劣化


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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ご存じの通り、ここしばらくスニーカーをよく買っている。
数年前に最初に購入したスニーカーを、今でも時々履く。
ところが、側面の金色の部分が剥げていることに気付いた。
あれっと思ってよく見ると、両足とも同じように、金色の生地の表面がポロポロと剥がれ落ちている。

素材が劣化して痛んできたのだ。
まだ購入して3,4年しか経っていない。
ただレアな製品なので、購入した時点ですでに多少時が経っていたかもしれない。

まあ、まだ履けない訳ではない。
表面を塗装して修繕しようかと思ったが、下手なことをしない方がいいのかな。
中途半端に剥がれているので、この際表皮を全部落としてしまい、金色ではなくしてしまうのも手だ(笑)

噂には聞いていたが、やはりスニーカーってあまり長持ちはしないものなんだな・・・
確かにウレタンには加水分解という逃れられない宿命があるし、最近話題の合成皮革も数年しか耐久性は無いという。
古いスニーカーのソールが剥がれたとか、インソールが潰れてクッション性が悪化したという話はよく聞く。
日光や水分に晒される厳しい環境で酷使されるのだから、寿命が短いのは当然なのかもしれないが・・・

グッドイヤーウェルト製法の革靴の場合は、表面の本革も長くもつし、磨り減ったソールの交換も何回か可能である。
数十年は使用できるので、事実上一生ものだ。
実際高校生の時に買った最初の革靴は、今でも修理して履ける状態だし(2015年10月7日の日記)、ヴィンテージシューズのコレクションには、僕が生まれる前の1950年代のものもある。(2017年7月31日の日記
さらには男性の革靴の場合、伝統的な定番デザインがあって、基本的な形が大きく変わらないので、流行の面でも長く履くことができる。
ウエスタンのアンティークで1800年代の靴を持っているが、さすがにあれは風化寸前ではあるが・・・(笑)

それがあって、靴はそれなりに長い期間もつもの・・というイメージがあった。
しかしスニーカーが数年でダメになってしまうとしたら、ちょっと考える必要がある。
面白くていろいろ買っていたが、それらがろくに履かないうちに、一斉にダメになってしまう・・ということになりかねない。
スニーカーって、やはり基本的には消耗品なのかな・・・
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