ストライプ


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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出張に行くのに、ロレックスのオイスター・デイトにナイロンストラップを通したものをつけた。
仕事の時は、いつも通りオメガにするつもりだが、それ以外の時間はもっと軽いものにしようと考えたのだ。
ところが出発前、僕の腕の時計を見るなり、Mrs.COLKIDが「あら、どうしたの、ずいぶん安っぽい・・・」とのたまった。

自分としては、案外いけている組み合わせだと思っていた。
いわゆるボンド・ストラップをロレックスと組み合わせたのだ。
まあ、サブマリーナでないところは目を瞑って、手持ちのオイスターを利用したわけであるが、いかにもロレックスという重さが無く、若々しい感じがしていい組み合わせである。
赤いストライプが効いていて、袖の隙間から覗いた時にちょっとお洒落に見える。

ところがそういう予備知識がなく、先入観なしで見ると、タイメックスか何かに見えるようだ(笑)
せっかくのロレックスが、それでは軽々しくなってしまう・・と言われた。
いや、そこを狙ったつもりなのだが・・・



というわけで、今日の時計ベルト(笑)
ロレックス・オイスターデイト6694に、フェニックス社のG10 RAF仕様をつけた。
カン幅19mmのオイスターに18mm幅のベルトをつけている。

日本国内の販売店で購入。
一般のNATOタイプのように、時計の裏側に二重にベルトが通る形状ではなく、ごく普通の一本のベルトになっている。
RAF(英国空軍)仕様だという。
ただ通しただけであるが、バネ棒の狭い隙間にベルトがガッチリと挟まれるので、時計本体が滑り落ちることはないし、引っ張っても動かない。

ショーン・コネリーのジェームズ・ボンドが劇中つけていた時計は、先日も書いたように、ロレックス・サブマリーナのNo.6538にナイロンストラップを組み合わせたものであった。
このベルトは、ブラック地にグレーのラインのストライプと思われていたが、後にブラック地に赤い縁取りのモスグリーンのラインだったという説が出た。
しかし、今でもやはりグレーのライン(赤い縁取り無し)が正しい、という説もあるようだ。

グレーのラインのナイロンベルトは持っていたが、赤い縁取りが入った方が、現代的でお洒落に見える。
そこで今回は、グレーのラインに赤い縁取りのベルトを注文した。
本当は、モスグリーンのラインのものにすべきであったが、実は間違った(笑)

まあ時計本体にオイスターを使う時点で、映画を忠実に再現しているとは言えない。
あくまで雰囲気を楽しもうということだ。
実は映画の方もかなり古い作品なので、当時のフィルムの再現能力の限界や色の変化があり、今となっては何が本当の色なのか判別がつきにくい。
いろいろな説が飛び交っており、製品も複数出ているようだ。
それらを総称して、ボンド・ストラップという、ひとつのジャンルととらえていいのだろう。

ところで、案の定奇数幅のオイスターに合うベルトは用意されていない。
普通ならひとつ上の20mmを選ぶところかもしれない。
しかし映画の中のボンド自身が、幅の合っていないベルトを使っており、隙間からバネ棒が丸見えになっている。
完璧主義のボンドらしからぬ情けない状態である。
それに合わせて、今回はわざと幅の狭い18mmのほうを選んでみたわけである(笑)
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