吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

2024 (令和 6 )年 1~3月の 月季”詠句5句” (私撰) と 2エッセイー3 月

2024年03月30日 | Weblog
◇ 2024( 令和6) 年 3月の詠句:
    ・啓蟄の 翌日の朝や 摂氏5度            ・春一番 風の宅配 花粉かな
    ・校庭の 子どもの声や 桜咲く            ・風疹と はしかの違ひ 孫の問ふ
    ・山茱萸の 小花満開 青い空

「春一番」とは ” 冬から春への移行期 初めて吹く暖かい南よりの強い風”のこと。2月4日頃の立春から 3月20日頃の 春分までの間の 南よりの”強い風”( 風速8.0m/s 以上) のこと。東北と北海道・沖縄を省く 日本列島各地が観察発表対象域(含、最高気温や日本海低気圧チェック)。

この強い南風は 竜巻や突風などを伴い、広く(スギ) 花粉や砂埃などが舞い上がったりします。


はしか(麻疹) とは、麻疹ウイルスによって罹る急性の全身感染症。昨年(2023)あたり アフリカや中東諸国を中心に 世界的な流行が広がり(WHO) 始めたようだが、この20年忘れられていた日本でも ことし(2024年) に入り、症状患者が出始めているようだ。要注意 ウイルス感染症だ。

感染力が強く 空気感染もするので、マスク・手洗いなどでの 予防は無理。感染すると(約10日後)、発熱や咳、鼻水といった風邪症状が出る。2~3日熱がつづき、39℃以上の高熱や発疹が出たりする。お子さんなど 免疫を持たない人は 要注意のウイルス感染症。
2024年 3月29日午後、東京での(ソメイヨシノ) さくら開花宣言発出。靖国神社標本木で(11輪) で 確認。
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2024(令和6 ) 年 1~3月の 月季 ” 詠句 5句”(私撰)と 2エッセイー 2月

2024年03月26日 | Weblog
 ◇ 2024 (令和6 )年  2月の詠句:
     ・震災後 一ヵ月忌や 能登・羽田        ・初雪や 四六時中の 家居かな
     ・ふる里の 吾が無人家の 木守柿        ・山茶花の 残る一花に 冬の蝶
     ・凩に  襟立て懐手  梅林

”木守柿”とは ” 来年も この木によく柿が実りますように” とのお呪いで、木の先(枝や先端) に 採らないで、一つ二つ残しておく柿の実。きもりがき や こもりがきなどと云われるが、”きまもりがき”が正しいなどと言われる。

収穫にあたり、”柿(実) を いくつか残しておく”という風習は、野鳥のために残しておくという説と 翌年の豊作を願ってのことという説がある。こうした日本人の自然や神様に対する畏敬の風習を、誇りにしたいと思う。

”冬の蝶” は 俳句の季語でもあるが、凍蝶(いてちょう)や越年蝶(おつねんちょう)や冬蝶(ふゆちょう)などとも呼ばれる”越冬蝶”のこと。サナギ(蛹) で冬を越すか成虫で越すかなどは問わないようだ。

殆んどのチョウ(蝶) の寿命は ワン シーズン。春 蛹から成虫(蝶) になり 菜花や野の花などの蜜を吸って飛び生きる。モンシロチョウやアゲハやキチョウなどは一ヵ月もしないで消える(死ぬ)。タテハやシジミ蝶類は 成虫のまま越冬したり、卵、幼虫や蛹になったりして越冬する。
 
雑木林の冬枯れ落葉の下で 蝶凍つる”凍蝶”となって越冬、春を待つチョウもいる。 みんな” 冬の蝶" だ。                  

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2024(令和6) 年 1~3月の 月季 " 詠句5句 ”(私撰) と 2エッセイ ―1月

2024年03月24日 | Weblog
◇ 2024(令和6)年 1 月の 5詠句:
    ・新年を 不安視させる 能登・羽田        ・山茶花に メジロの渡り 光る朝
    ・忘れ物 思い出せずや 鬼やらひ            ・やかましや 鵯の声 冬晴るる
    ・静かなり 寒波の後や 青い空

庭先の山茶花。冬から初春の 花の時季、メジロ(目白) が 群れで飛来する。自詠の俳句では ” メジロの渡り” としたが、目白は渡り鳥ではないと聞く。どうやら留鳥とか漂鳥とかいうらしい。
 
