吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

平成に学び平成を跳躍台にして、幸せな令和な国社会をつくろう!

2019年04月29日 | Weblog
昭和の終わりの年(1988)、青函トンネルや本州四国連絡橋・瀬戸大橋が開通した。前年の国鉄分割・民営化JRグループ会社の発足などに希望的に映った年だったが、翌1989(昭和64)年1月昭和天皇がご逝去された。平成になった。


その年の4月1日、新税・消費税(3%)がスタートした。お隣の大国・中国では(第2次)天安門事件があり、欧州の方では東ドイツのベルリンの壁が撤去された。前年の石原裕次郎につづき昭和の歌姫・美空ひばりが死去した。世の中は「24時間戦えますか」(リゲインCM)と、休まず”働くこと”を是とした。


バブル崩壊後の景気低迷に、3% and 5% の消費税が輪をかけた。湾岸戦争やニューヨークの同時多発テロなどあった世界情勢の中,日本は銀行や証券会社の破綻があり、小泉総理の北朝鮮訪問や構造改革などを経て、格差社会論議が活発になった。年越し派遣村などが年末の話題になった。


あれから30年、平成も終わりを迎えた。地震や豪雨などの自然災害や社会的な事件、事故はあったものの、社会は安定成長やサステナビリティなどと少子高齢化を言い訳に推移した。平和で静かに過ぎた30年の平成に学び、新しい令和の時代を少子高齢化を言い訳にしない幸せ社会にしてほしいと願う。 ( 平成最後の「昭和の日」記 )

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春告げる花ースイセンやクリスマスローズの閑話

2019年04月27日 | Weblog
冬の寒さに耐え、春に咲く花の代表はチューリップ。白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、黒、緑、褐色など色々多彩。この春花の王者チューリップは、春真っ盛りに咲くが、このチューリップより早く春を告げる球根花がある。2月から4月にかけて、春を告げて咲く水仙やクリスマス ローズだ。厳しい寒さを耐寒するためか、チューリップや水仙やクリスマスローズなどの球根は、そのほとんどが”毒”だ。


中山間地などの庭先によくみるスイセンは、イノシシなどの獣害対策。その強力な鼻先で庭や畑や土手などを穿るイノシイなどを退けるためだ。アルカロイドなる毒性球根のスイセンは、雪中花とも呼ばれる。日本全国に植栽されているが、主に東北地方や能登半島などの少し寒い地方に多い。ニホンスイセン、ラッパスイセン、フサザキスイセンやキスイセンなど、皆春を告げて咲きほこる。


スイセンと同じ時期、2月~4月にかけて広く家々の庭先に地植えで咲くクリスマスローズは、雪起こしなどとも呼ばれる。このクリスマスローズの球根にも、ヘレボラスなどという毒性がある。ヘレボラスとは、ギリシャ語で"殺す食べもの”という意味らしい。5~6枚の花弁を、白、紫、ピンクなど色々に咲く。花壇や庭先にも多く植栽されて咲くが、多年草のせいか最近は家庭菜園などの畑横に地植えされて、毎春に咲く。


きれいな花を咲かす山花の根や葉茎も同じだが、花壇や庭先を賑わす多彩な花々の球根には、”毒性”を持つものが多い。気を付けて、きれいな花々を植栽してほしい。
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「人口が減っても議員定数は 減らない」は、終わりにして!

2019年04月23日 | Weblog
2012年は、民主党政権から自民党政権に政権が変った年。衆議院国会での”議員定数削減の”野田・安倍”議論演劇があった。してやったりの安倍内閣は、その後”削減棚上げ”政治をしてきた。参議院などでは、”一票の格差”是正といい合区をなし、格差調整と言って結局 6人増を確保した。ことほど、国会も都道府県や市区町村の地方議会も、定数削減は”言うだけ”。何故か、何がそうしているのか?

この日曜日(4/21)行われた地方首長や議会議員選挙の後半戦をみて、ビックリ。大幅な人口減の地域でさえ、議員定数は減っていない。定数に届かない候補者のところさえある。ただいま、東京は板橋区に居住している私は、4月21日が投票日。板橋区の区会議員、定数46人に候補者56人の選挙。落選者10人は2割弱、当選率は8割を越える。

この板橋区は、どちらかというと23区の平均的状況。人口一万人に一人の区議会議員(平均定数)の東京にあって、人口50万人の板橋区定数46人は、”平均”の80%。総人口6万人の千代田区の定数25人は、”平均”の4倍にもなる。
せいぜい、2倍程度の中央区(人口16万人で定数30人)や港区(人口25万人で定数34人)ぐらいにあって、しかるべきだろう。見識をみせて、定数改正の「条例」を決議してほしい。

何も千代田区と中央区あたりを、文字通り”合区”したらなどとは言わない。地域や人口が小さくても最小限の議員がいるだろうとは思うが、最少を15~20人ぐらいにし、最大を40人前後にするなど、どなたかが発議してもいいと思う。景気や働く場所が低迷する時代になると、1970年代の「でもしか教師」の増加ならぬ、人口比議員定数の増加に乗じ「でもしか議員先生」が増えやしないかと、老婆心が頭をかすめる。
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流動食(飲む食べもの)時代?

