寒い季節


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今朝は寒かった。
暑い季節の後に、ちゃんと寒い季節が来るのを見ると、少しほっとする。
いろいろあっても、季節が順に巡ることは変わり無く、まだ人類は生きていけるのだと感じるのだ。
とはいえ、急に冷えて少し風邪気味であるが・・・



フローシャイムのインペリアル・クオリティのケンムーア93606。
5アイレット・外羽根式プレーントゥの70年代頃のデッドストック。
フル・レザー・ライニング、ダブル・ソール、ストーム・ウエルト、V-プレート付きのレザー・ヒール。
素材はブラウンのコードバン、サイズは8E。

これぞ古靴の最高峰のひとつであろう。
王者フローシャイムの上級ライン「インペリアル・クオリティ」、しかもコードバンである。
僕の好きなプレーントゥであるところも、ケンムーアとしては珍しい。
古靴の終着点と言えるかもしれない。

ワイズは滅多に見ないEである。
足を入れてみると、あろうことか、ビスポークのようにピタッと収まった。
ビックリするほどピッタリだ。
シワひとつ無いコードバンは、ほとんど試着の痕跡が見られない。
40年間、この日を待ち続けていたかのようだ。



お店から、いいのが入った・・という電話をもらった時、探していたケンムーアのデッドストックがみつかったなと、すぐにピンときた。
しかし、まさかコードバンとは思わなかった。
しかもサイズもドンピシャリである。
僕の足に合うのではないか・・とお店のオーナーが気を利かせて知らせてくれたのだ。

インペリアル・クオリティの場合、デッドストックであるだけで十分有難いので、サイズに関しては、少々合わなくても贅沢は言えない・・とよく話していた。
だが、この靴に関しては、フィッティングまで完璧に近い。
足が綺麗に収まり、羽根もしっかり開く。
本当に、贅沢三昧である(笑)
急なことで、予算的にはちょっと困ったが、古靴の場合待ったなしなので仕方が無い。



アウトソールは、フローシャイムならではの木目プリント。
アウトソールもトップリフトも釘打ちで、ヒールにはV-クリートと呼ばれる三角形の金属プレートが埋め込まれている。
(これがよく滑るらしい・笑)
履いてしまうのが勿体無いほどだ。

オールデンの990が素足で逃げ出しそうだ。
革そのものの品質が違う。
恐らく現在では、これほどの革は作ることが出来ないのであろう。
ハノーバーやネトルトンのデッドストックのコードバンには、ホーウィン社のタグが付くことがある。
ところがフローシャイムでは見られないそうで、ホーウィン社以外の会社で製造された貴重なコードバンかもしれないという。



並べてみると、色はオールデンのカラー8より、かなり明るいのがわかる。
コードバンは当たる光によってコロコロと印象が変わるので、実際に並べてみないと、差がはっきりしない。
(上の写真の奥がオールデンの現行の990、手前がケンムーア93606)
非常に透明感のあるコードバンで、現行の製品とは革のクオリティに差がある。
ムラの少ない素晴らしい革である。

下の写真は、バリーラストの990と並べて上から写したもの。
(ヒールの後端を合わせて置いた)
ともにサイズは8Eであるが、990は僕の足には大きめで、一方ケンムーア93606はピッタリ。
バリーラストがハーフサイズほど大きいことは、周知のことであるが、それよりも形が特殊であることがわかって面白い。
こうして見てみると、オールデンの矯正靴メーカーらしい特徴が、一般向けといわれるバリーラストにも表れているのがわかる。



太陽光が当るとコードバンは豹変する。
オールデンのカラー8が紫がかって見えるのに対し、ケンムーア93606は鮮やかな栗色が強調される。
やはりケンムーアの透明感は圧倒的だ。
実は今回、何箇所かでプロの方から「このコードバンは透明感がすごい」と言われた。
当然ではあるが、持っている本人より、専門家の方が先に価値を見抜く。

