漏水 7


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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漏水事故の関係者が集まって話し合いをした時、知り合いの内装業者の人を紹介してもらうことになった。
その会社の男性が家にやってきて、一緒に問題の箇所をチェックした。

まずはトイレ、ここは水滴が落下する音に、最初に気付いた場所だ。
天井裏で上の階から水が落ちてくるのだが、室内には特に変化がなかったので、最初は何が起きているのかわからなかった。
隣接する浴室の天井にある点検口に頭を突っ込んだところ、トイレの上辺りで水が滴り落ちているのが見えて、初めて漏水箇所が判明した。
その状況を間近で見るために、ビル管理会社の人がトイレの天井に大きな穴を開けたのだ。
今でもトイレ内で頭上を見上げると、上の階の床下が見える状態だ(笑)
ここは天井を一から作り直して、修繕しなければならない。

次に寝室。
壁際の天井から水が染み出しており、壁を伝って流れ落ち、タンスとその上にあった羽毛布団が被害を受けた。
水の多くは羽毛布団が吸い込んだため、かえって気が付くのが遅れた。
壁と天井には水が流れた痕が黄色く残り、タンスの上に水溜りができた。
隣にある本棚も濡れて、高校生の頃に買った漫画の本が濡れてしまった。
個人的には貴重な本という認識であったが、ネットで調べたところ、金銭的価値はあまり認められていないようだ。

寝室は壁と天井を直す必要があると、内装業者の人が言った。
壁の濡れた面だけかと思ったら、一部屋すべて、壁紙を貼りなおし、天井も再塗装するという。
大掛かりな工事になるので、部屋の中のものをすべて出さなければならない。
その作業とタイミングが大変である。

居間の照明のドーム状の笠に、水が大量に溜まっていたのにも驚かされた。
意識して被害箇所を探し始めて、上を見上げた時に、初めて気付いたのだ。
木材のヤニの混じった黄色い水が、溢れるほど一杯になっていたので、そっと外してベランダに捨てた。
もちろん照明器具は交換になる。

それよりも、居間の中央近くにある照明器具に、こんなに水が溜まるということは、他にも漏水箇所があるのではないかと疑った。
我家の居間は、結婚した時に2部屋をつなげて広くする工事をしているが、上の階の家では、その場所は6畳の和室になっている。
その和室の畳がすべてビショビショになっているのだから、その下に水が落ちてきても不思議では無い。

内装業者の人に聞いたが、今までの例から言うと、照明器具の場合は配線を伝ってきた水が溜まるので、まず大丈夫だという。
本当にそうだろうか・・という疑問はあったが、点検口が無いので確かめようが無い。
とりあえずそこまでチェックして、補修工事の見積りを出してもらう事になった。

上の階の住民が普通に居住していれば、もっと早く気付き、我家まで被害は広がらなかったろう。
その点は運が悪かった。
まあ、考え方である。
自分は被害者だとネガティブな気分になるよりは、部屋を片付けるいい機会を、神様から与えられたと考えた方がいい(笑)
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