吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

バラの時節5月への準備メモ

2012年03月25日 | Weblog

山々の緑と青空に映える鯉のぼりの5月だが、シゴト柄か5月はバラの季節だと決めている。菖蒲、ヨモギ、山椒など薬草やハーブなどが身近に感じられる頃でもある。待ち遠しい季節なのだが、まだ冷たい北風が梅や桜の開花を遠ざけている3月も一週間を残す。

何かと年度がわりの行事やイベントの多い4月を前に日々多忙だ。4月中旬に重なる所属団体の総会や懇親会と卒後50年も超えた高等学校の同窓会の役員会などの準備は、意外に作業が多い。老骨に鞭打つ日々だ。そんな中、5月の薔薇シーズンに向けての準備に追われている。

5月12日(土)~20日(日)の間行われる第14回国際バラとガーデニングショウ(西武ドーム)。ことしのテーマは「魅惑のバラできれいになる」という。毎年のローズ・ガーデニングや育種バラのコンテストなどにあわせ、イングリッシュ・ローズガーデンやバラのライフ・スタイルなどの紹介もある。加えてことしは、アロマ・テラピーやバラの香りの楽しみ方や子どもから大人までのローズ・ライフなどが紹介されるらしい。バラの普及教育や食育ならぬ花育→香育→バラ育が楽しめるという。

そこでのローズ・フレグランスやバラの香りのワークショップなどの準備をしている。そして、この5月31日(木)~6月6日(水)に千葉は、佐倉市で行われる「第12回国際ヘリテージ・ローズ会議2012」だ。NPOバラ文化研究所(理事長、前原克彦氏)と佐倉草ぶえの丘バラ園および佐倉市共催のバラの国際会議だ。世界中のバラの育種家や研究者が集まる国際カンファレンスだ。ささやかだが、そのお手伝い準備もある。

名前(ヘリテージ)のとおり、人類の遺産ともいわれるオールドローズやオールドローズ・ガーデンや世界中の原種/野生種のバラなどについての研究や保存と情報交換を目的に作られたカンファレンスだ。約70人の外国からのお客様と50人ほどの日本人の参加者を予定しているという。期間中、サンショウバラの自生地めぐりツアーなどもある。

何ができるかわからないが、少しでもお手伝いができればと思っている私は、蓬田バラの香り研究所(社長、クロサワ早穂)の不定期社員。 (註;サンショウバラ:葉が山椒に似ている薄いピンクの花の日本の野生バラ)
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アナゴ雑談

2012年03月24日 | Weblog
鰻重など鰻(うなぎ)はいい。あのニオイつきの食感がいい。わたしの好物のひとつだが、似て非なるアナゴを楽しむ最近だ。自分の事務所や日常の場が千代田区だからかも知れないが、近くにはアナゴ(穴子)をおいしく食べさせてくれる店が多い。

夏や梅雨時が旬だと言われる穴子だが、寒い冬や初春の穴子もいい。脂のノリが格別だ。蒸し穴子や煮穴子料理もいいが、焼き穴子や天ぷらは特にいい。近くの寿司屋さんで月に一度ほどいただくランチの穴子丼がおいしい。蒸して焼いたアナゴの柔らかい食感とタレの具合がいい。

天ぷら屋さんの天ぷら穴子は、アナゴの定番のようだが、最近は天ぷら屋さんでも寿司屋さんでも新鮮なアナゴをお刺身でくれる。その食感やアナゴ料理を知ってのことではないが、一昨日(3/22)珍しい面子でアナゴを囲んだ。新鮮な食感の穴子のお刺身のあとのアナゴの網焼き料理に会話が弾んだ。この1~2年のガンとの闘病に勝ったグローバルMKGのNさんとアパレルMKGのKさんとわたしの3人会。JR品川から京急の普通で二つ目「新馬場駅」より北へ2~3分の北品川商店街入り口近く。割烹「牧野」だ。

この店もそうだが、いつもお店をセットしてくれるのはNさんだ。闘病が1~2年続いたために久しぶりになった3人会。Nさんに多謝だ。いつもはパリやベルギーなどヨーロッパのお話に耳するのだが、この日は米国は西海岸の話に花が咲いた。何かとコーディネーター役をかってくれているKさんにも感謝している。翌日大きな丸栗の天ぷらをゴチ(川澄)してくれたMさんも含め、何かと私を支えてくれている仲間に感謝です。
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法律や基金の数だけ、天下りや埋蔵金ができる。

