吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

初午(祭り)の話から十二支(動物漢字名)逸話との遊び雑話

2023年02月27日 | Weblog

初午(はつうま)というお祭りや風習がある。二月(旧暦)最初の”午の日”で、新暦でいえば3月になる。何故か知らないが、お稲荷様/稲荷神社の祭りになっている。午(うま)の日というが、馬ではなく”午”だ。お稲荷様や稲荷神社の入り口門や像などになっている”祭神”をみると、ウマ(馬)ではない。キツネのような犬か狼のような像(祭神)だ。

昨(2022)年の初午は 2月10日(新暦3/6)だったが、ことし(2023年)の初午は 2月5日(新暦3/1)だ。お稲荷様は その名の通り”稲”を神様(命の根→稲生る→いなり)にしている。稲や穀物を食べ荒らす(野)ネズミを襲うキツネ(狐)を ”稲の守り神”にしての”キツネ”になったらしい。

それにしても、キツネ(狐)が”馬似”だからなのか ウマ(午)だという。わが日本において”馬”を十二支の午(うま)にする。巷の動物名漢字でなく、何故に難しい十二支(動物)漢字をあてたのか? 馬は 午だけではないだろうに。

子(ね)→(ねずみ)鼠、丑(うし)→(うし)牛、寅(とら)→(とら)虎、卯(う)→(うさぎ)兎、辰(たつ)→(たつ)竜、巳(み)→(へび)蛇、午(うま)→(うま)馬、未(ひつじ)→(ひつじ)羊、申(さる)→(さる)猿、酉(とり)→(とり)鳥、戌(いぬ)→(いぬ)犬、亥(い)→(いのしし)猪。日本語は難しい。

十二支は 十干との合わせで、農耕や暦生活のための暦(気候)や時刻や方角などを表すようにして用いられたようだ。十二支の順番決めのサル、トリ、イヌの喧嘩話やネズミの猫騙しやウシの背からのネズミ飛び降り話などの逸話やおとぎ話の知恵に感服するしかない。

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令和四(2022)年 四季の俳句ー(3) 季節の世の中や世情

2023年02月25日 | Weblog

① 2022年1~3月期の詠句―私撰6句:

    ・マスクして間をとって年始会            ・絵文字のみ孫のメールの年賀状

    ・青い空立春寒波襟たてて                    ・如月や厚着にマスク バスを待つ

    ・水温む己巳の日財布買う                    ・空青し自粛疲れの花見かな

  マスク・マスクの街と人々。立春過ぎてもマスクの日々。久しぶりの晴れ間、青空の下 少し早めの花見もマスク。まだまだ収まり収まりを見せそうもないコロナ禍。人々のライフ・スタイルが変わって行く。

② 2022年4~6月期の詠句ー私撰6句:

    ・すかんぽの 蟻を払って皮を剥く          ・カムカムと人寄せドラマ木の芽時

    ・コロナ禍の八十八夜一安居                   ・青い空赤いタスキの茶摘み女子

    ・梅雨寒や蔵い忘れの長袖着                   ・安居するコロナ禍の日々梅雨籠り

 収まりを見せないコロナ禍の仲春につづく梅雨空。たまには 外気をと、外出。若葉が緑濃くしていく時季。茶摘みする人々や田植えに泥する農夫たちに 隠れるように農道畦を散策。年寄りには、まだの家居がよさそうだ。

③ 2022年7~9月期の詠句ー私撰6句:

    ・渋滞や 裏道ガイド 裏葉草*                      ・笹の葉も軒端も無しの七夕よ

    ・虫の声 止んで隣の人の声                       ・広島忌 核なき世界 デモる街

    ・強風に黄花コスモス腰砕け                     ・落ち蝉を 拾いし孫の声高し

 第七波コロナ感染ピークの8月中旬は、広島忌(8/6) と重なる。核なき世界をデモる街だが、ウクライナ侵攻のロシアなどで “核不使用” の誓いが揺らぐ。(*裏葉草=風知草)

④ 2022年10~12月期の詠句ー私撰6句:

