ローテーション


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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いくつか靴を買ってみたが、実際に普段履く靴というのが、大体決まりつつある。
履き心地もさることながら、その靴ならではの雰囲気が好き・・ということになると、どうしても海外製の靴に偏ってくる。
時計の場合と同じである。
それ以外の靴は、ほとんど履く機会がなくなってしまった。

靴の場合、連続して同じものを履くのは、避けなければならない。
一日履いて染み込んだ汗を、一度完全に乾かす必要があるのだ。
乾かさないで毎日のように履くと、靴の劣化が一気に進み、寿命が短くなる。

そのため複数の靴を持ち、ローテーションを組んで順番に使うのが鉄則だ。
雑誌で紹介されているファッション関係の専門家を見ると、20足以上もの靴を持ち、ローテーションを組んで履いている人が多い。
そういう使い方をすると、20年くらいはもつという。
使用頻度も20分の1になるのだから、当たり前のようにも思うが、いずれにしてもえらく大きな下駄箱が必要になる(笑)

しかし実際に運用するとなると、単純に端から順番に履いてく・・というわけにはいかない。
その日のシチュエーションに応じて靴を選ぶ必要があるし、天候によっても大きく左右され、その度にローテーションが乱される。
雨や雪の日に履ける靴は限られるので、天気の悪い日が続く季節などは、耐水性の高い靴も何足か必要になってくる。
そう考えると、確かに20足くらいは欲しいところだ(笑)



実際に普段使用している靴を、いくつか紹介してみようと思い、写真を撮ってみた。
大分くたびれてきており、写真としては美しくないが・・・
靴が好きな人は、このシワがいいのだというが、一般の人には薄汚れた革製品にしか見えないだろう(笑)

トリッカーズのM5633バートンのブラック・カーフ。
トレーディング・ポストの別注品で、通常品との違いは、ライニングを赤くしたことと、ハトメを金色に替えたこと。
さらに靴底はダイナイト・ソールが採用されている。
それだけだが、雰囲気はかなり変わる。

店頭で足のサイズを測ってもらい、多分僕の足に合うのは7ハーフだろう・・ということになった。
正規ルートの日本向けモデルなので、US表示での話である。
お店にそのサイズの在庫が切れていたのだが、翌日には別の店舗から取り寄せてくれた。

この時測ったサイズが基準になり、以降は並行輸入されたUK表示の7(USの7ハーフに相当するサイズ)を、安心して買えるようになった。
この靴は合わないと悲劇なので、最初は現物を試着して、正規ものを買うことをお勧めする。
特にカントリー・コレクションは、厚い靴下を履いての使用が前提の靴のため、通常のサイズより大きく作られている。

僕の場合、足が浮腫んでいたり、厚めの靴下を履くとパンパンであるが、その逆の条件が揃ってしまうと、少し緩い状態になる。
まあ、仕方の無いところだ。
4444ラストを使った靴ならば、いずれにしても、これが僕には適正サイズだろうと思う。

緩い状態でも、なぜか靴擦れは起きず、快適に履く事が出来る。
硬く頑丈に作られているにもかかわらず、一日履いていてもほとんど疲れないのは、靴の形が僕の足に上手く合っているのだろう。
ラバー製のダイナト・ソールであるが、歩くとコツコツと硬質な音がするのも、靴の作りがしっかりしているからだと思う。

アッパーに使われているブラックのボックス・カーフは、なかなかいい革で、磨くと実によく光る。
現在はサフィールノワールのレザーバームローションで栄養を与えてから、同クレム1925のブラックで磨く事が多い。
惚れ惚れするような濃厚な艶が出る。

靴ひもは、オリジナルから別のものに交換した。
靴ひも専門サイトで、蜜蝋を塗ったものを作ってもらった。
このひもは、最初は蝋が引っかかって結びづらいのだが、少し使って落ち着いてくると使いやすくなる。
ひもの先端に金色の金具を付けてもらったところ、バートンのハトメの質感とピッタリ合った。
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