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ピアノ


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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財津一郎氏のタケモトピアノのコマーシャルを見るたびに、食事の手が止まる。
テレビ番組で、赤ん坊が泣き止むCMとして紹介されたことがあるそうだが、大人の注目も十分に集める。
すごいよなあ・・と見入ってしまう。

遊んでいた子供たちの動きが停止して、無言でテレビ画面に釘付けになるという。
ネットで調べてみると、あのCMが不快だという感想も多いようだが、それだけ心に引っかかる、ということでもある。
何か異様なものを見てしまったような、強烈なエネルギーを感じる。
あの撮影現場を見たかったなあ(笑)
売上げにどのくらいつながったかは不明であるが、スポンサーの知名度が著しく上がったという点では、コマーシャルとして成功だろう。

財津一郎氏は俳優としても凄いと思う。
以前NHKで放映されていた時代劇だったが、顔の表情の変化だけで表現する見事な演技に感嘆し、何て凄い人だろうと思った。
俳優としてあれだけの実力を持っていながら、一方で奇怪な格好をして踊ってみせる。
個人的には大ファンであるが、そのダイナミックさが受け入れられない人もいるのかもしれない。
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お疲れの日


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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本日はセミナーに参加してかなりお疲れの状態だ。
早めに寝るのでこれにて失礼。

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名案


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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赤サンゴの密漁を阻止する方法として、Mrs.COLKIDに名案があるという。

プラスチック製の赤サンゴを作って、あの海域にばら撒けばいいというのだ。

そうすれば船団はそれを本物と勘違いして持って帰るだろう・・という。

僕はそれを「バカサンゴ作戦」と名付けることにした。
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ネズミ取り


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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車のダッシュボードに乗った、黒い小さいモニタから、耳に障る電子音の旋律が、突然流れ出した。
いつもと違う、聞きなれない音にはっとなる。
どこかで取締りを行っているのだろう。

この道では珍しいな・・と思いながら、速度を落とした。
しばらく進んだら、こちらに向けて設置された白っぽい機械が見えてきた。
道端の草むらの中、すぐには気付かない場所に隠されている。

知らせてくれなかったら、危なかったかもしれない。
だいぶ離れたところから、機械が感知していた。
今回だけで、買った金額の元は取れたことになる。

夏に東北の得意先まで出張する時に、購入したものだ。
慣れない道を長時間走るので、これが無いと危ないと思い、途中ホームセンターに寄って買ったのだ。
仮の設置で、ダッシュボードの上に粘着シートで固定し、電源コードをソケットまで這わせたが、結局そのままになっている。

こういうものを、しばらく購入したことがなかったので、現在のこの業界の様子がわからなかった。
画面もナビもいらないから、ただ受信して知らせてくれるモデルはないかと、お店の人に聞いた。
下手にモニタなんか付いていると、室内のデザインが台無しになってしまうと思ったのだ。

しかし時代は変わっていて、今時ナビの入っていないモデルなんて使い物になりませんよ、と言われた。
確かに、ただ飛んできた電波を検知するだけの機械では、今の水準からすると問題があり、地図情報と併せて判断するのが当たり前になっている。
中型のモニタの付いた高性能な型落ちモデルが、ワゴンに積まれて安売りされていたので、それをひとつ買うことにした。

インパネにはもともと横長のモニタがついているので、それの横にもうひとつ並べるのには、当初は抵抗があった。
だが、とりあえずそこに設置して使い出してみると、程なく慣れてしまった。
モニタに安っぽい映像が表示されるのは嫌だったので、日付と時刻だけを表示するシンプルな画面を選んだ。
まあ、いろいろ不満はあるが、こいつに何度か救われているのは確かだ。

ネズミを捕らないネコはいらない・・・
酷い話であるが、あちらも収穫無しで帰ると、上からそう言われる・・と聞いたことがある。
そういうネコが相手だから、ネズミもしっかり防衛手段をとらなくては・・・
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大河


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今日の大河ドラマの「軍師官兵衛」は凄かった。
特に秀吉役の竹中直人と、茶々役の二階堂ふみが抜群である。

