吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

野菜がクスリ・・・・831野菜の日メモリー

2016年08月31日 | Weblog
1998年4月わたしは、一般家庭における”食や食材”の研究調査をしていた。キッチンや冷蔵庫にストックされている食材やその食材の使い方や買い方などを調査した。お肉やお魚、主食や調味料、乾物や漬物などに区分して調査研究していた。

その第1回目が、野菜。葉菜や茎花菜、果菜や根菜、きのこや幼菜などに区分して、ご家庭におけるあらゆる野菜の実態を調査した。その当時、平均一週間に4日の食料品の購入があり、月63000円ぐらいの食料品購入への支出であったが、うち野菜類への支出は9500円(15%)ほどであった。

この時ご指導いただいた先生が、女子栄養大学 教授の吉田企世子先生だった。18年ほどのご無沙汰になるが、同大学名誉教授になられている先生がこの度、”春夏秋冬おいしいクスリ「旬の野菜の栄養事典」(最新版)”を監修出版された。シゴト柄もあって、食や栄養などに関心を持つようになった私が、いま楽しませてもらっている書物のひとつだ。

この10年近く”豆乳”の業界団体でシゴトさせてもらっていることがそうさせたのか、子どもからお年寄りまでの健康や食事と栄養摂取に興味を持つようになった。そのキッカケが、18年前の吉田先生の野菜講義やお肉の沖谷先生やお魚の望月先生だ。ご無沙汰の限りだが、感謝している。記名させていただくことをご寛容にお願いしたい。
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真夏の空蝉小話

2016年08月21日 | Weblog
毎朝5時半、騒々しいミンミン蝉の鳴き声で起きる。きょうの熱暑を予想させる早朝の蝉の合唱。朝食を摂り、家を出る午前8時。地下鉄の駅まで徒歩5分。汗し歩く街路に必ず見るアブラ蝉やミンミン蝉の死骸。土手側の大きな欅の木から落ちた蝉の骸。熱暑にやられて、セミが死ぬのだ。そして、落ちる。踏んだりしないよう気をつけて歩く。

週5日の勤め人ルーチン生活を崩すのは、土日。その土日、このところの熱暑にはまいる。この1~2年、月一回ぐらいで田舎詣でする。田舎は、典型的な中山間地の棚田農業の地。実家を囲む里山は、いま文字通り濃い万緑。いま、水を得て育ち盛りにある稲田には、ときどき白鷺が舞い降りる。

里山への農道脇の小さな草木に、セミの抜け殻をみる。空蝉ともいうらしいが、”抜け殻”と言ったほうがピッタリする。われわれのように、ただ現世に生き暮らす人間のことを主に”空蝉”というらしい。空蝉(この世に生きる人間)を詠んだ和歌や俳句も多い。ヒトの生き様をセミの”抜け殻”に見立てたのであろう。

何から抜けて何を脱いで、生きているというのだろうか。現世に生きる中身のない人間を、生身のなくなった空蝉に喩えたのであろうか。
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”勝てる”と思った(確信)瞬間、負ける。

2016年08月20日 | Weblog
この夏は、ゲリラ豪雨やつづく猛暑にやられた。自然の脅威や天候のわがままに負けた。2016リオ・オリンピックやその裏番組になった(第98回)全国高等学校野球選手権大会が、異常気象の避難所になった。お天気への備えでもそうだが、日常の生活や生き方についての”心構え”を教わった。

何事も”勝てる”と思った瞬間が”隙”になるという教えだ。最後まで”あきらめない”ことの中に“勝ち”が潜んでいるということ。そこに”逆転”の勝ちがあるということを知った。日々の人並み以上の練習や訓練を積んで、戦いに臨むアスリートに慢心や油断が入る隙はないと思うが、”逆転”現象が多いということで、戒めを感じる。

2016リオ・オリンピックでの高松バトミントン・ペアの金、女子レスリングの金たち、男子体操団体の金や卓球女子・男子の団体銅など、すべて”逆転”での勝利だ。テレビ裏番組になった高校野球では、評論家たちの予想した優勝候補3校が消えた。超高校級と言われた3人のエース投手をリリーフにしての敗退だ。学ぶことが多い。

逆転の“勝ち”が多くなる要因は、勝ちそうな者と届きそうもない者の”心”の中にあるのかも知れない。99%勝てるイケルと思う瞬間に、緩みや隙が生じるのかも知れない。99%除菌しても、1%の菌やウイルスで命を落とすこともあると、心したい。
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「山の日」雑感

2016年08月11日 | Weblog
ことしから8月に、国民の祝日が出来た。7月の海の日に対抗した”山の日”8月11日だ。毎月一日ぐらい国民の祝日があってほしいと思うが、まだ6月にはない。6月の”山開き”に合わせて、6月に「山の日」をという案もあったと聞くが結果は、8月になった。企業の夏休みとしての月遅れお盆休みへの”連休”を考えたらしい。

アウト・ドアに趣味と言えるものも持っていない私だが、毎年の夏の海水浴や春や秋の近郊の山へのハイキングなどが、海と山へのレジャーだった少年時代。高等学校を終え東京に出た自分の海山への親しみは少し山傾斜し、近郊の小田急線は伊勢原や秦野駅からアプローチする、丹沢の沢登りから行く塔ノ岳や大山になった。

トシいった今は、もっぱら足腰を使わない平地暮らしだが、”山”といえば富士山だ。葛飾北斎や広重の富嶽三十六景や横山大観の霊峰富士山がイメージされるが、何しろ縁起や吉祥を赤富士に託す日本人は多い。エベレストでも、キリマンジャロでも、富士山でも、”山”に吉祥感を抱く人々は多い。

さて、海の日や山の日につづく6月の国民の祝日設定を願うが、果たして6月何を祈念し記念祝日にするか、国民投票にでもかけましょうか。
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2016年8月6日(きょう)のメモリー

2016年08月06日 | Weblog
人類史上はじめての原爆が投下され、広島が一瞬の焦土となって71年。いまだその原子爆弾をはるかに超える大量破壊殺人兵器・核兵器が大量に存在する。70年を経てこの世から核兵器を失くすことが出来ていない。

2016年8月6日(土)午前8時15分約5万人の黙祷で、この地広島では「広島平和記念式典」が行われた。H28年広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式典だ。同じ時刻(現地5日)、地球の反対側ブラジルでは、世界205か国・地域が参加してのリオ・オリンピックの開会式が始まった。

広島の祈念も、リオの願いも”平和”だ。人類の愚かな歴史を反省しての平和記念式典と、いまやこれからの人類の生き様を謳歌するオリンピックも、願いは平和。地球や人類の持続可能性(サステナビリティ)と多様性を、共有したいと行われている。

宇宙も地球も、身近なこの国や反対側の国々も、痛んでいる。病んでいる。民族やイデオロギーの違いを越えて、この痛みや病みをケアしつつ、少しでも長くこの地球の環境や安心・安全を良くしていきたいと、願ってやまない。
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