吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

大晦日わたしの月2句私撰2015年句誌

2015年12月31日 | Weblog
2015年の大晦日。はじめて2年目の俳句は、今年も400句近く。あきずによく続いたものだと、自分を褒めている。月2句を私撰し振り返ると、つぎのとおり。

1 月 ・俯いて咲く侘助や曇り空
・過去という未来探しの冬の旅

2月 ・人知れず隠れて咲くや座禅草
・猫柳せせらぎに耳欹てる

3月 ・石垣は風避けなりや野水仙
・早や四年瓦礫の中の土筆立つ

4月 ・青空を一人占めせし桜かな
・春の雪園児イヤイヤ手を引かれ

5月 ・雨上がり赤いポストや蝸牛
・南米の香り届きぬフィジョア咲く

6月 ・奥多摩の墨彩庵や岩魚焼
・白鷺が群れて知らせる明日かな

7月 ・夕暮れの雨の重さや沙羅の花
・海の日や一番電車の山ガール

8月 ・母娘いそいそ夏祭りピーピャラピ
・早朝の巣立ち燕に国を問い

9月 ・畦道と棚田を分ける彼岸花
・日の暮れや明日見られぬ蝉の鳴く

10月 ・武士の戦場哀し秋の風
・朝食の野菜サラダや柿の入る

11月 ・遠き日の戦遊びや草紅葉
・鵙が来て雀の家族ホームレス

12月 ・葦高し音なき沼や雁落ちる
・無人家のうす暗き庭石蕗咲きぬ

まだまだ修業も勉強も足りない俳句だが、続けるだけが特質の私の俳句。少しは、2015年が回顧できたでしょうか。よいお年をお迎えください。
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2015年末は、常緑の島・沖縄への小旅行

2015年12月30日 | Weblog
2015年12月27~29日”ツアー”を利用し、沖縄へ2泊3日の小旅行。27日(日)午前11:05発ANA471便は、午後14:00沖縄は那覇空港着。現地那覇バスの添乗員さんの案内引率で、まずは首里城公園に。沖縄には何回か来ているが、ここは「初めて」というと、お叱りをうけるかも知れない。

守礼門から入り、琉球王国の歴史や証しに触れる。沖縄栄華の誇りと隣国中国との交友を知る。Tギャラリア沖縄に立ち寄り夕方、那覇市国際通り近くのロジワール・ホテルにチェック・イン。この街には珍しい温泉大浴場で汗を流し、明日に供える。

”いちゃりば兄弟”よろしくのツアー参加の沖縄再認識目的の旅は、①春夏秋冬みどりの島の自然や風景に触れること、②沖縄独特の文化と歴史に触れること、③さきの大戦の戦禍実情や未だ終わらない戦後を識ることと、④米軍接収色あい残る基地の街を肌に実感することなど。小旅行の隠れた目的だ。

翌28日は、恩納村万座毛や古宇利島など、碧濃い沖縄の海のみどりのグラデーションを満喫。やんばる亜熱帯の森ヘゴの原生林を散策し、シャワー雨に洗われながら沖縄美ら海水族館を訪ねる。ジンベイザメや亜熱帯の海の魚を観賞し、この日の宿泊宿残波岬ロイヤルホテルに入る。

12月29日早朝は、紺碧に真白の波線が美しい東シナ海からの潮風を深呼し、散策。朝食後のツアーバスは座喜味城跡から琉球村を経て一路、太平洋は新原(みーばる)海岸に向かう。ビーチを散策したあとのバスは次の観光地おきなわワールド玉泉洞を経て、大戦戦禍濃く残る「ひめゆりの塔」を訪ねた。犠牲や戦禍と言っては畏れ多い当時ひめゆりの乙女たちへの鎮魂を祈念感涙し、沖縄を後にし、29日その日の24時ジャスト、帰宅した。
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goo ブログを発信して10年

2015年12月26日 | Weblog
わたしがgoo ブログを発信してほぼ10年。2006年始めた「吉澤兄一のブログ」は、この間A4-1頁ほどの記事を週平均1~2回発信しつづけ、この12月20日のブログで1021回目になる。大体毎年、年間100ブログを発信してきたことになる。

その日思いついたことの自分日誌ブログだから、題材はいろいろ。日々の生活のこと、シゴト関係のこと、世の中や社会のこと、経済や政治のこと、ニュースや情報のこと、田舎や都会のこと、四季や自然のこと、文化や芸術のことなど、その時折々見たり聞いたり感じたことを脈絡なく書き、ブログ発信してきた。

いつの間にか”このようにすること”が、自分の毎日になった。ただ自分日記にするつもりだったのが、世の中に発信していることで一種の責任のようになった。間違ったことや誤解を招くようなことを避けて発信するようになった。自分で自分を規制するようになった。ブログの発信が、自分をただすようになった。

通算1021回も発信し、毎日70人前後の方々の検索閲覧を得、延べ一週間500人、10年で延べ25万人の方々の閲覧(IP)を得てきたのだから、間違いや不快を届けたかも知れないと思う。お詫びする次第です。ずっと愛読してくださった多くの方々にお礼と感謝を申し上げます。
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古代地中海「黄金文明」andお江戸日本橋亭。

