明日への日記…58 久野節覚え書きと特養訪問記

 

【朝の螺子締め】12月17日土曜日。久能山に幽閉され、慶長11(1606)年江尻より八丈島へ配流された宇喜多秀家が、84歳で没する(1655/12/17 明暦1/11/20)。

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西武グループ、名建築「蒲郡プリンスホテル」を売却。設計は久野節。久野は岸和田の人だが、朝ドラ「カーネーション」のロケ(心斎橋百貨店)に使われた高島屋東別館の設計者は鈴木禎次。小篠綾子が実際に制服を売り込んだのは高島屋岸和田店。ややこしい。久野節といえば昭和6年竣工のアールデコ建築浅草松屋。2012年東京スカイツリー開業にあわせ、周囲のアルミ壁を取り払って、往時の姿に復元するという。



話しかけることがあったとき名前で呼べるようにメモする。



土曜日なので大宮の特養まで面会に出かけた。義母が暮らす居住区画では、身体が自在に動く三名の男女が、畳の上の卓袱台を囲んで一緒に食事を取っている。まだ若い男性が窓を背にした席にいて、食事時しか出てこないので名前がわからない。家内が義母の食事介助をしている最中に、座敷の端に腰掛けて耳を澄ませていたら、ようやく名前がわかったので忘れないようにメモした。



12/17、昼食を終えた義母の居室(四人部屋)に差し込む光。



元職人風の入所者、M さんがまた(男が日中に親の面会などに来られるということは)
「旦那、儲かって仕方ないんだろう」
などと言うので
「ま、ぼちぼち」
と答えたら
「じゃあ宝くじでも当たったのか」
と笑う。一時元気がなかったがまた回復してきた。

 
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