メジロは 好物の花蜜や木の幹や枝にいる小さな虫を食す。 春から夏に低平地の
雑木林や街の公園などで 産卵や育雛などをしつつ、群れで暮らす。春の訪れめがけて山地から低地へ移動飛翔する。群れで飛翔し 庭の山茶花などに来るので、つい” 渡り”と詠んだ。
 
「鬼やらひ」は 単純に 節分などでの” 鬼は・・外 ”の意。大晦日時などの” 厄払い” 的 追儺( ついな ) と 同じかも知れない。認知症まじりになった高齢者( 私)の 最近の”モノ忘れ”を 追儺したいと思ってのこと。
 
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「 ミスミソウ 」( 雪割草と漫画と産地など )の 遊び雑話

2024年03月22日 | Weblog
私がこのブログの2024年3月13日に記事発信した(1,875号) 春を彩るミスミソウ(雪割草) は、多くの場合” オオミスミソウ ”。ミスミソウ( 三角草 ) は キンポウゲ科のミスミソウ属の多年草。このミスミソウとオオミスミソウやスハマソウとケスハマソウなどの4種が、ミスミソウ属。
 
ミスミソウが 雪割草と云われる時の多くは”オオミスミソウ” 。ミスミソウは 本州は中部以西から九州などに多く自生する。落葉樹林の林床や崖地などに生育するが、オオミスミソウは 主に北陸地方から青森など日本海側に自生する。
 
世界中で愛されるているミスミソウ(雪割草) は、主にヨーロッパで 信頼、信用、自信などの花言葉があり、わが国でも”自信、信頼や内緒、忍耐”などや”はにかみ(屋) "などの花言葉で知られる。雪割草(ミスミソウ) は、日当たりのいい場所を好むが 高温多湿や直射日光に弱いと云われる。

”はにかみ屋”という花言葉やミスミソウの特性を知ってか知らずか知らないが、押切蓮介氏の漫画「ミスミソウ」は 閉鎖的な田舎と中学が舞台。中学に転校して来た“いじめられ”女子「春花」と田舎道脇に小さな花で咲くミスミソウが景色。・・・そのミスミソウ(三角草) は 何処か? 門司(福岡)か 下関(山口)か、あるいは 千葉( 花見川)や富山(北陸) かなどの山間農地かなど、思い巡らしてみてください。

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2024年3月20日(水) は 春分の日。春爛漫ならぬメジャー(MLB) ドジャースVSパドレス分ける日。

2024年03月21日 | Weblog
きょう(2024年) 3月20日は ”春分の日”。昼と夜の長さが(ほぼ)等しくなる お彼岸の中日。春の木花や草花が 真っ盛りの“気”を受けて、あの著名な日本の植物学の父 牧野富太郎博士 顕彰の(練馬区) 牧野記念庭園 散策。午後になると" 大荒れ”になるという天気予報に、午前10時家を出た。

成増よりバスに揺られて50分。牧野記念庭園前。カンヒザクラか大寒桜かハテナの古木桜の満開が やや葉桜。味のある葉桜の下を園に入る。スエコザサやヒメ紫陽花を横目に見ようとした春の草花。まだ寒さが厳しいからか、カタクリやニリンソウも“未だ”のようだ。

日本の”植物学”祖なる大家、牧野富太郎博士。この大家に博物学マンダラ知人の南方熊楠氏が採集したハチク等植物鑑定依頼で、二人の交流が高まった(?) と云われる物語が 巷の話。熊楠の民俗学、生物学、植物学、マンダラ学などの博識と 牧野博士の植物学を専らとする交流を もっと覗きたくなる。

そういう3月20日 夜韓国はソウルで、大リーグ(MLB) ことしの開幕試合が 大谷・山本のドジャース対ダルビッシュ・松井(裕) のパドレスの第1戦が行われた。そして今  21日、震度5or4の強い地震。(よって ブログ了)

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2024年3月18日(月)は 強塵砂埃な” やちぼこり " ー 偏西風に乗って飛来する”黄砂”を超える?

