顔写真


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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いただいた古い名刺を整理していた。
分野ごとに分けて名刺ホルダーにファイルするのだ。
ソフトで管理しながらも、とりあえず紙のカードという「もの」でも保存している。

名刺の役割は、何よりも会社と自分の名前を相手に伝えることであろうが、中にはアートとして優れたものもある。
限られた枠の中で表現しなければならず、名刺ならではの独自の世界が構築されている。
一方で会社の印象を左右しかねないので、あまりいい加減なものは渡せない。
何枚もある名刺を、実際に手に取って見ていくと、それぞれ創意工夫して作られているのが分かって面白い。

ところで、名刺に顔写真を載せている人もいる。
確かに顔を見ると、どういう人だったか思い出しやすい。
名前だけではまったく思い出せない人も多いのだ。
ただ顔の写真って強烈なので、デザインと両立させるのは難しいのだが・・・

そんな中に、比較的最近見た顔だな・・と思う顔写真が印刷された名刺があった。
この数年のどこかで、この方とお会いしている。
あまり話した記憶は無いのだが、すぐ近くでこの方と対面したのを覚えている。

そう思って社名を見て、仕入先の社長さんの名刺であることが分かった。
仕事の上での付き合いは長いのだが、あまり直接お会いしたことはなかった。
恐らくだいぶ前に、一度挨拶にみえられた時にいただいた名刺であろう。

あれっ、ここの社長さんは、確か一昨年亡くなられたはず・・・
もう一度顔写真を見て思い出した。
葬儀場でお棺の窓から故人のお顔を拝見した時にお会いしたのだった・・・
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コピー


FUJIFILM X100V

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パソコンに繋いでいる外付けHDDのひとつが、しばらく前から動きがおかしい。
時折パソコン側がそのHDDを認識しなくなるのだ。
作動中に突然その現象が起きて、読み書きが出来なくなってしまう。

とりあえずHDDの電源を入れ直すと認識するので、それを繰り返しながら使っている。
パソコン本体のUSB端子周りに原因がある可能性もあるが、やはりHDDの方が怪しい。
棚に外付けHDDが何台か並んでいるが、そのエリアの気温がけっこう高くなっているのので、熱が原因かもしれない。

撮影したRAWデータのHDDなら、複数バックアップをとっている。
しかし今回のHDDは、主に現像・加工した画像を保存するために使っており、今まで特にバックアップをとっていなかった。
ここに載せるために、RAWを加工して作った画像である。

オリジナルの撮影データほど重視していなかったが、考えてみれば過去10数年分のデータである。
その間、加工にかけた労力を考えると、やはりそれなりに貴重なものである。
データ量はすでに4TBくらいあり、日々増加している。

とにかくまずは他のHDDにコピーしておくのが無難だと思い、早速ヨドバシで外付けの8TBのHDDを買ってきた。
そちらへのコピーを開始したが、けっこうなデータ量なので時間がかかる。
調子が良ければ一気にコピーしてしまうが、何しろ使っているうちに、いきなりコピー元を認識しなくなるのだ。
当然処理もそこで停止して、エラーが表示される。

今はデータを区切って、何回かに分けて新しいHDDにコピーしている。
コピーの途中で停止した場合、トラブルが発生した個所をみつけ出して、その続きからコピーを再開するので、細かく区切って作業しないと大変なのだ。
まだコピーの途中であるが、すでに3回その現象が起きた。
けっこうな手間と時間が必要で、やはり連休中だからこそ出来る作業と言えるのかも(笑)
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みそきん


Z9 + NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

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那須のお土産にみそきんを買ってきた。
那須といえばみそきんだ。
・・と思っているのは我が家だけかもしれないが・・・

調べてみたら、10数年前にもここで一度紹介している。(2010年8月30日の日記
最初はたまたま買ったのだが、美味しかったので我が家のお土産の定番になった。
今は亡くなった叔父からも、那須に行くたびに、買ってきて欲しいと頼まれた。

