まだ駄目


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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相変わらず喉が痛い。
せっかく落ち着いてきても、朝礼の時など大きな声を出すので、また悪化してしまう。
その上来客や電話が多く、それへの対応で、喉を休ませることが出来ない。

仕入先や得意先に電話していて、数人、まったく同じ症状の人と遭遇した。
流行っている風邪の症状らしい。
あの薬が効く・・とか情報交換している。



オールデンの403インディ・ブーツ。
トゥルーバランス・ラストでサイズは7.5D。
アッパーはクロムエクセル、ソールはネオプレーンコルクソール、ヒールはフット・バランス。

いわずと知れた、映画インディ・ジョーンズのシリーズで、ハリソン・フォードが履いていたというオールデン製のワークブーツである。
個人的にはレイダースにはそれほどの思い入れは無いが、この靴自体はオールデンのブーツとして外せない。
オールデンは元来ドレスシューズのメーカーなので、ワークブーツは作り慣れておらず、品のいい仕上がりになっている。

当初は米国国内のみの流通であったが、2010年頃から日本にも輸入されて人気になっているという。
最初の頃のものに比べてライニングなどもしっかりしたものに変わり、作りがグレードアップされているという。
オリジナルは405というもう少し明るめのブラウンのオイルレザーのモデルで、この403はそのクロムエクセル版に当る。

405とどちらにすべきか、お店でずいぶん悩んだ。
両方を並べて、かわるがわる試着してみた。
こういうことが出来るのが、国内のお店で購入することの最大のメリットであろう。

405も魅力的ではあるが、クロムエクセル特有の、何とも言えないムラ感のある表面の質感は捨てがたく、結局403の方を選んだ。
やはり革フェチがクロムエクセルを前にすると、その魔力から逃げることはできないようだ(笑)
403の方が色が濃厚なため、明るいウエルト部分とのコントラストが高くなり、405とだいぶ印象が異なって見える。



国内で正規品を購入すると、ワイズはDしか選べない。
ところが、実は自分はワイズDだったのではないか、と思うほどしっくりくる。
トゥルーバランス・ラストは、モディファイド・ラストと同じく矯正靴系のラストだというが、モディファイドほど中央部がえぐれてはおらず、ずっと穏やかな形状である。
モディファイドのように、土踏まずが下から突き上げられる感触は少ない。

お店では同じ大きさの在庫をいくつか出してくれたが、履いた感じが少しずつ違う。
製造誤差で、1ミリくらいの違いは普通にあるようだ。
中にひとつ、足を型にはめ込んだように、ピッタリくるものがあり、それを選んだ。

トゥルーバランス・ラストは、意外に僕の足にフィットするラストなのかもしれない。
しっかり足がホールドされ、指先には余裕があって楽である。
少なくとも今まで購入したブーツの中では、もっともフィッティングのいい靴と言える。

けっこうな距離を歩いてみたが、違和感はほとんどなく、実に快適であった。
ブーツは足首から上の部分が当ることがあるのだが、それもほとんど感じない。
コルク混入のラバーソールは、しっかりと地面をホールドしてくれて安定感がある。
最初からしなやかでスムースな履き心地に驚かされるが、素材がクロムエクセルであることも関係していそうだ。

明るい色のウェルト部分が際立って、電車の中などでもよく目立つが、こういう靴の場合、見るからにおニューではカッコ悪い。
程々に汚れて、早く馴染んでくれたほうがいいと思っている。
手入れのクリームを塗り込むと、クロムエクセルらしい鈍い艶が出てきて、その美しさに見惚れてしまう。
シワが入ると貫禄が加わり、そのいかにもアメリカンといったたたずまいに、足元を見るたびに頬が緩む。

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