いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

死んだ子の齢を数える

2007-07-16 23:56:48 | Rebirth歴史資料館
なんだ?
アクセス人数が600人越えてるんですけど・・・。
何があったんだ?

ま、いいや。
今日も適当に解る人にしかわからない話を書き散らかします。

Rebirth退散から2年経ちました。
2年てーと、節目感あります。
普通、3年か?
三日、三月、三年とかっていうもんな。
でも3年なんていうともう変化の度合いが大きすぎて読めないでしょ。
1年先だと確かな変化はあるのだけれど、まだあまり時間が経った気がしない。
そこで2年。
いやー、2年前には想像も付かなかった自分がいますね。
膨大な仕事を抱えて(笑)。
こんなにまともに社会人になるとは、
思いもしなかったやー。

Rebirthを2年おきに振り返ってみましょう。

Rebirthは98年4月1日にウソみたいに結成したんだよね。
すげ、来年で結成10年になるのか。なんかやるか。
あ~、でも約1名出世株がいらっしゃるからなー(笑)。

で、最初の2年で動員伸ばして、ギターが代わって、
1stワンマン&CDリリースまでもってったんだよね。
あの頃はもう天下とれる気でいたなー(笑)。
でも今聞くともう震えが止まらないくらいヘタクソでねー。
ほんと、知らないというのは恐ろしい。

3つくらいの事務所やレーベルから引きがあったのに、
全部おじゃんになったんだよね。
不況のせいにしとこう(笑)。

んで次の2年は黄金期みたいな。
この頃はもうバンド楽しくて仕方なかったな。
貧乏で、でもやたらとワンマンとかツアーとかレコーディングやってて、
すんげー大変だったけど、全然苦にしなかったな。
いい曲書いてたし、いいライブやってたと思うけど、
とにかくまとまりなくてね(笑)。
方向性とかもあんまりはっきりしなくて、
5人がそれぞれ好き勝手やって、
それが奇跡的に一つのバンドに収束してたという感じ。

でもそれが面白かったんだよな。
何が起こるか予測も付かないし、
どこいっちゃうのかやってる本人達にもよくわからない、
不思議なバンドでした。
でもこの時期は業界方面にはとんと縁がなくて、
技術的な部分でも伸び悩んでたし、
動員的にも頭打ちで、空回りがちな時期でもありました。
ダイゴと京太郎が脱けたのも、今は解ってやれる気がするな。
2002年8月31日の4時間20分ライブ、
ライブハウス公演としてはおおよそ信じられない尺ですけど(笑)。
誰かあの記録破った奴とかいるんだろうか。

そっからの2年。
新メンバーを迎えて、ライブ打った途端に事務所から声掛かって、
これ以上ないスタートを切った様に思えたんだけども。
とにかく、俺がダメダメでした。
モチベーション的な部分ではバブル崩壊後の日本のごとく、
ひたすらに右下がりの2年。
アートとかエンタテイメントをビジネスに換えていく、
その過程でのメンバーやスタッフとの衝突。
ライブで切ない自己主張を重ね、
かろうじてそこだけでつないでいくという不健康な状態。

大阪のなんばHATCHなんてでーっかいホールでもやったし、
WESTでワンマンも打った、しかも満員札止めだ、
テレビも出たしラジオもやった、雑誌もいっぱい出た、
でも、どこか空しかったなあ。
華やかにみえる舞台裏では葛藤の日々だもん。

ミーティングでは口を潜め、スタジオには遅れていき、
今思えば自分にも相当甘くてヒドイ部分があったんだけども、
もうそのころは客観的に自分を見られない。
あれは一種の鬱だったかもしれないなあ。
大好きなはずのバンドが苦しくて仕方なかった。
原因はいろいろあるけれど、
新メンバーがやってきて、事実上違うバンドなのに、
Rebirthというカンバンだけは残ってて、
新バンドとしてのアイデンティティも熟成も実績もないままに、
業界とひっついちゃったのが最大の失敗じゃなかったかな。
バンドとして何を大事にして、どこへ向かおうとするのか、
メンバー間のコンセンサスも意思の疎通もなく、
ただ「売れりゃいい」で突き進んでいったから、
どうしようもなく中途半端なバンドになったんじゃないかと思う。