とは言え、最近は他にいろいろお土産が出ており、みそきんの販売店をみつけるのが難しくなっている。
那須街道からちょっと入ったところにある和菓子のお店で扱っているので、いつもそこに立ち寄るようにしている。
味は、きんとんを入れたきんつば・・といった感じで、甘みが程々に抑えられているのがうまいところ。


(iPhone 13 Pro)
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湿気


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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午前中は那須にいて、午後は母親を乗せて帰途についた。
一度も渋滞にはまらず、2時間ほどで帰って来られた。
さすがに今日移動する人は少ないようで、高速の下り方向を見ても、それほど混んでいなかった。

Mrs.COLKIDは実家を片付けるため那須に残った。
あとからメールが来て、湿気が凄くて仕事にならないという。
ちょっと動くと、汗まみれになってしまうらしい。

確かに東京に帰って来ると、気温そのものは東京の方がかなり高いのだが、むしろ那須よりカラッとしている。
実は今日は那須は一日曇りで、何度か雨がパラついたのだ。
一方東京に帰ってみると、青空が広がっており、強烈な日射しにクラクラときた。

天気の違いだけでなく、那須の方が土や草の地面が多いので、土地全体が湿気を帯びているように感じた。
草が生えていないところは、ほとんど田んぼだし・・・(笑)
さらには自宅は木造で、気密性が低いし何となくジメッとしている。
居間にはエアコンが入っているが、広くて冷やしきれないし、それ以外の部屋は暑くていられない。

気温もさることながら、湿気も身体に応える。
夜になれば、高原である那須の方が涼しいのは確かだが、今日に限って言えば、東京(というか自宅)の方が過ごしやすい。
自宅はコンクリートの建物で、特別乾燥しているので、エアコンさえあれば快適に過ごせる。
温暖化が進んでから、自宅に戻ってほっとすることが増えた。
まあ電気が無ければそれまでの、危うい環境ではあるのだが・・・

この20年ほどで那須の気候もずいぶんと変わった。
それこそ、このブログを書き始めた頃と比べても、かなり違ってきているのだ。
その変動に生活環境が追い付けず、バランスが崩れているのである。

昔は気候そのものが変わるなんて、想像もしなかった。
夏も涼しくて乾燥しているから過ごしやすい・・という前提で家を建てているので、今更その気候が変わっても簡単には対応できないのだ。
皆が気候の深刻な変化をひしひしと感じているのだが、何も出来ないでいるのが実情である。
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ハードスケジュール


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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朝4時に起きて那須に向かった。
しかしその時点で東北道は渋滞20キロであった。
よりによって渋滞がピークの日だ。

覚悟して高速に乗ったが、ナビで先の方を見ると、渋滞を意味する真っ赤な線で埋まっている。
ナビがそれを避ける道を指示してきたので、素直にそれに従うことにした。
途中で北関東道を右折して上三川インターで下りて、あとは一般道を走って北上するルートだ。
4時間ほどかかったが何とか那須に辿り着いた。

それからかなり充実した一日となった。
まずは那須街道に出てショウゾウカフェで朝食。
次に道の駅に行き、購入した野菜などを箱に詰めて発送。

その後一度那須の山を下りて、母親とMrs.COLKIDの両親に挨拶。
Mrs.COLKIDが何日か滞在するのでスーパーで食材など買い物。
そこで母親が買い忘れたものをどうしても買いたいというので、裏道を通って再度那須街道に行き購入。

Mrs.COLKIDの実家まで行き、母親が義兄と話をする間、僕は付近を軽く散歩。
予約してあった近くのホテルに到着。
さすがに疲れたので少し横になる。
夜になり義兄夫婦とホテルで夕食。

よく一日でこれだけのスケジュールをこなしたものだ(笑)
これから温泉に入って就寝の予定。
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しまった


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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つい仕事に追われていて、お盆休みが始まることを忘れていた。
えっ、明日からお休みなの?という感じ。
まあ、いつものパターンであるが・・・(笑)

