吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

時代を担う世代が変わる

2018年12月25日 | Weblog
平成(2018)三十年十二月二十三日は、平成天皇85歳の誕生日。ことし最後のGⅠ有馬記念で、三番人気のブラストワンピースが一番人気のレイデオロを振り切って優勝。若い3歳馬が、成年の4歳馬、5歳6歳馬を制して勝った。その日の夜の全日本フィギュアスケート選手権(フリー)では、ショート5位と出遅れた紀平梨花(16歳)をかわして、坂本花織(18歳)が優勝した。


通算100勝を逃して27年ぶりの無冠になった羽生善治(48歳)に変わって、16歳の七段藤井聡太がいま将棋界を賑わしている。卓球の張本智和は15才、伊藤美誠や平野美宇も共に18歳。競馬もスポーツも”若さ”の台頭が目についた近年。戦後団塊世代の高齢や介護と団塊ジュニア世代の支えが話題になる平成の三十年だったが、ティーンエィジャーや平成生まれの若い人たちの活躍に希望をみる。


羽生善治さんと同世代は、団塊ジュニアと呼ばれる世代。1970(昭和40)年代半ば生まれ。生まれも育ちもバブル時代だったが、世帯を持ち支える頃バブルがはじけ、そして40代団塊前のいま被介護世代を支える苦労を背負っている。この世代のジュニアが、ポスト平成時代に光をあてて活躍している十代後半二十代前半世代なのだ。


ポスト平成の牽引を期待する二十代半ばの筆頭は、ことし24歳の大谷翔平。モノ豊かな生活を求めた時代が崩壊し非モノ、つながりやこころを満たすことに価値基準を見出す時代に生まれた。ネットやバーチャルに”世界”を求める世代でもあるが、彼らの新しい価値づくりや世界づくりに期待すること大だ。

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山種美術館「皇室ゆかりの美術」展と広尾の街散歩

2018年12月22日 | Weblog
残すところ10日の極月、朝から快晴。することもない21日(金)、山種美術館の「皇室ゆかりの美術」展の切符をいただき、地下鉄成増駅からメトロに乗車。池袋からJR山の手線でJR恵比寿駅は、西口に出る。ささやかなウォーキングということで、246駒沢通りを広尾小方面に歩く。


久しぶりの山種美術館。街路並木は、紅葉落葉。美術館直近の八百屋角の葎は、真っ赤な紅葉と熟れ柿に隠れた濃い黄色の柚子が、晩秋and極月の演出。美術館に入る。中心は、山種美術館所蔵の宮殿ゆかりの日本画。下村観山や川合玉堂などを過ぎ、東山魁夷の「満ち来る潮」に腰を下ろす。一時間ほど、ふだんあまり観ない絵画にふれ美術館を出る。


帰りは、ゆっくり歩くも楽。駒沢通り美術館への坂道は、下りになる。少しシンドイ横断歩道橋を渡った渋谷川橋脇には、小さな花いっぱいの寒桜。その木の下には、時節間違いの赤い躑躅。大通りは、タクシーや大きな物流トラックなどのひしめく交通騒音がきつい。正午を少し回っているが、恵比寿駅周辺をスベッて、JRは池袋に向かう。


まずは、ランチとデパート上階のイタ飯店に入る。何とかスパゲティ・セットランチにコヒーをいただき店を出る。クリスマス向けにと、孫のおもちゃや孫ママの靴下などを買い、メトロ池袋より電車帰宅。少々汗ばんだ小春日でした。

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平成30年を演出した人たち考

2018年12月21日 | Weblog
いま(平成30年)、いわゆる高齢者に入った60代半ばの人たちは、バブルがはじけた平成初期30代後半。多くの人たちが結婚し、世帯を持ち始めたころ、子育ての開始時期だったかも知れない。パソコンやデジカメなどが目に入るも、子どもの教育や家計に苦労する40代から50歳あたりにかけて、プリウスやレクサスを羨望し、冬ソナで過ぎる。


ただいま65歳以上の方々の中心は、何と言っても今70代。団塊の世代やその先輩の方々。バブル経済や景気を牽引してきた人々の塊世代。80代になっても元気。そこそこ年金で、ゆとり生活が演出できる世代でもある。いま(平成30年前後)老々介護で、苦労生活をしている人々も多い。

現在(平成30年)社会の中核を担っている40代半ばから50代半ばの世代。平成に入った1990年代、ジュリアナ東京やカラオケボックスの20代後半世代(今55歳前後)や、ゲームボーイやファイナルファンタジーからドラクエなどとJリーグに明け暮れた20代(今45歳前後)が、ただいま安室奈美恵やフェースブックとグーグル&アマゾンで暮らす。


