いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

執着

2018-04-13 00:41:18 | 超・いぶたろう日記
人がそう簡単に為し得ないような何かを成し遂げるには、
相当の「執着」が必要なんだろうと思う。
一流のアスリートにしても、著名なアーティストにしても、
普通の人ならまあイイかで済ませるところをよしとせず、
あるべき形にとことん執着し、こだわり抜いて、
尋常ならぬ努力や研鑽を重ねればこその到達点だろう。
才能とはその強烈な執着を指していうのかもしれない。

でも、何に執着するかというのも大事なポイントで、
それが「売上」とか「収入」とか「得点」とか、
他人との比較において数値化されてしまうものである場合、
どこまでも終わりのない追求が飢餓感ばかりを煽って、
結局あまり幸福にはなれない…というか、
幸福そうに見えないような気がする。

または名声だったり、住む家だとかクルマだったり、
結局は他人への見栄でしかないものに執着する場合も、
物理的には華やかで幸せそうな生活に見えて、
実は精神的には砂上の楼閣ではないだろうかと思う。

充実しているはずなのに、何だかいつもガツガツしている。
豊かな生活を送れているはずなのに、何だかいつもトゲトゲしている。

そんな人を見かける度に、
ああ、なんて心が不自由な人だろう、と思う。

まあ、何が幸福かなんて自分自身が決めることだから、
誰がどんな生き方をしようと勝手ではあるんだけどね。
それにしてもずっとそれじゃあ、息苦しくはないですか?
…って、思っちゃうんだけどまあ、余計なお世話か。

たしかにお金があるのは幸せなことだけど、どれほどお金があっても、
心を病んでしまったり、友達が誰も居なかったりするんじゃあ、
とても割に合わないように思う。
いかにもSNS映えするようなキラキラ生活を送ってたって、
それを維持するのにキリキリしているようじゃあ、窮屈だよなあ。

じゃあ執着を断ち切るか。見栄を棄てるか。
うーん、仏教的には最高の境地だろうけれど、
あまり無味乾燥に過ぎるのも生きている実感に乏しい。

やはり他人の評価など気にせずに、
自分の軸として大事にしているもの、
目指す理想や目標に執着しているのがいいんだろうなあ。

僕の軸はといえば…「とことん自由」かな。
僕の理想はといえば…「ノーストレス」かな。

おお、そう考えるとしっかり執着した結果、充分実現できている。
厳しい世界に身を置いて、絶えず自分を磨くというのも格好いいんだけどね。
僕はやっぱり楽しい世界に身を置いて、
絶えず自分を甘やかしてのんびり生きていく方が幸せなんだよね。

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