竹中直人は何度も秀吉を演じているとはいえ、やはり年齢によるものか、今回は表情だけで演技できる凄みを感じさせる。
また二階堂ふみは若いにもかかわらず、目の表情による演技は天才的で、おね役の黒木瞳が完全に食われてしまっている。

シナリオもなかなかいいと思う。
やはり男性がシナリオを書く大河ドラマは面白い。
毎週見る価値がある。
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コピー戦争


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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会社にA社のFAX兼モノクロコピー機と、B社のカラーコピー機が置いてある。
両方維持するのは無駄なので、統合して1台にすることにした。
A社の営業が積極的で、安くなるプランを考えて見積書を持ってきた。

実際に機械に触れてみたいと頼んだところ、車でA社のショールームまで連れて行ってくれた。
そこでオペレーションを見せてもらい、専門家から説明を受けた。
やはり時代は進んでいて、現在使っている機械とは性能が相当違う。

B社のカラーコピー機はリースの途中なので、処分するとなると、残債分を支払わなければならない。
A社の見積書には、その項目も明記されており、その分上乗せされた月々の支払額になってる。
それでも現在2台に支払っている金額よりずっと安い。

ところが、リース会社にリースの残回数を確かめたことが漏れたのか、慌ててB社の営業がやってきた。
たまたま僕が来客中で、仕方なく一度帰ったようだったが、翌日今度は上司と一緒に来た。
どちらもアポなしの一方的来社である。

もちろん用件は、A社の機械に統合して、B社を排除するのをやめてほしいということだ。
しかし、ここまで話が進んでしまってからではもう遅い。
今回はA社にするけれど、その代わり、次回また何かB社の機械を入れるから、それでいいでしょうと言った。
現に会社で使っている数台のパソコンとネットワークは、すべてそのB社の営業が導入したもので、十分B社経由の機械は入っているのだ。

ところが二人とも妙に粘り、帰ろうとしない。
あの機械には思い入れがあるんです。だから考え直してください・・などと、訳のわからないことを言う。
話が全然噛み合わないのだ。

途中からB社の営業が、では本音を言います、と切り出してきた。
実はコピー機の世界というのは特殊で、ライバル会社の製品が入り、自社の製品が無くなる・・というのは、大変なことなのだという。
ライバルの会社を追い出したことで、本社から褒賞のようなものも出るらしい。
逆に追い出された場合は、営業の首がかかってくるという。

それはコピー機に限った話で、代わりにパソコンやプリンターを入れると言っても、駄目なのだそうだ。
コピー機の世界だけ特殊で、ライバル同士で協調することはなく、他社の営業と街ですれ違うだけで火花が散るという。
それにしても、たかがコピー機1台で営業の首が飛ぶなんてことがあるのだろうか。
何だか変な話である。

付き合いというものはあるが、だからといって、それが理由で、この不況の時に金額を多く払うことは出来ない。
そう言うと、B社から新たな提案があった。

A社が新型を導入する際に、引き取り処分する予定になっているB社の旧型機を、引き取るのをやめてもらえないかという。
引き取り処分代金が浮いて、月々の支払額が安くなるはずだから、その安くなった差額と同じ金額で、B社ともリースを組んで、小型のFAX兼カラーコピー機を1台入れるというのだ。
そうすれば、万が一A社の機械が壊れた時の代用機にもなるでしょう、という提案である。

つまりウチの会社が払う額は一緒で、A社とB社の新型が両方入ることになる。
とにかくコピー機と名のつく機械が、ウチの会社に残りさえすればいいということらしい。
何だかおかしな提案ではあるが、ウチが損をするわけではなさそうだ。

仕方なくA社に再度引き取り機無しの場合の見積りを出してもらった。
A社は少しあきれていたが、最初に出した見積書の項目に嘘偽りはないらしく、計算書の項目から旧型機のリース残金を抜いただけの見積書を持ってきた。
当社は、おかしなことはいたしません・・とでも言いたげである。
あるいはライバルの提案しそうなことを心得ていたのかもしれないが(笑)、差額は数千円に過ぎない。