2012年03月20日 | Weblog
国や地方自治体が何かを施策するとき出来る法律や基金、どのくらいあるのだろうか。多すぎそうで、数える気力も失せる。毎年できる新しい法律、多くが時限立法のようだが、恒久的なものも多い。単年度予算・決算では済まない施策がほとんどなので、基金をつくる。その基金を執行したり、審査したり、窓口業務したりする機構や事業協会をつくる。

短いものは5年ぐらいのようだが、多くは10年ぐらいの施策期間のようだから、つくられた基金の財団法人は10年で終わるのかなと思うが、終わるものは少ない。毎年基金、財団法人、機構、独立行政法人が増える。天下り先や積み残された埋蔵金が増える。阪神淡路大震災復興基金に、中越大震災復興基金が重なり、東日本大震災復興基金がオーバーラップする。基金の多くは、これら復興基金のような性格のものではない。

○○記念特別基金や○○祈念特別基金、○○基盤整備基金や○○整理基金、○○安定化基金や○○共済基金などに○○災害補償基金。さらに、これらは○○整備事業組合や○○事業振興協会などになってつづく。公的資金による復興事業などを量的、質的、制度的かつ長期的、安定的、機動的になすための方法が基金化なのだという。

多くの窓口財団法人は、この度の復興庁と同じく”査定庁”化する。お奉行様的になる。結果、予算の使われ方は”査定や審査”を上手にくぐったもの勝ちになる。現場と離れた”書類”主義になる。施策の執行は、お役人に牛耳られる。毎年の残り基金は巧妙に埋蔵され、天下り先の持続可能性が高まるようになる。

仮に基金化されている予算総額を10兆円とすると、1基金規模を平均50億円とすれば、約2000の基金財団数になる。さらに、地方自治体などの補助金や助成金などの基金が2000億円あるとして1基金規模1億円なら、2000基金財団になる。おそらく、この日本全体では、5000や10000の基金があるのではあるまいか。

埋蔵金や天下り先の増加にならないよう工夫施策してほしい。彼岸の中日(春分の日)に、此岸のことを願う。
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便利グッズ洪水がもたす望まない(不便)暮らし雑記

2012年03月17日 | Weblog
転居したり、子どもが独立し出ていったりする度にモノを処分してきた。そしていま小さな住まいを一瞥すると、モノモノモノだ。精いっぱい処分し、片づけてきて何十年かの果てだ。この間、市役所区役所の古本回収や清掃センターやブックオフに引き取ってもらった本は、3~5000冊になろう。古着や使わなくなった家電品や什器や雑貨も数えきれない。

ゼロからモノを増やした日本の高度成長と重なる。いい生活は、いかに便利な品物を多く持つかということを疑わず、モノ豊かな暮らしを求めてきた。世界第2位のGDP大国になりバブルがはじけ、そしてモノにあふれて必ずしも”望む”暮らしや生き方ではなさそうだと、感ずるに至った。ロハスやサステナビリティと言った新しいコンセプトが広がってきた。

ひとり自分に戻れば、一年に一度も締めないネクタイや一年に一度も履かない靴下が何十本あるのか、一年に一度も着ない下着やセーターなどが何十着あるのかも知らない。買ったあと一回しか使わないで家のどこかにあるもちつき器やパン作り器やジューサーミキサーや豆乳メーカーなど、処分できていない便利グッズは数えきれない。

毎朝6時ジャストに起床するワタシが耳にするのは、NHKのおはよう日本だ。阿部アナと鈴木菜穂子アナのコンビ(他のアナもだが)がさわやかだ。そして少しすると、その鈴木アナと名コンビの鹿島アナの「まちかど情報室」になる。暮らしを手助けする(生活)情報番組と言って”モノちらかし”番組なのだ。情報→商品→モノ→がれきやゴミを紹介し、すすめ、衝動買いさせてきた番組だ。

ほかのテレビやインターネットの通販番組と同じを”うまく”やっているだけなのだ。一週間に15~20商品紹介すれば、一年に約1000品。5年で5000品だ。1%程度の衝動買いを得れば、この5年に一人当たり50品(一年10品)ぐらいのグッズを広めたことになる。一世帯平均5000アイテム前後のモノに囲まれて暮らす日本の家庭のゴミ増やしを、年0.2%ぐらいプッシュしていることになる。

