お弁当


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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夕食に自宅前のスーパーでお弁当を買ってきた。
馬鹿にしたものではない。
これが意外なほど美味しいのだ。

今日はMrs.COLKIDが、鶏肉弁当とイカのお寿司を買ってきた。
僕は鶏肉の方を食べたのだが、ほぼ不満の無い味である。
イカのお寿司も、一貫だけ貰って食べてみた。
あ・・こっちも美味しい・・・

新鮮で生臭さがまったくない。
ご飯も美味しいし、この味なら、十分満足できる。
夕食はいらないと言っていた母親も、これは美味しいといくつか食べ出した。
Mrs.COLKIDは、この味なら明日も買ってこようかしら・・と言っている。

この数年で、前のスーパーの食品の味は、かなり進化している。
以前は、いわゆる「スーパーのお弁当」の味であった。
脂っぽくて味もパッとせず、量で勝負・・のお弁当であった。

ところが最近のものは、何というか、押さえるところを押さえた味なのだ。
恐らく競争相手が多くて、質を上げないと生きていけないのだろう。
世の中全体の水準が上がってきたので、当然消費者の方も、舌が肥えた人が増えている。
この不況下とは言え、少々お金を出してでも、美味しい方を選ぶ人は多い。

きっとコンビニのお弁当も影響しているな・・・
改札前にあるコンビニに、帰宅途中で立ち寄る人は多い。
電車がホームに着くたびに、改札から出てきた人が押し寄せ、レジの前に行列が出来る。

スーパーの方が価格が安くても、気楽に立ち寄れるコンビニで買い物を済ませる人が多い。
価格だけでは訴求力が不足しているということだ。
しかもそのコンビニの食品が、激しい開発競争に晒され、毎年のように質を上げている。
違いを明確にするためにも、スーパーはよほど優れた商品を提供しないと勝てない。

Mrs.COLKIDの分析によると、スーパーは「その場で作る」・・という利点を生かしているという。
コンビニのお弁当は、かなり手の込んだものだとしても、どこかの工場で作ってトラックで運ばれて来たものだ。
しかしスーパーには惣菜コーナーの裏に厨房があり、中でお弁当を作っているのがガラス越しに見える。

その新鮮さを武器として活かしているのだ。
タイミングによっては、まだ作りたてで、ご飯や具が暖かい時もある。
実際見ていると、それらの商品がどんどん捌けていくし、売れ残ったとしても、今度は値引いて安く売られる。

実のところ、味が良くなったのは、この数年でのことではないかと思う。
それ以前は、それほど美味しいとは思えない時代が長く続いていた。
最近になり、期待しないで買ってみたら、意外に美味しくて驚いたのだ。

恐らく毎日スーパーに通っているご近所の人たちは、既に気付いていたのだろう。
売り場で迷うことなくお弁当を手に取るお客さんの顔を見ればそれが分かる(笑)
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