その金額を聞いて、B社が困ってしまった。
こんなに差額が少ないとは思っていなかったようだ。
これでは、小型機を一台入れるといっても、数十万円の機械を数万円で売るのに等しいことになるらしい。
これで決済がおりるのか、会社で相談してみると言って、B社の営業は絶望的な顔で帰っていった。
何だか知らないが、彼らの戦争に巻き込まれてしまった感じである。
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要求


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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夕食をとった後、何となく気分がよくない。
それに妙に眠い。
眠いのは体が睡眠を要求しているから・・という言葉を思い出し、そのままベッドで横になった。
するとグッスリと寝入ってしまった。

夜中過ぎに目を覚ました。
それから風呂に入った。
今度はスッキリしてしまい、何だか元気になっている。
これからもう一度寝なければならないのに、今は逆に睡眠を必要としていないようだ。



オールデンの947、オール・ウエザー・ウォーカーである。
アッパーは明るめのブラウンのアルパイングレインのカーフ。
ソールは特徴的なプランテーション・ソール。
バリー・ラストでサイズは7EE。

ずっと以前より欲しかった靴である。
時折、米国の靴店のサイトで眺めていた。
オールデンの中でもサイズが豊富なほうで、幅がEEまで用意されている。

日本ではコードバンばかりが取り沙汰されるが、実際には普通のカーフのほうが、オールデンらしい履き心地が味わえる。
これだけワイズが用意されているところを見ると、オールデンのカーフのシューズの中で、947は特別人気の高いモデルなのではないか。
持っている人はほぼ絶賛で、「もっとも履きやすい靴」という表現で、ネット上でこの靴が紹介されているのを何度か見ている。
それを読んで、いつかは欲しい・・・と思っていた。

バリー・ラストの靴で、自分の足に一番合うサイズは何であろう。
試着が出来ないのだから、理論値で考えるしかない。
7.5Dを普段履いているが、少しだけ幅方向が押さえられ、長さ方向は僅かに大きいような気がする。
一方8Eだと幅は問題ないが、長さ方向が大きすぎて、踵に隙間ができる。
では7.5Eだろうか、あるいはベストは7EEかもしれない。

・・なんて考えている時、いきなり7EEのオール・ウエザー・ウォーカーが、オークションに安く出た。
じっくり考える余裕はなく、とにかく慌てて入札してしまった(笑)
欲しかった靴の、欲しかったサイズ、しかも貴重なワイズEEである。
こんなことは滅多にあるものではない。

恐らく専門店のデッドストックであろうが、300ドル台で落札できた。
送料、税金を入れても十分に安い。
米国のネット上のショップを探しても、EEの実在庫は見付からないので、運が良かったといえる。
何はともあれ、めでたい話である(笑)



実は今まで購入に踏み切れなかったのは、この靴の色が原因している。
ネット上の商品画像で見るオール・ウエザー・ウォーカーの色は、オレンジに近い高彩度のブラウンである。
多分メーカーから提供された写真なのだろうが、この色では鮮やか過ぎて扱いが難しいな・・と思っていた。

ところが個人が撮影した947の写真には、普通のブラウンに見えるものが少なくない。
どちらが本当の色なのだろう・・と思っていた。

届いた実物は、彩度が高めではあるが、意外に落ち着いた雰囲気のライト・ブラウンであった。
当たる光によって、色合いの印象が変化する革で、暗い部屋などではぐっと沈んだ色になる。
とりあえず、これなら服装に合わせやすいと一安心した。

載せた写真は、なるべく実物の色に近くなるよう調整したつもりである。
太陽光に近い照明を靴に当てて、モニタの前に置いて見比べながら調節した。
もちろんモニタによって見え方は異なるであろうが・・・



驚いたのは、転送サービス会社から提示された運賃である。
いつもより荷物の重量が重くなり、2kgを超えたために、ひとつ上のランクになってしまった。
よほど大きな箱に入れたのかと思っていたが、届いたら靴そのものが重いことがわかった。
重さの原因は、プランテーション・ソールであろう。
バッチリ貼られた天然ゴムに、けっこう重量があるのだ。