千と千尋の神隠しやハリーポッターで幼少期だった只今20代の若者たち、いま「君たちはどう生きるか」の漫画とインスタグラムやメルカリとタピオカミルクティなどで過ごす。新しいライフスタイルの発芽世代かも知れない。このタピオカミルクティ世代イコールチョコミント党かと思うが、実はこの世代の上の今40代50代のファッションかも知れないし、もっと前の世代からのミント&チョコなのかも知れない。


ほぼ40年ほど前、サーティワン・アイスクリームが上市された。チョコミントは売上ランキング6位だという。いまでは、多くのアイスクリームでチョコミントがある。30年ほど前、ハーブのミントやローズマリーがはやった。キシリトールやミントのガムがはやった。みんな”ブルー”ベースのところに、チョコレートが味付けやアクセントに加わった。半分、青いチョコミントが2018年爆発した。


平成もそろそろ終わる30年、結構凸凹あった年代だった気がする。年代別にみた平成の移り変わりでした。
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学習院大学応援団吹奏楽定期演奏会(12/16)で音楽の力をいただく。

2018年12月18日 | Weblog
2018年11月10日(土)、東京は市ヶ谷のアルカディアでふる里高等学校を同窓にする首都圏居住者の同窓会があった。隔年ごとの懇親の集いだが、最近の集まりは、あまりよくない。昭和30年代から50年代に卒業したものが8割、それ以前それ以後の卒業生は1~2割と少ない。アラサー・アラフォーの同窓生の参加を募っている。


この集い会で、いままで”言葉を交わしたことのない”同窓生と談話した。わたしより10年ほど後輩の方だったが、いままでの自分には縁遠い音楽や吹奏楽などの小話をいただいた。帰り際、彼が指揮者をしている学習院大学応援団吹奏楽部の定期(第21回)演奏会のお誘いを受けた。


12月16日(日)は、何となくの雨模様。簡単な昼食をすませ、その演奏会に向かう。JR目白駅すぐの学習院には、開場の14時にまだ30分もある13時半ごろ到着。ゆっくり散策するように構内を回って演奏会場の学習院創立百周年記念会館に着く。まだ20分もあるというのに、すでに5~60人の列。黄葉混じりの紅葉を眺めながら、並ぶ。


開場15分ほど前たまたま、列横を会場に向かって歩くきょうの演奏会の指揮を執る萩谷(克己)さんと目が合う。しばし挨拶をかわし、14時ちょうどに入場。久しぶりの吹奏楽の演奏会に、音楽の力をいただき帰宅。有り難うございました。

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平成30年私撰月季俳句(下)-7月~12月の句

2018年12月16日 | Weblog
〇7月;・ルピナスの赤青黄色風の庭 ・梅雨颱風がれきと泥の街と家


〇8月;・芳しや白き山百合杉林 ・山の日の御巣鷹山や友の顔


〇9月;・バイパスの標の白き蕎麦の花 ・刈り終えし稲田の畦や曼珠沙華


〇10月;・遠刈田棚田の稲架や秋の霜 ・豊洲へのターレの列や秋惜しむ


〇11月;・秋晴れや逆さ紅葉の茶屋ノ池 ・万博の夢の夢洲冬構え


〇12月;・亀山湖右も左も紅葉かな ・夕暮れの海中電柱秋深し


※平成30年月々の季節と暮らしを月2句私撰して掲載してみました。1→6月
(上)と7→12月(下)の月々になっています。ご批評いただければ幸甚です。
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平成30年私撰月季俳句(上)-1月~6月の句

2018年12月15日 | Weblog
〇1月;・蝋梅や薮三椏の露払い ・静けさに足音残す初詣


〇2月;・雪解風揺れる榛の木鶸の群れ ・山里の温む小川や縞どぜう


〇3月;・金華山城の夕べの春の月 ・水温む野菜洗いの樋を引く


〇4月;・青い空ネモフィラの青と青い海・燕来て土日農家の朝早し


〇5月;・花筏担ぐと群れる小魚よ ・悲しきは電気柵なり青田かな


〇6月;・雨上がり湖面に一鵜桜桃忌 ・捨田畑後継ぎも無し八重葎


※7~12月は、次稿。よろしくです。
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2018年ことしの漢字は、「災」だという閑話

2018年12月13日 | Weblog
京都清水寺の管主の毛筆が、災(わざわい)と書いた。ことしの漢字(漢字検定協会発)は、多くのタレンテドな人々の予想を裏切って「災」になった。テレビなどで、多くのコメンテーターたちが予想した”平”や終や金ではなかった。もちろん、一部には 災もあがっていたが。ことしで平成も終わり,平成のヒーローはやはり大谷翔平だし、自国ファーストやテロとは逆に平和になってほしいからと、"平”を推す人が多かった。