今年は腰を痛めているので、どこにも行く気は無かった。
しかし数日前に急遽那須行きが決まった。
母親がMrs.COLKIDの両親に会いたいというのだ。

それは分かっていたのだが、それが明日のこととは思っていなかった。
何も準備していないぞ・・・(汗)
着替えはもちろんだが、カメラもパソコンも持っていかなければならない。
というわけで、今は大慌てでキャリーバッグにものを詰めている。
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ゴミ袋


D850 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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居間の机の上の端の方に、自分専用のゴミを入れる袋を置いている。
小さめの薄いポリ袋で、ゴミで一杯になったら、袋ごと大きなゴミ箱に捨てる。
そしてまた次の新しいゴミ袋を机の上に置く。

ちょっと口の周りを拭ったテッシュを入れる。
机の上をウエットティッシュで拭いて入れる。
眼鏡の汚れを磨いたテッシュを入れる。
腰に貼る湿布から剥がしたセロファンを入れる。
のど飴を包んでいた袋を入れる。
新しい靴下から外した値札を入れる。

・・・という具合に、ポリ袋はどんどんゴミで膨らんでいく。
小さい袋なので、程なく一杯になってしまう。
だいたい1日で満杯になり、袋を新しいものに交換する。
すぐ横にポリ袋の束が紐で吊ってあり、そこから次のひとつを引きちぎって使うのだ。

一応上手く運用は出来ている。
この袋のお陰で机の上がかなり片付く。
それにしても驚くのは、人間がこんなにもゴミを出す・・ということだ。

黙って座っているだけでも、ゴミはどんどん出てくる。
袋に入れるゴミだけでなく、人間の身体は常に消費して排出している。
生き物って、そういうものだからな・・・
ただ自然界の動物では、そのゴミもしっかり循環しているところが、人間との違いだな。
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目標


FUJIFILM X100V

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食事管理のアプリであるが、目標を設定する・・という意識をあまり持たずに使っていた。
体重をこのくらいにしたいという、目標の数値を入れられるようになっているのだが、面倒臭くてそのままにしていた。
そういった数値をちゃんと入力すれば、より的確な指示が出るのであろうが・・・

目標摂取カロリーという数値があって、一月に一回くらい、アプリ側で自動的に更新していく。
どういうロジックなのか分からないが、僕の現在の状況を見て、身体に合った適切な数値を決めているようだ。
こちらも疑問を持たず、アプリが提示する数値を受け入れていた。

その数字が、何となく以前より高くなったような気がしていたのだが・・・
その数値に合わせて食事を摂っていたところ、体重がじわじわと増加してきた。
指示されたカロリー通りの食事量だと、体重が増えてしまうのだ。

体重と体脂肪率は、毎晩風呂に入る前に量っている。
数か月に渡り同じ条件で測定しているので、けっこう信頼できるデータベースになっている。
入力した過去の数値の変化をグラフで見ることが出来るのだが、やんわりと右肩上がりに増えてきて、今は一定の数値で止まっている。
一番減らした時の体重より2キロほど増えたところで安定している。

正直なもので、やはり摂取するカロリーの量が増えれば、体重もそれに合わせて増加するのだ。
指示された高めのカロリーの食事を続ければ、体重もそれに合った数値にまで増えて、そのまま維持されていく。
この二つの数値は、明確にリンクしている。

増えてしまった体重をもう少し減らしたい。
というわけで、目標の摂取カロリーの数値を自分で入力して減らしてみた。
素直にアプリの指示に従えば、またもとの体重に戻るはずである。
僕のように言われた事をちゃんと守る人間には、たやすい事なのである(笑)
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とりあえず・・・


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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ふと思いついて、数年前に買ったきりそのままになっていた、エアパルスのA80をテレビに繋いでみた。
2020年9月14日の日記
棚の奥行に余裕が無いので、テレビの裏側のギリギリのスペースに押し込んだ形・・・
オーディオ的にはかなり問題のある設置方法であるが、とりあえず音が出ればいいや(笑)