少なくとも、
それまでのRebirthのアイデンティティの中核にいた俺が、
あんなになっちゃうまでに流れを拒んでいたんだから、
うまくいくはずがない。
俺はディレクターの人間性にも疑問を抱いていたけど、
バンド外に対しては結束すべきメンバーが、
「業界人」にお追従して亀裂を生むんだから、
どうしようもない。
本来、まとまらないメンバーを第三者の立場で調整すべき立場の人間が、
まるで人間管理の機微を知らずに、
一本調子で脅したり突き放したり茶化したりするだけなんだもん。
まあ、所詮は三流業界人だから多くを期待できるはずもないんだけど。
みんな、過信してしまったね。
もうこの時点でバラバラ。
やたらつるみたがるメンバーと距離を置き、
俺の単独行動が増えるのもこの頃から。

2004年夏にfeel what出したけど、
このレコーディングで決定的な亀裂。
事前に伝えてた俺のスケジュール全部無視で、
ディレクターのミスで強行日程組んで、
俺のいないとこでどんどん決まってくんだもん。
酷いときなんか、俺の弁当だけないんだぜ(笑)。

そのあとは事務所主導であんまり中身のないワンマンやって、
動員が伸びないとかで、事務所の社長がRebirthに見切りつけてからは、
完全に手のひら返されちゃってね。
退散までの1年は完全自主興業バンドに逆戻り。
あれだけご機嫌とって、すり寄ってたメンバーも、
ここに来てようやく目が覚めたのか、悪口言い出した(笑)。

で、ここに来て俺が復活するんだから皮肉だ。
事務所が口出しすることがなくなって、
好きにやれるとなると、俄然元気になっちゃうのね。
一部メンバーは「何をいまさら…」てなもんで、
そりゃあもう冷たいモンだったけど、
もうこの頃になるとまるで気にならない(笑)。
west、4days、東名阪ツアー、
この頃のビデオ見ると俺、
もう憑き物が落ちたかのように元気なライブやってんのね。
普通にいま俺が見ても面白い(笑)。
その前の、feel what出した後のBOXワンマンとか、悲惨だもん(笑)。
「言われたとおりにシブシブやってます」感がアリアリ。
明らかに違ってる。
わっかりやすい男だね、ホントに。

でも、もうバンド内の亀裂は隠しようもない。
俺も向こうも修復する気ないし。
生意気だってんで、一回某メンバーにつかみかかられちゃったりして。
でも返り討ちにしちゃったりして(笑)。
で、どうにもこうにもなんないとこで、
シュンスケが切り出して、退散。

退散決まってからの俺ってのがまた精力的(笑)。
ベスト盤出すわ、DVD出すわ、
企画から編集から演出から進行から全部やる。
1年前とまるで別人。
退散バンドとは思えない華々しいフィナーレ飾って、終わり。
その後は復活ライブ一本打っただけで、
音楽活動らしいこともまるでやらないという吹っ切れぶり。

こう振り返ると俺、ほんっと危なっかしいなあ。
今もまだこういうトコあんだろうか。
今は否応なく仕事を片づけないと先へ進めないからなあ。
ぷっつんしないといいが。。。
まあ、でも今居るトコは理不尽な思いをしなくていいし、
言うべきことをきちんと筋通して言えば聞いてもらえるから、
その辺りでまあ、大丈夫か。

あの後もRebirthが存続してたら、どうなってたんでしょうね。
ん~~、まあ、
まずあのメンバーじゃあ、絶対続いてないけどな。
仮に物わかりがよくて、技術的にも優れたメンバーが加入したとしても、
結局売れはしなかっただろうな。
いまメジャーシーンで売れてる連中見ててもさ、
大味で薄味で、
「言われたとおりやってます」
「決められたとおりやってます」
がウマイ奴ばっかしでしょ。
そんな中でうまく立ち回っていけるはずがない。

Rebirthて、どんなにメンバー替わっても、
結局、俺とシュンスケが揃ってればRebirthみたいなとこあるでしょ?
5050は言うまでもなく全然カラー違うし、
Rebirth元メンバーのどのバンドみてもRebirthぽくは見えないでしょ。
GENEなんて4人中3人Rebirthだぜ?
でも絶対Rebirthとはかぶって見えないでしょ。
念のため言っとくけど、良い悪いの話じゃないぞ。
俺は絶対他の誰かじゃ替えの利かないステージをやってきた、
その自負だけはあるんだ。
それは認めてくれる?(笑)

