吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

『毎日が記念日!』(幻冬舎ルネッサンス)だという。

2010年06月24日 | Weblog
 日々何か自分を鼓舞したり、勇気づけたりしてくれる理屈などがあればいいと思っていた。毎日が緊張でも疲れるので、「イッツ リラクシングデー ツディ」と時々ルーズする理屈があってもいい。

 そのような”適当やいい加減”を思っていたら、『毎日が記念日!』の出版計画を知らされた。どこの国でもそうなのか、日本が特にそうなのかわからないが、一年365日どの日も何かの記念日だという。そういえば自分も3年ほど前シゴト関係で、10月12日を「豆乳の日」にさせていただき(制定)、日本記念日協会に届けを出したことがある。

 こよみや国の行事記念日以外、このように日々団体や協会などが記念日をつくったり、届けたりしているのだから、さぞかし多くの記念日があるのだろう。一年12か月365日に約1000の記念日があるらしい。一日平均3件の記念日がある計算だ。きょうも何かの記念日になっているとみると、6月24日はUFO記念日だという。

 一年で最も記念日が多くある月は、10月で約110件を越える。最も少ない月は、1月と12月で、それぞれ約50~60ぐらいだ。ちなみに、最も何かの記念日がたくさん重なっている日は、8月8日で約20件ある。8月8日のように、いわゆる”ゾロ目の日”は記念日が多い。ゴロ合わせしやすいからかも知れない(皆さん、ご自分で確かめてみてください)。また、記念日があまり設定されていない日は、28日と30日だ。何故だかわからないが、ゴロ合わせしにくいのかも知れない。

 たまには、真面目や良識などを離れてみたいと綴った記念日考だが、皆さんもご自分に関わりそうな記念日を見つけたり、ご自分の誕生日と記念日を重ねたりして、デイリーライフに少しメリハリをつけてみてはいかがでしょうか。

 
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強い財政と強い経済と10%消費税

2010年06月21日 | Weblog
 新しい菅政府が、10%消費税構想と新成長戦略を発表した。同時に両立するかしないのかハテナの構想を発表した。強い財政が強い経済をもたらすのか、強い経済が強い財政をもたらすのかわからないが、おそらく強い経済が先で、それで強い財政が得られるのではないかとわたしは思う。

 強い経済のための新成長戦略は、まず2011年にデフレ脱却し、2020年までの年平均名目成長率3%以上、年平均実質成長率2%が達成目標だという。明らかに、内需でリードしようという新成長戦略なのだが、消費税アップとの整合が不確かなためか新外需発掘を盛り込んでいる。中国や新興国およびアジアや途上国などへの環境、エネルギー、健康および観光などの外需発掘をターゲット分野にあげている。

 外需を果実にするための時間をみたためかこの新成長戦略は、どちらかというと内需の底上げ、新内需の発掘にフォーカスしているようだ。国民消費者がすでに”モノ”離れしている実情を受け止めてか、モノ需要依存を離れ、医療や介護および環境や観光などの生活の質向上需要を発掘して需要拡大をはかり、経済成長へつなげたいとしている。

 鉄や道路やコンクリートなどモノづくりや重いものを離れて、本当に景気経済の回復や市場経済の成長が確保できるのか、そのシュミレーションや関連がわからない自分だが、菅総理や政府与党の説明を聞きたい。消費税10%は現行5%の2倍にもなるのだが、この新成長戦略の足かせにならないのか、むしろこの新成長戦略の前提や条件になっているのか知りたい。

 消費税増税(10%)が、実質本当に”税収増や財政改善”をもたらすのかどうか。景気経済回復や再びの成長につながるのかどうか丁寧な説明がほしい。マイナスの作用する部分を差し引いてなおかつどのようにプラスして社会保障や新規国債発行縮減に回せる増収になるのか教えてほしい。いまでも消費税の負担や支払いに苦しんでいる中小企業の負担増などをどのように軽減することを考えているのかも知りたい。

 法人税の軽減なども並行して検討されているようだが、消費税10%がどのようなループで強い財政に寄与するのか、それが強い経済やさては強い社会づくりにつながるのか納得できるように説明してほしい。
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言葉だけにならないでください、「強い何々」の実現。

2010年06月12日 | Weblog
 2010年6月11日菅直人首相の所信表明演説があった。下落つづきだった民主党支持率のⅤ字回復を確かにしたい一心か、”強い何々と強いリーダーシップ”で飾られた演説だった。”強い経済、強い財政、強い社会保障を強いリーダーシップで”実現するというものだ。

 同じ民主与党の鳩山内閣でついこの間まで、財政や国家戦略など中枢的な担当と責任を受け持っていた副総理・大臣とは思えない変容だ。水や地がヒトを変えるとはよく言ったものだが、”変容”していないものもある。

 ついこの間の自民党終わりの麻生内閣リタイア時の官房長官が、官邸を退く間際に2億円の官房機密費を出金しフトコロにしたことを非難した民主鳩山さんの平野官房長官が、全く同じ行為をして辞職したのだ。お辞めになる直前の2ヶ月の間に3億円也を国庫から引き出し、その行方は問われないのだという。同じ穴のムジナとは思いたくないが、「民主党さん、お前もか」と思わざるを得ない。

 2020年までの年平均名目3%、実質2%以上の経済成長を目標とする”強い経済”が、はたして5年後までのプライマリーバランス半減以上(10~15兆円の改善)、10年後PB”黒字化”とのセットで達成できるのであろうか。消費税アップだけでは強い財政が得られそうもないことを思えば、税と景気経済の関係に何か新たなハイブリッド関係でも構築できるのか。大きくて難しい課題だ。