2019年04月20日 | Weblog
デイサービスやショートステイで一年ほど過ぎた母が、全日生活面倒を見てくれる介護施設に入って半年、施設ではやったインフルエンザに感染し、病院に緊急搬送され入院した。入院して間もなく肺炎を発症、結局一年近くの病院生活になった。


肺炎などが快癒して退院したくなっても、自宅は本人の独居生活。とても自立生活はできないので、病院が併設経営する介護施設へ入所。そして二年経過。再度の肺炎発症に認知症も重なり、胃瘻生活も外し再びの病院になる。病院も(一般)病棟から介護棟に移ってほぼ一年、この3月末、息を引き取った。満98歳。


この通算4~5年余りの母の病院介護施設生活をとおして勉強した医療食や流動食やカテーテルで摂る高カロリー栄養など。すべて飲み物や飲料とは異なり、半固形や濃厚などの栄養補給医療食。自力で噛んで食べる力がなくなると世話になる流動食や流動栄養補助食なのかなと自分に思いを寄せる。自歯率40%の只今の自分、最近堅いものは食べられない。咬合力が低く咀嚼能力が低下しているからか知らないが、柔らかい物に好意を寄せる最近。



むかしは流動食というと、医療食や離乳食を想起したものだが、近年は若い人に流動食や飲む〇〇がはやって受容されているという。典型は、ウイダーインゼリーといわれるようなスパウト付パウチ容器食品だが、ゼリー状というかゲル化された食べものや飲む〇〇だ。このところ人気の「飲むおにぎり」など、これが食べもの(オニギリ)かと思う。ふつうの姿だから、おいしいと思うのだが・・・。
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平成終わりの「1~3月」ー私撰俳句月五句

2019年04月16日 | Weblog
◆ 一月: ・光る朝 喜寿を寿ぐ お節かな ・初相場 米中GAFAの 乱高下
・初雪や 着物の裾の スニーカー・運針を したことも無し 針供養
・水涸るる 小川の蛙 声嗄るる


◆二月: ・柊も 鰯も無しや 節分会 ・限界村 枯れ大木の 寒鴉
・雪の朝 ペンギン歩きの 会社人 ・水凍る 池江璃花子の 白血病
・鍬肩に 背伸ばす老父 雨水晴れ


◆三月: ・傘寿喜寿 二人暮らしの 内裏雛・里山や 椨の根元の 二輪草
・汚染土の 行方不明や 仏の座 ・風さやか 脱いだ上着に 花一片
・平成の 踊り場論議 春の蠅


※ 平成の終わりのころの世情やお天気など、皆さんの記憶に違わなかった でしょうか。お役に立てたなら幸いです。
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「梅の花」閑話

2019年04月10日 | Weblog
2019(平成31)年4月1日、新元号「令和」が発表された。国書「万葉集」を典拠にした(5月1日改元)元号だという。万葉集は「梅花の歌32首」の序文にある『初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす』からとった”令和”だという。


われわれが身近かに知る梅花の歌は、大宰府へ都落ちする菅原道真が 都との別れを惜しんで詠んだ『東風ふかば、匂ひおこせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ』だ。万葉集の「梅花の歌32首」は、大宰師の歌人・大伴旅人の邸宅での”観梅の宴”で詠まれた歌。その下り、つぎのとおり。


明け方の嶺には雲が移り動き、松は薄絹のような雲をかけて衣笠を傾け、山の窪みには霧がわだかまり、鳥は薄霧に封じ込められて 林に迷っている。庭には蝶が舞ひ 空には年を越した雁が帰ろうと飛んでいる。ここに、天を衣笠とし 地を座として、膝を近づけて酒を交わす。 この環境や心のままの振る舞いを、どのように表現しようか。中国にもある落梅の詩だが、いにしえと現在に違いもあるまい。よろしく、この宴と園の梅花を短歌に詠もうではないか。


令月(2月)に咲く梅の花が、気をよくし、風にその香りで和らぎをもたらすという。花言葉も、高潔、上品、忍耐などで、広く日本の人々に愛でられる花だ。湯葉と豆腐料理を主とする有名な懐石料理の店「梅の花」ではない。実梅と花梅合わせると30種とも300種とも云われ、広く日本全国に植栽されている風待草や春告草でもある。梅花万歳!
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新元号「令和」の発表を拝聴して

2019年04月09日 | Weblog
2019(平成31)年4月1日(月)、五月一日より改元される新元号「令和」(れいわ)が発表された。役所や会社などの年度始め、新学期新入学や新入社など”新しい何かが動き始める躍動の月に入る初日”である。エープリルフールなどは、よその国の戯れである。


いままでの中国古典の漢詩などからの出展ではなく、歴史上はじめてわが国の古典「万葉集」なる国書を典拠とした元号だという。『初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす』からの”令和”で、「美しく心を寄せ合う中で 文化が生まれ育つという意味が込められている」との首相よりの談話高説があった。


ここに、「令月」とは「万事をなすのによい月、めでたい月」(広辞苑)とあったが、「令」(れい)では「①命ずること、②いいつけ、③おきて、④(命令する)長官や令長、⑤尊敬している語や称(令夫人、令嬢など)と説明されている。「令」を”りょう”と読めば、「(律と共に使ったりして)法典」の意を説明している。法律や法令のことで、「・・律令」などと使われていた。


「和」が「①仲良くすること、②二つ以上のものを加えて得た値、③和=倭=大和国=日本や、④和解、講和、調和」などと説明されているのに対し、「令」は、規律や法律や命令あるいは目上の人への尊敬など上意下達的な上から目線だ。令和として、規律ある平和や民主主義の国づくりと美しい希望的な国をめざす覚悟と考え、受容歓迎している。”令和”万歳!


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