このスピーカー、音自体の品質は高いのだが、サラサラしていてコクが無く、いまいち好きになれなかった。
そのためLS3/5Aを押しのけてメインになるのは到底無理であった。
しかしテレビ用としてはなかなか優秀で、癖が無くてハイファイ感も程よく、なかなかいい感じで鳴ってくれる。

パワードスピーカーなので、接続も光デジタルケーブル1本のみとシンプルである。
何よりアナログに戻さずにデジタルアンプに直結・・というところが、大変気持ちがいい(笑)
とりあえず繋いでみたが、この組み合わせでもう少し詰めてみようと考えている。


(iPhone 13 Pro)
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配線


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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今日は壁面の大型家具にテレビを設置した。
僕が腰がダメで重いものが持てないので、力持ちのMrs.COLKIDが大きいものは持ってくれた。
配線は僕にしかできないので、家具の内部に各ケーブルを通して接続し直した。
けっこう重労働であった。

先日書いた大きな家具であるが(2023年7月29日の日記)、結局部屋に運び入れるのが難しいと判断し、組み立て前のキットの状態で届けてもらった。
さらに「くらしのマーケット」で家具の組み立て専門の人を頼んで組み立ててもらった。
それで組み立て料金は半額近くなった。
全部Mrs.COLKIDが手配し、僕が不在のうちに作業が進み、帰宅したら出来上がっていた。

家具の内部をケーブルが通る構造になっている。
しかし家具自体を横に何台も連ねているので、中央のテレビまでケーブルを通していくのが大変であった。
家具の引出しなどもすべて外し、内側を1本ずつ通していく。
結局2時間くらいかかってしまった。

中途半端だったテレビ用のオーディオは撤去することにした。
映画も含めてテレビを見る時は、個人的には音の方はそれほど必要としていない。
多チャンネルの中途半端な音を聞かされると、かえって不満に感じて気が散るのだ。
何か簡易型の小さい仕組みを買うか、余っている小さいスピーカーを使うか・・・
家具を一新したのだから、ごちゃごちゃと並びたてるのではなく、シンプルにいきたい(笑)
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待ち時間


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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お盆休みの前に行かなくてはと思い、仕事を途中で切り上げて糖尿の医院に行った。
外は相変わらず暑い。
これだけ暑ければ医院も空いているだろう。

・・と思ったら大間違い。
むしろいつもより混んでいる。
待合室は一杯で、入りきらない人たちが、外のベンチに数人座っている。
駐車場も車で一体で、自分の場所を確保するのに苦労した。

考えてみたら、お盆休み前の最後の土曜日だったのだ。
壁の営業日のカレンダーを見ると、来週の半ばから一週間連続でお休みだ。
あと数日のうちに薬を貰っておかないと機会を逸する。
皆が同じ思いで集まってきたようだ。

いつもと同じように高齢者が多い。
よくこんなに暑い中を通院出来るものだ。
意外に暑いのに強いのだろうか・・・
そんな事はないな、熱中症で大勢亡くなっているのだし・・・
みな薬が必要で、何とかして先生のところまで来たのだ。

それからが長かった。
3時間近く座りっぱなしである。
腰を痛めているので、さすがに辛くなってきた。
途中席から立ち上がったり、体勢を変えたりして何とか凌いだ。

スマホが無かったら、とても我慢できなかったろう。
昨日書いた映画のソフトを探したり、フリマやオークションを見たりした。
結局予定外のものをいくつか買ってしまった(汗)
待ち時間が長いとスマホを見る時間も長くなり、ストレスからついお金を使ってしまうので、結果的に経済が活性化するかも・・・
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古い作品


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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古い映画を時々見直していることを書いた。(2023年5月2日の日記
すでにかなりの本数を鑑賞したが、まだもう何本か観ようと考えている。
観直す作品のリストも作っている。

若い頃に感銘を受けた映画が中心である。
それらが今でも同じ感動を与えてくれるものなのかを確かめたい。
いわゆる名画ばかりではなく、あまり世間に知られていないマニアックな作品も含めている。
そういう特殊な感覚が、今でも通用するのだろうか・・という興味もある。

