山々の緑と青空に映える鯉のぼりの5月だが、シゴト柄か5月はバラの季節だと決めている。菖蒲、ヨモギ、山椒など薬草やハーブなどが身近に感じられる頃でもある。待ち遠しい季節なのだが、まだ冷たい北風が梅や桜の開花を遠ざけている3月も一週間を残す。
何かと年度がわりの行事やイベントの多い4月を前に日々多忙だ。4月中旬に重なる所属団体の総会や懇親会と卒後50年も超えた高等学校の同窓会の役員会などの準備は、意外に作業が多い。老骨に鞭打つ日々だ。そんな中、5月の薔薇シーズンに向けての準備に追われている。
5月12日(土)~20日(日)の間行われる第14回国際バラとガーデニングショウ(西武ドーム)。ことしのテーマは「魅惑のバラできれいになる」という。毎年のローズ・ガーデニングや育種バラのコンテストなどにあわせ、イングリッシュ・ローズガーデンやバラのライフ・スタイルなどの紹介もある。加えてことしは、アロマ・テラピーやバラの香りの楽しみ方や子どもから大人までのローズ・ライフなどが紹介されるらしい。バラの普及教育や食育ならぬ花育→香育→バラ育が楽しめるという。
そこでのローズ・フレグランスやバラの香りのワークショップなどの準備をしている。そして、この5月31日(木)~6月6日(水)に千葉は、佐倉市で行われる「第12回国際ヘリテージ・ローズ会議2012」だ。NPOバラ文化研究所(理事長、前原克彦氏)と佐倉草ぶえの丘バラ園および佐倉市共催のバラの国際会議だ。世界中のバラの育種家や研究者が集まる国際カンファレンスだ。ささやかだが、そのお手伝い準備もある。
名前(ヘリテージ)のとおり、人類の遺産ともいわれるオールドローズやオールドローズ・ガーデンや世界中の原種/野生種のバラなどについての研究や保存と情報交換を目的に作られたカンファレンスだ。約70人の外国からのお客様と50人ほどの日本人の参加者を予定しているという。期間中、サンショウバラの自生地めぐりツアーなどもある。
何ができるかわからないが、少しでもお手伝いができればと思っている私は、蓬田バラの香り研究所(社長、クロサワ早穂)の不定期社員。 (註;サンショウバラ:葉が山椒に似ている薄いピンクの花の日本の野生バラ)