レート


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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米ドル/円の為替レートを見たら、1ドル116円台まで円高になっている。
130円まで行くとか言っていたのに・・・
米国から何か輸入するなら、そろそろ頃合ではなかろうか・・・
というわけで、久しぶりにeBayなど覘いている(笑)



クロケット&ジョーンズのアルビオン。
ハンド・グレード・ライン。
アッパーはアンティーク・カーフのタン。
ラストは367、サイズは7E。

仕事用にメダリオンの入った内羽根式キャップトゥを探していた。
色は明るめのブラウン。
プレゼンテーションの時などに、少し華やかな靴が必要なのだ。
掘り出し物が無いかと、セールなどで目を光らせていた。
候補として、グリーンなどの高級品、あるいはエドモンズ、ロイドなどの中級品を考えていた。

エドモンズのストランドのオークに決まりかけていた時、たまたま立ち寄ったデパートのセール会場でこの靴をみつけた。
一足だけ残っていたサイズが7Eで、これはしめたと思った。
運命的な出会いかも・・・
恐らく僕の足にほぼフィットするはずである。
価格もかなり安くなっている。

手に取って見ていると、店員さんが近寄ってきた。
僕が真っ先にこの靴に手を伸ばしたのを見て、靴好きであることを察したようだ。
「ハンド・グレード・ラインですし、サイズさえ合えば、これはお買い得だと思いますよ」

早速試着させてもらった。
スポッと音を立てて足が吸い込まれた。
余裕はほとんど無く、キッチリと収まる。
少しきつめなくらいであるが、沈むことを考えるとこれでジャストかもしれない。
この一足しかないので、他のサイズを試すことは出来ないが、恐らくひとつ上のサイズでは緩いだろう。



クロケット&ジョーンズは何足か持っているが、どうも短靴は踵が緩いものが多い。
この367というラストは、その点を改良し踵のホールド感を高めたものだという。
やはり多くの人から、踵が緩いという意見が出ていたのだろう。

337ラストをベースとして、ヒールにかけて絞り込んだ形状に作られているという。
店員さんが337のオードリーを持ってきて、並べて見せてくれた。
裏返して見ると、確かにヒールの大きさがかなり違う。
デパート別注品のオードリー3というモデルは、その点を考慮してラストに367を指定して作らせたという。

試着した印象では、確かにヒールがほぼ上手い具合に収まる。
軽く歩いてみたが、踵が外れる様子は無い。
履き口のラインも、足の形に沿って隙間無くきれいに出る。
なかなかいい感じである。

店員さんは手で触れて確かめながら、悪くないフィッティングではないかと言った。
僕の足は小指の付け根が張り出しているのだが、靴もちょうどそういう形になっている。
もしかすると使っていくうちに、その辺りが多少当たるかもしれないという。

「これが最後の一足で、足の合う方が現れるのを待っていたんです」
店員さんが、小さい声で独り言のようにつぶやいた。
なかなか上手いことを言う人だ(笑)

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