閉店


Z9 + TECHART TZM-02 + LEITZ SUMMICRON-M 50mm f2

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人形町にあるハマヤの富貴豆には、祖父の代から親しんでいる。
2011年8月2日の日記
蒸かしたそら豆の皮を手でひとつずつ剥いて、炭火で炊いて作るのだそうだ。

我が家では年に何回かは買いに行く。
同店には味のしっかりした佃煮などもあるが、こちらとしては、やはりお目当ては富貴豆である。
皆美味しいものは分かっているようで、ほとんどの人は富貴豆だけが詰った折りを買っていく。
お店の棚には、予約分の富貴豆の箱が積んであった。

そろそろまたハマヤに買いに行こうか・・・と話していた。
人気があって予約しないと入手できないのだ。
早速電話して・・・と思ったら・・・

何と、昨年の11月で閉店してしまったという。
ガーン・・・
へ・・・閉店?!
あの美味しい富貴豆がもう食べられない・・・の?

ショックが大きかった。
自分の中では、「この世の美味しいものリスト」に載る食べ物のひとつであった。
それほどあの富貴豆は重要なものだったのだ。
子供の頃から親しんでいたものが、いきなり消えてしまった。

調べてみたら、製造に手間がかかり過ぎて、コスト的に合わなかったようだ。
107年続いたそうだが、四代目で店を閉めることになったという。

聞くところによると、故・談志師匠もハマヤの富貴豆が大好きだったという。
大勢の人が、あの味を好んでいたはずだ。
それなのに・・・
勝手な意見を言わせていただければ、高くてもいいから販売を継続してくれたらなあ・・・

とりあえず代わるものとして、今は日本橋の老舗のお店で販売している富貴豆を買っている。
デパートにも店舗があるので、入手するのは簡単になった。
でも・・・味はハマヤと比べると80点くらいなんだよな・・・
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