吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

子ども問題

2010年03月28日 | Weblog
 いつしか少子化問題担当大臣が生まれた。就学以上の子どもの教育を担当する文部科学省や子どもの保育や病気(小児科)などを担当する厚生労働省では、減り続ける子どもの数や出生率に対する政策や将来展望ができなくなったからだ。

 数や率および何歳で結婚するか、子どもを何人生むかなどに政策や施策が入り込む余地は
限られる。どのようなインセンティブやサポートをすれば、子どもが増えるのか確かなことはない。新しい民主党政府は、子ども手当て(26000円)を1人13000円支給することを決めた。高齢化や福祉の充実などで、それでも足りない財政事情を知ってした政策だ。

 何とか”成果”につながってほしいと思うが、不安だ。現在のような景気経済や人々の所得状況で支給する”子ども”手当てが、子どものために、子どもを育てることに、どのように作用し寄与するかがハテナだからだ。日常の生活費もギリギリの家庭や無収入の人々が、本当に子どものために13000円や26000円を使うだろうか。

 そこそこあるものは、子ども手当てを預貯金に回し、無いものは子育てには使わず生活費やその他に回すだろう。お金ではなく、子育て施設の充実や子育てできる環境づくりこそ重要ではないかと思ったりする。子どもに対するオトナや社会や地域のあり方なども問われているように思う。

 それにしても、このところ急増した子どもを使ったテレビ広告は、何としたしたことだろう。お菓子やおもちゃなどならいざ知らず、クルマや住宅および年金や保険など、子どもの世界には関係ない分野にまで、子ども主役のコマーシャルだ。広告CFに出ている本人への影響も不安だが、これらのテレビ広告を見ている子どもがどのような影響をうけるのか、無責任なオトナたちだ。

 子どもたちに対する1000兆円という国の借金(債務)は、見える政治の責任だが、見えないところでオトナがしている無責任を失くすことも大事なことだと思う。
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お店(グローサリー・マーケット)模様から覗いたアメリカ

2010年03月27日 | Weblog
 2010年3月19日LAアナハイム印象記をフォローしておきたい。結構アメリカが語らていたグローサリーショップというかスパーマーケットなどの視察記が欠けていたからだ。せっかくだから、記録しておく。

 2010年3月10日11日と勉強したアナハイム・ヒルトンでのSoyfoods 2010 セミナーでも、幾人かのスピーカーの方が、アメリカのスーパーマーケットなど流通企業の現状や課題について講演していたが、何はともあれ百聞は一見にしかずということで、翌12日の多くは市内近郊のグローサリーマーケットの視察をした。

 多くの日本人や日系人を中心とし、日本の食べ物や惣菜および日本の食品を品揃えしているグローサリーショップMITSUWAは、不自由しない日系人や日本から転勤してきている日本企業の会社員家族の方々の暮らしを想像させた。日本のSMクラスのスーパーマーケットの品揃えより数段優れて日本食品がマーチャンダイジングされていた。

 典型的なアメリカ型グローサリー・スーパーマーケットだと思い込んで覗いたウォル・マートだが、そのお店に来ているお客さんの”メタボ”加減には驚いた。そろいも揃って、お客さんのほとんどが、デブデブ太った下町風のおカミさんやそのダンナなのだ。買う品物もメタボだ。ガロン単位の大きなボトルの飲み物やパッケージ食品をカートをヤマにするほど買って帰るのだ。つぎか、その前に訪れたホールフーズマーケットとは大違いだ。

 おそらくこの地でも山の手のお客さんをターゲットにしていると思われるWHOLE FOODS MARKETのお客さんの多くは”スマート”だ。見るからに品がいい。お店の品揃えというか、陳列や見せ方も含めマーチャンダイジングがすばらしい。演出や陳列がカラフルできれいだ。商品が見るからに”上物”だ。買い物のカートの引き方まで陳列演出に合っていてカッコいい。

 次に覗いたTRADER JOE’Sもなかなかいい店だが、ホールフーズマーケットには及ばない。主にグローサリーショップというかスーパーマーケットをみて回った3月12日だが、夕方や夜は、大型電気店やショッピングモールなども廻ってみた。ちょっとしたキズもの商品だろうが、交換や返品をするこの地の人々や顧客の言い分をすべて受け入れるこの地のお店には”勉強”させられた。

 空が高く真っ青だ。快晴なのに、ちょっと肌寒い風が気持ちいい3月12日のLAアナハイムでした。
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激しい春の嵐と黄砂花粉の中の楽しいウォーキング・武蔵野十里

2010年03月22日 | Weblog
 2010年3月21日春分の日の朝は、強い低気圧が悪戯した春の嵐。あまりにも強烈な風に、外の木々や舞い上がる木の葉やゴミがうなる。プラスチック容器やビニール袋が庭先に、玄関に舞い込む。目を開けて歩けない。カラダが風に押し戻される。

 中止かなと思った今日のウォーキング大会、武蔵野十里25回記念大会が行われる。あさ8時45分、友人の古宇田さんのクルマにピックアップされて東松山ウォーキングセンターに向った。覚悟した関越高速道の渋滞だが、我慢仕切れなくなって川越ICで一般道254に下りた。結局、大失敗だったのだが、午前11時少し前現地に入った。

