古い作品


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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古い映画を時々見直していることを書いた。(2023年5月2日の日記
すでにかなりの本数を鑑賞したが、まだもう何本か観ようと考えている。
観直す作品のリストも作っている。

若い頃に感銘を受けた映画が中心である。
それらが今でも同じ感動を与えてくれるものなのかを確かめたい。
いわゆる名画ばかりではなく、あまり世間に知られていないマニアックな作品も含めている。
そういう特殊な感覚が、今でも通用するのだろうか・・という興味もある。

映画そのものより、そこから生じるこちら側の反応が、かつてと同じなのかどうかが興味深いのだ。
作品を通じて、世の中や自分の変化を確かめることが出来るのだ。
時には自身の遅れた部分や、今の世代とのずれを見せつけられることもある。
映画鑑賞に、こういう使い道があるとは思わなかった。

ところで、リストアップした作品が、すべて観られる訳ではない。
会員になっているのは、アマゾンプライムとネットフリックスだが、それだけでは重要な作品がかなり抜けてしまう。
仕方なくDVDやブルーレイソフトを取り寄せるのだが、そちらにも無い場合がある。
つまり事実上観ることが出来ない作品があるのだ。

配信に揃っているのは、製作年度の新しい作品が多く、古い作品の収集にはあまり積極的とは言えない。
まあ需要が無いから仕方が無いのだろうが・・・
けっこう有名な作品でも、配信にもソフトにも無く、観られないものがあって驚いている。
えーっ、こんな傑作が観られないのか・・という事もあった。

調べてみると、比較的古い作品に力を入れている配信会社やレンタルソフト会社はあるようだ。
しかし数本の映画を観るためにわざわざ入会するのもなぁ・・という思いはある。
恐らくある程度の本数を観たら止めることになるだろうし・・・

映画ソフトの配信が一般化してから、ディスクなど物としてコレクションすること自体が古臭い行為になった。
昔は壁一面にビデオテープやレーザーディスクを並べていた。
それらの価値が無くなったと思い、全部捨ててしまったのだが・・・
以前ならリストアップした作品はすべて揃っていたのに、この時代に観たい時に観られないなんて・・・

まあ古いソフトがあったところで、今のテレビで観ることは出来ないし、画質も満足できるものではないのだが・・・
実は新しく家具を置くために古い棚を片付けていて、古いLDがまた何枚か出てきたのだが、その中に現在配信でもソフトでも入手できないタイトルが含まれていたのだ。
だからと言って、今更プレイヤーも当時のテレビも無く、観る事も出来ず悔しい思いをした。
すべてのソフトを観たい時に自由に観られる・・・そんな環境を夢見たのだが、なかなかそう上手くはいかないようだ。
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