吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

2008年の流行が”値上げ”だけにならないことを祈る。

2008年02月27日 | Weblog
 流行やソーシャル・トレンドというと、何が思い浮かぶだろうか。世の中や人々の嗜好やライフスタイルの動向や傾向を”流行”というなら、さしずめ2007年のそれが”嘘や偽”だったとは何ともイヤな世の中でした。

 虚偽などというヒトを”騙したり、疑ったりする”する行為などは脇に寄せて、世の中や市場の動きを見たいと思ったりします。しかし、そんなところに飛び込んでくるニュースやトピックスが”値上げやメタボ”だったりするのもイヤな感じです。メタボなどは、そのような言葉の”はやり”を通じ、ダイエットや健康の関心や指向に向かう人々が増えることを考えると、もっと広く言葉歩きしてくれてもいいような気がします。

 昨年や一昨年は、公共(生活インフラ)料金の高騰に目を光らせて過ごしました。公共交通料金や電気ガス・水道料金や医療費など、知らないうちの値上げが傾向でした。そして、一昨年から昨年にかけ大幅に上がったのが、原油やガソリン価格。これにオーバーラップするように小麦やとうもろこしなど輸入穀物価格の高騰の波でした。

 どうやら2008年は、ひきつづく輸入穀物や農産物および食料品の軒並みの"値上げ”という気配なのです。昨年10月ごろ値上げされたものでさえ、またこの3~4月、上げざるを得ないという風潮なのだ。この半年から一年、値上げしたくても出来なかった業界やメーカー企業も”ガマンできない”と値上げの意向だ。

 小麦粉を原料とするパンや麺類、とうもろこしなどを原料とするサラダ油や天ぷら油、飼料や原料が高くなったからとハム・ソーセージや乳製品や加工食品・冷凍食品、このような素材を利用するからという外食(メニュー)などに加え、ビールや牛乳などの飲料や紙や繊維まで”値上げ”ラッシュの3~4月だ。

 しかし、春闘で勝てる労組や労働者の姿もいまやなく、賃金所得者の庶民だけが”ガマン”を余儀なくされそうな気配。特別暫定税率措置法であろうがなかろうが、歳入や予算を”いかにしてキレイに使うか”だけに知恵する官僚や政治家だけが「自分たちだけが責められる被害者だ」と、テレビやマスコミで叫んでいる。そんな姿がコッケイに映る昨今です。
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小さな人間関係社会がやすらぐ。

2008年02月24日 | Weblog
 還暦を過ぎて、同窓会やクラス会や同好会などが多い。専ら会社や仕事場における人間関係社会で人生してきた自分は、自治会や町内会など地域コミュニティにおける人間関係がない。反省しきりのリタイア人生だが、キッカケや機会を得ていない。

 一昨日は高等学校・同窓会の役員会をした。いつもながらの活動報告や決算などの報告や議論がなされ、活性化の意見やアイディアなどをいただくのだが、年齢世代巾が30歳ほどもあれば、生き方や環境および価値基準などが大きく違うことなどがあり、いつも結論しない。それでいいなどと思う自分世代や合理性や効率を基準にする現役世代とのズレも多い。”同窓や同郷”ということでお互いの寛容を得て”集まっている”のだが、いつも交わされる方言に癒されている。

 偶数月に集まる五人会は、大学を終えてはじめて就職した会社仲間5人の会。ずっと似たような仕事を専らにしてきた友人たちだ。社会学や新聞学や経済などの文科系出身の者が仲間だから、世の中のウワサ話ややわらかい話が好きだ。論理的に話を詰めていったり、話を難しくしないところがやさしくて、変な抵抗がない。いつも集う日比谷・星稜会館のランチがいい。

 昨日23日は、上野囲碁会館に六人が集った。次回より奇数月に会合してもらうことになったクラス会兼囲碁同好会だ。僅か40人にもならない高校三年五組に、囲碁を同好にするものが8人も10人もいたことが不思議だが、2ヶ月に1回のクラス同好会ができるのも囲碁のお陰だ。アフター囲碁は当然反省会と称した飲み会になる。ときどき、ゴルフやカラオケにもなるようだ。

