年10月12日 | Weblog
この夏の海水海面の熱さは、異常だ。日本列島太平洋岸に沿って蛇行する黒潮が熱いのか、大蛇行が暑くするのか知らない。大蛇行で大きく離岸する東海沿いも大変暑かった2018年。大蛇行を大地震の予兆だなどというナマズもいるが、留意して暮らしたい。


それにしてもこの100年、南太平洋の海面温度の上昇は高く、平均温度で0.5℃もアップしている。この傾向は2000年に入ってからも続き、この夏秋の日本列島南岸の太平洋の海面温度は、ずっと25~30℃レベルだ。エルニーニョやラニーニャ現象といって傍観もできない。トランプが地球温暖化対策に関わる国際ルール「パリ協定」を脱却したからかも知れない。


折しも、地球の気候変動対策として二酸化炭素の排出量に応じて課税する「炭素税」の提唱者ウイリアム・ノードハウス氏(米国イエール大教授)が、ノーベル経済学賞を受賞した。二酸化炭素の排出量が地球環境に与えるであろう影響の議論や研究は、いまや世界共通の良識だ。


2030年や2050年、すでに自分の孫子の時代だが、地球温暖化が産業革命前より1.5℃から2.0℃も上昇したり、地球の海面が1メートル近くも上昇するであろうと聞くに、いま各国の温室効果ガスの排出削減は、喫緊の課題だと言えよう。

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在留外国人(町)支援考のための閑話

2018年10月09日 | Weblog
昔からの文化や暮らしの交流が多い中国や韓国・朝鮮の方々の在留居住が際立って多いのは当然の歴史だが、在留外国人約280万人のうち中国人85万人、韓国・朝鮮人55万人の計140万人は、実に日本に居住する外国人の50%を占める。


全部の人口としては大きくないが、どこか小さな町や地域に一つの国の方々が集まって居住すると、その街の色合いを変える。横浜中華街や新大久保のコリアンタウンなど以上に、その街や地域の色合いを変える。ブラジルの色合いを濃くする群馬県大泉町のブラジルタウン(リトルブラジル)。ハラルフーズのグルメ食色をつよくした埼玉県八潮市のパキスタン人居住地域(ヤシオスタン)。


在留外国人最大の中国人は、東京都に96000人、神奈川県、埼玉県、千葉県それぞれに3万人前後の3県計93000人と、首都圏域に20万人近く集中居住している。2番目に多い韓国・朝鮮人は、大阪府に9万人、兵庫県に4万人、京都府に2.5万人など3府県計で15.5万人と、関西圏に多く居住しているが、中国人も韓国・朝鮮人も日本全国に広がって居住している。


最近とみに外国人の町として有名な群馬県大泉町のブラジルタウン。富士重工の自動車工場で働く人々がブラジルより就労移住したのが始まりのようだが、ロボットやオートメーション化が著しい自動車組立工場から家電、家具雑貨、食品など巾広い工場で働くようになっている。しかし、トータルとして”働く場”が少なくなっている今は就活もままならず、いまではブラジル人向けの生活保護費のシェアアップで、大泉町の財政は苦しい。


同じような現象は埼玉県八潮市のヤシオスタンにもみられる。もともとペルーやチリーなどに出て中古車販売網を築いたパキスタンたちだが、日本人たちのクルマ買い替え期間の短さや日本車の品質の高さと日本の中古車販売網のゆたかさに魅かれ、日本拠点の中古車販売での”ドリューム”を求め八潮市に集中居住したヤシオスタンでした。

いつの間にか景気が冷え込み、ヤシオの低家賃やアクセス利点の益を稼げる中古車販売も下火化し、ヤシオスタンの明日も心細くなった。大泉町のブラジリアンも八潮市のヤシオスタンも、これからの模索に悩む。町や市や国も同じだ。
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蝶たちの食草いろいろ小話

2018年10月07日 | Weblog
人や動物、小さな虫や蝶など、生きものはすべて何かを食べて生きる。ゾウやライオンなど大きな動物は大きな食べものを、虫や蝶など小さな虫類は小さな食べものを食べて生きる。生きものの種類や個体により、動物性の食べものを食べたり植物性の食べものを食べたりする。生きものそれぞれで、異なる。



世界中どこに行っても見られる蝶類も同じ。青虫や毛虫など幼虫時代と蝶になった成虫時代で食べものが異なっている蝶もいるが、多くはずっと同じ種類の食草を食べる。多くの蝶類は、蝶の種類ごとに決まった食草を食べ続ける。ミカンなどの柑橘類を食草にする蝶とアブラナ類を食草にするものなど、チョウの種類で異なる。



アフリカや赤道近くの暖かい地域で越冬し、寒い北極近くの北欧まで太陽や気候の移りに合わせ移動渡り飛翔するヒメアカタテハや概ね日本など北半球で移動渡りして暮らすアサギマダラなどの食草の種類範囲は広い。ヒメアカタテハはアザミやタンポポやキク科の食草を食べるが、アサギマダラは幼虫のときはサクラランやキジョランなどガガイモ科の食草を食べるが、成虫(蝶)になるとフジバカマやヒヨドリバナやスナビキソウなど、渡り移動した地域で食草を変える。



アゲハチョウ類の多くは、ミカンなど柑橘類を食草にする。ナミアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどカラタチやサンショウの葉を食すが、キアゲハだけは人参やパセリなどセリ科を食草にする。キャベツなどアブラナ科を食草にするモンシロチョウやコナラなどブナ科やマメ科の葉を食草にするシジミチョウもいるが、ときどき路傍のカタバミの周りをドラミングするヤマトシジミや、クスノキまわりを飛ぶアオスジアゲハなどをみる。



人も蝶も、種類や個体により食べる食べものが異なる。食べる生きものと食べられるものの多様性の存在こそが、生きものと地球の共存であり、サステナビリティ・コンセプトがすべてに共有されるコンセプトなのだと思う。
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