ブロガーのわたしの2007年を表象した言葉は、虚偽社会だった。ことし一年のブログ(吉澤兄一のブログ)をまとめ単行本にした2008年1月15日発行の本のタイトルは、『不確かな日本ー虚偽社会を糺す』(武田出版)になった。
日本漢字能力検定協会が公募発表した今年の漢字は、京都は清水寺の森貫主により「偽」と披露された。約9万通の応募数の18%を占め堂々の一位だ。二位食、三位嘘だというから、それこそ嘘偽社会だったようだ。食が二位も頷けるが、世の中や人々の生活や命を代表するのが”食”だからだろう。政治も企業も世の中を代表する人々も、嘘やゴマカシや偽装で虚偽した年とも言える。
昨年の”ことしの漢字”が「命」だったことを考えると隔世の感じだが、時に”命(めい、いのち)”は、盛者必衰の理を表わすようだから、(2006年漢字二位?の)時(とき)が今年、偽(虚偽)を”ことしの漢字”(一位)にしたのかも知れない。
2005年11月出版された『国家の品格』(新潮新書、藤原正彦著)が2006年のベストセラーになり、国家や政治家の品格を問う年にもなったが、PHP出版の”品格の無さ”なのか、これがビジネスや事業の戦略といわれるものなのか知らないが、『男の品格』(川北義則著)を挟んで坂東真理子さんの『女性の品格』『親の品格』(ともに、PHP新書)と品格本や品格テレビ(ハケンの品格)がはやった。柳の下の二匹目のドジョウを当てた『女性の品格』は180万部を売って2007年の大ベストセラーになった。
時代社会の女性の多くがこの『女性の品格』を読み、そして自分たちの品格を考えたのだから、ことさら何かをいうことは大変差し出がましいことで、自分の品格の無さを晒していると思い恥じる。しかし、品格も”親やハケン”のそれが語られ、心の品格や銀座の品格およびコピーの品格まで出てくると、その裏か表かに出てきた”虚偽”がわかるような気がする。
2007年の政治社会のキイワード、不正表示、偽装、欺瞞、虚偽、詐称、詐欺そして未照合、記録漏れ、着服横領、不作為、事務所経費や多重複写領収書と政治とカネ。虚偽社会としか言いようがない社会での”品格”(品位や見識もあったが)だ。隔たりの大きさにビックリしたまま2007年が終わろうとしている。2008年が穏やかな年になりますように祈っている。
日本漢字能力検定協会が公募発表した今年の漢字は、京都は清水寺の森貫主により「偽」と披露された。約9万通の応募数の18%を占め堂々の一位だ。二位食、三位嘘だというから、それこそ嘘偽社会だったようだ。食が二位も頷けるが、世の中や人々の生活や命を代表するのが”食”だからだろう。政治も企業も世の中を代表する人々も、嘘やゴマカシや偽装で虚偽した年とも言える。
昨年の”ことしの漢字”が「命」だったことを考えると隔世の感じだが、時に”命(めい、いのち)”は、盛者必衰の理を表わすようだから、(2006年漢字二位?の)時(とき)が今年、偽(虚偽)を”ことしの漢字”(一位)にしたのかも知れない。
2005年11月出版された『国家の品格』(新潮新書、藤原正彦著)が2006年のベストセラーになり、国家や政治家の品格を問う年にもなったが、PHP出版の”品格の無さ”なのか、これがビジネスや事業の戦略といわれるものなのか知らないが、『男の品格』(川北義則著)を挟んで坂東真理子さんの『女性の品格』『親の品格』(ともに、PHP新書)と品格本や品格テレビ(ハケンの品格)がはやった。柳の下の二匹目のドジョウを当てた『女性の品格』は180万部を売って2007年の大ベストセラーになった。
時代社会の女性の多くがこの『女性の品格』を読み、そして自分たちの品格を考えたのだから、ことさら何かをいうことは大変差し出がましいことで、自分の品格の無さを晒していると思い恥じる。しかし、品格も”親やハケン”のそれが語られ、心の品格や銀座の品格およびコピーの品格まで出てくると、その裏か表かに出てきた”虚偽”がわかるような気がする。
2007年の政治社会のキイワード、不正表示、偽装、欺瞞、虚偽、詐称、詐欺そして未照合、記録漏れ、着服横領、不作為、事務所経費や多重複写領収書と政治とカネ。虚偽社会としか言いようがない社会での”品格”(品位や見識もあったが)だ。隔たりの大きさにビックリしたまま2007年が終わろうとしている。2008年が穏やかな年になりますように祈っている。