 いい加減な集いだから続くのかもしれないが、論理や合理や効率と言う社会にあって、何のテーマも目的もない集まりや人間関係社会もいいもんだと、次の集いを楽しみにしたり、考えたりしている自分だ。
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i PS 細胞作製の成功が語る人類の欲望の展望

2008年02月19日 | Weblog
 京都大の山中教授グループが、iPS 細胞の作製に成功した。万能細胞や人工多機能幹細胞と呼ばれるiPS細胞の研究が盛んだ。皮膚細胞に遺伝子を導入すると、あらゆる細胞や組織になれるiPS 細胞ができるのだという。これで人体の傷んだ組織や臓器の再生医療が大きく進展するだろう。一説にはつぎのノーベル賞の有力候補にもなると言われているほどの大変な成功である。

 ついこの間の20世紀末、相次いで開発研究されたヒトES細胞や体細胞クローンおよびヒトクローン胚ES細胞研究などが薄れるほどの高まりだ。1990年代後半の体細胞クローン羊(ドリー)の誕生や死亡およびそれ以来4~500頭にもなっていると見られるクローン牛。そして、ネコやイヌの体細胞クローンが出て、政治社会倫理的問題を生起させた。

 その一方で進められたヒトクローン胚を利用したES細胞の研究が、結果として今回の i PS細胞研究の広がりに繋がったともみられる。受精卵を使ったりしないことで倫理問題などはクリアしているように見えるiPS細胞だが、まだまだガン化や安全性検証の残り作業が多い。

 大阪大や慶応大の心筋(再生)研究や東京大や理化学研究所の血液や網膜細胞つくりの研究およびその他多くの医科大学でなされているガン化抑止や安全性試験が成果することを希望するが、このように、時代性や展望性および話題性(含、ビジネス性)のある分野に研究が偏向することを危惧する。

 確かに、長く健康に生きることは人々の究極の"願い”かもしれないが、適度や相応のころあいで妥協することも、それなりに平和で幸福な人類社会になりそうでよさそうに思われるが、いかがでしょうか。
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東芝のHD-DVDの撤退デシジョンを歓迎する。

2008年02月17日 | Weblog
 2008年2月16日、東芝は次世代DVD、HD-DVDの撤退を決めたようだ。想像以上に早い今回の決定を歓迎したい。パワーマーケティングで勝ち負けが決まったのか、戦略マーケティングでBD側が勝ったのか総括できないが、何はともあれ早期に「規格」が一本化したことは、消費者や市場のために大変よかったと思う。

 かって、ビデオ規格でVHS方式と長期戦を戦い撤退したソニーのβ方式は、消費者市場を大きく混乱させ、以後の後始末に難儀した。10年から20年ぐらい両方式を引きずり、結局はβ方式の販売製造が断念されたのだった。そのソニーを中心とするブルーレイ・ディスク(BD)規格が勝利したのだ。規格性能の優位性だけが”勝利”の理由ではなさそうだというところも、ビデオのVHSと同じだ。

 VHSビデオのときもそうだったが、ビデオ(デッキ)や(次世代)DVDのシェアは、プレイヤー単体というよりテレビ機器にセットされたものの販売結果が”シェア”になる。プレイヤー単体の”価格”(低価格)だけで戦える要素は低い。
松下電器、シャープ、ソニーなどの薄型テレビの販売シェアは、あわせて90%も占める。なるべくして落ち着いたという感想なのだ。

 もっとも、10年から20年前のビデオ規格戦争の時と違い、現在の市場の環境は複雑だ。プレイヤーやテレビなどのハード販売競争以上に、映画やパソコンおよび映画ソフトやレンタル事業者などの支持や影響がシェアを大きく左右する。加えて、ウォルマートのような世界規模の超大手小売業の動向やワーナーのような大手映画会社のそれにによって動向が左右される時代だ。

 今回のワーナーやウォルマートのブルーレイ・ディスク(BD)支持が、東芝のHD-DVD撤退をデシジョンさせたことは確かだと思うが、これからのHD-DVD購入消費者のフォロー・ケアやHD-DVD技術の社会的(企業的)資産化などに注力してほしい。販売流通市場や株式市場など社会的信用の回復について今後大変ご苦労するであろう東芝に見えざる支援が届くことを期待している。
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格差をつくり拡大させる主犯は”道路”なのに、”道路”を欲しがる地方の首長?

