吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

最近のしあわせの国、ベトナム風聞

2012年08月31日 | Weblog
モッ、ハイ、バー、ボン、ナム、サウ、バイ、タム、チン、モイ、モイモッ、モイハイ・・・ちょうど50年前のわたしの勉強。シンチャオ(こんにちわ)、キーフォ ノン ラム(暑いね)などと言って、日本ベトナム協会や上智大語学研究室などに通っていた。

チャオ翁ong, チャオ婆ba やキーフォ気候やカーシャ会社などと当て字して遊学していた。勉強というよりサイド・ワークだ。適当に、トイ何々、オン何々と言っては、・・・ハイフォン? などとやっていた。50年前の記憶だが、大方忘れた。ベトナム戦争真っただ中(1960年代後半)の頃だ。ただいま人口8900万のしあわせ成長のベトナム社会主義共和国だ。

ベトナムのお茶とコーヒー
そして一昨日、まだ独り者の一番下の息子が、一人ベトナムを小旅行して帰ってきた。お土産を持ってチャットしに来た。絹製品やお茶製品やバーモイバー(お酒)ぐらいしか知らなかった自分には、予想外の品物ばかりだ。結構(コピー)ウィットの効いた日本のメーカーのお菓子などを見ては、笑った。コアラのマーチらしきものとパンダが同居したお菓子HELLO PANDAやポッキーらしからぬLUCKY STICKなどが、あの明治製品なのにはビックリした。

HELLO PANDA と LUCKY
わたしのシゴト関連では、ベトナムの豆乳製品5品。日本の2~3倍(都市部レベル)の飲用レベルにあるだけのこと(年4.3L)はあるなと感心するほどの商品(マレーシア品を含む)だ。まだ、乗用車(マイカー)普及率1%程度の国にしては、軽消費財商品の出来栄えが素晴らしい。

ベトナムでの市販豆乳
幸せの国ベトナムの風聞記の2012年8月31日(早朝)でした。
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閾値(いきち)を探求するこころ

2012年08月25日 | Weblog
香りをシゴトにして5年ほどになる。対象は”バラの香り”に限る。香り以外の感覚や便益についての関心もあるが、絞っている。ラベンダーやジャスミンなどバラ以外の香りにも関心はあるが、バラの香りに絞っている。匂いと言う方もいるが、わたしは”香り”をシゴトにしている。

香りは、五感のひとつ臭覚を対象にしている。受けての感覚を対象にしているから、否が応でも”お客様や消費者”の感覚や満足点がモノサシになる。マーケティングや企業言葉は、役に立たない。送り手の言葉は役に立たない。性能や品質、強さや大きさ、世界一やナンバーワンなどという企業言葉やつくり手言葉は役に立たない。

大きいことを基準にしていた送り手は、大型のジャンボジェット機や大型客船を競い、世界一速い新幹線やコンピューターの記憶容量などを競った。しばらくすると、ビットやナノという言葉が聞かれる時代になった。聴覚では、フォンやヘルツやデシベルが、臭覚では ppm や mg/ L などが使われ、多くの台所器具や電気器具などはワットやルックスなどが、その大きさやチカラを訴求した。

五感をシゴトにすると、これらの単位という送り手言葉は役に立たない。商品やモノの良しあしや便益を”感覚”で判断することが多いからだ。臭覚、聴覚、視覚、触覚、味覚を五感というが、これに”勘”や平衡感覚などを加えると(第)六感になる。すべてに”閾値”(いきち/しきい値ともいう)がある。五感それぞれを感じる最少量や識別値だ。

香りや匂いは、強すぎると臭いや悪臭になる。音楽や声や音でもそうだ。強すぎたり大きすぎると騒音や雑音になる。塩気や甘さでも強すぎると、しょっぱくなったり、まずくなる。この限りなく”その感覚”の限界というか最少を求める作業は、ヒトや消費者の希求を探求することに役立つ。

