吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

デフレ脱却経済再生「強い経済日本」づくりを標榜ー第2次安倍内閣発足

2012年12月27日 | Weblog
 2012年12月26日(水)、3年3カ月の雌伏で政権復帰した自公連立政権が期する安倍内閣がスタートした。危機突破内閣だという第2次安倍晋三内閣。国民の期待は大きい。

 大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という三本の矢で、デフレ脱却と経済の再生を果たし、東日本大震災の復興と危機管理に取り組み、力強い日本経済を再生し、つよい日本を取り戻すという。頼もしい限りだ。

 内閣の顔振れも、経済再生を旗印にする陣容だが、有言実行を見守りたい。金融と財政の両立、財政と成長の両立、短期と長期の両立など難題山積のスタートだが、どのように”両立”を果たしていくのか注視したい。果たして、デフレからの脱却や景気経済の成長を前提にするが故の消費増税ができなくて財政再建ができるのか。国の借金は、ずっと増え続けるのか。

 大胆な規制緩和への道程としてのTPP参加をせずして、輸出成長にベースを置く日本経済の成長ができるのか。極端な円安化は、多くの原料を海外に依存する食品や日用消費財のコスト高と価格高騰を招来するだろう。輸出と輸入の両立も難題になろう。つよい国日本の標榜と中国や韓国やその他の外国との良好関係づくりの両立も難題である。

 とにかく ひとつひとつ、課題を実行成果させ、希望的な政権運営をして行ってほしい。再生安倍総理にエールを送る。
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都市化日本で出来ることは、第6次産業モデル・ビジネスの推進か。

2012年12月22日 | Weblog
人は明るい場所で暮らす。動物の多くもそうだが、人はとくに光やあかりのある場所を好む。休むときは、灯りを消したり目を閉じたりするが、活動するときはあかりをつける。明るい場所で働く。都会に集まる。

国により定義はまちまちらしいが、国別の「都市人口」の割合(統計)を覗いた。世界平均、おおむね50%が都市人口、50%がローカル地域に居住している。アメリカやカナダは80%、ドイツや日本は70%が都市域に集中居住している。20年後の2030年あたりには、日本も80%が都市人口(割合)になると思われている。

この都市人口(割合)は、おおむね第3次産業人口(割合)とも重なる。日本の場合、第3次産業人口70%、第2次産業人口25%、第1次産業人口は5%に満たない。農業漁業林業などに携わる人口が、全就業者人口6500万人のうち300万人ぐらいの日本だ。第二次産業の約1600万人の半分ぐらい(800万人)を加えたトータル1100万人17%が、食(含、加工)関連産業人口だとして、これで国の食料自給率40%(カロリーベース)をまかなっているのだから、スゴイ。

国土(耕作地)が世界の0.3%の狭小なこの国が、食料自給率を50%オーバーにするのは大変難儀なことだ。農林漁業などの第6次産業化(1次+2次+3次=6次)で、幾分でも食料自給率を高めること(政府農水省推進)ぐらいが、展望できる”いま出来ること”なのかも知れない。
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「金」(?)、わたしの今年の漢字は「乱」

2012年12月13日 | Weblog
 ことしの漢字が「金」だという(日本漢字能力検定協会)。多くの人の投票で一位にランクされたのであろうが、主にどのような世代や特性の方々が多かったのであろうか。そういえば、12年ほど前(2000年)もシドニーオリンピックの金メダルなどがあって「金」だったが、今年もロンドンオリンピックの金メダルが誘因したのかと思うと少しサムイ。

 もっとも、12年前の「金」には、韓国南北の金・金首脳などしかオリンピック金への上乗せがなかったが、ことしはフィギュア・グランプリの男女の金(メダル)や金環日食や山中伸弥教授のノーベル賞〈金)があった。ドル→金の買い動向もあったかもしれない。それにしても、偽→変→新→暑→絆ときての「金」なのだが、時代や世間を象徴する言葉としてはよわい。わたしなら、ことしは「乱」だ。

 「乱」は意外に、いままでに出てきていない。今回は、金→輪→領などにつづいて5位にランクされていたようだから、私同様の印象の方々も多かったようだ。近いところでは、このたびの総選挙にあたり”乱立”ともいえる12の政党。民主党・小沢一郎氏の乱心や乱逆が契機のようだが、いまや政治の混乱は”これ極まれり”の感だ。海外では、もはや反乱や叛乱では済まないエジプトや中東の内乱や動乱がつづいた。

 竹島や尖閣に起因する韓国や中国のデモなどは、乱暴や乱闘を超えて動乱ともいえる。国の内外、乱世なのかもしれない。かなり身近なところをみれば、学校のいじめなども、乱暴や乱行などと乱がつく。自然や天候なども、はげしく乱れた。大型ハリケーンや暴風台風や竜巻なども、積乱雲や低気圧などの乱れが引き起こしている。2012年、乱の乱舞だったのだ。

 ふり向けば、わたしの事務所やデスクの上の乱雑もこの上ない。きちんとし過ぎるのもよくないのは、”身の回り”だけにしたい。2013年は、2012年の「乱」に後退していただき、少し落ち着いた世の中になってほしい。
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明日を照らす”光”がほしいーイルミネーション

2012年12月09日 | Weblog
足元や目先が見えないと大変不安になる。小田原提灯や懐中電灯の有難さを自覚する。船の安全航行を願う燈台や公園の夜道を照らすサーチライトなど、人々の暮らしを守る”明かり”だ。何かにつけ”明るい”家庭や町に安堵するのが庶民だが2012年、国や社会や政治に明るさが感じられなかった。

