吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

奥多摩の 墨彩庵や 岩魚焼

2015年06月27日 | Weblog
2015年6月25日(木)14時、わたしはJR立川駅北口徒歩5分の多摩信用金庫本店9階は、たましんギャラリーにいた。師友岡田良一さんと一緒。はじめてお会いする墨彩画家向原常美さんの個展観賞だ。岡田さんと同郷(宮崎県)の向原さんの墨彩画ははじめてだが、そのエネルギッシュな画風に圧倒された。

向原画伯のご丁寧な案内と解説が、わたくしをして墨彩画に親近させた。墨彩画に記された向原さんの一行詩が、つよく絵画をひきたてていた。俳人としてのキャリアも豊富な向原さんの一行詩や俳句が、絵や自然や季節イメージを助けてくれていた。俳句一年生のわたしには、よい学習機会になった。

文字通り、墨彩画と魂の一行詩を勉強し、岡田さんとたましんギャラリーを辞した。彼と一緒、梅雨時雨をかわそうとJR立川駅のカフェに入った。いつものテーマなしのコーヒー&オシャベリをし、中央線に乗る。西国分寺で別れ、わたしはJR武蔵野線で北朝霞駅経由東上線にて成増に帰宅した。
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2015年6月19-20日の常磐線往復日誌

2015年06月21日 | Weblog
いま日本でもミヤンマーのロヒンギャ族難民への対応などが問題になっている難民は、世界全体で6000万人もいるという。その世界難民の日の前日(2015)6月19日(金)の東京は、文字通りの梅雨時雨。いまにも本降りになりそうな朝9時30分頃わたしは、上野駅は8番線ホームにいた。

いままでは上野駅17番線始発だったJRスーパーひたちは、いま品川発。上野駅ホームは8番線のそれに変っている。高崎線や常磐線が東京上野ライン化して”便利”と訴求しているが、わたしには少しも便利ではない。

予約指定座席の10号車に乗る。みどりや青葉の時節の6月は、環境月間。グリーンやクリーンに関わるイベントが多い。梅雨真っただ中の常磐線は利根川あたで、青葉みどりが靄に霞んでいた。靄が明けた後の青稲田や蓮田のみどりが、陽に眩しく光る。常磐線水戸駅よりローカル線はJR水郡線に乗り、12時少し前ふる里常陸太田駅に着く。横浜よりクルマで来た妹夫婦とジョイント。市内のファミレスで昼食をとり、超高齢の母の待つ実家に入る。

翌早朝は午前5時30分、全員起床。朝食後のオシャベリは、夕べのつづき。同じことや散らばる話題のオシャベリを2時間ほどした午前9時、95歳の母は、迎えのクルマで行きつけの病院に。わたしたち3人は、母がデイサービスや週3日のショートスティでお世話になっている施設に、ケアマネージャーを訪ねた。これからのケアやヘルプおよび施設宿泊などについての申請や役所への届などを相談提出し、帰路についた。

妹夫婦を再びの実家に残し、JR常陸太田駅から水戸&上野経由で帰宅。2015年6月20日(土)でした。6月のみどりを満喫した常磐線の往復でした。
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美濃は、伊深から鷺山までの一日小旅行日誌

2015年06月19日 | Weblog
家内は、イングリッシュ・ローズガーデン観光とか言って留守。寝過ごしてはまずいと、目覚ましをオンするも鳴る前に起床。2015年6月17日は早朝5時前。ひとりコーヒー&トーストの簡単な朝食を済ませ、東京駅に向かう。

東京発7:03のひかり461の座席には、すでに本日の伴師友谷内田さんの顔。並んで座席し名古屋に向かう。谷内田さんの軽快な話しを耳に、車窓をゆく富士山や深みどりの山々を眺めているうちに、新幹線ひかりは名古屋に到着。岐阜方面の仲間の皆さんの出迎えを受ける。
正眼短期大学

ガラス・アートの三ツ矢さんの車に同乗。一級建築設計士原田さんの案内もあって約一時間、クルマは美濃加茂市伊深の里に入った。正眼短期大学の図書館その他での谷内田さんたちのシゴト現場打合せに同席した後、大学学長室にご挨拶。 『 雲水の 早朝作務や 青嵐 』 正眼寺

ほぼ3年ぶりにて臨済宗妙心寺派正眼寺住職でもある正眼短期大学の山川学長(老師)にお会いする。相変わらず端正で静かなお方で、敬愛する。依嘱を受けた大学 夏期講座での講演演題と概要のご了解をいただき、老師学長と谷内田さんと私の3人での昼食を馳走になる。
正眼寺茶屋 大亀庵

