元日


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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昨日に引き続き、奥日光のホテルにいる。
元日の今日は、周辺を車でドライブしてみた。

日光の突き当りにある湯元温泉まで行くと、さすがにところどころ雪が積もっていた。
しかし道路の中央は乾いている。
裏道に入らない限り、スタッドレスはいらない感じである。
ここまで雪のない正月は初めてかもしれない。

いつもの湯滝の落ち口で撮影しようと車を降りた。
ところが、湖面ではとんでもなく強い風が吹いている。
ビュービューという音ではなく、ゴゴゴゴ・・という地鳴りのような風音がする。
本当に、山々の間を大気が動いている、という感じだ。

気温はマイナス4℃程度であるが、立っていられないほど激しい風で、カメラが三脚ごと飛ばされそうになる。
一体風速何メートルくらいであろう。
顔の露出している部分が真っ赤になりヒリヒリと痛む。
まるで風洞実験機の中にいるようだ。

風の音が恐ろしいほどで、そのうち命の危険さえ感じ始めた。
橋を渡ろうと思ったが、不安を感じ、途中で引き返した。
自然界の巨大エネルギーを前に、無力でちっぽけな自分を思い知る。

撮影は無理と判断し、早々に三脚をたたんで退散した。
その後湯元温泉に入ると、そちらは比較的穏やかな状態・・・
地形によって、風が吹き抜けていく場所があるのだろう。
2016年の初日は、こんな感じで過ぎて行った。
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