人それぞれで違ったり、生き物それぞれで違う五感の閾値を探す作業をつづける理由だ。同じニオイでも、人の閾値の1億分の1(濃度)ぐらいの閾値を持つのがイヌだというから、本当はイヌや小さなアリさんあたりにニオイや香りの閾値を教わりたいと思う。
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わたしをバラの香りへ誘った”バラ”3品

2012年08月20日 | Weblog
8月19日(日)東京新聞のサンデー版特集は”豆乳”だ。大変わかりやすく大図解特集をしてくれている。まことに多謝だ。わたしのシゴトの大半は、この”豆乳”だが、一週間に一日分ぐらいは”バラ”にかかわる。バラの香りを探求し広めるシゴトをして、3年ほどになる。

キッカケというか動機は、2005年1月14日成人の日ならぬ”バラの日”。たまたま、バラの季節でもないバラの日に友人蓬田勝之さんと居酒屋ビールした日がその日だ。元資生堂の彼(著書『薔薇のパルファム』求龍堂)は、四半世紀以上も”バラの香り”を研究していた。別の友人に頼まれて「バラの香り」の事業化を考えていたわたしは、ビールの勢いで”この件”を相談したのだった。彼を冠にした「蓬田バラの香り研究所」を設立したオリジンだ。

イブピアッチェ
蓬田さんの香りの支柱はティローズエレメントだが、結構ダマスク系の芍薬咲のアカピンク大輪バラ「イブピアッチェ」(丸弁カップ咲)のような花を好んでいたようだ。バラ音痴のわたしは、優雅なこのバラにも魅せられたが、第13回国際バラとガーデニングショウをきっかけにお会いした浅岡正玄さんのバラ園で対面した「オーバーナイトセンセーション」が、より私の背中を押した。その場でいただいた”ローズウォーター”の、そのやさしい香りとのど越しが印象的だった。

オーバーナイトセンセーション
その国際バラとガーデニングショウで紹介された京成バラ園芸の「薫乃」は、その後のモダーンローズの香りを広める私の方向を変えた。2005年JRCのバラの香り部門で金賞に輝いた京成バラ園芸のこの「薫乃」の繊細でやさしい香りに魅了された。淡いクリームピンクの花もいい。後日、ご縁を得てこのバラの香りを再現した香り製品KAORUNO(オードトワレ、練り香水、ハンドクリーム)をつくることになった。

薫乃
2012年春のバラ・シーズンを経て、さらに身近になりそうな”バラの香り”だが、趣味興味とシゴトの調整に悩むこの頃だ。どのような施策を発信したら、広くバラやバラの香りへの人々の関心が高まるか、問う施策を提示することを考えている2012年8月20日です。
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新聞やテレビで使われる言葉が、その時代や社会を表す。

2012年08月19日 | Weblog
昨年(2011)のいま頃よく書かれたり聞いたりした言葉は、除染やがれき処理や放射線量などだが、想定外という言葉もよく耳にした。東日本大震災や福島第一原子力発電所(福島原発)事故および保安院などの言葉の次に出ていた言葉だ。身元不明者や避難所や仮設住宅という言葉も毎日聞いた。

あれ(311)から550日ほど経って、よく聞いたり書かれたりしている言葉も大分変化した。相変わらず多い民主党や社会保障と税の一体改革や消費増税だが、最近は国民負担という言葉もよく聞く。マニフェストや国民の生活が第一につづく最近のはやり言葉は何とも、国勢(国政)や政情を表していて不快だ。耳にする言葉をアトランダムにあげると、つぎのとおりだ。

政局、離党、解散、不信任、造反、対立、増税、維新、地方主権、生活が第一、自分が第一、政党化、(政党)助成金、(比例区)重複、第三極、草刈り場、見切り発車、交代、代表(選挙)など。これらの言葉が集合して表している世情や政情は何か。国際や外交、経済やGDP、社会的インフラや国民所得、安全保障や国防、何年後の日本などの言葉は、あまり出ていない。

政局や政党化や解散時期など、ご自分たちの立場やグループを守ることだけにかかわる言葉が泳ぐ。民主主義や憲法や国民のための政治を思うカケラもうかがえない。与党民主党が崩落しそうだ。大阪維新の会が国政に進出する。雨後のタケノコのごとく毎日聞く○○の会や○○新党や新党○○。誰々や何人が離党し、何人で何々維新の会や減税日本やきずなを立ち上げ、・・・と、喧噪甚だしい。