    ・小糠雨 一羽たたずむ老雀                        ・藪下でガチャガチャ騒ぐ轡虫

    ・八手花いい月いい日平和の日                  ・限界村人居ぬ家の木守柿

    ・冬至の日家居の風呂の柚子を買う           ・原発も電気も無しの雪の街

  コオロギなどの虫時雨を覆すようにガチャガチャ騒ぎ鳴きをするクツワムシ(轡虫)が、街の"核なき世界”デモ隊の声に重なる。令和四年2022年もコロナコロナとロシア・ウクライナで、一年を終わる。

 

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令和四(2022)年 四季の俳句ー(2) 季節の生活風景とマイライフ

2023年02月24日 | Weblog

①2022年1~3月期の詠句ー私撰6句:

   ・賀詞交わすマスクと眼鏡名前出ず      ・砂利道を傘寿二人の初詣

   ・三回目ワクチン接種 梅花咲く            ・コロナ外 換気窓開け寒気入る

   ・春探す散歩の土手や蕗の薹                ・手を腰に蟹足歩き麦を踏む

 神宮の砂利道参道を往復した傘寿の二人。その翌週、三回目のワクチン接種に 近くの会場を往復。コロナ禍の三密避ける家居の”倍返し”の歩きに、寒さが浸みる。里山の麓の畑で 一人麦踏む人や春を探して土手道を散策する親娘に、目を休める。

②2022年4~6月期の詠句ー私撰6句:

   ・春雷に天気痛かな偏頭痛                   ・春土用言い訳にして汗かかず

   ・あちこちと探すマゴの手五月晴        ・木漏れ日の檜林でこごみ採る

   ・花園で春の残りの香りバラ               ・梅雨入りや急な低温家居する

  長い梅雨からか 天気痛に悩んだり、もの忘れが多発したりするこの時季。たまの外気をと里山に入る。雑木林から檜林に歩く。こごみ採りに興じて戻る。

 長女夫婦の誘いに乗り、傘寿二人 近くの 花園や道の駅巡りのドライブに。気晴らし大の快適な外出に多謝。道の駅の土産買い物をリュックに帰宅した。

③2022年7~9月期の詠句ー私撰6句:

   ・眼纏のまとわる夕べ家居かな             ・マスクして化粧半分 半夏生

   ・現役を辞めて硯を洗ひけり                 ・コロナ禍と猛暑台風送り盆

   ・好日の重なるこの日菊の酒                 ・明日刈る稲穂を倒し嵐往く

 現役を離れて直ぐからのコロナ禍。家居の日々の第七波の時季、マスク生活の日々と重なる。バス旅もせずに、この春夏を過ごす。”陽”なる好日重なる9月9日、菊の酒での家居に感謝。

④2022年10~12月期の詠句ー私撰6句:

   ・ワクチンの薄まる日々や秋の暮          ・新サンマその日のうちに焼かれたり  

   ・アニメ顔大きなマスク孫威張る          ・霜月や脱いで又着る Tシャツよ 

   ・ケーキなし傘寿二人の聖夜かな          ・初雪やペンギン歩きのサラリーマン

 ワクチン 4回目の接種をしても直ぐ5回目をしろという。コロナ(ウイルス)が種を変え名を変え、収まりが見えないからだという。強くすすめる対象は、高齢者や大人を越え12歳以下や6歳児まで広がっているらしい。大きなマスクの孫が威張って、接種に向かう。

物価高が、エネルギーやインフラから新さんまや卵や食品にまでおよぶ2022年が暮れる。

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令和四(2022)年 四季の俳句ー(1)季節の自然と風景

2023年02月23日 | Weblog

①2022年1~3月期 の詠句ー私撰6句:

   ・山茶花の残る一花に四十雀       ・冬木立落葉で遊ぶ子犬かな

   ・雪の後垣根の赤き藪椿              ・陽溜まりを探して渡る冬目白

   ・繕いし椨の根元の木瓜の花       ・隣国へ避難の母子凍てる春

 初春らしい山茶花の残り花や緑濃い藪椿の赤い花が被る白い雪。冬木立広場の落葉で遊ぶ子犬や春近しのちょっと暖かい陽溜まりを探して飛ぶ目白などの日本。その反対側の国ウクライナ。戦火を逃れ まだ凍てる春を探して隣国ポーランドに避難する母子が 哀しくテレビに映る。

②2022年4~6月期の詠句ー私撰6句:

