電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
嗅覚捜査官
2016年10月23日
僕の寄り道――嗅覚捜査官
阿部寛ファンの妻が NHK のドラマ「スニッファー嗅覚捜査官」を観たいので録画しておけという。ウクライナ制作のテレビドラマシリーズだったものの日本版らしい。特殊な嗅覚を持つ主人公がニオイを嗅ぎわけることで事件の真相を究明していく。
録画しておいた第一回目を観た。阿部ちゃんがときどき金属製の工業製品を鼻から取り出すので、鼻の感度を維持するため穴に装着する鼻毛シェーバーかと思ったら鼻栓だった。確かに異様に強い嗅覚の持ち主なら栓が必要かもしれない。
阿部ちゃんのように万能ではないけれど、子どもの頃から風邪をひいている人は匂いでわかる。見知らぬ人とすれ違っただけで、あの人は風邪をひいているなとわかり、ほどなく喉の奥がいがいがしてくる。風邪の菌を吸い込んでしまったわけで、急いでうがいをしないと喉が腫れて熱が出る。子どもの頃からそうやって扁桃腺が過剰反応して寝込んでおり、病院に行くと思い切って扁桃腺をとってしまおうと医者によく言われた。
先週土曜日も大宮行きの京浜東北線車内で隣りに座った女性が風邪臭いので、妻に目配せして離れた席に移動した。
「隣りの女性が風邪ひいてた」
と言ったら、妻は全然わからなかったと言う。案の定、夜半から喉が腫れて痛く熱もあって咳が出るので捜査に間違いはなかったわけだ。慢性扁桃炎なのかもしれなくて、外出には鼻栓がわりのマスクが必要な季節になった。
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