大学裏山に隣接する正眼寺や正眼寺茶屋大亀庵などの案内をうけ、伊深をあとにする。再び三ツ矢さんのクルマで一路岐阜は鷺山に向かう。山川老師や谷内田さんが乳母呼ばわりする鷺山・森崎亭の主、森崎由枝さんのお膳とお茶の歓待をうける。久しぶりの森崎さんのお茶とお膳は、格別でした。
鷺山 森崎亭の大蓮花
午後6時、岐阜駅から名古屋経由にて、東京に向かう。東京駅より地下鉄にて自宅に帰ったのは、夜10時半ごろでした。谷内田さんはじめ多くのみなさんに多謝です。
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竹久夢二『東京災難画信』展集に多謝

2015年06月17日 | Weblog
先週は、まだお会いしたこともない墨彩画家の向原さんより『向原常美の世界展』(6/ 18~6/ 30、たましんギャラリー)のご案内をいただいた。絵の才能はおろか絵心もない私だが、日本画をはじめ水墨画や墨彩画に触れる機会が多い。

そして2015年6月16日、ひょんなご縁から「竹久夢二『東京災難画信』展集」(ギャラリーゆめじ刊)をいただいた。事務所でお世話になっている雑司ヶ谷方面にお住まいの方のわざわざのプレゼントだ。ただ美人画や少女子ども画などしか知らない私の夢二観が一変した。

宵待草や女十代などの美人画ぐらいしか観たことがない私だが、この夢二の「東京災難画信」(都新聞連載)には、頭が下がる。竹久夢二の社会主義というか社会派詩人画家の本質をみた。関東大震災後の荒廃して復旧ままならない東京下町を毎日スケッチして当時の都新聞(現・東京新聞)に連載しているのだ。

女性や子どもや庶民など弱い者に心を寄せる夢二だからして、大震災に被災し途方にくれる東京下町の人々をスケッチしつづける。完成した美人画の夢二もすてきだが、震災や火災で焼け野原になった下町のスケッチは、それ以上に胸にひびく。スケッチ画に付記されている詩歌や俳句川柳などもコラムも、絵以上だ。感謝感激です。多謝。
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反対や対岸を見ることが大事

2015年06月12日 | Weblog
何かをみたり理解しようとするとき、対象を直視しじっくり見ることは大事だと思う。じっくり十分みたようで、見逃したり見てなかったりすることもある。トシのせいか、さっき見たことをもう忘れたりもする。仕方がないので、ゆっくり見たり 見直したりすることに努めている。

一年半ほど前より俳句を始めたが、何かを見たり感じたりしてもすぐ発句できない。自由律でも季重なりでも何でもいいと言い聞かせても、詠句できない。なかなか思いつかないときは、思い切り”いま見たり思ったりしたこと”から離れるようにしている。これが意外に効果するので、「ヨシザワ詠句10訓」として掲げる。

①遠くを眺め、足元をみて→一句。
②自分がいて、周りをみて→一句。
③街をみて、自分をみて→一句。
④他人をみて、自分をみて→一句。
⑤生きものをみて、周り(環境)をみて→一句。
⑥ちょっと見て、ゆっくり見て→一句。
⑦何かをみて、何かを感じて→一句。
⑧写真を見て、イメージを膨らませて→一句。
⑨汗するをみて、怠けるをみて→一句。
⑩天をみて、地をみて→一句。

何をするにも、何を考えるにも、逆や反対のことや対岸のことを思慮することが大事だと思う。もう一度”いま思ったり、できたりしたこと”を見直してみることで、大事な自分の”見逃し”が見つかるかもしれない。自戒する。
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『みどり濃き ビルの谷間や 副都心』・・・新宿で「俳句一日講座」

2015年06月08日 | Weblog
いま、みどりが濃い。地方や郊外の山々や田畑だけではない。コンクリート・ジャングルと言われる大都会の公園や街路も、いま緑だ。2015年6月7日(日)久しぶりに東京新宿は、副都心の高層ビル街を訪ねた。

高層ビルのコンクリートや道路のアスファルトばかりしか目に入らないと思っていたが、まったく違う。白や灰色の高層ビルが、余計に谷間の緑を際立たせる。高層ビルに反射する陽光が、木々の緑をまぶしくする。梅雨を前にした五月晴れが、みどりを瑞々しく映す。

ビル谷間の緑を覗きながら、JR新宿駅より5分少々歩く。少し汗ばんで、新宿住友ビルの7階に入る。きょうは、久しぶりの俳句一日講座で朝日カルチャー・センターだ。俳句を習い始めて一年半520日を過ぎたが、なかなか俳句にならない。この間詠んだ俳句はトータル580句ほどになるが、自分で”いいかな”と思っている俳句は50句もない。

毎月5句ほどの通信添削指導を受けているが、毎月「A」採点は一句あればいい方。おおかたが「B」「C」評価で、真っ赤に添削されている。年に2~3回参加する俳句一日講座が待ち遠しい。早く俳句らしい俳句をつくりたいが、思うようにはならない。多くが、散文俳句になる。

高層ビルの谷間の緑が、帰路の私を癒やしてくれる。多謝。PS.表題句の上句と下句を入れ替えると、『副都心 ビルの谷間や みどり濃き』。
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