ご覧の様に、先端部のみ革が張られたユニークなソールである。
カーペットを痛めないように、このような構造になっているという。
以前銀座の靴修理店で、このソールを見かけ、どうして先端だけ革なのか尋ねたら、クレープソールは歩くとつま先が床に引っかかるので、歩きやすいようにこうしたのだと教えてくれた。

この一風変わったソールの履き心地を、一度試してみたくて仕方がなかった(笑)
履きやすいという噂は聞いていたが、実際に履いてみると、重量があるにもかかわらず、実に軽やかに感じられる。
曲がりやすい材質のソールだからだろうが、まるで何年も履いた靴みたいに、最初から足に馴染んでくれる。
歩いた感じは、革靴ならではのコツコツという硬質感には乏しく、この素材特有のモコモコとした感触になる。

バリーラストのサイズ7EEは、僕の足に上手い具合にフィットしてくれる。
足の形に合わせて作ったかのようなアウトラインで、きれいに足が収まる。
持っている靴の中では、チャーチのシャノンに近い形に思える。
コルクの沈み込みが落ち着いてからでないと何とも言えないが、バリーラストではこれがベスト・サイズかもしれない。

履き心地にかけては、スニーカーのようにしなやかで、足への負担が少ない。
名の示す通り、天候の変化にも強そうだ。
さすがは「もっとも履きやすい」だけあり、実用性が高く、履けば履くほど、よさが伝わってくる靴である。
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近視


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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いつも同じ犬の前を車で通過する。
同乗していたMrs.COLKIDと母親が、窓越しに犬に向かって手を振った。
通り過ぎる時に、犬が一瞬こちらを向いたように見えた。

犬が気付いてこっちを見た・・とふたりが話している。
窓の反射もあるし、車もけっこうな速度で走っていたので、まず見えないよ、と僕が言った。
犬は近視だというし・・・

犬が近眼だということは、昔から言われているが、実際には犬種や環境によってかなり異なるらしい。
しかし耳や鼻が相当利くのは確かだ。
耳や鼻の性能が高いから、視力はほどほどの能力でいいのだろう。

以前飼っていた犬は、僕の車のエンジン音を覚えていて、僕の車が近付くと、喜んで走り回った。
意地悪して、そのまま家の前を通り過ぎて、町内を一回りしてくると、まだかまだかと半狂乱になった。
車を新しいものに替えると、音を覚えるまでに数日かかった。

今回の犬も、もしかすると、こちらのエンジン音を覚えているのかもしれない。
通り過ぎる時に、ああ、いつもの車だな・・という程度で、チラリとこちらを見たのだろう。

「犬にメガネをかけさせたら、どうなるかしら・・・」
Mrs.COLKIDが突然言った。
「近眼が治って、見えるようになるのかしら」
突飛な発想で、答えに窮した。

人間じゃあるまいし・・と言おうと思ったが、それに対し母親が
「きっと目が見えるようになって、その分、鼻と耳が悪くなるわ」
と真面目に答えている。

二人の会話に入れない。
しかし・・・
確かに、犬にメガネをかけさせたら、どうなるのだろう・・と、運転しながら、しばらく考えていた。
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ツートン


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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今日早速カスタムシューズ1号機を履いていった。
僅かに緩めだったので、インソールを入れてタイトフィット気味にした。
なかなかカッコよくて、何かと自分の足元を見てしまう(笑)

母親に見せると、いつになく変わったデザインであったためか、強い興味を示した。
僕らしからぬツートンの靴を見て、不思議に思ったのかもしれない。
実は自分で黒く塗ったのだと話すと、かなり驚いていた。
そんなことが出来るのか、という顔である。

本当は、もういい加減に靴を買うのはやめなさい・・と注意するつもりだったのだろうが(笑)、手持ちの靴を加工したとなると別だ。
自分の手でものを作ることには、非常に理解を示す人なので、それは素晴らしいことだと褒めてくれた。
我が家は昔から、ものを作ることを大変評価するのだ。