   ・菜の花の見上げる空やウクライナ    ・雉鳩の春の羽傘卵抱く

   ・田植田の水面の空に舞う揚羽           ・鵯の声のやかまし桑の揺れ

   ・短夜や起きろ起きろと鳴く尾長       ・蠛蠓を払うその手や泥と稗

  庭先の緑濃い桑に飛来するキジバトやヒヨドリ。散歩する堤の土手には、菜の花が真っ黄色に咲いて ウクライナの空を見上げる。蠛蠓(まくなぎ)の煩さや高い声で鳴くヒヨドリを避けるように散策する田植田の畔道。田植田の水面に映る己を見てアゲハ(揚羽蝶)が 舞っている。

③2022年7~9月期の詠句ー私撰6句:

   ・ことし初ミンミン蝉の声を聴く        ・戻り梅雨ゲリラ豪雨に濡れ雀

   ・真夜中のカミナリ豪雨蕎麦の花         ・雨上がり庭先の一男郎花

   ・青い空 桜落葉とアカタテハ               ・庭先の灯りが点る秋の暮れ

  コロナ感染第七波の2022年夏季。三密を避ける家居の日々を高めるゲリラ豪雨や戻り梅雨。真っ白く咲く蕎麦の花やオミナエシや秋山の花々につづく街の桜落葉が、秋の暮れ景色を濃くする。

④2022年10~12月期の詠句ー私撰6句:

    ・秋そばの白花見上げる紅コキア         ・夕暮や途切れ途切れの虫時雨

    ・行く秋を惜しむ赤い実ナナカマド      ・ふる里の赤黄緑の山眠る

    ・山茶花の残る一花に冬の蝶                 ・枯木立風に抗うレジ袋

  赤黄緑の眠る山麓の秋そばの”白さ”が目立つ。街路樹のナナカマドには赤い実花。家々の庭先では コオロギなどの秋の虫たちが時雨る。山茶花の花の終る街には 枯木立の枝にぶら下がるレジ袋が 景色をつくる。

 

 

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1980年代 世の中や人々の間に流行った流行歌二つの小話

2023年02月21日 | Weblog

十年近くお世話になったリサーチ会社を 私が辞した昭和49(1974)年、”列島改造論”の田中角栄や”ジャイアンツは 永遠に不滅”の長嶋茂雄の両巨頭が引退。新しい価値基準への変化の兆しが見えた昭和51(1979)年、クロネコヤマトの宅配便がスタートした。

ピンクレディや松田聖子の歌が流行り、クリスタル族(田中康夫)や おいしい生活(糸井重里CM)などに誘われるように、私は昭和55(1980)年から3年ほどお世話になった外資化粧品会社を退職した(昭和58(1983)年)。

その頃より1980年代流行った歌二つ。いまでも”口ずさむ”流行歌。「異邦人」(久保田早紀/1979 )と 「いい日旅立ち」(山口百恵/谷村新司/1978 )。とにかく、”曲がいい”し "詩がいい”上に 唄う歌手がいいのだ。

[異邦人」”あなたにとって 私 / ただの通りすがり”の 異邦人の一番の詩もいいが、”人の波にカラダを預け / ゆらゆら彷徨い歩く 私” を ”置き去りに過ぎてゆく白い朝” の”  哀しみを持て余す“ 異邦人なる二番の詩がいい。異国なるシルクロードに旅したくなるソングだ。

また、” 雪解け間近の北の空に向い” 一人きり 旅に出る「いい日旅立ち」の歌詞も郷愁を誘う。” 私を待っている人がいる” ”夕焼けやひつじ雲を探しに” ”歌を道連れに”旅に出る詩がいい。” 日本のどこか”に(どこにでも)旅を誘う国鉄(JR)のCMにピッタリだ。

揃って” 高度成長“ にただ熱くなる世の中や人々に、鎮まれ”落ち着け”と優しく諭す歌二つでした。多謝。

 

 

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きょう 2月19日(2023年)は 雨水 ! 二十四節気「雨水」の小話。

2023年02月19日 | Weblog

暦生活でいう 二十四節気は、一年を季節の特徴から24分割し その分割点(月日)を節気名づけしたもの。二十四節気(2023年)はじめの「立春」の次の節気が「雨水」(2月19日)。空から降るものが 雪から雨に変わり(雪が溶け始め)徐々に”春”になっていく時季。