モノから離れた賢い暮らしの情報番組に変わっていってほしいと願う。みんなで、モノを少なく暮らす暮らし方を(景気経済回復も合わせて)考えたい。モノ開発やモノづくりをやってきた自分の反省です。
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311(2011)、あれから一年の言葉のメモリー

2012年03月11日 | Weblog
311は重い記憶だが、この間の”言葉”をメモリーする。

死者16000人、行方不明者3000人、総避難者34万4000人。全壊した住宅12万8400戸、半壊24万4500戸(2月末現在、朝日新聞)の被害を出した東日本大震災から一年。自分には重すぎる災害事件だったが、ブログしておくことにした。

避難者34万人余りの人口は、実は多くの東北の県庁所在地都市(青森市、盛岡市、福島市など)のそれを上回る。全壊12万8400戸、半壊24万4500戸は、合わせると約40万戸だから、東北のほぼ1県分(山形県、秋田県など)の人口100万人の住まいになる。大震災に原発事故災害が重複した大複合被災だと言えよう。

この間勉強した新しい”言葉”の多くは、311東日本大震災からの一年からだ。災害や被害などについての言葉は、戦災や震災しか知らなかったが、この間天災、人災、防災などに加えて、減災という言葉にふれた。風評被害や除染という言葉もこの一年ならったそれだ。

想定外、瓦礫(がれき)、除染という言葉に振り回された一年だったが、除染がままならずの減線などという言葉がでてきたのにはオドロク。むかしは工業化成長の産物として出てきた有吉佐和子さんの複合汚染があったが、この度の”複合被災”には恐れ入る。天災と人災の複合への警鐘であろう。

震災での避難や分断をどのように断ち切り回復するかということに対しよく使われた言葉は、絆と希望だ。復旧から復興への希望を、地域や人々の絆で光らせてほしいと願う。喪失という言葉も重い。電源喪失がハシリだが、500km2 という国土・土地喪失、人命喪失や人々の生活喪失などが痛ましい。

平和利用という目くらましで、ひたすら大震災津波の被災や事故爆発などを想定外にしてきた日本(政府)だが、この間起こした社会システムの崩壊が悲しい。政治システムや地域システムの崩壊のオリジンのように言われている民主主義だが、本当に民主主義が犯人なのか。

ポスト311のこの間浮き彫りになった議員内閣制や立法政治および民主主義や自由主義経済などの欠陥だが、ITやネットワーク社会化を踏まえ、知恵を結集してほしいと願う。

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閏29日は羽田ー沖縄一日20℃差の小旅行、そのメモリー。

2012年03月10日 | Weblog


311東日本大震災一周年の明日をブログする重さを避けて、10日ほど前の小旅行をオクレ日記しておくことにした。

ことしの2月は29日、余分だということでもないが、誘われて急ぎの沖縄詣でになった。ふだんより早めに起きてビックリ。そとは真っ白、しかも大雪だ。あたたかそうな沖縄に行くというのに、コートにマフラー姿で地下鉄に飛び乗った。午前7時を少し回ったころだ。

大雪に弱い私鉄乗り入れ地下鉄のオクレを心配したが、ラッキーにもその日は順調に有楽町JRにつながり、浜松町よりのモノレールで羽田第一ビルに着いた。約束の時間には30分以上もある。ゆっくりのモーニング・コーヒーは、同行するYさんと一緒でした。すぐに、この小旅行をアレンジしてくれたMHさんとジョイント、出発ロビーに向かった。

飛行機の雪かきで約1時間オクレで出発したJAL沖縄行きは、予想以上に快適。1時間オクレで到着した沖縄那覇空港には、ほぼ2年ぶりのKBさんが出迎えてくれた。中国はシンセン香港経由で到着したCYさんとおち合い、那覇空港でのランチになった。初めてお会いした中国からのお二人を交え7人のランチは、にぎやかだった。

那覇空港から那覇市街嘉手納・読谷経由で、私たちは本日の宿・残波岬の日航アリビラHに向かった。チェック・イン後、私たち東京からの3人と中国からの2人は、読谷村に、KBさん社長のゼオライト会社を訪ねた。シンセンからの友人はエレクトロニクス会社の社長ニンボーからのお客さんは精密工業技術会社の社長さんで、はじめてだというのに、皆さん真剣で楽しい会合になった。わたしは番外だが、3社協力の契約調印をし、夕食は沖縄郷里料理屋での泡盛になった。