2008年02月14日 | Weblog
 いま、政治も社会も”格差”が問題。格差を埋めるためと言って道路や特定財源の分配をよこせと大声する地方の首長。大いに本質ズレしている。宮崎の東国原知事を筆頭に、道路の整備しか地方を活性させる処方はないという。頭を冷やして、よーく考えろと言いたい。目先の財務諸表の左右あわせしか見えないのだろうか。

 福田保守本流政権が、”改革”を悪呼ばりする。ついこの間、同じ与党の小泉元総理率いる自民党が、改革を旗印に圧倒的な国民の支持を得たことなどとうにお忘れのようだ。政治的力量も素性も分からぬ小泉チルドレンを83人も当選させてもらいながら、もうチルドレンはいらないと嘯く。郵政改革も三位一体改革も端緒にもついていないのに、反省だいらないという。”いたみ”しか生まないのが改革だと保守本流や守旧派のひとたちが騒ぐ。まるで、政治をもてあそんでいるようだ。

 既設の利権体制や構造や安定した体制を壊す”改革”など考えたくもない。何も変えない、何もしないことが”善”なのだ。だから、30年も”暫定”を延長し、これからまた10年”暫定”を延長するのだ。自分たち官僚や保守本流の”やり方”なのだ。道路特定財源の一般財源化を言った小泉元首相は、一時の思いつきで言ったので、安定を標榜するすでに代替わりした保守本流の福田政権が、”そんなせこいこと”をするわけがないのだ。

 10年で59兆円か60何兆円か知らないが、これを道路整備に使うことこそ、地方の望みだし、地方と中央の格差を埋める処方だという。無駄な道路は作らないから安心して59兆円を道路にのみ使わせろという。必要な道路をつくるのだから人々のお役に立つという。政府がつくる道路は必要な道路だけだという。不必要な道路はあるのですか。どんな道路ですか。必要な道路との違いを説明してほしい。

 実は”道路”ほど中央と地方の格差づくりや格差拡大に寄与するものはないと思っている。「すべての道路はローマ(東京)に通ず」が何を言っているかは、中学生でもわかる。人材や富の源泉知識が、道路や交通網に乗って中央集中し、中央と地方の格差がどんどん拡大することを言っているのだ。道路が、中央の富を地方に分配するように働くことなどないのだ。宮崎の東国原知事にも分かってほしい。

 道路が、地方の富や富の源泉の知識を中央に持って行くという基本的な性格を分かって”道路”をリクエストしてほしい。一時の見せ金や利権に目を奪われないでほしい。そんな道路特定財源やガソリン税25円の国会騒ぎのいまの日本なのだ。
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「超カンタン」さんを訪ねて沖縄へ。

2008年02月10日 | Weblog
 沖縄に「超カンタン」さんがいる。まだ一度ぐらい(昨年暮)しかお会いしたことがない人だが、大変なハイテク学者社長さんだ。何でも微分していくナノテク学者だが、環境問題や地球社会に対する見識は高い。

 何故惹かれるように「超カンタン」さんに会いたくなるのか、一度しかお会いしていないのに不思議な魅力の人だ。文系の私に無い理系思考にあこがれるのかも知れない。KTさんの期限迫るマイレージを使わせてもらい、Mさんをシェルパにしての急な沖縄小旅行。ほとんど空きの無い2月に無理強いで入れた沖縄KJC行きだ。

 このようなプライベートをブログすることは稀な私だが、ただいまの自分のテーマ「薔薇の香り」商品化が、私を沖縄へ後押ししたのかもしれない。何しろ、香りも環境もその組成主役は「C」(炭素)だし、その脇役は「水素」(水素)なのだ。「超カンタン」さんの魔法の(ゼオライト)キャビティが、CでもHでも”一掴み”にしてしまうということに魅せられたのかも知れない。

