吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

確率3200分の1と21兆分の1は、同じ?

2011年09月23日 | Weblog
このところよく何々は、何万分の1とか、何々に遭遇する確率はない(ゼロ)に等しいといった記事をよく見る。特別の注意や心配をする必要はないという記事や報道だ。

トンデモナイ。30年に1回だろうが、100年に1回だろうが、明日と言わず今日起こる”可能性”があることに、変わりはない。東日本大震災などがあったからといって、明日首都圏や東海直下型の地震が来ないということはないのだ。

散々沖縄近くでノロノロ停滞を決め込んでいた台風15号。当初予測予想されていた中国方面をやめ速度を速めて向かった先は、日本列島直撃だ。12号の大きな被災地・紀伊半島や近畿東海方面に、再襲来の15号だ。静岡地域に上陸した15号は、首都圏や関東から先の東日本大震災地域に更なる災害を加えて過ぎた。

暑さ寒さも彼岸までどおり今日9月23日は、久しぶりの秋の気配の秋分の日。20年前の米国大気観測衛星が、老朽化し地球大気圏めがけて落下してくる日だという。この破片がわれわれヒトにあたる確率は、3200分の1だという。場所を日本に絞り込まなければ、21兆分の1だという。

3200分の1も、21兆分の1でも、わたしに当たるかも知れないことには変わりないのだ。原発が事故る確率が何百年に「1」だといわれても、”ゼロ”ではないのだ。
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まだ続くのかー希望を感じさせない政治。

2011年09月16日 | Weblog
 ささやかに希望してみた野田新総理が裏切っている。新閣僚メンバーの重なる失言を言うのではない。鉢呂経済産業相の発言辞任や結構多い素人発言など大きな問題ではない。そのようなことを議題や話題や政治風にしか出来ない政治社会やマスコミが情けないのだ。

 この希望の裏切りは、どこから来るのか。4日と打ち出した臨時国会なのか、その初日の野田新首相の所信表明演説なのか。野田首相その人なのか、政権与党なのか、それとも野党も含む国会議員諸氏なのか、考えるとどうしようもなくむなしい。震災復興へのスタートの第3次補正予算は、いつ成立するのですか。

 9月14日、15日あたりの本会議は何ですか。演説(上手)と野党党首どのの質問への役人的回答とがオーバーラップしないのは、何故ですか。与党内の融和や野党との連携や官僚とのそれをおっしゃるのは、また”いつか来た道”に政治を戻したいからですか。こんなに政治や国会議員の方々が頼りなく見えるのは何故か、と問いたくなります。

 野党側の強い姿勢に抗しきれず14日間延長された臨時国会。野党の執拗な質問を逃れるように国連に出席する野田首相は、帰国して臨む26、27日あたりの予算委員会をどのように盛り上げてくれるのだろうか。ほぼ方向は固まったような復興増税らしいが、新生児「命名税」のようなバカな話しなど出さないでくださいよ。

 2012年に向けて、まだまだ続きそうな希望を感じさせない政治を断ち切ってほしいと願う。
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この国難にあたり緊張感がないのは、政治家大臣かマスコミ記者か?

2011年09月11日 | Weblog
どっちもどっちなのが、このところの新大臣政治家と国会周りの記者たちだ。鉢呂経済産業相の緊張感を欠いた発言(?)は言語道断だが、その会見でのこの発言を大きく取り上げるしか書くことを見つけられない新聞記者諸氏のミーハー度にも落胆する。

国民が望んで選択した内閣ではないが、アフター菅の野田新政権への要望や希望や国の内外課題などへの記事が表に出ず、新大臣たちの失言や不適切発言探しに明け暮れるマスコミ記者どのにも失望する。国や国民のオピニオンリーダーとしての自覚や見識を、どのようにお考えなのだろうかと思う。

新政権がスタートした9月2日の一川防衛相の安全保障の素人発言や小宮山厚労相の700円タバコ発言(5日)や平野国対委員長の不十分内閣(7日)など、軽率で立場役割自覚を欠いた発言だが、新大臣たちが新であることを思えば自分たちのような影響紙が取り上げるような発言ではないとは思わなかったのか。

