COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
悪事
D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2
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昨日マイナンバーの講習会で、出席者から様々な意見が出た。
みな経営者ということもあり、その場でいろいろな事を思いつく。
マイナンバーに関しては、どういうわけか「悪事」ばかり思いついてしまう(笑)
マイナンバー制でまず大きな問題になるであろう犯罪は「なりすまし」である。
人のマイナンバーを知ってしまえば、様々な犯罪に利用することが出来る。
そのため個人のマイナンバーを収集して売る、という裏の商売も出てくる。
たとえば法人化していない、個人事業のデザイナーなどは、標的になりやすいのではないかという話になった。
フリーランスのデザイナーが、相手から報酬を得る場合、個人のマイナンバーを知らせなくてはならない。
普段セキュリティにうるさいマイナンバーを、簡単に公開することになる。
多分この業界は「これを1万円でやってくれる?」というような簡単な依頼が多いと思われる。
フリーのデザイナー10人に、1万円の仕事をやらせて、個人のナンバーを収集する。
そしてそれを売り払う・・といった、悪事が容易に思いつくのだ。
ウーム・・・落とし穴がまだまだありそうだ。
レッドウィングのアイアン・レンジ。
モデルNo.8114。
アッパーはブラック・ハーネス。
ソールはブラック・ニトリル・コルク。
サイズはUS7D。
黒のキャップトゥのワークブーツが欲しかった。
ドレス系であれば、クロケットのコニストンを持っている。
しかしよりワイルドなワークブーツで、ストレートチップが欲しかった。
のっぺりとしたプレーントゥとは違い、アクセントが一本入ることで、デザイン上のバランスがよくなる。
ジーンズと組み合わせると、独特のカッコよさがある。
しかし意外にそういうモデルが少ない。
最初はチペワの製品を考え、ABCマートで試着させてもらった。
念のために他も見ておこうと思い、アメ横の靴店に寄ったところ、このレッドウィングがB級品で出ていた。
お店の人も、長年この商売をやっているが、黒のアイアン・レンジがB級で出たのは初めてだと言う。
先端部がキャップトウになっているのは、明確な理由がある。
アイアン・レンジというのは、ミネソタ州の鉄鉱石の産地の名前である。
このブーツは、19世紀後半から20世紀にかけて、その採掘現場で働いたワーカーたちの使用していたブーツを起源としている。
危険な現場で、足を守る履物は重要で、スチールを入れる技術が無かった当時は、先端部の革を二重にして補強した靴が使用されたのだ。
そのため正確には、パーツをつなぎ合わせたストレートチップとは違い、革を二重に被せたキャップトゥと呼ぶべきだという。
またヒール部分も特徴的である。
ご覧のように背もたれのように後部が立っており、補強のために細長いパーツが先まで伸びている。
この革のパーツは、下部が膨らんでしゃもじのような形状になっており、そのまま踵を包み込む。
古典的なワークブーツの補強方式だそうだ。
そういうクラシカルな魅力の多い製品となっている。
B級品として、アウトレット価格で売られていたものである。
舌革には、それを見分けるための小さなパンチ穴が開けられている。
おかしな話であるが、B級品とはいえ正規代理店を通したもので、並行輸入品ではないことを強調していた。
特に今回のものは、工場出荷時に製品検査ではねられたものではなく、日本国内でクレームがついたものなので、ごく小さい摺れなどが原因であり、少なくともUS品質はクリアしている製品だという。
穴が開いていること以外は、米国で普通に売られているものと変わらない、ということだ。
レッドウィングのラストは、どうも自分の足と合わないものが多い。
今まで買ったもの(モックトゥタイプ)は、幅に合わせると、前後方向に寸詰まりになることが多かった。
この製品は同社のラスト8が使われているが、今までに無く足にピッタリくるので驚いた。
靴のアウトラインが足の形状に合っており、スポッと吸い込むように足が入り、踵もほとんど動かない。
それでいて指周りは余裕があり、(土踏まずへの突き上げこそ無いが)モディファイドラストに近い快適さが得られる。
このモデルは、サイズUS7D(日本サイズの25くらい)から上しか展開が無いそうで、これはB級品としてひとつだけお店に在庫していたサイズ7である。
モックトゥに比べると、外観は一見スマートで、ソールも細めに作られているが、意外に幅広のラストのようだ。
足を入れた感触はドンピシャリで、ピッタリすぎてタイトに感じるほど。
現状で羽根は十分に開いており、使っているうちに幅方向は伸びて、羽根が程よく閉まってくるはずだという。
これは理想的なフィッティングかもしれない。
このまま靴擦れなく使用できるようなら、初めてフィッティングのいいレッドウィングと巡り合ったことになる。
履き心地はなかなか快適で、踵にしっかり食らいついてくれるし、しばらく履くと馴染んで足と一体化してきた。
まだ真新しいが、エージングが進み皺が入れば、相当カッコよくなるだろう。
ラスト8を使用したレッドウィングの製品は、他にもいろいろ出ている。
こうなると他のブーツも買ってみたくなる(笑)
自分に合うサイズは7とわかったので、またアメ横で買ってもいいし、通販で安いものを探してもいい。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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チペワもレッドウィングも悪くはないですが…
デザイン、足入れ、などなど別格ですね
こちらはもっと荒っぽくて「現場」で使う実用靴です。
それはそれで好きです(笑)
ちなみにクロケットはオールデンよりさらに高級で知性が勝っていますね。
期末に集計したら自分の年収が10億になっていて、税金が数億円ですとか言われて初めて気付くのでは・・と言っていました。