 もうとっくに40KMコースや25KMコースはスタートしている。浦和(40KM)や大宮(25KM)からこの東松山WCに向って歩いているのだ。春の嵐も収まって雲の合い間に青空かと思いきや、中国からの黄砂と時節の花粉により空はどんより、10メーター先が見えないが、春の香りが濃い春分の日のウォーキングだ。

 130人ほどにお願いしてあるウォーキングソックスの試着モニタリングの結果をお伺いするアンケートや40人ほどの方のご了解をとっているウォーキング後の体力測定などのために現地入りしたのだが、協働している筑波大大学院の諸君達14人ほどはすでに準備作業に入っていた。ソックスを担当するN社の方々も同様だ。

 大病手術後のリハビリ入院中にもかかわらず10KMコースに参加し、元気にゴールしたK夫人のすがすがしい笑顔が印象的だった。人ごみに出るのを嫌がりそうなお子さんと一緒に、毎回参加されるIさんご家族などほほえましい。緑の山々や道路の両側の木の芽群を肌に感じて歩くウォーキングの汗が羨ましいが、横着な自分は不参加だ。ゴメン。

 夕方5時フィニッシングだが、あと片付けなどして午後6時、近くの焼肉屋レストランの打ち上げパーティに参加したもの20人。楽しい春の一日でした。
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さわやかな青空と親切な市民の歓迎が印象のアナハイム

2010年03月19日 | Weblog
 カリフォルニア・アナハイムは晴天、真っ青な空と白がきれいな雲が目にまぶしかった。ロスアンゼルス空港からフリーウェイを1時間の地のLAアナハイムは、人口20万人ほどの小さな町だが、ディズニーランドや松井(秀樹)で知られている。

 2010年3月9日午前11時、私たち5人はホリディ・イン・アナハイムに到着、今回の視察の旅がスタートした。成田を飛び立って12時間ほどの疲れをとろうと一休みし、現地で合流したNさんを交え、アナハイムの中心街へ散歩した。30分X2(往復)ほどの街路の散歩だが、ちょっと寒い爽やかな空気が穏やかな町を演出していた。

 翌日のEXPOやカンファレンスがあるヒルトン・ホテルやその他のホテルやレストランなどがあるセンター街だが、南国的な背の高い街路樹が青空に映える。ランチかディナーか分からない食事をとって、ホテルに帰った。

 3月10日あたりからの Natural Products Expo 2010 West の視察や Expoが開かれているコンベンションセンターに隣接するヒルトン・ホテルで開催される10日~11日の SoyFoods 2010 セミナーに出席することが今回の目的だが、わたしはただ日本や東京と少し異なった空気を吸いたいとこの旅に参加した。

 セミナー初日のジョー・ジョーダン氏のオープニング・スピーチにつづくミネソタ大のジェーン・キンゼイ女史の基調講演が、少々わたしの遊び心を叱正した。今回のメイン・テーマというかコンセプトが、Sustainability(持続可能性)にありそうだと感じたからだ。

 Non-GMO プロジェクトや Sustainable SoyBeans などに 食の安全や安定および地球環境や貧困との闘いなどへの取り組みを感じた。バンクーバー・オリンピック・コンセプトが Sustainability にあったことと重なり、希望的になった。

 仲間の1人が車内に忘れ、あきらめかけたカバンを届けてくれたTAXI 運転手の穏やかな顔は、この地の人々や町全体の空気だ。さわやかで透き通った青、マリーンブルーだ。明日からのEXPO が楽しみだ。(3/11までの日記)
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少しヨソの空気を嗅いできたいと思って・・アナハイム。

2010年03月07日 | Weblog
 わたしのポスト65は、わがままになった。特別エコノミック・アニマルな現役をしてきたつもりもないが、自分流や自分勝手な暮らし方になったと思う。反省もしているが、いまをそんなに変えようとも思っていない。

 ただいま「豆乳」メーカーの団体の事務局に勤務している。ささやかでも毎月決まった給料がいただけるのが嬉しい。とくべつ何をやれ、これをやれという決め事がなく、比較的自由にやらせてもらえるのがいい。どのようにしたら団体や業界の皆さんが喜んでくれるか、どのようにすることが業界に元気をもたらすことになるかを考えて自分なりにやれることが嬉しい。

 「豆乳」と付き合っているお陰で健康や食について”思うこと”や”考えること”が多くなった。健康や食育と食べ物や飲み物との関係を考えることが多くなった。豆乳のご縁でお豆腐や納豆など大豆加工品に関係する皆さんとの交流も多くなった。文字通りのご縁で、来週はLAアナハイムに行ってくることになった。協会のシゴトでもなく、自分のわがままだ。

 当地で開催されるSoyfood 2010 セミナーへの出席とNatural Producta Expo West 2010 の視察を狙ってのアナハイムだが、期待の大部分は”よその空気”を嗅ぐためだ。気の合った仲間5人ほどの旅だが、ご縁を旅程にまで進めてくれたAMA-IMの立石さんに感謝している。

 40年ぶりの米国だが、2010年3月9日から16日はほんのさわりのLAはアナハイムだ。わずか1週間だから空気を感ずることもささやかだろうが、とにかく”よそ”に触れることを楽しみにしている。ご一緒する皆さん、よろしくお願いします。 
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