しかるに、よく考えてみるに2018年は確かに”災い”が多かった。颱風豪雨や異常な酷暑や大きな地震災害などの自然災害が多かった。6月7月の大阪北部地震や西日本豪雨災害、9月には全国各地を襲った颱風21号と北海道胆振地震などが、大きな災害をもたらした。加えて世間では、通り魔的殺傷事件や大学の体育会などでのパワハラおよび医学部大学の不正入試など、女性被災事件も多かった。


このような年の2018年だが、ユーキャンのことしの流行語大賞はあの平昌オリンピックでのロコ・ソラーレ北見女子たちの「そだねー」だった。心地よい響きの「そだねー」とことしの漢字「災」のような年は、2018年ことしがはじめてではない。2004年のことしの漢字も、「災」だった。そして、その年の流行語大賞(ユーキャン)は「チョー気持ちいい」(北島康介/アテネオリンピック)だった。


2004年も自然災害が多かった。5月や9月の房総沖や紀伊半島沖の地震と10月のあの新潟中越地震や11月の釧路沖地震。小泉首相の北朝鮮訪問と5人の拉致被害者の帰国や全国的に拡がった鳥インフレエンザや世間の”勝ち組負け組”など、あまりいい思い出はない。ダイエーの売却などもこの年だ。

2004年と2018年の丁度中位の年2011年、あの3月11日の東日本大震災&福島原発事故があった。この年の漢字は「絆」。流行語大賞は「なでしこジャパン」。2004,2011,2018年は、ちょうど7年サイクルになる。
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今期一番寒い晩秋(2018年12月8日)の句景

2018年12月09日 | Weblog
〇山は紅葉街は黄葉空は青
里山の麓原野は、真っ赤な紅葉。そろそろ落葉しようかという山紅葉は、少々疲れた赤。街は、いま黄葉が真っ盛り。銀杏の黄色がまぶしい。




〇裸木の小さな赤い実梅擬
門場の今にも枯れそうな梅擬が、小さな赤い実をいっぱいに咲かせている。バックの柘植垣の奥に、山紅葉が見える。


〇黄なる柚子たわわなりけり空家庭
人の居ぬ空家の裏庭。大きな柚子の木にたわわに実る真っ黄色な柚子の実。柚子の横には、小さな山紅葉の赤を見る。


〇ひきたてを銀杏に負かせる赤紅葉
街場の稲荷の大きな銀杏。その大樹をバックに真赤な紅葉。これが都会かと見上げて散歩。コントラストに、ついショットする。


平成30年(2018)12月8日でした。
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晩秋(12/1)の紅葉狩りは、亀山湖and小松寺。

2018年12月03日 | Weblog
12月1日(土)千葉の亀山湖からスタートする”はとバス”のバス旅。黄色の”はと”ならぬ富士急観光バスのはとバス・ツアーは、39人。浜松町のバス・ターミナルを出発。首都高から川崎浮島IC経由で東京湾アクアラインは「海ほたる」でお休み・タイム。
〇朝早し紅葉を狩りにバスの旅


〇海ほたる360度青い海
〇すがすがし海の秋風風の塔


海ほたるから、バスは木更津ICを越え久留里線に並行する国道465号で、千葉県で最も大きい人工湖亀山湖に到着。早速、紅葉狩りクルージング。
〇亀山湖右も左も紅葉かな

〇風さやか真赤な紅葉の亀山湖


紅葉満喫の亀山湖をあとにバスは、外房は鴨川方面に。スカイラインや有料道路などというが、対面も難しく狭くくねくねした山道。国道128号を海沿いに走る。南房総市と鴨川市の境界がどこか解らないが、鴨川は江見海岸沿いのカネシチ水産で、海鮮丼ならぬ海鮮山盛りの昼食。午後の始まりは、60年に一度の御開帳があるという南房総市は千倉の小松寺の紅葉。
〇外房の秋の汐風バスの旅

〇池囲む紅葉艶やか小松寺



たっぷり赤黄青の紅葉を満喫してバスは紅葉を少し離れ、みかん狩りを楽しむ。道の駅富楽里とみやまを経由し、何となく帰路に向かう頃は、もう夕暮れ。行楽土曜日のせいか、木更津の江川海岸に夕方の海中電柱を見ようとした頃は、すでに周りが見えないほどの夕暮れ。午後6時、木更津IC海ほたる経由川崎大師からの首都高で東京駅に戻る。師走の初日でした。

〇夕暮れの海中電柱秋深し

コメント (2)
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