吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

題材が浮かばないときの・・”白い花” 閑話

2018年09月27日 | Weblog
わたしが小学校4~5年生の頃、はじめて聞いたような歌に岡本敦郎の「白い花の咲く頃」や「リラの花咲く頃」があった。そのころは「みかんの花咲く丘」や「りんごの唄」なども流行っていた。白い花をめったに見ないリラ(ライラック)の花を別にすると、「白い花の咲く頃」の白い花は、みかんや林檎など果実木の白い花なのではないかと思ったりした。

辛夷の大樹

山法師
しかるにこの歌、必ずしも”白い花”への拘りや郷愁ではなさそうだ。「一番白い花だよ、二番白い雲だよ、3番白い月だよ」と云っている。それでも強い郷愁は、やはり「ふるさとの丘」の木花のようだ。ということで、白い花がキレイに目立つ木花をあさってみた。林檎、すもも、梅などの果木の白い花に加え、白木蓮、辛夷、夏椿や山法師などが目につく。同じ白い花でも、クチナシや沈丁花や山芍薬などは、背が低い。

白木蓮と三椏

白藤花
もっとも草花にも”白”がキレイな花も多い。真っ白な鉄砲百合や月下美人などを特別にしても、一(二)輪草、アネモネ、マガレット、すずらん、ノイバラ、銀盃草や梅花藻なども、緑の葉に小さな”白い花”をキレイに咲かす。白い花は少なく、赤や紫などの花が多い花々(種類)に”白”が目立つ花を咲かせるものも多い。白のクリスマスローズや白のカラー、白木蓮や白の花水木、白の百日紅や白の木槿などだ。

二輪草

銀盃草
省いたようで恐縮だが、半化粧、馬酔木、男郎花、こでまりなども白い。紫や黄色や赤もいいが、白は特別いい。

白クリスマスローズ

大白蓮
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アサギマダラの赤城自然園へバス旅

2018年09月19日 | Weblog
赤城自然園のアサギマダラも、そろそろ静岡・愛知など東海近畿方面に旅立つ頃かと心配しながら、アサギマダラの赤城自然園へのバス旅に参加。火曜日休園前の月曜日17日は、敬老の日で休日。赤城自然園のフジバカマを好んで食(蜜)するアサギマダラに会いたい。浅葱斑と書く。



小さなカラダで驚愕の渡り飛翔する蝶の筆頭は、ヒメアカタテハ(私の2018年3月27日ブログ)だが、このアサギマダラも一ヵ月500kmほども移動飛翔する。アフリカのモロッコからフランスやイギリスあたりまで渡り飛翔するヒメアカタテハまでは及ばないが、一ヵ月ほどで赤城自然園で標識されたアサギマダラが、東海を越え徳島県鳴門市(480km先)で再捕獲されている。



このように強靭なアサギマダラ成虫(蝶)の食蜜する花は、秋の七草の代表フジバカマ(藤袴)。フジバカマもそうだが 秋の七草にはいわゆる薬草が多い。咳や痰にいいといわれるキキョウ(桔梗)、解毒や鎮痛にいいといわれるオミナエシ(女郎花)、風邪や胃腸にいいといわれるクズ(葛/葛根湯)に加え、何かにつけいいらしい薬草のフジバカマ。アサギマダラがフジバカマを好み食するように、ヒメアカタテハなどのタテハ系の蝶は、みな薬草系の花蜜を食するようだ。



いま、赤城自然園は”お好きな服は?”の秋の七草がすべてみられる。もしかしたら、ヤマホトトギスやカタクリなどに加え シラヤマギク、シュウメイギクやシュウカイドウなどがきれい。初秋の三厄(二百十日、二百二十日and 八朔)を払って、夏から秋にかけての日本の自然を享受してほしい。やさしい人手のかかったからこその自然林が楽しめる。




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青い上毛三山をバックにした鼻高町のコスモスの秋

2018年09月18日 | Weblog
秋の花というと、「お好きな服は?」の秋の七草。オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズとハギだが、木花のあとの赤い実も秋ならではだ。


