日本製


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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コンバースのオールスター。
キャンバス J HI。
ブラック。
サイズは26.5(8)。
日本製。



ご存知の通り、ハイカットのスニーカーを代表するモデルである。
例によって僕は持っておらず、今回初めて購入した(笑)
ZOZOMATの相性度は26と26.5が同率で89%。

ローテクタイプでソールが厚いわけではないのだが、意外なほど履き心地が良くて感心した。
初日から長距離を歩いてみたが、まったく問題は出ず、なかなか快適であった。
ブーツは普段から履きなれていることもあり、布製のこのモデルも抵抗無く履くことができた。
革製と比べて柔らかいためか、こちらの方が履きやすく感じる。

ブーツは足首で固定されるので、そこから先の足の部分のフィッティングは、ローカットほどシビアではない。
靴があまり動かないためか、多少ルーズフィットでも、靴擦れが発生する可能性が低いような気がする。
布製なので足首にしなやかに巻き付き、紐をギュッと締めればしっかり固定できる。

羽根の開き具合が狭いほうがスマートでカッコいい・・ということで、この日本製のモデルは羽根部分の幅にもこだわって作られているという。
羽根をしっかり開かせたい革靴(アメリカ靴)と、価値観が少し異なるところだ。
足首が細くて足幅が広めの僕の場合、確かに羽根のラインが乱れて左右に膨れたようになる。

26.5を試着したところ、わずかに緩めに感じ、もうひとつ小さいモデルでも大丈夫かな・・と思った。
ところがお店の人から、逆にひとつ大きいモデルにして、羽根の開きを狭めては・・と言われた。
スニーカーの中でもオールスターは特に、少し大きめを履くのがカッコいいとされているそうで、意識的にハーフサイズ大きいモデルを選ぶ人もいるという。
ハイカットの場合足首で固定できるので、それがやりやすいのかもしれない。
僕は大きいのは好きではないので、そのまま26.5を購入したが・・・



ご存知の方も多いだろが、コンバースは日本と海外とで、販売されている製品が違う。
米コンバース社は2001年に倒産し、再建する際に資本参加した伊藤忠商事が日本での商標権を獲得し、子会社のコンバースジャパンがライセンスを持ち製造販売している。

ところが2003年に米コンバース社がナイキ社に買収されたことで話が複雑になる。
日本での商標権を伊藤忠、米国での商標権をナイキが所有し、それぞれの国でそれぞれが企画製造した製品を展開する形になった。
さらにその後、許諾のないコンバースブランドのシューズの輸入販売を伊藤忠が商標権侵害として訴えて差し止めしたため、基本的には個人輸入も含めて米コンバース社の製品の輸入をすることが出来なくなった。

という訳で、現在ABCマートなどで売られているコンバースは、日本で独自に企画・製造したものである。
実際の製品はインドネシアなどで作られているが、2013年に日本のムーンスター(月星)が製造したメイド・イン・ジャパンのシリーズが出た。
(もともと80年代にはムーンスターがコンバースを作っていたこともあるそうだ)
今回購入したのは、その「日本製」のモデルだ。

日本製のオールスターは、通常のものと比べて木型や製法、各部パーツなどディテールに違いがあり、なかなか凝った作りになっている。
品質が良くスマートで、しかも耐久性が高いということで人気があり、価格も一般のものよりずっと高めに設定されている。
インバウンドで海外から旅行客が入ってきた時には、生産が間に合わなかったという。
ABCマートのお店の中でも、グランドステージのような大きな店舗でのみ取り扱いしている。
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