国民のため地域のため、近い次の世代のため次世代日本のため、といった展望や公約構想が出ているわけではない。ただ反対、生活が第一、増税反対と喧噪しているだけだ。ポピュリズムや迎合なのだが、そうしている本人たちが、どのように国民理解をしているのか定かでない。皆さん揃って猛省してほしい。再び、約束するマニフェストを掲げてください。
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小さな兄妹(けいまい/きょうだい)は、いい。ー(わが家のプライベートから)

2012年08月15日 | Weblog
年に2~3回ぐらいの我が家のファミリー・パーティをした。2012年8月12日(日)、お盆休みに入る日曜日でした。姉、長男、次男三人の子供が揃うのは大変難しいが、姉夫婦と大学2年のその子(孫)と長男夫婦とその子(孫)二人(4歳の男の子と2歳の女の子)とまだ独身の次男の8人が揃い、10人でのファミリーパーティになった。

何人かの兄弟や兄妹はいい。自分が子どものころは、よくお年寄りや親たちに”兄弟は他人の始まり”だから・・・などと意味の解らない説諭をきかされたものだが、小さな孫兄妹たちを見ていると、とてもそんな説諭は意味ないように思えた。日本でも最近よく聞く”一人っ子”だが、子どもはやはり兄妹(兄弟、姉妹)がいい。

孫兄妹
出生(数)率と死亡(数)率がほとんど同じ(106~8万人)になったのは2005年、いまから7年ほど前だ。それまではずっと出生数が死亡数を上回っていたから、人口が増えていたのだが、2007~8年ごろより死亡数が出生数を上回ることになり、人口減少社会に入ったのだ。3~40年前は、一人の女性(一組の夫婦)が平均2人ほどの子供を産んだのだが、ただ今は1.3人だ。何とか2人に近づいてほしい。

長男・孫

お隣の中国が”増加著しい人口”に歯止めをかけたいと”一人っ子政策”(計画生育政策)を掲げたのは1979年。それから30数年たった中国は、迫りくる高齢化社会に直面し、いまこの政策の転換を議論している。65歳以上高齢者人口構成が15%間近(2030年)だということで大騒ぎしているが、日本はすでに15年前に65歳以上高齢者15%を経験している。ただいま(2012年)の25%が30%になるであろう10年後を、悩んでいる。

長男・女の子孫
子どもや出生数を政治や政策でコントロールしようなどは、考えないでほしい。2人でも3人でも兄弟姉妹や兄妹は、適当に多いほど楽しい。久しぶりに孫兄妹と遊んで得たわたしの”望み”でした。

ママと孫兄妹
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人々の生活の変化を感じてコトにあたることの大事。

2012年08月09日 | Weblog
企業や役所に働く人も、店舗経営をしたりサービス業などで働く人も、世の中や人々の暮らしの移り変わりや変化の兆候を見たり感じたりすることは、とても大事だ。通勤の往復や街や街道を歩いたりするときなどにも、行きかう人々や街の様子を観察する習慣をつけるのがいい。役所や新聞社などが刊行する白書や書物なども、かなり役に立つ。日々の新聞やテレビなども参考になる。

人々の生活や行動がハッキリつかめないときは、所得収入や項目別支出などの変化から推し量るのもいい。NHKが5年ごとにベンチマーク調査してくれている国民の生活時間調査なども大変参考になる。社会経済生産性本部のレジャー調査などから、変化を観察することもいい。大事なのは、自分なりの観察や推論や仮想を持つことだ。中から見たり、外からみたり、斜めから見たり、後や横からみたりと、対象を丁寧にみることが大事。

