今年も麻布大学へ講義に行ってきた。
私の担当は消化器疾患。
主に疝痛の話をした。
馬の疝痛をどう診断し、どう治すか。
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学生さんたちが熱心に聴いているのには驚く。
良い大学だ;笑
これは客員講師の課題ではなくて、日頃のその大学の教育にかかっているのだろうと思う。
授業が面白いもので、自分の役に立つものだということを学生が認識しているのだろう。
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今年は時間があったので、大学の大動物診療施設を見せていただいた。
Large Animal Veterinary Educational Center だったかな
よく考えて、教育を中心に設計されていて、実際に活用されながら、きれいに管理されているのに感心した。
全国の大動物獣医師に麻布大学卒業生が占める割合が多い理由が納得できた。
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ただ、馬の診療と臨床教育が継続できず困っておられる。
馬の臨床ができて、教育に意欲があって、研究ができて、できたら博士号を持っている人が居ないものか・・・・・・笑
大学の入り口にある馬場では体育乗馬が行われていた。
獣医学科だけでなく他の学科の学生も乗馬を教えてもらえるのだそうだ。
ただ、とても人気があって希望者全員ではないとのこと。
馬の業界の者として、馬の教育に取り組んでいただけることは、喜ばしい、ありがたいことだなと感じたことであった。
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ことしは前日を移動日にし、昼に横浜へ着いた。
お昼は中華街でランチ。
ちょうど三国志を読んでいて(漫画だけどね)
祀られている関羽将軍に挨拶しておきたかったのさ
大動物として括るなら動物として語れる指導者多い方が有利かも知れません。
小動物はもはや科目専門に行きすぎて、獣医師としてのイントロを語るには細目すぎるとか。
この辺が大学の個性になっていくのかもしれませんね。
体育乗馬は良いかもですね。
多分他の大学でははるかにキャパオーバーしてしまう。
一番美味しいところでしょう。
体育乗馬はぜひ他の獣医科大学でもやってもらいたいです。グループに分かれてバスで乗馬クラブに行ったっていいじゃないですか。
厩舎は新しくなったそうですが、付属の牧場はないようで、動物に興味のある学生さんたちでしょうから飢えてるのかもコロナで臨床実習も大変なことだったでしょう。思う存分学究できようになって活き活きしているのでしょうね。
hig先生も日本で三国志に触れるにふさわしいところといえばここなのでしょうね。ずいぶん立派で人気のほどがうかがわれる。お寺?
関羽将軍は商売の神様としても祀られているようですね。信用、誠実、の象徴なのでしょう。ってかやっぱり英雄が好まれるのか。
お寺でもあり、神社でもある、どっちでもいいんでしょうね。
単科だとテイが持たないという側面もありましょう。
動物看護専門学校みたいなところとブリッジしてそこで一次診療教えるなんてのはないのですかね。
認定看護師は大学の供用試験をパスして欲しいものですが、どういう仕組みなのでしょうね。
そこにパラドックスがあると情けない獣医師が生まれるのかも知れません。
人に言えないですけどね苦笑
選択体育に夏海冬山というのがありました。そこに乗馬があっても良いのでしょうね。
高い学費を払う私学獣医には特別選択を作ってもらって、学部から馬術部にベーシックインカムしてあげると回るんじゃないですかね。
海と山ですか?いいとは思います。アウトドア活動には大動物臨床と重なる部分が多いと思います。
どこの獣医科大学でも馬術部は支援しているでしょう。土地と厩舎を無償提供しているでしょうし。
欧米の教育評価機構は、馬に触ることもなく卒業する獣医学教育なんてお話にならない、と言うでしょう。
お金を払ってでも私も聴講したかったです(本気です!)
私が学生時代の時は千葉NOSAIの臨床獣医師の方が牛の臨床について講義下さいました。出来の悪かった私でも現場のお話はとても興味深く聞いたことを今でも覚えております。普段、大動物に接する機会がなかったのでなおさらだったのかもしれません。
獣医学的な知識や知見はネットなので簡単に手に入る時代となりましたが、臨床現場の生の様子や言葉はGoogleやチャットGPTでは無理ではないでしょうか。
学生chikuwa君を刺激した千葉NOSAIの先生のような役割が果たせたかどうか自信がありませんが、いくらかでも馬の臨床に興味を持ってもらえたなら嬉しいです。
これからは、大学へ出かけていって、獣医科学生たちに私たちの業界に興味を持ってもらう努力がこれまで以上に必要なんだろうと思います。