2012年、自然や社会も”災難”のトシだった。人々もいろいろな災難を被災した。豪雨や竜巻など異常低気圧に被災した。大きな台風やハリケーンが、日本各地やアメリカを襲った。米国中北部の穀倉地帯は、大干ばつに見舞われた。なかなか脱却できないデフレ経済に追い打ちをかけるこれら自然災害は、ところを選ばなかった。

政治の不作為と私たちの知恵や勇気のなさが、情況の解決や革新を遠くしているようにも思う。そのような時期の日本の12月は、国の行方や姿を決める総選挙。何かの”光”を探索するように、近くのイルミネーション・スポットを回る。年末クリスマス前からの毎年の冬の景色だ。将来のエネルギーや原発問題と並行して節電が訴求されている最近だが、街が明るいことにささやかな幸せを感じる。

イルミネーションの人気の高まりは、景気経済の動きと反対に作用するのかも知れない。不景気だから”明かり”を求めるのかもしれない。六本木や赤坂あたりの街路、お台場や汐留のビル群、東京スカイツリーやホテル高層ビルなど、”スポット”と呼ばれるところは多い。上から、恵比寿ガーデンプラザ、汐留カレッタ、東京ミッドタウンのイルミネーション(12/8/2012)。
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つくり出される不信とイライラの師走上旬

2012年12月08日 | Weblog
どちらかというとノンポリでケセラセラの自分だが、この12月は不信とイライラが多い。この気ぜわしい12月の総選挙がオリジンだが、おおもとは311の復旧復興や笹子トンネル崩落事故後のインフラ不安と政治の乖離がそのような気分にさせているようだ。笹子トンネル事故後の各地のトンネル検査や見つかった破損箇所やら古くなった橋梁などの報道が、このイライラ不信を増長させている。

けさの朝日新聞でみた「イライラするカタカナ文字」などどうでもいい感じなのだが、この度の政治家さんの選挙演説や12もある政党の広報ほど、イライラを煽るものはない。ほとんどの政党は原発ゼロやゼロ・アプローチを掲げているのだから、エネルギーや原発は選択肢にならない。あまり声を大にしない福祉や高齢化社会対応は、各党差異ない。ありそうに装っても財源と政策を見ると大同小異だ。外交や防衛も”あの党ではできない、わが党はできる”と意味不明だ。

身近に思う復旧・復興も同様だと思っていると、笹子トンネル崩落事故と昨夕のかなりビックリした東北・関東地震だ。全国に50以上もあると言われる敷設後4~50年経つトンネル不安は、多くの道路橋梁やガス水道などの社会的インフラの寿命や見える老朽化で、倍増された。3~40年後の老朽化手当や改築も考えずただ公共事業に邁進した政党が、コンクリートから人へや無駄な公共事業への投資削減を訴求する政党を批判する。あなた批判だけをして自らの責任を回顧しない政治が、このところのイライラ不信を高めている。

原発も道路下を走るガスや水道や電線も、高速道や橋梁もみんな老朽している。そして、国にはお金がない。赤字国債だ建設国債だと、孫子の世代にツケを回す。競争原理市場の活性化こそ成長の源だと叫び格差を拡大し、そして自助だ自立だと弱者を責める。公平や民主主義や政治のことをもっともっと勉強し、どのような国のあり様がおすすめなのか、私たちに説諭してほしい。マニフェストや公約やアジェンダなどの文章や言葉を装飾することをやめ、“仕法”を展開してほしい。

もう少しオシャベリしてイライラを解消したくも思うが大分やわらいだので、このくらいでキイボードを閉じる。

註)仕法とは、二宮尊徳翁の経済思想だが、政策と運営を一体化しているところが特徴。人々が
分度(1/2)をわきまえ、推譲(1/2)を旨とし、他譲(1/4)と自譲(1/4)を計画して
生活設計することをすすめる。政治も企業も同じ。
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思いがけずの出会いや縁が、わたしの宝。

2012年12月03日 | Weblog
2012年11月30日(金)は、六本木一丁目の居酒屋「ゆにおん食堂」。落ち着いた雰囲気の料理がおいしい居酒屋さんだ。先週の同窓会でお会いしたばかりの先輩に誘われたアフター6のビール&オシャベリだ。しばらくしての「こんばんわ」は、想定外の機会。そのお店で先輩より、一龍斎貞弥さんを紹介された。

事務所近くに国立演芸場があるためが、このところ落語や講談に馴染むようになったが、貞弥さんは”はじめて”だ。実は私のふるさと常陸太田市に縁ゆかりのある豊後国『二孝女物語』が、彼女の(講談)新作の題目だという。ご出身が、大分は臼杵市野津町だというから、何という”ご縁”なのかと驚嘆した。

『実話 病父を尋ねて三百里』(橋本留美著/新日本文芸協会/H22年9月)でも紹介された「豊後国の二孝女」は、茨城県は常陸太田市(青連寺)と深くかかわる親子愛、親孝行姉妹の実話物語だ。臼杵市(善正寺)では昔から語られていた江戸時代後期の孝女物語だったが近年2007年、当時の臼杵藩や姉妹からの実礼状や書簡が、青連寺で発見され”実話”が確認されたのだ。

親鸞ゆかりの地の巡礼途上で倒れ知らない遠方の地で病床にいるという”ウワサ”便りで、当時300里(約1200km)の道を、苦難の旅や人情愛を奇跡する講談は、親孝行姉妹のツユとトキが主人公。実家がご縁とはいえ、人情や苦難の姉妹長旅物語は、貞弥さんにピッタリの題目だ。若くやさしい美人の貞弥さんを応援したい。

それにしても『孝行したい時分に親話』という。こころしたい。


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