真っ白な花をつけるヤマボウシの赤い実など、ほとんどヤマモモの実と同じ姿。白い花を木いっぱいに咲かす辛夷の実は、ぶどう房状に赤い実をつける(もちろん、途中は、緑の実だが)。秋の七草とはいえ半分木花のハギ(萩)も、花のあとの実を赤くつける。



しかし、秋の花といえば何と言ってもコスモス。初秋のコスモスを見たいと、高崎市は鼻高町の希望ヶ丘農園に立ち寄る。ふだんは、さくらんぼやブルーベリーなどの果樹園を中心にしている希望の農園なのだがシーズン・オフの晩夏や初秋には、ひまわりやコスモスやダリア・百日草などの畑花にしている。



とにかく、かわいいコスモス。四季彩いろいろなのに色を控えめな薄色にして、一斉に咲くコスモス。ピンク、オレンジ、黄色、赤、紫や白など、やさしい色で、ときどきリング模様などして咲く。青空と上毛三山をバックに、さわやかな秋で癒やしをくれる鼻高希望ヶ丘のコスモスに拍手。平成30年9月17日(敬老の日)。
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2018年を ”防災”(基準等)再構築の年にしてほしい。

2018年09月12日 | Weblog
颱風シーズン真っ盛りの二百十日とちょうど95年前の大正12年の関東大震災を由来にしたという防災の日が、9月1日。9月1日”防災の日”についての公報主訴は、「政府、地方団体、諸機関をはじめ、国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」日となっている。


今年や近年のような異常気象、超高温・熱暑、豪雨・突風や大地震などがもたらす山崩れ・土砂流出や液状化や高潮津波による街住まい崩落。地球環境の劣化や工業近代化がもたらした高速道路や高層ビルや原発などの老朽化崩落などが抜けた訴求だ。防災とは・・・の普及や功労者の表彰や防災訓練などが実施項目となっているが、どう考えても"向く方向が違う”の感が強い。


国は、国民受けする自衛隊を防衛省(軍)と防災省に分けようとか、特別課題になっている原子力(原発)防災をどうするかなどと考えているようだが。内閣府には、内閣特命担当大臣が多くいらっしゃる。沖縄及び地方対策担当や地方創生担当などの特命大臣に加え、国土強靱化担当や領土問題担当および防災担当特命大臣などがいる。


これらの特命担当大臣以外、消費者や食品安全、男女共同参画や少子化担当、規制改革や経済財政、科学技術や原子力廃炉担当および拉致問題や知財や特区戦略など、あまたありすぎの感だが、広く国難や国の安全安心などの課題に取り組んでいただけることは有難いが、何年経っても同じような特命担当大臣の並びには、少々疑問が残る。異常や特別のことしを基(起)点に、防災の概念の再検討や防災の規定・基準のレベルアップや実行項目などの再考をすすめてほしい。

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玄中玄の画賛で「オキナワハクセンシオマネキ」の絵をいただく。

2018年09月06日 | Weblog
甲幅1.5~2.0cm ほどの小さなオキナワハクセンシオマネキの画を一幅いただく。ご丁寧にも「玄中玄」なる画賛が入っていた。有難く頂戴する。師友谷内田孝氏の墨彩画だ。


もったいなくも臨済録の三玄三要の”玄中玄”は、三玄(体中玄、句中玄、玄中玄)のなかの玄中玄、用中玄ともいう。もともと玄とは、真理、真実。幽玄(隠れている真の姿やこと)をいうらしい。わたしには知的門外だが、大切な教えとしてこれをいただく


それにしても、かわいいオキナワハクセンシオマネキ。小さな体に大きなハサミを白扇様に拡げ(オス)、メスや汐をまねく。汽水域や干潟には、かわいい生きものが多いが、沖縄マングローブの林にも多い。大きなものでノコギリガザニなどもいるが、シオマネキやスナガニの仲間やミナミトビハゼやウミニナなど小さな生きものが多い。


九州や本州の干潟などにもいるトビハゼやムツゴロウを含め、シオマネキやスナガニなどの小さな生きものの生きている姿に安らぐ。よくカメラマンが追いかけるというオキナワハクセンシオマネキ、谷内田画伯の墨彩画になったところで、”沖縄白扇汐招”と称す。多謝。


9/6、3:12の北海道大地震にお見舞い申し上げます(とりいそぎ)。
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