一年の二十四節気を順番に示すと、「(2/4)立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨」「(5/6)立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑」「(8/8)立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降」「(11/8)立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒」になる。

「雪が雨に変わり 草木が芽吹き始める」雨水。二月というと まだ寒い日が続いており、”春”を感じられる時季ではないが、この雨水は 農耕の準備を始める目安季とされて来た。春隣や春近しを知らせて鳴く鶯の声が聞える”春の始まり”の時季。お雛様を飾る時節でもある。

さらに(2月19日~3月4日頃の) 雨水は二十四節気七十二候なる 初候、次候、末候に3区分され、農耕生活を助ける節候になっている。初候「土脉潤起」(つちのしょううるおいおこる)、次候「霞始靆」(かすみはじめてたなびく) および末候「草木萌動」(そうもくめばえいずる) になると、教えている。・・・希望的な”雨水”なのだ!。

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一日のコロナ感染者が1万人を割り、同死者が100人を切った報道(2/13)から。

2023年02月18日 | Weblog

新型コロナ感染での死者が累計7万人(全国)を超えた(累計総感染者3,290万人)2,023年2月8日(2/9午前0時発表)のその日一日の感染者は 3万2,972人同日の死者223人だった。その4日後の2月12日(2/13午前0時発)の感染者が1万人を割り(9,431人)同日の死者も100人を切った(93人)。・・・”コロナの収まり”もうすぐの感?。

 

話は大きくそれるが、・・・公表や発表する”数字”は、”正しい”のが当たり前。実態や真実でなければいけない。政府や役所などが発行する報告書や公表する数字は ”間違っていない”正しい事実や真実。そう思って 人々はそれらの数字などに基づいて”何か”を考えたりしている。

いま 世界中の人々が、判断し施策を考えたりしている新型コロナ感染状況を積算発表している”数字”も同様。感染発生以来、日々参考にさせて頂いた「世界のコロナ感染状況」(米 ジョンズ・ホプキンス大学集計発表)が、2022年12月30日(朝日新聞再掲)をもって中止になった。

中国の発表をはじめその他の国々の数字などの一部にも、必ずしも実態(全数)を十分把握していないと思われる数字だからだという。事実や真実とは言えなさそうな”数字”を「よく発表できた」と思うが、そのような数字(嘘)を積算正しい数字に混入して「よくそれを発表してこれたな」と思う。

しかして わが国。2023年2月9日(朝日新聞掲載)からの数字は、厚生労働省発表のそれだという。これまでのほぼ3年の”数字”は、都道府県発表のそれを積算して掲載していたのだという。都道府県発の数字は発表時間差があるからだというが、前日の午後7時半と当翌日の午前0時がどのように違うのか分からない。

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春告げる花チューリップと水仙やクリスマスローズと毒球根の話

2023年02月16日 | Weblog

冬の寒さに耐え 春に咲く花の代表は 水仙やチューリップ。赤 白 ピンクやオレンジ、黄 紫 緑 黒や褐色など色 多彩な春の花の王者は チューリップ。このチューリップより早く春を告げる球根花がある。スイセンやクリスマスローズだ。厳しい寒さを耐えるためか、チューリップや水仙やクリスマスローズなどの球根は、そのほとんどが”毒”を持つ。

中山間地などの庭先によく見るスイセン(水仙)は、その大半が イノシシなどの獣害対策。その強力な鼻先で家庭園や畑や土手などを穿るイノシシを避けるためだ。アルカロイドなる毒性球根のスイセンは 雪中花とも云われる。日本全国に植栽されているが、主に東北地方や能登半島など 寒い地方に多い。ニホンスイセン、ラッパスイセン、フサザキスイセンや黄スイセンなど、皆 春を告げて咲き誇る。

  

スイセンと同じ時期、2~4月にかけて広く家々の庭先に 地植えで咲くクリスマスローズ。雪起しなどとも呼ばれる。このクリスマスローズの球根にも ヘレボラスなどという毒性がある。ヘレボラスとは、ギリシャ語で”殺す食べ物”という意味らしい。5~6枚の花弁を、白 紫 ピンクなどにして多彩に咲く。家々の花壇や庭先にも多く植栽されて、毎春に咲く。

毒性を持つ花は、球根花だけではない。よく知られる猛毒を持つ山野草の花は トリカブト。ドクゼリやドクウツギとあわせて、日本の三大有毒植物と言われる(三大毒キノコは別)。水仙や鈴蘭や彼岸花なども、トリカブトの青い花に劣らず キレイな春の花だが、”綺麗な花”には 毒があることを知って 観賞・植栽をしてほしい。

 

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街の人々に癒しをくれている”街路樹”たちに多謝!

