COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
要求
D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2
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夕食をとった後、何となく気分がよくない。
それに妙に眠い。
眠いのは体が睡眠を要求しているから・・という言葉を思い出し、そのままベッドで横になった。
するとグッスリと寝入ってしまった。
夜中過ぎに目を覚ました。
それから風呂に入った。
今度はスッキリしてしまい、何だか元気になっている。
これからもう一度寝なければならないのに、今は逆に睡眠を必要としていないようだ。
オールデンの947、オール・ウエザー・ウォーカーである。
アッパーは明るめのブラウンのアルパイングレインのカーフ。
ソールは特徴的なプランテーション・ソール。
バリー・ラストでサイズは7EE。
ずっと以前より欲しかった靴である。
時折、米国の靴店のサイトで眺めていた。
オールデンの中でもサイズが豊富なほうで、幅がEEまで用意されている。
日本ではコードバンばかりが取り沙汰されるが、実際には普通のカーフのほうが、オールデンらしい履き心地が味わえる。
これだけワイズが用意されているところを見ると、オールデンのカーフのシューズの中で、947は特別人気の高いモデルなのではないか。
持っている人はほぼ絶賛で、「もっとも履きやすい靴」という表現で、ネット上でこの靴が紹介されているのを何度か見ている。
それを読んで、いつかは欲しい・・・と思っていた。
バリー・ラストの靴で、自分の足に一番合うサイズは何であろう。
試着が出来ないのだから、理論値で考えるしかない。
7.5Dを普段履いているが、少しだけ幅方向が押さえられ、長さ方向は僅かに大きいような気がする。
一方8Eだと幅は問題ないが、長さ方向が大きすぎて、踵に隙間ができる。
では7.5Eだろうか、あるいはベストは7EEかもしれない。
・・なんて考えている時、いきなり7EEのオール・ウエザー・ウォーカーが、オークションに安く出た。
じっくり考える余裕はなく、とにかく慌てて入札してしまった(笑)
欲しかった靴の、欲しかったサイズ、しかも貴重なワイズEEである。
こんなことは滅多にあるものではない。
恐らく専門店のデッドストックであろうが、300ドル台で落札できた。
送料、税金を入れても十分に安い。
米国のネット上のショップを探しても、EEの実在庫は見付からないので、運が良かったといえる。
何はともあれ、めでたい話である(笑)
実は今まで購入に踏み切れなかったのは、この靴の色が原因している。
ネット上の商品画像で見るオール・ウエザー・ウォーカーの色は、オレンジに近い高彩度のブラウンである。
多分メーカーから提供された写真なのだろうが、この色では鮮やか過ぎて扱いが難しいな・・と思っていた。
ところが個人が撮影した947の写真には、普通のブラウンに見えるものが少なくない。
どちらが本当の色なのだろう・・と思っていた。
届いた実物は、彩度が高めではあるが、意外に落ち着いた雰囲気のライト・ブラウンであった。
当たる光によって、色合いの印象が変化する革で、暗い部屋などではぐっと沈んだ色になる。
とりあえず、これなら服装に合わせやすいと一安心した。
載せた写真は、なるべく実物の色に近くなるよう調整したつもりである。
太陽光に近い照明を靴に当てて、モニタの前に置いて見比べながら調節した。
もちろんモニタによって見え方は異なるであろうが・・・
驚いたのは、転送サービス会社から提示された運賃である。
いつもより荷物の重量が重くなり、2kgを超えたために、ひとつ上のランクになってしまった。
よほど大きな箱に入れたのかと思っていたが、届いたら靴そのものが重いことがわかった。
重さの原因は、プランテーション・ソールであろう。
バッチリ貼られた天然ゴムに、けっこう重量があるのだ。
ご覧の様に、先端部のみ革が張られたユニークなソールである。
カーペットを痛めないように、このような構造になっているという。
以前銀座の靴修理店で、このソールを見かけ、どうして先端だけ革なのか尋ねたら、クレープソールは歩くとつま先が床に引っかかるので、歩きやすいようにこうしたのだと教えてくれた。
この一風変わったソールの履き心地を、一度試してみたくて仕方がなかった(笑)
履きやすいという噂は聞いていたが、実際に履いてみると、重量があるにもかかわらず、実に軽やかに感じられる。
曲がりやすい材質のソールだからだろうが、まるで何年も履いた靴みたいに、最初から足に馴染んでくれる。
歩いた感じは、革靴ならではのコツコツという硬質感には乏しく、この素材特有のモコモコとした感触になる。
バリーラストのサイズ7EEは、僕の足に上手い具合にフィットしてくれる。
足の形に合わせて作ったかのようなアウトラインで、きれいに足が収まる。
持っている靴の中では、チャーチのシャノンに近い形に思える。
コルクの沈み込みが落ち着いてからでないと何とも言えないが、バリーラストではこれがベスト・サイズかもしれない。
履き心地にかけては、スニーカーのようにしなやかで、足への負担が少ない。
名の示す通り、天候の変化にも強そうだ。
さすがは「もっとも履きやすい」だけあり、実用性が高く、履けば履くほど、よさが伝わってくる靴である。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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サイズに関しては、種類が変わると同じサイズワイズでも違いますよね。
極端な話、個体によっても違うかもしれません。
オールデンはDしか入れないようですね。
ラコタでも試したのですが、上下のハーフサイズだけでしかもちょっと歩行するのも遠慮しなきゃいけないですから(笑)
幸いDが合うようでしたが、サイズとワイズのいろんな組み合わせを試してみたかったの本音です。
送料と税金を入れて480ドルくらいでしょうか。
ワイズを試すのは日本では絶望的ですね。
ただあちらでも直営店くらいしか特殊なワイズの在庫は持っていないのではないかと思います。
Dで何とかしろってことでしょうね(笑)
グッドイヤー製法の靴はコルクの沈み込みがあるので、大抵少し使うと緩くなります。
きつ目なくらいを選ぶ必要がありますが、加減が難しいですね。
私はバリーラストの場合7.5Dでまあまあ問題なく使えています。
数回履いて、何とかフィットという感じです。
外国人は試着はお店で1時間くらい履いて決めるそうですよ。
ラコタでそんなことしたら迷惑がられるかな?(笑)