消滅


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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以前人形町の老舗の富貴豆のお店が廃業してしまったことを書いた。(2024年2月9日の日記
自分の中では特別美味しい食べ物のひとつだったので、ショックが大きかった。
それに代わるものとして、ここしばらくは、日本橋のお店で作っている富貴豆を買っていた。
味は少し落ちるのだが、まあそれで我慢していた。

ところが、今度はその日本橋のお店の富貴豆がなくなってしまった。
聞いた時には、思わず、ええっと声を上げてしまった。
こちらは生産を止めることになったという。
恐らく手間がかかりすぎるため、金額的に合わないのだろう。

何でも都内にもう一店、富貴豆を作るお店があったらしいが、そちらも既に作るのを止めたという。
お店でも、富貴豆の作り手がいなくなることを惜しむ言い方であった。
これだけ次々に消えていくということは、やはり商売として存続するのが難しいのだろう。
こちらとしては、価格が少々高くても作り続けてほしい・・と思うが、価格が高過ぎると自分が感じたら、あっさり手を引くのも、職人気質の表れとも言える。

事実上、富貴豆が食べられなくなってしまった。
ちなみに山形県にも富貴豆(ふうきまめ)とう食品があるが、あれとは違うものである。
あちらは青えんどう豆で作るが、こちらの富貴豆(ふきまめ)はそら豆で作っている。

母親から、折り入って相談があると言われた。
富貴豆がまた手に入らなくなったが、何とかみつけてもらえないか・・というのだ。
何と大袈裟な・・と言われそうだが(笑)、富貴豆が食べられないというのは、我家にとって一大事なのである。

Mrs.COLKIDが調べたところ、都内でもう一軒見つけることが出来たようだ。
ちょっと行くのが面倒な場所なのだが、近くひとつ買ってみると言っている。
さて、そちらの味はどうだろう・・・
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