2024年03月20日 | Weblog
めまぐるしく寒さと暖かさを日替わりさせた(2024年) 1~2月。3月になると、日々温もりが感じられる三寒四温。 三寒が2日や1日になり、四温が4~5日になるようになった。春の兆しが強まった。
 
そして ”暖かさ”の3月中旬になる。3月16日(土) と17日(日) 、その日の最高気温が20℃を超えた。直ぐ前の3月20日(予報) より前にも”桜の開花”かと期待するも、翌3月18日は 大きく気温ダウン。最高気温が 15℃ を切る。
 
当日(3/18) 午後は、昼から夕方にかけて”強烈な” 強風。春一番というより春の風嵐。関東も 埼玉や千葉辺りの 広い範囲でのいわゆる「やちぼこり」。特産の落花生収穫済で 裸状態の畑の黒土・砂埃が春嵐強風に舞う。辺りは視界ゼロ。
 
この時季、中国からの偏西風に乗って飛来する”黄砂”を超える砂埃粉塵となって広く舞う。重なったら始末に負えない黄砂とやちぼこり。中国は タクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や 黄土高原からの砂塵。偏西風に乗ってわが国に飛来する黄砂
 
この時季、花粉も怖い。黄砂や”やちぼこり”も 大変怖い。人々の健康や生活の大敵。コロナやRSウイルスなどに加え、PM2.5 や黄砂とやちぼこりで、日々の呼吸生活や健康生活が 視界ゼロになる。
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開設から満18年の私のブログー週2回(平均) 年104回の記事発信の”まとめ” 記

2024年03月19日 | Weblog
2006年3月5日始めた私のブログ(goo blog) が、この3月5日で満18年6,575日通算1,875回の記事発信になった。この3月15日までのブログ記事へのアクセス状況をまとめる。
 
この18年 一年100回ほどの投稿記事発信をしてきた自ブログは、月平均にすると8.5回ほどの記事を発信してきた。結果、2024年3月16日までのアクセス数を 延べ46万1,000人の訪問と 延べ101万8,500頁の閲覧をいただいた。一日平均にすると、延べ70人の訪問者が 延べ155頁の視読(閲覧)になる。多謝。
 
これらのアクセス・レビューから言えそうなことは、ブログ・アクセスの高低を決めるポイントは  一に記事発信の頻度(回数) 。二に 記事のテーマや内容、 三に 発信のタイミング(曜日等) 。発信記事の時代性や世の中の動向や情況との相性。
 
参考までに; 今年に入ってから高いアクセス状況を得た記事などをみると、2月14日のバレンタイン記事や翌15日のブレイキン・パリ五輪の記事。2月22日&24や25日と続けた”春の花々”の記事などや 3月1日(金)の上巳の節句記事など。題材や記事が世の中や人々に甘受されたと言える。
 
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春分の日が ”中日”の 春彼岸 (3/17~3/23 ,2024年) から”お彼岸”の小話

2024年03月17日 | Weblog
2024年3月17日は 春の”彼岸入り”だが、旧暦2月8日で  ”こと始め、針供養”の日 。この日(3/17) から3月23日の彼岸明けまでの七日間が、春の”お彼岸”。中日の”春分の日”が お彼岸の中日。※ これに対し、秋の彼岸は 9月19日から9月25日で  中日の秋分の日が お彼岸の中日。
 
”お彼岸” という行事は 何をする日とよく問われる。日本古来からある信仰(日願) と仏教(修行) が合わさっての”先神への感謝”行事になったようだ。仏教での「彼岸(ひがん)」と「此岸(しがん)」だと、此岸は”煩悩に満ちた”「この世」で 彼岸は”仏の悟りの世界”の「あの世」。
 
彼岸と此岸が 最短になる”お彼岸”の時期に 仏教修行を行うことで、悟りの浄土(の世界)に至り易いとする。また農業国庶民の日願(太陽信仰)からも、この世と浄土のあの世の距離が一年で最短になる”お彼岸”の時期が、「あの世」にいるご先祖への供養に最適ということで、墓参り行事などになったらしい。
 
※墓前への供物やお彼岸行事として「ぼたもち」と「おはぎ」が風習になっているのは何故か。太陽信仰の農業国のわが国、”米や小豆”などがよく耕作収穫できることは 人々の日願(彼岸)。 春彼岸には 春に咲く”牡丹”の花から「ぼたもち」を、秋彼岸には 秋に咲く”萩”の花から「おはぎ」を供え,いただく。(一余話)
 
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"渡り“ をするタテハチョウ科 3羽の蝶(チョウ)の 渡りライフ