2015年12月20日 | Weblog
2015年12月19日(土)は、師走の小春日和。少々北風が強いが、好天に誘われJR山の手線で上野に。上野公園出口からすぐの国立西洋美術館に入る。予定していた「黄金伝説展」を観賞した。
国立西洋美術館
世界の秘宝と喧噪される古代ギリシャや古代ローマの文明を特長づける黄金装飾品に圧倒される。首飾り、耳飾り、腕輪、ペンダント、ディアデマ、指輪や飾り板などすべて黄金。いわゆる古代という時代に不案内な自分には、古代ギリシャや古代ローマの区別さえ不確か。まして、トラキアやエトルリアなどと今のトルコやブルガリアなど地中海文明地域もボーダレスだ。
黄金伝説展
長い時代の黄金文明を支えた金の採掘や彫金工芸なども分からない。それ以上に、これだけの金鉱採掘のために失われた山々の姿さえ理解できない。そんな地中海黄金文明伝説展を一時間あまり閲覧し、西洋美術館を出た。外は、大きな枯木銀杏に黄金色真っ盛りの銀杏がコラボする晩秋。
日本橋室町・福徳神社
せわしく急ぎ歩く人々を分けてJR上野駅から山手線で神田駅に下車。中央通りを日本橋方面に向かう。歩き疲れを癒やすために途中、カフェで一休み。陽も沈んだ夕方5時30分、お江戸日本橋亭に入る。きょうの落語は、柳家さん助・燕弥の二人会。相変わらずのさん助さんの高座暴走をしずめる知性派燕弥さんのコンビネーションに癒やされて帰宅。
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きょうは、一粒万倍日だが。

2015年12月19日 | Weblog
わたしは、甲午生まれの四緑木星。血液型は、B型。何でも許し受容する雑なタイプ。リップサービスや甘言にダマされやすい。そうだから、ヒトが寄る。他人に愛される。友人が多い。本人はこれを受け入れているのだが、エライ上司などからは、天性的に経営者やマネジメントには向かないと言われる。大雑把を受け入れている。

そういう自分が結構、節気や干支や九星などでの運気を気にする。トシとったからか。いまは、中年後半から晩年にかけて”良運”という四緑木星を頼っている。日々が、希望的で楽だ。

2016年の12月19日(土)と20日は、一粒万倍日が連チャンする。このよなタイミングは、そうはない。”何かを始める良日”ではあるが、わたしにはその企てがない。先が短くなったからだろうか。意欲や発想性が、弱くなったからだろうか。日々、流れに身を任せ ケセラセラで過ごすのが、自分向きなのだろうか。ことしは、12/25&12/26が、一粒万倍日。このように勘違いするトシでした。

特別することや宿題もない今日土曜日は、久々の小春日和。上野の美術館を覗き、日本橋はコレド裏筋あたりに「お江戸日本橋亭」に寄せていただこうと思う。落語は後輩の柳家さん助、柳家燕弥さんのふたり会。昼食後、外出する。
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「かぼちゃ」の小話

2015年12月06日 | Weblog
夏野菜の「かぼちゃ」だが、何故か晩秋や冬に食べるイメージ。冬至の柚子湯と”かぼちゃ”イメージが強いからなのか、ハロウィンの”かぼちゃ”イメージからなのか分からない。もっとも、冬至といえば、運食七種(んのつく食べもの)だが、人参、蓮根、銀杏、金柑やうどんは いいとして、寒天や南京は”ほうとう”など冬ナベ(鍋)の感じがしない。

夏から秋にかけて収穫される南瓜だが典型的な保存果実野菜で、ジャガイモやごぼうや大根のような保存性の高い根菜に近い。煮物もおいしいが、南瓜の天ぷらなど頬が落ちる。カロテンやビタミンEやカリウムなどが豊富で風邪の予防や冷え性や体力維持など免疫力アップが期待される。ビタミンAやCとビタミンB群や鉄分などが相乗しているのかも知れない。

かぼちゃは、どこから来た野菜なのかハテナだが、ポルトガルという人やカンボジアという人や南瓜と書いて中国だという人などいろいろ。欧米の「かぼちゃ」は、ハロウィン・イメージだが、パンプキンという。初夏に咲く花をみれば、ウリ科だと納得する南瓜だが、キュウリやズッキーニなどと区別する”甘い味”が特長だ。

その”甘み”を生かした独特の鍋料理が、ほうとう鍋。”ほうとう”(太巾の麺)鍋には、かぼちゃが必須。さと芋や豚肉なども入るが、あの”かぼちゃ”の甘い味がほうとう鍋だともいえる。土中に埋めて保存する根菜と違い、南瓜は、そこいらに転がして置いても、冬を越す。便利で賢い果実野菜なのだ。
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”時間”ビジネス時代

2015年12月05日 | Weblog
あくせずせず”ゆっくり&ゆったり”暮らそうと思うが、周りや世間がそうばかりさせてはくれない。つい最近までは、何でもかんでも”時短”訴求だった。時間がかからないことや早くできることが、価値だった。

政府が、労働環境が進んでいる外国並みに労働時間を短くせよ、週6日制を5日制にせよ、有給休暇を確実にとれとか、長期の(連休)休みをセットしろとか指示した。お蔭で、ほとんどの労働者の週休2日が実現した。

それでもなかなか高まらない賃金所得は、”共働き”世帯を増やした。女性の社会進出と言って、結婚して子育てして働く女性を増やした。家事時間が少なくなる女性(男性)のために料理や家事の時短器具が、市場性を高めた。”買い物する”時間もないという人のために、買い物代行や家事代行や保育や食事宅配などのビジネスが、時流を得た。いまや、中高齢者や働いていない人まで、ネット通販を利用している。皆さん、時間がないのだ。

そして、北陸新幹線や北海道新幹線が、飛行機と時間競争している。2+5年の「はやぶさ」が、1+2年の「はやぶさ2」になった。宇宙でも、地球上でも、自在にスイング バイ する。速いこと、時間がかからないことが、最高の価値だというのだが。なじまない人もいる。
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