いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

大阪に着きました

2003-03-18 03:53:18 | Rebirth歴史資料館
新大阪駅に降り立ったのは朝9時だった。
入りは15時だ。メンバーの宿は14時チェックアウトだし、昨日は飲んでたらしいから合流も望めまい。
生まれ故郷とはいえ、国民性の治外法権とも言うべきこの地に置いて、6時間もの間何をして過ごせというのか。
とりあえず売店へ。
スポーツ全紙の一面がタイガースという、ほとんど思想統制じゃないかと思えるほどの過剰報道に思わず口元もほころぶ。
見出しは「赤星4打数4安打」「星野監督巨人に勝算あり」などなど、どれも興味をそそる。
そういえば昨日は巨人戦だった。オープン戦とはいえ巨人戦は気になるところだ。
この見出しからすると勝ったのだな。どれ、全紙買って見比べてみるか。
500円以上かけて4紙を購入、駅地下の喫茶店で朝食をとりながらチェックしてみた。

驚くべきことに、試合の結果はどれを見ても負けだった。
しかも10対4という惨敗ぶりである。にもかかわらず紙面はこの賑やかさ。
しかも5面までぎっちりタイガースだ。こういうのって戦時中にもあったな。
「大本営発表」だ。
アメリカにボッコボコに負けて、艦隊とか部隊が全滅しても、
「敵に致命的損害!我が軍は被害少なく転進」とかってやつだ。
よく見るとこの紙面もすごい。
「藪本番前に調整投球」
「赤星絶好調」
「オープン戦首位独走」
などなど。
「でも、負けたんやろ?」と突っ込まずには居られないこの開き直り。
すてきだ。素敵すぎるこのセンス。
センスがいいといえばイラク開戦のその日に見つけた回転寿司屋の張り紙、
「イラク戦争反対!イクラ99円均一!」
にも腰が抜けるほど感動した。

梅田で街をぶらぶらしてみる。
子供の頃親に連れられて見た景色と大分様子が変わっている。
かと思えば全然変わらない箇所もあり、ほっとする。
続いて心斎橋へ。
OPAという大きなショッピングビルにハンジロウという大きな古着屋があり、
夏のツアーで入ってみたら結構収穫があったのでまた脚をのばしてみた。
Tシャツでいいの発見。
しかし非常に微妙な選択になったので両方買わないという、主婦のようなイブキであった。
続いて大阪ツアーの定番、「神座」へ。ここのラーメンがうまいのだ。
今回はつけめんをオーダー。
大概ラーメンがうまくてもつけめんはまずかったりするのだが、ここのは柚子がきいてて大変うまかった。
ただ、食べるにつれてつゆが薄くなり、温度もみるみる下がっていくという、
つけめんの宿命的課題は消化できていなかった。
しかし、まあ並んで入っただけの価値はあった。
そうこうしている内に入りの1時間前。楽屋に入って奥のいいポジションをゲット、ソファーで仮眠をとった。

目覚めたらみんないた。寝ぼけ眼でおはようおはようと挨拶。
Rebirthは1番目。大変だ。慌てて準備する。
心斎橋ミューズホールはステージが高く、客席も広くてとても快適なハコだ。
まだまだツアー先なのでなかなか客席が埋まらないが、ここでもそのうち満杯にしたいものだ。
大阪は1月になんばHatchに出たとはいえ、実質まだ2回目。
それでも1度見ただけのRebirthを気に入って、足を運んでくれる地元の人がちらほら。
そして毎度のことながら東京から駆けつけてくれたいつもの馴染みの人も。
この人たちあってのRebirthだ。張り切って行かねば。

いつものSEからover againへ。今日もRebirth最強のセットリストだ。MCも上々だ。
しかし、鼻がどうにも詰まって仕方ない。寝不足もあるだろうが東京の時より酷いようだ。
関西の方が花粉が多いのか?とか考えてるウチにライブも終わった。
人があんまり多くなかったので、目に見える反応こそ乏しいが、
Rebirthを観る人々の目はしっかり楽しんでくれている。
恒例の客席特攻もやっといた。縁起もんだから。

ライブ後はライブハウスの人たちとの紹介・親睦を兼ね、関係者打ち上げ。
メンバーみんなご馳走になり、いたくごきげん。
しかしピークを迎えようとしている花粉症はじめ、体調不良に悩む俺撃沈。
薄れゆく意識の中リーダーのやたらめったら元気な声がこだましていた。