2024年03月15日 | Weblog
渡りをするチョウ(蝶) は アサギマダラやオオカバマダラのタテハチョウ科(マダラチョウ亜科) の蝶に 限らない。ヒメアカタテハの超長距離渡りなどは、世界的に有名。 モロッコから地中海を越え、フランス経由イギリスへの2,500kmの渡り。集団で世代を繋いで渡る。

つぎに大きな”渡り”をする蝶は 北米産(ロッキー山脈東部) のオオカバマダラ。毎年 カリフォルニア州やメキシコ郊外の森林地帯で集団越冬することで知られている蝶(チョウ)。 冬の到来を前に、移動を開始する。少しでも旅立ちが遅れると ”死”に至るからだ。

わが国で広く知られている”渡り”蝶は、アサギマダラ。オオカバマダラも同じのタテハチョウ科マダラチョウ亜科。春夏秋冬 四季の気候が明らかな日本列島。温和な春季や秋季は チョウの食草花蜜に恵まれた日本は、北海道から沖縄まで蝶(チョウ)の楽園。

冬に入る秋、アサギマダラは 列島を経由南下し、九州や沖縄あるいは南西諸島などに向かう(越冬)。熱暑の夏に入る頃、南方の台湾や南西諸島から本州列島を経由北上し、北海道などに向かう(避暑)。フジバカマやヒヨドリバナやアザミなどの食蜜草花が豊かな日本列島各地、アサギマダラ(成虫)の生活基地だ。
 
アサギマダラなど 集団で”渡り”をして生きるタテハチョウ科の蝶は、アゲハチョウやモンシロチョウなど他の蝶類などとどこがどう違うのだろうか? DNAやカラダなどに、光や温度などを感知する何かが 違ってあるのだろうか?人間も含み まだまだ知らない”生きもの”ばかりだ。
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似ているようで違う”春の草花” いくつかの 巷の話

2024年03月14日 | Weblog
春は 野山の草花がカワイイ。街の公園や家々の庭園にも 春の花々が美しく咲く。名前が似ている草花や双子や兄弟のような名前があったり、同じ科や属なのに、まるで違う形や姿の草花もある。
 
➀金梅草(キンバイソウ)と銀梅草(ギンバイソウ) 及び銀梅草と銀盃草
   (西洋) キンバイソウは山野や高山に自生するキンポウゲ科の山野草。黄色い五弁花が一般的だが  白や紫の花もある。チシマキンバイやエゾキンバイおよびミヤマキンバイなども同種だ。

似たように思われる銀梅草(ギンバイソウ)は 多年草のアジサイ科の山野草。白い花で 木花に近い。この花とよく間違われる名前の山野草に銀盃草(ギンパイソウ)がある。地を這う茎草で山野に広がるカップ咲の白い花。ナス科の多年草。

②イチリン草(一輪草)とニリンソウ(二輪草) と三輪草(サンリンソウ)
  春の山野草の多くは、キンポウゲ科。同科イチリンソウ属の小さく白い五弁花を咲かせるこれらの草花は、兄弟姉妹のような花。ともに小さく白く咲く花を可愛く咲かせるが、草茎や葉や花の付き方が、それぞれやや異なる。

木蔭の草むらや林床に広がって白く咲く山野草が ニリンソウ(二輪草)。山野での食草にもなるニリンソウだが、若葉が少し毒草のトリカブトに似ているので、 間違わないように気をつけなければならない。※ 茎から直接 葉が出るのがニリンソウ。葉柄があるのが、サンリンソウ。

③ビヨウヤナギ(未央柳)とキンシバイ(金糸梅)
   よく見ないと同じ花(低い木花) にしか見えない花に、ビヨウヤナギとキンシバイがある。ともに 公園や街路樹脚元などに植栽されて、金色の黄花を咲かせる半落葉低木の花木。
 
どちらも広く 日本全国に植栽されて、初夏に咲く。ともにオトギリソウ科の半落葉低木。ビヨウヤナギ(未央柳) は 葉が細く 花の雄しべが長く上向きに花を咲かせる。これに対し、キンシバイ(金糸梅) は 少し葉が広く 花の雄しべが短く、ふっくらと花を咲かせる。
 
  以上、似たようで違う春と初夏の白い花や黄花などを3種掲げてみたが、他にもアサザ(浅沙)やオモダカ(沢潟) とかバイカモ(梅花藻) やホテイアオイ(布袋葵)などもあるが、皆さんで”違いなど”を探してください。
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