 ほのかな薔薇の香り(7種)を、ほのかな熱で放散対流させる空間が”売り”の薔薇の香りのライフスタイル商品。バラの香りの成分のフェニルエチル(アルコール)やゲラニオールはともに”OH”,シトロネールは”HC”をベンゼン核に尾ひれしている。現代ローズの香りの主役ティローズエレメントは、何と”OCH3とCH3O”を繋いでいる(ジメトキシルメチル ベンゼン)。すべて、OHやCH3やCやHが関わっている。「超カンタン」さんが、超カンタンに一掴みしてコントロールできるという物質で、環境や空間や水と同じ対象物質なのだ。

他に比と類を見ない「ヨコ型炭化炉」と「2塔式PSA装置」および「HPSシステム」の連繋システムによる廃タイヤ再生エネルギーの説明(プレゼン)を聞いた。結構、国家的な地球環境的完全リサイクル資源化システムにもかかわらず、素人にも分かるやさしい説明をする「超カンタン」さんの眼差しが人にやさしい。

 超カンタンさんの説明や案内の一言一言に、水や水素についての高い技術や見識が伺えた。香りに水素や水を入れてやさしくするアイディアなどもいただいた。収穫の多いあたたかい予想どおりの沖縄小旅行だった。一晩で9本(9人)の古酒北谷長老という泡盛も謝名亭の沖縄そばも、初めてのオイシイ体験だった。ありがとうございました。
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あなたは、ユビキタス(監視管理)社会を希望しますか?

2008年02月05日 | Weblog
 管理社会化と情報社会化は、一緒になって進展するようだ。ITや情報化に遅れまいと企業も役所も、そして一人ひとりの市民消費者も情報感性を高め、情報リテラシーを高めようとしている。”情報”とは、そんなに利便なものなのか?

 個人個人や集団でも、対象相手を知りたい、理解したいと思えば、相手の姿や現況や経歴(沿革)および希望することを知りたくなる。そうしなければ一人ひとりにフィットする施策やモノを考えることが出来ない。顧客満足(度)や市民満足を高めるためと、対象相手を丸裸にする。失敬この上ない。秘匿することや自分だけにしか分からないことがあって、自分の世界が作れたり守れたりして”自由”があるのではないか。

 人々の安全や安心を担保することやお店や商店街の犯罪を防ぐことは、いつもどこでも錦の御旗だ。銀行やコンビニやビルおよび街のいたる所に監視カメラがある。人に内緒に行こうと思ったり、ここを歩いていることは誰にも知られたくないと思っても、四六時中監視されている。窮屈で気味の悪いイヤな世の中だと思わないのだろうか。安全安心は、監視やひとを裸にしなければ得られないのだろうか。

 IT化や情報化が進む一方で、個人や情報の保護や情報の信頼性や正確性を保障することが求められる。インフォメーション・ネットワークや情報(文書)管理システムなどの整備が情報信頼性の担保だということで、日本版SOX法がこの4月に適用される。東証などへのIR,財務報告などの正確性や信頼性を高めることは、投資家や消費者を守り、社会的信用性を高める最低限のことだという。

 企業も個人も、世の中や市場から四六時中監視される社会になることがユビキタス社会化のような気がして”イヤ”なのだ。自分の日々の行動や仕草や考えや思いなどが常時監視され、開示されるのだ。自由や秘匿が制約されるのがユビキタスなら、とにかく便利だというユビキタス社会でも歓迎する気にはなれない。

 なんでも”トコトン知ろう”などという知識欲も、野次馬や岡目的な人や対象をただ”裸にする”興味が体制や権力側に見えたときなど、本当にイヤな世の中だ。
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オジンの生活シーンを奪い占拠する日本の女性たち。

2008年02月02日 | Weblog
 屋台/赤提灯、焼鳥/居酒屋、小料理家/クラブは、ついこの間までサラリーマン中高年男性のアフター・ファイブだった。いまこのようなお店に男子ビジネスマンの姿を見ない。見られる光景は、勤め帰りのOL女性たちの笑いとオシャベリだ。居酒屋でいわく付きの日本酒や焼酎をボトルで飲んでいるのもキャリア女性OLのグループやデパート退社後の女性たちだ。

 ちょっとシャレた隠れ小料理家で講釈しながらめったに飲めない日本酒や高級ワインを飲んでいる女性仲間も多い。世の中高年や管理職の男性たちがいたかなと見れば、隣にいかにもキャリアの女性がいたりする。いわゆるグルメ通なのも女性に多い。

