顔写真


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

大きな画像

いただいた古い名刺を整理していた。
分野ごとに分けて名刺ホルダーにファイルするのだ。
ソフトで管理しながらも、とりあえず紙のカードという「もの」でも保存している。

名刺の役割は、何よりも会社と自分の名前を相手に伝えることであろうが、中にはアートとして優れたものもある。
限られた枠の中で表現しなければならず、名刺ならではの独自の世界が構築されている。
一方で会社の印象を左右しかねないので、あまりいい加減なものは渡せない。
何枚もある名刺を、実際に手に取って見ていくと、それぞれ創意工夫して作られているのが分かって面白い。

ところで、名刺に顔写真を載せている人もいる。
確かに顔を見ると、どういう人だったか思い出しやすい。
名前だけではまったく思い出せない人も多いのだ。
ただ顔の写真って強烈なので、デザインと両立させるのは難しいのだが・・・

そんな中に、比較的最近見た顔だな・・と思う顔写真が印刷された名刺があった。
この数年のどこかで、この方とお会いしている。
あまり話した記憶は無いのだが、すぐ近くでこの方と対面したのを覚えている。

そう思って社名を見て、仕入先の社長さんの名刺であることが分かった。
仕事の上での付き合いは長いのだが、あまり直接お会いしたことはなかった。
恐らくだいぶ前に、一度挨拶にみえられた時にいただいた名刺であろう。

あれっ、ここの社長さんは、確か一昨年亡くなられたはず・・・
もう一度顔写真を見て思い出した。
葬儀場でお棺の窓から故人のお顔を拝見した時にお会いしたのだった・・・
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