てこた、やっぱり俺がシュンスケを連れて、Rebirthなんですよ。
Rebirthというカンバンでやる限り、俺は外せない。
「はかいのつるぎ」とか、呪いの装備品みたいなモンだ(笑)
破壊力はあるけど、外せない(笑)。
そうすると絶対ぶつかりますよ。
浅はかな業界人なんかハナっからバカにしてるもん。
ロクに勉強もしてねえくせに、
受け売りと雰囲気と気分と保身で物言う連中でしょ。
バカバカしくて相手にしてられますかって。
シュンスケくらい大人ならまだしも、
俺は大人の仮面かぶったクソガキなので、無理です。

というわけで、シュンスケ、がんばれ~。
お前が売れたら、RebirthDNAの勝利だ。
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7 Comments

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Unknown (リバっ娘)
2007-07-17 04:09:57
途中からリバっ娘になったんわけなんだけど…Rebirthっていろいろあったんだねぇ~。でも、今でも曲きいてるよ?Liveやらないの?
返信する
同じく (iNA)
2007-07-18 01:24:21
途中からリバっ娘になりまして、今でもCDきいてLiveの開催待ってます。

ibuさんがいないとRebirthじゃないから、やっぱりRebirthはibuさんなんだなぁ…と納得。

今でもRebirthの事を考えてくれるのは嬉しいです。
返信する
嬉しいね ()
2007-07-18 02:08:42
ありがとう!
うーん、他のメンバーにとってはどうかわからないけれど、
俺にとってはRebirthは青春(歓喜と葛藤)そのものみたいなもんだからなあ。
振り返ってばかりもいられないけど、
忘れるわけにもいかないよ、うん。

でもこうして俺たちの築いた夢の跡を、
日常の片隅に残してくれている人がいるってのは本当に嬉しいね。
自分たちのやってきたことは無駄じゃなかった、って思えるよ。
わずかでも認めてくれる人がいるというのは幸せなことだ。

いつになるかわからないけれど、そのうちきっとライブもやるよ。
いてもたってもいらんなくなったら、俺一人ででもやるよ。
でもそうしたらきっと、
ダイゴもシュンスケも京太郎もリーダーも、
いてもたってもいらんなくなるはずだぜ(笑)。
返信する
私も途中からのリバッ娘ですが (麻衣子)
2007-07-19 22:57:07
8ヶ月間のリバッ娘生活はとてつもなく楽しかったです。

今でも「あ~あのライブは良かった」とか「またライブ見たい~」とか言ってます。



息吹さんがいてもたってもいられなくなるのを待ってますよ。
返信する
Unknown (こみ)
2007-07-24 02:03:27
サイバーで出逢ったRebirthも、最後に2年あまり私の全てだったRebirthも、いい時も悪い時も、大好きだったよ。

今でも自分の進む道で迷子になった時は、必ずRebirthにどっぷり浸かる時間が、私を助けてくれる。



あんま進歩ないって事か?(笑)





返信する
よく分かる。 ()
2007-08-20 16:13:10
けど細かい事抜きで、あたしはRebirthの曲が、息吹さんの歌声が、純一さんのドラムが、シュンスケさんのギターが(他の人も同様)好きだったよ♡
あたしももがいてた時期でよくRebirthの曲に励まされたから、今でも辛いときとか迷わずRebirthの音源を聴いてるよ。
返信する
RebirthはRebirthさ。 (noriko.s.)
2007-11-06 16:32:14
えらく遡って書き込みさせてもらっています。
思えば、「なんばHatch」の「HARD ROCK SUMMIT op.act.」が私にとっての縁でした。あれから何かとLIVE HOUSEに通い、今でも続いています。
やっぱりRebirthはRebirthであり、他のBANDでは穴埋め(コピー)出来ないものがある。だから私は惚れたんだと思う。 いまでも好きだ。
そしていまなおそんなmusicianを探している。決してメジャーでは見つける事の出来ないヤツらを。
そこにはRebirthの面影は無い。だからいいんだと思う。パクリもどきなんかいたら蹴飛ばしてるよ。

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