遭難

2014年4月16日(水)
遭難

00
午前二時過ぎに目が覚めたら社会派日本映画もどきの夢を見ており、それはなんとコントラストの強いモノクロ映像だった。自分がこんな格調高い夢も見るのかと目が覚めた瞬間に驚いた。

01
夢の中ではまだ学生をしていて山岳部員ということになっている。福島の学生たちと合同登山をしていたが途中で下山せざるを得ない事態が出来し、そのおかげで危うく遭難事故を逃れたのだった。

02
ある夜、学生アパートを一人の若者が訪ねてきて
「あの遭難事故で生き残られた方ですか」
と聞くので、そうだと答える。
「でしたらお話を聞かせていただけますか」
「ええ、いいですよ、お上がりください。そうだ、このアパートにあの日いっしょにいた仲間がいるんですが、彼もここに連れてきましょう」
「ええ、ぜひお願いします」

03
廊下の向かいにある友人の部屋のドアをたたく。
「どうぞ」
という声が聞こえたのでドアを開けると、机の上に電気スタンドをともして勉強している背中が見える。芦川いづみ演じる友人の恋人が部屋を訪れていたので
「例の遭難事件のことで話を聞きたいという人が訪ねてきているんだ」
と耳元でささやくと
「ああ、福島の山中さんは有名な人だったから」
と言う。

04
友人を伴って自分の部屋に戻ると、ドアの立て付けが悪く、蝶番(ちょうつがい)ごとガバッと外れてしまったので木工用ボンドで応急処置をした。これは大家に言ってちゃんと修理させなきゃだめだなと、いつも通りのドタバタへと脱線する事態が出来し、社会派の夢から下山して目が覚めた。

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