 ふつうのサラリーマン男性や中高年管理職男性たちは、いまどこで、どのような時間過ごしをしているのだろうか。自分たちの新しいライフスタイルや場所を得たのだろうか。昔のような退社後雀荘も見ない。スポーツジムやエクササイズなどでも中高年の男性を見ない。若い男子と元気な女性たちが多い。女性たちが退社したあと、残業でもしているのだろうか。それともまっすぐ帰宅して家族揃っての夕食をとっているのだろうか。世の主婦女性の多くが、食事の支度ほどイヤな仕事はないとグチッているのを知ってか知らずか、帰宅するしか寄り道がない世のご主人のようだ。

 土日のゴルフ場は、中高年男性、管理職ビジネスマン専用の社交場というより”息抜き”の場所だったはず。前守屋次官や高級官僚や何とか独立法人の理事さんたちだけの場所でもなかった。ところが、ここも最近は女性に占拠されそうだという。いわゆるゴルコン・ゴルファーの出現だ。男性も若い人のゴルファーが増え、女性のゴルコンのターゲットになっているのだという。ますます減る中高年ゴルファーなのだ。

 ゴルフショップの売れ筋も女性用ゴルフセットやレディス・ゴルフウエアや小物らしい。ゴルフ場でも、ゴルフ用品売り場でもはじかれつつある中高年男性たちが、いまでも日本経済のエコノミック・アニマルなのだ。ささやかなレジャーやいこいの時間を取り上げないでやって欲しいと思う。

 女性の社会的進出の成果か、男女平等社会化の成果か分からないが、このようなオジンと女性の生活シーンの逆転をどのように考えればいいのか。それでも、まだまだ日本は男社会なのだと、世のキャリア女性たちはいうのだろうが、どのようになれば、真に男女平等社会といえるのか、世の女性の”絵描き”を見たい。
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一元化は魔法の手?タテを増やすことになりそうな食の消費者行政。

2008年02月01日 | Weblog
 中国製ギョウザの中毒と中国製冷凍総菜食品の安全性不信は、深刻だ。重体を含む中国製ギョウザの中毒者が多数出たことも、それはそれは大変なことですが、それ以上に私たちが学習したことは、日本の食が加工食品においてさえ、大変な量や数、中国に依存しているという現実だ。

 食の偽装問題に明け暮れた2007年が明けたと思ったらの中国製加工食品の農薬混入などは書きたくないテーマだが、仕方ないほどのこの所の新聞マスコミの報道なのだ。JTやカト吉、味の素やコープブランドなど19社69品だという中国製冷凍食品。よくスーパーなどで見慣れたパッケージだ。製造元の中国・天洋食品はといえば、業界では”かなり評判のいい”会社であり、工場だ。

 聞きなれない”メタミドホス”という農薬が中毒の原因物質らしい。混入機会を考えたり学習したりすると、まるで推理小説的ノンフィクションになる。中国産や中国製を抜いては成立しない日本の食事情。残留農薬をオリジンとする中国産農産物への安全性不信や不安が少しづつ解消する気配が、今回の事件で逆戻りし、中国産や中国製食品への安全性不安、不信が大きく高まったといえる。再度、この不信を払拭することは、並大抵の作業を越える。

 日本の食品や食料品行政のタテ割りと情報や管理の一元化が出来ていないことが原因だとして、消費者行政の一元化を考えているという。一元化という祝詞でまたタテ割のタテを増やそうというのか。農水省、厚労省、経産省と輸入品などにかかわる税関(財務省)検疫や競争や表示などを所管する公正取引委員会と5つも6つもありそうなタテにもう一本役所を増やそうということらしい。最も1つか2つ上記役所を減らせての話なら、何も言うまい。

 思いつきや世間迎合で、何か一元化や効率化と言って結果ただ”役所”を増やすことになりそうな愚は止めてほしい。現在の役所や体制では、解決できないのか考えてほしい。総理の指導や役所大臣の号令で、各役所の役人は動かないのですか。また、先の教育再生会議のような始末にならないようにお願いしたいのです。
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