映画そのものより、そこから生じるこちら側の反応が、かつてと同じなのかどうかが興味深いのだ。
作品を通じて、世の中や自分の変化を確かめることが出来るのだ。
時には自身の遅れた部分や、今の世代とのずれを見せつけられることもある。
映画鑑賞に、こういう使い道があるとは思わなかった。

ところで、リストアップした作品が、すべて観られる訳ではない。
会員になっているのは、アマゾンプライムとネットフリックスだが、それだけでは重要な作品がかなり抜けてしまう。
仕方なくDVDやブルーレイソフトを取り寄せるのだが、そちらにも無い場合がある。
つまり事実上観ることが出来ない作品があるのだ。

配信に揃っているのは、製作年度の新しい作品が多く、古い作品の収集にはあまり積極的とは言えない。
まあ需要が無いから仕方が無いのだろうが・・・
けっこう有名な作品でも、配信にもソフトにも無く、観られないものがあって驚いている。
えーっ、こんな傑作が観られないのか・・という事もあった。

調べてみると、比較的古い作品に力を入れている配信会社やレンタルソフト会社はあるようだ。
しかし数本の映画を観るためにわざわざ入会するのもなぁ・・という思いはある。
恐らくある程度の本数を観たら止めることになるだろうし・・・

映画ソフトの配信が一般化してから、ディスクなど物としてコレクションすること自体が古臭い行為になった。
昔は壁一面にビデオテープやレーザーディスクを並べていた。
それらの価値が無くなったと思い、全部捨ててしまったのだが・・・
以前ならリストアップした作品はすべて揃っていたのに、この時代に観たい時に観られないなんて・・・

まあ古いソフトがあったところで、今のテレビで観ることは出来ないし、画質も満足できるものではないのだが・・・
実は新しく家具を置くために古い棚を片付けていて、古いLDがまた何枚か出てきたのだが、その中に現在配信でもソフトでも入手できないタイトルが含まれていたのだ。
だからと言って、今更プレイヤーも当時のテレビも無く、観る事も出来ず悔しい思いをした。
すべてのソフトを観たい時に自由に観られる・・・そんな環境を夢見たのだが、なかなかそう上手くはいかないようだ。
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革製品


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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長年会社に勤めていた女性が退職することになった。
何か記念の贈り物をと思い、Mrs.COLKIDにデパートに買いに行ってもらった。
革製のパスケースがいいだろうという話になった。

いつも行くデパートは、恐らく欲しいものは無いだろうと思われた。
老舗なので高齢の顧客が多く、品揃えがどうしても保守的な方に偏るのだ。
そこで、センス面でもう少し現代風のものが揃っている別のデパートにも行ってみた。

ところが、革製品の売り場が大幅に縮小されている。
確か以前は大きな専門の売り場があったはずなのに・・・
売り場が小さくなってしまい、しかも品揃えが悪く、欲しい色がほとんどない。

ずいぶん探して、やっとひとつだけ在庫をみつけて買ってきた。
試しに高額なハイブランドの売り場も確かめてみたところ、やはり色が揃っていなかったという。
店員に聞くと、最近は革製品は全般に入ってこないのだという。
そのためタマ数が少ない状態らしい。

単純に輸入品が入ってこないのか、あるいはヴィーガンで世界的に製造数が減っているのか・・・
販売店側がそういう世情に合わせて仕入を控えている、ということもあり得る。
いずれにしても、いよいよ革製品が店頭から消えて行く時代になったのだろう。

もっともそれの代用である合成皮革は、まだ耐久性に問題があると評判が悪い。
天然皮革を一度撤廃したアディダスが、スタンスミスLUXとしてまた本革を復活させた。
やる事が迷走していると批判を浴びているが、やはり合皮の製品は耐久性に問題があるのではないかと疑ってしまう。
(実際同社のLUXの説明には「耐久性に優れたレザーアッパー」と書かれている)

一応SDGsの観点から言えば、本革は優れている・・という考え方もある。
食用として今でも牛が消費されており、一定量の皮が原料として出るのだから、しっかり無駄なく使い切ることは大切である。
また耐久性が高く長く使っていけるのだから、すぐに駄目になってしまう素材より環境に貢献している。