ただ、この白っぽい靴紐はいただけないという。
たしかに、とりあえず付けてはみたが、今ひとつマッチしていない。
下手にカジュアル路線にせず、正統派の黒い靴紐にして、ドレス系のシューズにすべきだという。
そうすれば、かなり素敵な靴になる・・という意見であった。

靴紐の色は茶色もいいのではないか・・と聞いたら、即座にそれは駄目、黒にすべきだ・・・と明確なアドバイスをくれた。
こういうことは、母親の方がはるかにセンスがいい。
考え方のピントが合っていて、決してぶれない。

というわけで、早速近くの靴店で、黒い丸紐を買ってきた。
たしかにこっちの方がずっといい。
実はこの靴、しばらく履くことなく埃を被っていたのだが、これでどうやら復活しそうである。

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カスタマイズ完了


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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靴のカスタマイズが完了した。
出来に賛否両論あろうことは承知しているが、個人的にはけっこう気に入っている(笑)

ベースにしたのは80年代のNUNN BUSHのロングウイングチップ。
比較的安価に売られている古靴である。
購入後すでに数回履いているので、新品(デッドストック)の状態と比べると、一部皺が寄っている。

昨日写真を載せた通り、一部分(ひとつのパーツ)を黒く染めてみた。
ウイングチップの靴に、時折見られる定番のカラーリングである。
大きな問題は、この靴の光沢のあるアッパーが、ガラスレザー系の革かもしれないことだ。
表面に何らかのコーティング加工がしてある場合、塗装が定着しない可能性がある。

まずは革用の強い溶剤系クリーナーで、塗りたい部分を強めに拭いた。
ワックスやクリームが取れ、表面の艶がなくなったが、さらにしつこく何度もクリーナーで処理した。
その後、靴染め剤の専用溶剤でも数回拭き取り、念入りに下地作りの作業を繰り返した。

次にマスキングテープで、ウイングチップの形に合わせてマスキングを施す。
これはプラモデルを作った経験のある人なら慣れた作業であろう。(昨日の写真を参照)
革のパーツは、ぎざぎざに切られているが、そこまでシビアにマスキングする必要はなく、テープを直線にバッと貼るだけで済ませてしまった。
靴の場合、プラモデルと比べるとアバウトでOKなので楽だ。

今回は靴専用に売られている「クツ染めQ」というスプレーを使用した。
ビニールの手袋をはめた手で靴を持ち、スプレーを靴の露出部分に満遍なく吹き付けた。
プラモデルと違い、多少塗料がたれたり、埃が付いたりしても、まあいいやで許せてしまうところが面白い。

塗料には「染め・・」という名前が付いているが、使った感じは顔料系塗料に近く、プラモデルを塗装するのとほとんど変わらない。
革を染めるというと、フィービングスなどの染料を思い浮かべるが、染めQの場合、染めるというより、表面に塗膜を作るような感じだ。
食いつきのいい顔料系スプレー?

乾いては塗り、乾いては塗り・・を数回繰り返した。
臭いはかなり強烈なので換気が必要だ。
僕は慣れているが、有機溶剤を吸って体調を崩す人もいるだろう。
そのままベランダに置いておいたら、程なく乾いた。
乾くと臭いはほとんど消えてしまう。



紐も70年代頃の生成りの平紐に交換してみた。グリーンの方が似合うか?
下はカスタマイズ前の状態。




仕上がったところで、黒い部分に、軽くデリケートクリームを塗ってみた。
さすがにブラッシングは怖くて出来ない。
もっとも塗膜が出来ているとしたら、クリームを塗っても意味は無いような気もするが・・・

皺が強く寄り、負荷がかかるタンの部分も黒く塗った。
塗装表面に触ってみると、案外定着してはいるが、やはり不安は残る。
この塗料にどのくらいの耐久性があるのだろう。
恐る々々ではあるが、近く実際に履いて出てみようと思う(笑)



なかなか面白い靴だと思うのだが・・・
下はカスタマイズ前の状態。


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最終日


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連休最終日。
散歩を兼ねて床屋に行った。
昨日までは晴れの予報であったが、雲の多いはっきりしない一日であった。
床屋は混んでいて、予約で一杯で、隙間にやっと入れてもらった。
こういう天気が中途半端な日が混むのだそうだ。