2023年02月15日 | Weblog

街路にも大きな通りや小さな通りなど、いろいろある。電柱や道路標識などが沢山ある道路もあれば、あまりなくすっきりした道路もある。道路や歩道などの巾もいろいろ。大きなクルマが多く通る道路や通行量の少ない道路もある。道路の両脇の街路樹もいろいろ。クスノキやヤマモモなどの常緑樹もあれば、イチョウやケヤキなどの落葉樹も多い。

毎日何気なく見る街路樹。枝や葉が生い茂る春夏の時期より、大木の落葉後のハダカになった街路樹に目が行く。少し前までは あまり気にならなかった剪定後の姿だが、最近気になる。自分のトシのせいかも知れない。大きなケヤキ、イチョウやプラタナスなどの剪定がキツく 厳しい。樹齢が高くなり過ぎたせいか、街路を維持管理する予算が厳しくなったせいかは知らないが、いわゆる”ブツ切り剪定” が多くなった気がする。

交通事情のせいか、街の景観などのせいか知らないが、ほとんど丸裸にされたイチョウやケヤキなどの落葉樹が痛々しい。同じ落葉樹でも中背のカツラやミズキやナナカマドなどは、あまりブツ切りな剪定はされない。イチョウ、ケヤキ、サクラ、カエデ、ポプラやトチノキが、都会の街路景観を美しくしてくれた功績は大きい。そういう大木落葉樹が望んでいないのに 丸裸にされる。そういう景色になれてしまった自分がこわい。

初春の晴間の穏やかな青天。誘われて街に出る。駅の東方向大通りの並木は ブツ切り剪定されたケヤキ。西口に入る大通りはブツ切り裸にされたイチョウの並木だ。道路の見通しはいいが、それぞれの大樹が哀しい。難しいシゴトだとは思うが、”大木”にやさしい剪定を考えてほしい。・・・街の街路樹たちに多謝!

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二宮尊徳翁の「仁義礼智信」(五常講)の再々講

2023年02月14日 | Weblog

二年前の2021年2月3日 私は「二宮尊徳の仁義礼智信(五常講)の”五徳”を五常にしよう!」なるブログを投稿発信した。世の中がコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻や詐欺強盗などで荒廃している今、尊徳翁の”五徳”「 仁、義、礼、智、信」を五常にすることが大切なのではないかと、ブログ投稿発信します。

科学や哲学と言わずとも、孔子や孟子の四端や陰陽の五行説や武蔵の五輪書なども、オリジンは 仏教や儒教や論語のように思う。論語の五徳(温良恭倹譲)や四端に“信”を加えた尊徳の五徳(仁義礼智信)も、五行説や五輪書なども五十歩百歩かも知れない。

しかるに、二宮尊徳の五常講から”五徳”を概説する。仁 は ”人”(じん)でもある。仁は人 誰にでもある惻隠の心。人間が守るべき礎の姿。自分に厳しく周囲に寛容の慈愛の心で暮し。義は 人が歩むべき正しい道。仁を実践する基本は、義を貫く(正義)こと。礼は 仁 実戦の要で、自らを謙遜し相手に敬意をもって接する礼儀礼節。智は 人や物事の善悪を正しく判断する知恵。信は 心と言葉と行いが一致していて嘘がないことで得られる信頼や信用や信義のこと。

信義とは 文字通り” 信にこたえ義をなす”こと。誠実で人を騙さないことでもある。よく「信頼しても、信用するな」と言われるごとく、大事なのは”信用”と言えよう。結局、ビジネスや生活が上手く行くかどうかは、人と人の出会いや円滑なコミュニケーションにあるとも言えよう。信用や信義を大切にすることが、社会生活の基本とも言えるでしょう。

 

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