一方で革靴などを見ると、実際に革の質が優れていたのは1960年代前後の製品で、以降は時代と共に質がどんどん落ちてきているのが分かる。
なめし工程の環境破壊なども絡んでいるのだろうが、そう考えると、そもそも革という素材自体が、ずっと以前から大きな問題を抱えていたのだとも言える。
単純に質の向上だけを追求するわけにいかない素材なのだ。

やはり今後は革からの脱却が進んでいくのであろう。
以前も書いたが、ではすでに我々が持っている革製品への、世間の風当たりはどうなるのであろうか。
毛皮のコートなどは、着るだけで批判される時代になっているのはご存知の通りである。

僕など革フェチを自称していたので、当然身の回りには革製品がたくさんある。
時計のベルトとか、ガンベルトとか、革靴とか・・・
やっぱりもう作ってしまったものなのだから、なるべく長く大切に使っていくのがサステナブルだよね・・・
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浴衣


Z9 + FTZ + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)

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このところ電車の中で、浴衣を着た女性やカップルを見ることが多い。
夕刻になると続々と乗ってくる。
駅のホームにもいっぱい立っている。

毎週のように花火大会が開かれているのだ。
コロナ明けで久しぶり・・ということもあるのだろう。
鬱積した不安から解放されたい・・という思いもあるはずだ。
花火見物がだいぶ盛り上がっている。

浴衣の女性・・というよりも女の子たちを見ていて、なかなかいいものだなと思った。
恐らくはじめての事なので、皆うきうきしていて、それが表情に出ている。
少し不安だけど、浴衣を着て、街に出てきてしまった・・という感じである。
鏡の前で、自分がどう見えるか、何度も確かめている子もいた。

やはり日本人が着ると様になる。
日常の風景の中に、何の違和感もなく馴染んでいる。
今風の派手なものもあるが、意外に渋めのオーソドックスなものもある。
それらがしっかり根付いており、周りも自然に受け入れている。
何よりも平和を感じさせてくれるところがいいね・・・
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お母さん


FUJIFILM X100V

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以前より仕事上の付き合いのあった中東の人からメールが来た。
母国からものを取り寄せて日本で販売している人だ。
展示会で隣になったりして、親しくしていたのだ。
こちらに住んで長いので、すでに帰化しているのかもしれない。
奥様は日本の方である。

特注品を作って欲しいという。
メールと電話でやり取りして、商品の仕様を決めた。
見積を出したところ、送料が予想以上に高かったらしく、自分で引き取りに行くという。
くれぐれも製品を乗せることの出来る大きさの車で取りに来て欲しいと伝えた。
あちらも大きい製品を扱うプロなので、その辺は心得ているようであった。

製品が出来上がったので連絡したところ、たまたま僕が不在の日に取りに来ることになった。
まあそれでもかまわない。
誰かにちゃんと対応するよう話しておくから、会社が開いている時間内に引き取りに来て欲しいとだけ伝えた。

メールで打ち合わせた通り、僕が不在の日の夕方に取りにきた。
ちゃんと製品の寸法を考えて、それが入る大きいワゴン車で引き取りにきたという。
Mrs.COLKIDに対応を頼んでおいたので、事務所で少し話したらしい。

開口一番、相手がこう言ったという。
「はじめまして。○○さん(僕のこと)のお母さんですか?」
Mrs.COLKIDはむっとなって、
「妻です」
と答えた。
相手は狼狽して、失礼しましたと謝ったという。

後になってよく考えたら、その人は東京の下町のマンションに住んでいる。
「お母さん」というのは「奥さん」という意味だったのではないか。
しかしMrs.COLKIDが怖い顔をしたので、慌てたらしい。
中東の大男を脅すなんて・・・
地元のお土産の美味しいお菓子まで持ってきてくれたのに・・・

あとからお礼のメールが届いた。
そのメールには、僕と会えずに残念だったが
「奥様とお会いできて光栄です」
と書かれていた。
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