カメラはD810に高画質のツァイスを付けていったが、横着して三脚を持っていかなかった。
そのため撮る機会は、あまりなかった。
三脚無しでライブビューで撮るというのは、なかなか難しいのだ(笑)

ところで、昨日予告した靴のカスタマイズ。
早速ハンズで道具を仕入れてきて、より過激な領域に挑戦中である。
失敗しても惜しくないように、安めの古靴を選んだ。



上はマスキングが完了したところ。
下は塗装中。
プラモデル作っているみたい(笑)

靴用の染料スプレーであるが、感触としては「塗装」に近い。
ポロポロ塗装が剥がれそうな悪い予感もするのだが、これで大丈夫なのだろうか・・・
続きはまた・・・




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カスタマイズ挑戦中


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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連休・中日。
午後から銀座、日本橋辺りを散歩したが、人出はなかなか凄かった。
人が出るのはいいのだが、ちゃんと物を買ってくれているのだろうか。
どんどん買っていただきたいものである。

靴が多くなりすぎて、履く機会の少ない靴の処分を考えはじめた。
僕自身の好みがあるため、どうしても同じような形の靴ばかりになってしまう。
つい欲しくて買ってしまったが、実際に履くのは、当然一番気に入っているものに偏ってしまう。
中にはほとんど履かないものも出てくる。

前から考えていたのだが、靴のパーツを交換したりして、靴をカスタマイズしてはどうだろう?
外観を思い切って変えてしまえば、新鮮な気持ちになって、履くことも増えるのではないか。
簡単に交換できるパーツといえば、まずは靴紐である。

下の写真は、古いオールデンの矯正靴の靴紐を、グリーンのものに交換した例だ。
オリジナルは靴と同色のブラウンの紐で、何となくぱっとしなかった。
ところが靴紐を変えただけで、急に魅力的に見えてきた。
これなら履いてみたい・・という気持ちにもなる。

いくつか紐を作ってもらい、交換してみたのだが、明るい色の紐はなかなか難しいことがわかってきた。
ベージュなど一番合わせやすいだろうと考えていたが、意外にもマッチングがシビアである。
専門店で何種類か作ってもらい、実際に靴ごとに付けてみるしかなさそうである。

時計のベルトと同じで、組み合わせがいろいろあって、非常に面白い。
グリーンもいいが、赤や青も悪くない。
黄色や白になると、少し難しいかもしれない。

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人出


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日本橋の喫茶店で人と会って、仕事の打ち合わせをした。
昼になったので、一緒にいつものレストランに食事をしに行ったら、いつになく混んでいて、外にまでずらっと人が並んでいる。
度々利用しているが、こんなことは初めてだ。

順番待ちのリストに名前を書いたが、だいぶ後ろの方である。
かなり待ちそうなので、そこは諦めて、デパートのレストランに行くことにした。
ふたりで高島屋まで歩いて、エスカレータでレストラン街のある8階まで上がった。

ところが、ここも人で一杯だ。
どの店の前にも、行列が出来ている。
目当てのレストランの入り口には、50分待ちの看板が出ている。
そんなに待っていられないので、仕方なくまたデパートを出て、別に食事が出来る場所を探した。

雨が降っているのに、何で今日はこんなに人手が多いのだろう。
まさか日銀の追加金融緩和で株価が上がったからだろうか・・・
その反応がこんなに早いものなの?
あるいは月初で給料が出たばかりだから?
連休初日なのに、あと2日は一体どうなるのだろう。
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酔っ払い


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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会社の帰りに駅のバーで軽く飲んだ。
疲れていたせいか、ビールが効いて酔っ払った。
顔が真っ赤になっているのがわかる。

帰りにコンビニでシロクマを買って、家に帰ってテレビを見ながら食べた。
時間がかかったが、全部たいらげた。
眠いが、ベッドに入ったらそれまでなので、我慢して書いているところ。
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