一国の政治を預かる大臣たちの言動に注意することは、新聞やテレビ記者の大事なシゴトだろうが、失言や言葉スキャンダル探しに明け暮れることは、そろそろおやめになってほしい。新しい大臣諸氏も発言行動に臆病にならないでほしい。もちろん、ただいまの政権内閣の最大の課題が閣内の統一およびそのための与党内の議論と政策方向意見の一致にあることは、自明のことです。

マスコミご担当者と政治家の皆さん双方の見識の向上を願う。ただいまの国難に対する緊張感をより高めてください。
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ほどほどをもって”良し”とするが肝要。

2011年09月08日 | Weblog
 よくお客様満足度90%などの宣伝文句をみる。それがいい、これがいいと思って買い使っているのだから、100%近くて”ふつう”のように思うが、これが宣伝文句になる。不思議だ。世の中には結構満足されないものでも売られているとお思いなのだろうか。

 少なくても買って使ってくださっているかたには、全部ご満足いただくものをつくり、売っているのがメーカーや企業の方々なのではあるまいか。一人でも、買ったことをしくじったとか、失敗したとか言う方が出たら、その時点でそれは満足度0%のように思うのだが。

 と言って、完璧や完全をもって、これを目標や生き方にしているわけでもない。世の中には、想像も出来ない使い方や判断をするヒトがいるからだ。そのような情景が想像できなかった自分を責めるが、全部を責めない。精一杯思いをめぐらしてコトにあたるが、届かないことが多いのが常だからだ。

 武田信玄の「軍勝五分」や「八分の勝ちは危うし」ではないが、九分十分の勝ちは大負けの下地とか言われ、怠慢や油断や驕りが、つぎの”大負け”になるという。五分七分ぐらいの勝ちをもって良しとすることが肝要だと説く(甲陽軍鑑)。自民党の小泉「郵政選挙」や民主党「マニフェスト選挙」の八分九分の勝利がもたらした"今日”をみれば、納得されよう。

 だれもを満足させることなど出来っこないのだから、半分少しの方々の満足や評価を求めて政治してほしいが、出来るだけこの半分少しの方々が”よわい”方々であってほしいと願う。
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いつか見た風景の野田新内閣に希望。

2011年09月03日 | Weblog
いつか見た風景の野田新内閣の布陣、なぜだろう。深慮、配慮のバランスがつよくイメージされるからか。大分前の派閥バランス人事を思い出すからであろうか。40歳代の若い方々が5人も入閣されているのに、”保守”イメージが強いからであろうか。あさって向いて動く人が少なくなった分、”大人”内閣のイメージもする。

ただいまの日本の最優先課題が、福島第一原発事故の収束と東日本大震災の復興にあることは、誰もが同意している。この原発事故放射能問題の収束や震災復興の施策に多大の歳費が求められることも、同意だ。財源を確実にすることが必須だ。これらの財源問題以上に、日本という国の財政リカバリングも大きな問題なのだ。ただいまのデフレ経済も、多分に財政デフレといえそうだから、財政の健全化なくして国の将来は展望できないのだ。

野田新首相には、ぜひご自分の深慮構想を発信してほしいと思う。国会議員の一人一人の得意、不得意や能力特徴をよく知らない自分には、ハテナと思う人材起用もみられるが、総理の思いを信じるしかない。ただエールを送り、内閣やそれぞれの大臣たちの発信や行動を見させていただくのみだ。とくに、新財務相と新国家戦略、経済財政担当相のお若いコンビネーションに期待する。前内閣担当相から再任された細野原発担当相と平野復興担当相の推進力や問題解決力にも、期待するものが大きい。

当面の野田新政権の課題は、3次補正予算の成立や復興債の発行などであろうが、これらを含む国の財政問題に踏み込んでほしい。社会保障と税の一体改革は、避けて通れない課題なのだ。党内融和や野党との協調はそれ自身が問題ではなく、政策課題を推進することこそその目的なのだ。

TPP,普天間と対米問題など先送りできない対外問題も多いが、対中国、対北朝鮮や為替問題など外交問題にもポジティブな取り組みをお願いしたい。ことの不作為と先送りがいつか来た道ならば、そうならない道を歩んでほしい。
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