そして、これらの観察や探索を自分のシゴトや考えているコトとの関連に重ねてみることが効果的だ。結構、思いもかけない着想や発見に出会う。

この10~15年、国の経済や財政の規模はほとんど横ばいで、景気も低迷していた。人々の収入や生活の向上感もない。少子高齢化といって、子どもの数が500万人ほど減り、15~29歳あたりの若者も750万人ほど減った。増えたのは65歳以上の高齢者で、1200万人も増加している。総務省の家計調査によると、この10年で人々(世帯)の実収入は平均月額43万円から41万円に、2万円(5%)も減少している。

そっくり、消費支出が2万円減っているのだが、非消費支出は2000円ほど増えている。減らした2万円の主な内訳は、食料費を平均7000円減らし、被服履物費を4000円減らしている。教養・娯楽費も2500円ほど減っている。水道光熱費や交通・通信費および住居費や保健医療費などは、少々増えているのだ。このような家計情況からか、人々の”外食”人口はこの10年で、1500万人(20%)も減っている(レジャー白書)。

バー、スナック、飲み屋利用やカラオケ利用者も、10~20%減っている。家の中で遊ぶテレビゲームやパソコンは、倍増している。ただ、美術館や博物館や映画鑑賞人口は20~40%も増加している。国内観光旅行やジョギングヤウォーキングなどが安定した参加人口(6000万人)を維持しているのは、高齢者のそれが増えているからだろうか。

このような刊行物やデータなどで人々の生活の変化をとらえ、自分や自分周りの人々の実際生活を重ねてみることが大事だ。自分に言い聞かせている。皆さんの参考になるか興味外かはハテナだが、ブログした。
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半泊2日の長岡花火ツアー感動日誌

2012年08月05日 | Weblog
2012年8月3日(金)8:30の上野発Maxとき309号が、目的への経由地・越後湯沢についたのは9:50am 、すでに熱い太陽が照りつけた午前だった。待機していたバスに乗り一路長岡方面は、魚沼に向かった。JA川永農園(南魚沼)で、地元野菜や名物のスイカや魚沼産米のおにぎりなどを買ったり食べたりして、早い昼食を南魚沼「魚野の里」でとった。

南魚沼「魚野の里」で昼食
まだ、夕方7時からの”花火”まで7時間もある。魚沼をあとに一路津南町に向かう。いま真っ盛りの「ひまわりの畑」を観賞するためだ。沖ノ原台地に咲くみごとな”ひまわり”を堪能。また来た道の逆方向になる本日のメイン花火会場の長岡に向かう。バスの窓からみる街道沿いの里山のほとんどが杉林と桐。50年から100年で成木するスギや桐が多いこの地の人々を、少し理解できたような気がした。

津南沖ノ原台地に咲くひまわり
そして、長岡は花火会場のバス駐車場に入ったのが16:00。まだ真夏の太陽がはげしい午後4時だった。花火開始までの3時間を割り当て場所予約のビニール・シートで過ごす。熱中症への炎天熱暑を心配しながら、もう缶ビールのフタを開ける。長く過酷な待ち時間が”限界”に近づいた午後7時を回った頃、開始の花火が打ち上がった。さすが日本一、世界一と言うだけある見事な花火に感動し、約2時間の大花火ショーを後にした。”半泊”のホテル・赤倉ニューホテルに着いたのは、日付も変わった真夜中の2時。花火会場駐車場を出るのに3時間以上も要したためだ。


長岡の花火;待つ人々と打ち上げ花火
2454mの妙高山を真正面に黒姫山や赤倉山を左右にした赤倉ニューホテルにて遅い朝食をとり、妙高高原を後にしたのは8月4日午前10時。本日の目的地は上越市高田公園。日本一といわれるハスの花を観賞するためだ。すでに昼近くだというのに、まだ大きく咲いているハスの花は見事だった。紅(蓮)、白(蓮)やピンク、薄い黄色など、”ハス”にもこんなにいろいろの花(色)があるのかと驚愕した。

高田公園のハスの花
ハスの花観賞の感動を超える感動は、公園内の小林古径邸のうしろの上越市立総合博物館で見た『斉藤真一展・・池田敏章コレクション』だ。わたしには、初めての学習的感動”鼓女(ゴゼ)の絵”でした。

上越博物館の斉藤真一展
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