吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

勤労感謝の日 閑話

2015年11月23日 | Weblog
11月23日のきょうは、勤労感謝の日。もとは、新嘗祭という宮中(天皇)祭祀。高天原瑞穂国日本の国民を代表した天皇が、五穀豊穣を祈り、願い、感謝する日なのだが、戦後統治のGHQが天皇の統治性を低くするために、勤労感謝の日として国民の祝休日にした。というよりその意を受けた政府が”国民がお互いの勤労を尊び、お互いの勤労に感謝する”日とし、勤労感謝の日にした。

「勤労を尊び、生産を祝い、国民がお互いの勤労に感謝する日」としたのだが、もともとは収穫祭。五穀豊穣に感謝する日。農耕民族の日本の主たる穀物は米だが、水稲に限らない高天原瑞穂国日本の五穀は、米、麦、粟、黍、豆が一般的だが、麦にも大麦や小麦があり、豆にも大豆や小豆などがあり、蕎麦や胡麻や稗などを含め十穀という人もいる。

しかし よく考えれば国民の生活や経済は、農業だけで成り立つわけではない。水産業もあれば林業もあり、工業や興業などに販売業やサービス業などもある。何よりも市民や国民の生活サービスを担う公務員など、みんな勤労している。収穫祭を勤労感謝の日にした事由であろう。自分の勤労に感謝し、今日一日ゆるり過ごすことにする。
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久隅守景展と東京ミッドタウンの夕べ

2015年11月22日 | Weblog
逆境の絵師とも言われる天才画家 久隅守景。師匠狩野探幽の画風や画法にとらわれない独自の世界を描く。自由奔放に生きる。その時代の人々の働く人々を描く。とくに、画伯が描く自然や四季に暮らす農家生活や庶民の生活画が秀逸。

代表作鷹狩図や四季耕作図。狩りを生計にしているのかレジャーにしているのか分からないが、その時代の鷹匠や鷹を使った狩りの様子が浮かぶ。いたく都会を離れた農村や農民の生活に心を寄せていた様子は、彼の大作四季耕作図でわかる。

そんな天才画家久隅守景を観賞したあとは、東京ミッドタウンのイルミネーション。久隅画伯の鷹狩図や四季耕作図風景を、LEDの光で青く模写したようだ。青い天空のずっと向うから小宇宙が、ここ地球の六本木に落ちてきたようだ。

真っ青な光のページェントは、青い星空のようでもあり、青く広い海原の用でもある。ときどき、赤やオレンジの光がアクセントする。遠く東京タワーのイルミネーションが見える。青い光のショーを観賞しているうち、いつの間にかメトロ乃木坂駅に着く。明治神宮前より副都心線で帰宅(2015年11月21日)。

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あきれて、文殊菩薩が泣いている。

2015年11月15日 | Weblog
2015年11月13日、原子力規制委が「もんじゅ」運営主体の改編とも、廃炉検討ともとれる勧告をした。遅きに失する気もするが、当然の帰結のように思う。

もともとの”悪しき”原因は、政府にある。原発政策を経済産業省にし、原子力研究開発機構を文部科学省にし、”責任あいまい”推進の官僚組織に乗り、自分たちに都合のよい適当な将来展望をし、夢への実験と称し、高速増殖炉を建設、途中これを実証原型炉「もんじゅ」と銘打ち建造をすすめた。

その1975年頃から数えると、すでに40年。高速増殖原型炉(もんじゅ)建造着工の1985年から数えても30年。一兆円なりの国費(税金)を使い、3~40年経って何の実効もなく、いまだ港に停留させたままの使用済核燃料運搬船に年12億円の国費(税金)を使っているのだという。

この間の「もんじゅ」は、1985年ナトリウム漏洩事故や2010年核燃料交換装置落下事故などを起こすも、実発電どころか夢の実用化の展望すら出ない。概ね、適当に国費(税金)を予算と言って使う無責任村の官僚や政府、エリを正してほしい。
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自由と平和が文化の礎

2015年11月03日 | Weblog
きょう11月3日は、文化の日。旭日大綬章や小綬章など、秋の叙勲受章者の発表日ではない。国民の祝日。日本国憲法の公布日ということでもあるが、憲法記念日は5月3日。(新)日本国憲法の施行日を祝う祝日なのだが、この11月3日はその前年の公布日。近代日本への明治節の名残を引きずって、「文化の日」として祝日化された。

自由と平和を礎にした日本国憲法は、一年に2つの国民の祝日をもたらした。新憲法を祝し語る日を5月3日とし、11月3日はもっぱら文化を享受する祝日にしたい。秋は、食欲の秋健康を意識する季節でもあるが、芸術や読書に親しむ時節でもある。米、麦、蕎麦や大豆などの収穫の時節は、梨や柿などの果物の実りがいただける季節。

食欲の秋をおいしくいただき、健康に感謝し、芸術や秋の好天が楽しめる。ふだんの多忙を少し離れ、ノンビリ近くを散策して過ごす 11月3日に感謝。
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15年振りの下関は早鞆高校で食育授業の記

2015年11月01日 | Weblog
2015年10月30日(金)山口県下関市の早鞆高等学校にて、大豆や豆乳についての食育授業の出前をした。陽も落ちた午後8時過ぎ、宇部空港よりの高速バスでJR下関駅ロータリーに到着。ホテルのチェックインを後回しにまずは夕餉と、久しぶりの「ふぐ料理」魚虎さんに入った。

虎ふぐづくしを、ことし初のヒレ酒でいただき、午後10時過ぎ近くのホテルにチェック・イン。翌日早くの朝食を済ませ、午前9時お約束の早鞆高等学校に到着。主任の中村雅子先生と校長先生に挨拶。9時45分、わたしの「豆乳食育移動教室」に入った。100分通しの授業で途中の休憩なし。生徒諸君の緊張疲労を心配した。

最後まで熱心に聴講する生徒に、こちらの方が元気と希望をいただいた。同校生活デザイン科フードデザイン・コースの2年3年の生徒さん達。ご清聴に感謝します。11時30分、先生・生徒さんのお見送りで、下関は山の上の早鞆高等学校を辞した。途中昼食をとり、午後2時50分宇部空港発のJALで、午後4時30分羽田に帰京。

あわただしくも、楽しい久しぶりの下関への小旅行でした。多謝。
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