 26000円と言っていた子ども手当てを13000円+αにしたり、年金や介護をはじめとする”強い社会保障”を保障する歳入や財政をどのようにして実現してくれるのであろうか。強いリーダーシップだけではどうにもならない部分をどのようにするのか。示してほしい。

 強い知恵や技術のアタマを、強いリーダーの傍に配してください。確かな構想や計画を確かなシュミレーションでつくり、わたくし達に示してください。その実現状況をわたくし達に開示してください。そういうことが、リーダーシップの強さだと思うのです。
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最小不幸社会とは何か

2010年06月10日 | Weblog
 不幸を最小にするのが政治だと言って、菅総理の内閣がスタートした。母親から、一ヶ月に1500万円とも2000万円とも言われるお小遣いをもらっていた最上流家庭の鳩山総理が辞職し、最も庶民に近い家庭出身の菅さんがポスト小鳩政権を継いだ。

 ただいまの政治課題は何かと聞かれれば、”格差解消社会”をつくることと答えたいのだが、もっと広くみればやはり”サステナビリティ(持続可能性)世界”をつくることではないかと思う。地球環境のサステナビリティ、サステナブルな民主的で公平な社会、エコできれいな地域社会や健康で快適な暮らしのサステナビリティなど、あらゆる活動や暮らしのサステナビリティが人々の価値基準になったともいえる。

 不幸の極小化と幸福の極大化とどちらが暮らしやすいのか、どちらが達成しやすいのか、どう違うのか、わたしは知らない。個人の望みと公益の選択やバランスも難しいが、最近は”公益”を選択する人が増えているとも言われている。サステナビリティといっても、時間的な相対感もある。人々の望みや選択の相対感もあるし、絶対基準もありそうだ。菅総理の目的とする最小不幸社会の姿や尺度が浮かばない。

 もっと大雑把に考えても、自分自身の価値基準さえ不明確だ。体制や政権の違いや選択基準も確かではない。自民党と民主党の選択すら不確かなのだ。ましてや、強い財政が先か景気経済の回復や成長が先かなど私にはわからない。公平や格差についてのモノサシも不確かなのだ。だから、選択を強いる前に選択できるように”功罪や行き着く先”を教えてほしい。政治や政治家の皆さんにそこまで求めることは、贅沢でしょうか。

 普天間移転の問題と日米安全保障の問題は、セットですか、区別してあたるのですか。政治とカネの問題は、ただいまあがっている小鳩さんや内閣を構成している方々のことと一緒ですか、区別してただいまの政治資金規正法や歳費などの問題に向うのですか。わたくしたちが格差是正や公平と景気経済の回復や所得の向上の択一的な選択を迷うように、政治家の皆さんも政治課題の選択に迷うでしょうね。

 しかし、国や国民をリードしようと立ち、選ばれて政治家になったのですから、”選択基準”まで含め、どちらかというと選ぶことばかりになりそうな”選択社会”に、指針を与えてください。お願いします。取り急ぎは、最小不幸社会の姿や基準を教えてください。
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変革ほど遠く迷走の民主党新政権、立ち直ってほしい。

2010年06月04日 | Weblog
 2010年6月2日(水)、民主新政権小鳩体制が崩壊した。来るべき時期が来たという印象だ。決めているようで、決めていない鳩山総理の印象と、後ろにいて叱咤激励サポートしているようで、ときどき前の小泉さんよろしく鳩山さんのスカートの裾を踏んでいたような小沢幹事長の影絵が残る。

 この6月2日の鳩山さんは、たくましく映った。ご自分が主の内閣支持率の下落や民主党支持の下落の理由を正視していた。ひとつには、普天間基地の移転先問題を、ひとつには政治とカネの問題と二つをあげた。この見識が、小沢さんの辞任を確かにしたといえる。後付ならば、総理辞任はその被任命者の小沢幹事長の辞任とセットなのだから、当たり前のことと理解されているかもしれない。だが、この参院選挙対策本部長を自任する小沢さんだ、ここに至ることの鳩山さんのたくましさが伺える。

 お辞めになる今回の思考や行動をもっと前にしていただきたかった鳩山さんだが、どうやら首相や代表をお辞めになるだけでなく、政治家国会議員を退くらしい。大変賢明な選択だと同意するが、このような(ひ弱な)かたに国や自分たちの生活を託した国民には、大きな反省がのしかかる。ダッチロールしてたまたま着地した普天間→辺野古や徳之島は、誰がどのように引き継ぐのか。

 イージーではあっても、鳩山さんのはじめの思いが理解できないわけではないが、そういう思いを軽々に外したり、はじめの思いと全く逆に指向したりする適当さや真摯さの欠如が、この人鳩山総理を”おぼっちゃん”らしくしたといえよう。ふつうなら定年退職や年金のトシになっても、母親から月1500万円とも2000万円ともいわれるお小遣いをいただけるご家庭のかたが、”生活を守る”党の代表や国のトップを担当することがオカシイ。

 さんざん国民の耳を汚してきた鳩山さんは、総理をお辞めになる会見で「国民が聞く耳を持たなくなった」という。何と不遜で、ふつうのバランスが見えてない総理だったのかとアキレル思いだ。何と庶民と離れたお住まいや生活に居られる方かと思う。

 きょう6月4日の民主党代表選挙や首班指名をみなければつぎの予見はできないが、これだけ国民の支持率が低下した分をリカバーできるツートップの交代劇ではなさそうだ。ツートップの政治とカネや”わがままやいい加減”だけが、新政権や民主党支持率の低下原因ではない。マニフェストややるべきことがやられていないことだけでもない。国や私たちの将来を展望できなくしたことが最も罪なのだ。

 ビジョンを示し、リードしてほしい。そのための私たちの役割を明示してほしい。国民の誰もが、それぞれの場で汗する気持ちを持っているのだということを信じてほしい。
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