不足


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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納品を先に延ばして欲しい・・と連絡が来るパターンが続出しているという。
ものを納める直前になり、今月ではなく来月の何日にしてくれ・・となり、その日が近付くと、また1ヶ月先に・・となる。
理由は簡単、家が建たないのだ。
新築するのに合わせて、様々なものを新調するつもりだったのだろうが、完成が延びて予定が狂ってしまった。

理由のひとつは、いわゆるウッドショック・・木材の異常な高騰である。
ご存知の通り、一気に2倍、3倍、あるいはそれ以上になり、一時は資材自体がまったく手に入らなくなった。
今は一時期に比べて落ち着いたが、それでも以前の倍くらいの価格にはなっているという。
そのため以前の価格で顧客と契約してしまった住宅メーカーはえらい目にあっているし、契約前だった人は新築の夢が遠のいただろう。

そこに追い打ちをかけているのは、半導体の不足である。
建築に絡んだものでは、トイレや給湯器がまったく入らない状態だという。
そのため完成間際だった家が、水周りだけ作れないために、完成できなくなってしまった。

知人の家の前に、新しい家が建つことになった。
そこに越してくる家族が、昨年挨拶に来たという。
建築会社がどこかで建物だけ完成させて持って来るのか、作り始めて2週間ほどで、ある朝見ると家がポンと建っていた。

これはもう数日で完成か・・と驚いたという。
ところがそこまででストップしてしまい、そのまま数ヶ月が過ぎている。
大工さんがたまに来て何やら作業をしているようだが、遅々としてまったく進まない。
恐らく資材で入らないものがあるのだろうが、人手も足らないのかもしれない。

というわけで、今家を建てるとしたら、恐らく二重苦三重苦になる。
手に入る材料も限られるし、質的にもどのようなものになるか分からず、冒険になるんじゃないか・・と想像している。
我が家は昨年思い切ってリフォームをしたが、それほど待つことなく完了した。
内容にはいろいろ不満はあるのだが、タイミングとしてはよかったのかもしれない。                    
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