そして先にチェックインしてあったホテル日航アリビラ。軽いジャズに甘さ抑え気味のカクテルをいただき就寝。翌早朝のホテル周辺海浜の散歩は、東京から一緒のMHさんとだ。オゾンたっぷりな潮風を満喫させていただいた。2012年3月1日午後2時、私たちは中国からのお二人も一緒に羽田空港ビル4階あたりで、焼き肉昼食をしていた。

そんな急ぎの気温20℃差の沖縄小旅行でした。
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いま(2012)、輝いて美しいサーテイズがカバー(表紙)する世相

2012年03月09日 | Weblog
わたしが団塊の世代の5~6年先輩で、長女が40代越え長男がジャスト40だから、いま輝くサーテイズの多くのご両親は団塊の世代だ。日本の高度成長をずっと支えてくれたのが、いまサーテイズの親御さんだ。東京デズニーランドでのびのび育った世代がその子たち、いまの30代だ。

のびのび育って、ただいま社会の前線で働き輝いているのがサーテイズ。とくにこの世代の女性がいま輝く。このところ(4月号誌)の女性誌をカバー(表紙)している美しい女性の多くが、サーテイズ(30代)だ。少し若い蒼井優(MORE4月号)さんなどもいるが、ほとんどがサーテイズだ。

プレシアス(Precious)の小雪さん、セスの滝川クリステルさん、ヴェリィ(VERY)の井川遥さん、ステディ(Steady)の菅野美穂さんたちは、みなサーテイズのど真ん中。アラフォーといったほうがよさそうな中山美穂さん(LEEをカバー)も美しいが先のサーテイズのみなさん、うらやましいほど輝いてうつくしい。

女性誌をカバーするこのような女性ばかりが美しいのではない。このところ企業や社会で輝いて働く多くの女性がサーテイズ(30代)だ。ITやPCに長けているからだけでもない。働くことや自立することに真摯に向き合って生きておられるからだ。高度成長を支えたご両親の働きや家庭づくりをみて育つなかで、自然身に付いた生き方なのかも知れない。

文字通り、モノ豊かな高度成長時代の日本に生まれた世代だが、その後のバブル崩壊やデフレや価値基準の変化をもろに経験してきた只今のサーテイズ。時代の変化や社会の要請を感知するコツと社会適応貢献のコツが身についているのかも知れない。

これからもずっと働いて輝いてほしいと願うサーテイズ。結婚も、子育ても、社会で働くことも、ガンバレ!サーテイズです。(2012.3.9.早い朝記)
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情報公開社会化というバーチャル・リアリティー偽装社会

2012年03月03日 | Weblog
世の中や企業のIT化やCSRがただいまのトレンド。ベースは経営情報公開と思っていたら、逆作用しているようだ。「わが社は、企業の社会的責任(CSR)に努め、経営情報などの公開度と経営の透明性を高めることに努めている」など謳う企業ほどアヤシイ。信用と安心が得られない世の中になった。

5年ほど前(2007年)わたくしは、『不確かな日本ー虚偽社会を糺す』(武田出版)を上梓した。当時の政府や厚労省社保庁が、5000万件もの年金未記載未照合問題を一年でやると言ったり、実は一つも進んでいなかったりのウソ答弁やウソ公表で喧噪した最中の、政治や政治家の虚偽、不正、欺瞞スキャンダルをブログしたまとめ本だ。

当時の虚偽スキャンダル社会とただいまのスキャンダルとは、大分違う。それだけITやバーチャル・リアリティが進んだのかも知れない。この度のAIJ投資顧問会社の信託預かり企業年金2000億円の消失問題。リーマンショックのリカバリングだ、騙されたと叫ぶが、年7.8%だ35%だの運用を信ずる方々が、企業年金基金をお預かりしている姿が不思議だ。

オリンパスの巨額損失隠しやその偽装経営情報公開や大王製紙井川前御曹司会長のバカラやカジノでの使い込みスキャンダルも、企業経営情報公開のウラで起こった。ふだん、CSRや情報公開に努力されていると思わせて、実体が隠されていたのだ。
今回のエルピーダだって、一時は政府がテコ入れした企業だ。上手に見せかけをし続け、結果暴露し、何のスキャンダル責任も発生しないのだ。

いつの間にか「バーチャル」(英)が逆転してのバーチャル・リアリティ全盛だが、かような世の中はCGや小説の世界にとどめてほしい。
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